No.770648

咎を受けし御使いの最後の旅~二人の御使いと二人の劉備~

ユウヤさん

さてと、キリト班とある部隊との戦闘となります。
それではどうぞ

2015-04-12 22:54:21 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:2177   閲覧ユーザー数:1877

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 咎を受けし御使いの最後の旅~二人の御使いと二人の劉備~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

血盟騎士団

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 公孫軍を回避しながら進む一騎達はもう一つの軍があるのを見つけていた。だがその軍の旗を見るとキリトとアスナが過剰に反応した。

 

 キリト「あの旗は!」

 

 アスナ「嘘・・・なんで?」

 

 そこに翻っていたのはKoBの文字が書かれた赤い旗。しかもこの大陸では見られない形式の垂れ幕みたいな形をした旗だった。

 

 一騎「・・・血盟騎士団の団旗か。」

 

 キリト「まさか・・・ヒースクリフが居るのか!」

 

 アスナ「そんな・・・」

 

 一騎「確かヒースクリフは茅場が使ってたんだってな?」

 

 キリト「ああ・・・」

 

 一騎「という事は・・・」

 

 キリト「俺達が相手をする。」

 

 一騎「頼む。」

 

 そのままキリト達にその場を任せその軍を回避するように一騎達は敵の本城を目指した。

 

 

 キリト「アスナ、直葉、サチ、ユイ。俺達はメンバーが一人少ない。だが俺達はこの難局を乗り越えなければならない。」

 

 アスナ「それでも私達はやらなきゃならない。相手が団長なら絶対負けられない。」

 

 直葉「リズベットさんとシリカちゃんも助けないとね。」

 

 サチ「ソウダネ、キリトノ新シイ女ヲ知リタイシネ」

 

 ユイ「パパ、浮気、許セマセン。」

 

 キリト「・・・二人が怖いです。」

 

 アスナ「あ、あはは・・・」

 

 キリト「アスナに見捨てられた!?し、仕方ない・・・誤解は二人に解いてもらおう。という訳で皆・・・始めようか。」

 

 キリトが話を切り上げ、敵軍に向き合ってそれぞれ武器を取り出した。

 

 三人「「「リンクスタート。」」」

 

 二人「「set up」」

 

 キリト、アスナ、直葉はゲーム内の戦闘服にその姿を変え、サチとユイは一騎から渡されたデバイスを使って戦闘服に姿を変えた。

 

 ユイ「サチさん、私達はモンスターの掃討を重点に置きましょう。人間に関しては非殺傷設定がオートで効くと一刀さんがおっしゃってました!」

 

 ユイの周辺には八個の球体がフヨフヨ浮いていた。どうやらビット式らしい。

 

 サチ「うん、今度は生きる為じゃない。護るために戦うんだ。キリトにだけ背負わせられない!」

 

 サチは先端に拳大の宝石が付いたロッド式だ。

 

 リーファ「お兄ちゃん、愛されてるね?」

 

 リーファは目が笑ってない状態でキリトを見た。

 

 アスナ「リーファちゃん。キリト君の説教は戦闘の後ね?」

 

 リーファ「は~い。」

 

 アスナは大事な彼氏を簡単にリーファに売った。

 

 キリト「・・・俺の戦いはこれからだ。」

 

 キリトはキリトでこの後の自分の境遇を憂い、打ち切りフラグを立てたが・・・

 

 アスナ「私もそれに参加するから。」

 

 キリト「なぜに!?」

 

 アスナにへし折られた。

 

 アスナ「それじゃあ往こうか!」

 

 そのままアスナを先頭に突撃した。

 

 キリト「・・・もう・・・どうにでもなれ・・・」

 

 キリトも諦めてすぐにアスナの隣に走って行った。

 

 

 

 

 SAO・ALO勢VSKoB

 

 SAO・ALO勢構成

 

 大将―キリト

 

 副将―アスナ

 

 将―リーファ(直葉)

   サチ

   ユイ

 

 

 KoB構成(旗から推測)

 

 ヒースクリフ

 

 リズベット

 

 シリカ

 

 兵数

 

 一般兵―1万

 

 小型モンスター3万

 

 大型モンスター5千

 

 

 

 戦闘開始から30分経過をしたころ、アスナは少しだけ疑問が浮かんできた。

 

 キリト「アスナ、どうかしたのか?」

 

 アスナ「うん・・・ねえキリト君、この軍って本当に団長が指揮をしてると思う?」

 

 キリト「え?だってKoBって言ったらヒースクリフだよな?」

 

 アスナ「うん・・・私も団長が居るって思う・・・でも・・・団長ならどんな状況でも前に出る筈だよ。」

 

 キリト「・・・そう言えば。」

 

 アスナ「もしかして団長も操られてる?」

 

 キリト「可能性はありそうだ。よくよく考えれば一刀から聞いた及川って奴のやって来た事を考えれば、茅場・・・いや、ヒースクリフは認めない筈だ。剣を交えたから分かる。」

 

 アスナ「じゃあ・・・あ、あれ!」

 

 アスナの指さす先に赤い騎士甲冑を纏い、大きな盾を持った男と、両脇にはこれまた赤い服にシルバーの胸当てをしたシリカと、またまた赤い服に白い胸当てをしたリズベットが居た。

 

 キリト「こう言っちゃなんだけど・・・3人とも赤いな。」

 

 アスナ「あ、赤いねぇ・・・」

 

 シリアスがどこかに吹き飛んだ瞬間だった。心なしか3人がSDキャラ化してるように見えた。

 

 アスナ「・・・キリト君、私が団長を相手取っちゃ駄目かな?」

 

 キリト「アスナ?」

 

 アスナ「団長は・・・あんな後ろで黙って見てる人じゃない。確かに団長は私達をあのデスゲームに閉じ込めた張本人だけど、私は団長を信じて戦ってきた血盟騎士団の副団長でもあるの・・・団長を・・・私達の団長をあのままにしておけない――!!」

 

 アスナの目には確実に怒りの炎が宿っている事にキリトは気が付いた。

 

 キリト「・・・分かった。だけど無理するな。操られてるとは言えヒースクリフのユニークスキルは健在だ。」

 

 アスナ「分かってる・・・だけど負ける気はしない。団長の強さは意思の強さ。意思の無い操り人形に負けるなんてありえない。」

 

 アスナはそう言いきると剣を構え直し、前へ出た。

 

 キリト「さてと・・・じゃあ俺はリズを相手にするかな。スグ、シリカは頼む。」

 

 リーファ「キリト君?この姿の時は・・・」

 

 キリト「た、頼むよリーファ。」

 

 リーファ「分かった。」

 

 こうしてこの戦いの最終局面へと突入した。

 

 

 

 キリトとリーファが他の二人と戦闘を繰り広げヒースクリフから引き離すと、アスナはヒースクリフと対峙する。

 

 アスナ「団長・・・」

 

 アスナはヒースクリフに声を掛けるがその反応は完全に無く、その瞳はまるで死んでいるかのようだった。

 

 アスナ「・・・こんなの・・・こんなの団長じゃない!」

 

 アスナはそのまま剣を構えると、ヒースクリフも盾から剣を引き抜いた。

 

 アスナ「スター・スプラッシュ!!」

 

 アスナはすぐに勝負を付けるために八連撃のハイレベル奥義で決着をつけようとする。勿論システムアシストなんてものは無い。自分の力量で再現させているだけ。

 

 アスナ(最後の二段突きは