No.776529

エブリデイ えーゆー譚! ~恋姫達とのドタバタ生活!~ 三話

XXXさん

XXX「ゴールドもシルバーも無かったよッ!」
一刀「訳:休日返上でした」
XXX「ムカツク!なので今日中にもう一話くらい投稿してやる!と言うわけで『三話:ドリルヘアーの重要性』スタート!」

2015-05-10 21:02:14 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1187   閲覧ユーザー数:1101

リト「あ…ありのまま今朝起こった事を話すぜ! 『俺はランニングの途中に謎の黒い車に拉致られた』。 な…何を言っているのかわからねーと思うが、 俺も何をされたのかわからなかった… 頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピー ドだとか、 そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」

 

 

 

 

 

 

秋蘭「ポルポルパニックはいいから黙ってくれ。隣でぶつぶつ言われると逆に怖い」

リト「あ、悪い」

 

秋蘭に怒られ一応黙るリト。

…そう、すでに言ったようにリトは黒い車に乗っていた。

ただし、『謎の』ではなく『知人二人の乗っている』で『拉致られた』訳じゃなく『任意同行』で。

 

リト「で、こっちでは初めまして。んで久しぶりなんだけど…何故に拉致られたんだ、俺」

秋蘭「華琳様が平沢の事を探ってな。この辺りをランニングしてる情報が入ったのだ」

リト「いや、理由になってないし。てかさ」

 

そう言ってリトは二人目の知人…春蘭を見る。

 

 

春蘭「~~~!」←超ちら見中

 

 

現在リトは春蘭と秋蘭に挟まれて座っているのだが、彼女は席の端で座ってリトを高速で見ている。

しかも首の振り方がマッハ……いや、白くてテンション高いライダーじゃないよ。

 

リト「春蘭どったの?チラーミィの練習?」

秋蘭「さあな?(隣に座っていて恥ずかしいのか、姉者。やっぱり可愛い…prpr…)」

春蘭「ももも…もう少し離れろ、平沢!」

リト「秋蘭が狭くなるだろ?」

春蘭「じゃあ車から出ろ!」

リト「滅茶苦茶言うなよ。走れって言うのか?追い付くけど」

 

いや、実際できるしたちが悪い。

まぁ、目的と言うのは華琳が話がしたいと言うものだそうだ。

そんな会話をしつつも、車は目的地に到着した。

超高層ビル…に。

 

 

リト「…でか!?」←ビル見上げつつ

秋蘭「現在華琳様はお父上様の仕事の手伝いをなされている」

春蘭「少し待っていろ。今オフィスでスケジュールの確認を取る」

リト「うぇーい」

 

車を降りてビルの中に入る三人。

春蘭と秋蘭は受付に行ってしまい、少し時間がかかりそうだ。

 

リト「………とは言っても、顔の汗拭きたいな…。トイレ何処だろ?」←廊下うろうろ

 

いや、そんな汗かいてないだろお前。

そんな地の文を気にせず、リトはあっちこっち彷徨くと、リトと同じようにうろちょろしている少女を見かけた。

 

 

華侖「あっりー?エレベーターこっちだったっけ?」

リト(…なんだろ。顔つきとあの捻れ…華琳っぽい)←とりあえず案内板見る

 

 

捻れは余計だが…リトはトイレの場所を探しあて、すぐにそこへ歩いて行った。

 

 

リト「ふぃー、さっぱり…ん?」

 

顔を拭いてトイレから出るリト。

受付に戻ろうとするが、近くでうろうろとしている先程とは違う一人の少女がいた。

しかも金髪ドリルヘアー。

 

柳琳「もう、姉さんたら待ってって言ったのに…どこに行っちゃったのかしら?心配だわ、心配だわ…」←ハラハラ

リト「…あのー」

柳琳「ひゃい!?」

リト「あ、ごめん。…誰か探してんの?」

柳琳「え…?あ、はい。金髪の活発そうな女の人なんですけど…」

リト「金髪…あ、君見たいなドリルヘアーだったら向こうで見たよ?」

柳琳「本当ですか!?ありがとうございます!」

リト「どういたしまして。あ、それと…」

柳琳「はい?…あっ」

リト「食べ滓、付いてたぞ?」←パンの耳の欠片付いてた

柳琳「ッッッ!!?し、失礼します!?」←凄く真っ赤

リト「……あの娘もドリルヘアー……流行ってんのかな?」

 

食べ滓見せられて恥ずかしくなったのかなー、と思ったリト。

だが彼は知らない…これが後にちょっとしたいざこざを起こすなんて…

 

 

春蘭達と合流し、エレベーターに乗りとある廊下を歩くリトは…ちょっと怒られていた。

 

春蘭「まったく、どこに行っていたのだ!?」

リト「悪い悪い。顔洗いたくってさ」

秋蘭「まぁいいではないか姉者。汗まみれで華琳様に会わせるのも無礼ではないか」

春蘭「む、むぅ…それもそうだが…」

秋蘭「それにもう着いたぞ」←ノック

華琳『入りなさい』

 

華琳のいる部屋に入る。

するとそこには…デスクを覆うほどの大量の紙があった。

 

春秋「「失礼します」」

リト「失礼しまーす。…っと、うわ。スゲェ資料だな」

華琳「こっちでの初対面の一言がそれ?」

桂花「華琳様に目もくれないなんて…アンタ紙に発情してるの!?」

リト「するか、ヤギじゃあるまいし…初めまして。そんでもって久しぶり」

華琳「その性格は変わってないわね」

リト「そりゃどうも。で、俺を呼んだ理由聞きたいんだが?」

華琳「ああ、それね。…平沢、貴方の受験する学校は天ノ川学園よね?」

リト「(どこ情報だよ…)ああ。それがどうしたんだよ?」

華琳「私達もいるから」

リト「なんで!?女子校じゃないの!?」

桂花「天ノ川学園はそもそも鳳凰院グループ総帥…つまり華琳様のお祖父様が創設されたものよ。そこに華琳様が在学中なのは当然じゃない」

リト「そ、そうなんだ…」

 

なんだかスゴい事になってんなー、とか思っていないリト。

そんなリトに華琳は本題言わんばかりの顔で口を開く。

 

華琳「それで、本題なのだけど…」

リト「まだあんのかよ!?」

華琳「貴方の友人知人誰でもいいわ。美少女が居たら紹介しなさい」

リト「絶対するか!?あんたのワールドに首突っ込ませないからな!?」

秋蘭「WRYYYYY…」

春蘭「!?」

 

おかしいな、ツッコミ属性の人がボケたぞ…。

そんなコントをしている最中、リトが立っている後ろの扉が開いた。

 

 

栄華「お姉様、栄華と華侖、それに柳琳。ただいま到着…」

リト「ん?」

栄華「…っ!」←扉バタン

リト「急に閉めた!?」

華琳「はぁ…栄華。平沢は私の友人よ。別に噛んだりしないわ」

リト「犬か俺は!?」

 

ツッコミをしながらも、扉から一人の少女が入ってくる。

しかも本日三度目の金髪ドリルヘアー。

さらにその後ろからもう一人やって来た。

 

栄華「………」←目に見える警戒心

華侖「おー、華琳に男の友達ができたんっすね!奇跡に近いっす」

リト「ん?…あ、さっき下の階にいた…」

 

その少女は一番最初の金髪ドリルヘアーだった。

てことは…とリトは二番目に会った人物を思い浮かべると…ビンゴだった。

 

柳琳「あっ」

リト「あっ」

華琳「あら?柳琳と知り合いなの?」

リト「ああ、さっき下の階で…」

柳琳「………」←思い出して真っ赤

華琳「……貴方、この娘に何をしたの?」

春蘭「―――チェストオオオオオオオ!!」←鉄製の木刀で兜割り

リト「ぎゃああああ!!?」←白刃取り

華侖「うおおお!?スゴイッス!春蘭の一撃を受け止めたっす」←目がキラキラ

 

突然春蘭に襲われたのでそれなりに対処したリトを見て最初の金髪…華侖はなんか興奮している。

 

春蘭「貴様平沢、柳琳様に何をしたぁああ!!」

リト「いや、耳を…」

春蘭「耳をどうしたんだああああ!!?」

桂花「信じらんない!本当男って…」

栄華「ああ、あの清らかで清楚な柳琳が…。この罪は死をもってして償わせるのよ!その股間にぶら下がってる【ピー!】ブチもぎなさい!」

リト「話聞けやあああああああ!!」

 

 

30秒後…

 

 

華琳「つまりこの三人は私の従妹よ」

リト「へー、納得」←春蘭にアイアンクロー

春蘭「グオオオオッッ…!」←ミシミシ

秋蘭「…平沢。さっきの事は詫びるから姉者を放してほしい。見てるこっちが痛い」

柳琳「あの、すみませんでした!私があんなリアクションを取らなければ…」

リト「いや、俺も耳よりパンって言っとけばよかった。それより…」

華侖「?どうしたんっすか?」

栄華「こっち見ないでくれません?臭いが視線で伝染しますの、この屑男」

柳琳「あの…?」

 

従妹…一応華琳と血が繋がってはいるのだろうが…そうは思えない。

一人はなんかフレンドリーだし一人はザ・お嬢様だし一人は桂花に似たり寄ったりだし…。

 

リト「……本当に従妹?特にこの大人しい娘」

華琳「言いたい事は分かるわ。でも正真正銘従妹よ。検査は受けてあるわ」

リト「そこまで言うのかよ」

桂花「華琳様の叔父、叔母に当たるお二人のご令嬢だって言ってるでしょ?どれだけ疑り深いのよ」

リト「だってさ、性格似てないし…体k…いや、なんでもない」

華琳「…聞き逃してあげるわ。自分でも自覚してるし」

リト「あ、どうも。…でもさ…」

華琳「?」

リト「ドリルヘアーも遺伝なんだな。スゲェ納得」

華琳「春蘭、殺りなさい」

春蘭「はっ!」←日本刀用意

リト「え、何…ちょ…ウェアアアアア!!?」

 

またまた春蘭とリアルファイトが始まった。

ちゃっかり他の人は避難してるし…。

てかリト…お前失言すんなよ、割りとマジで。

 

 


 
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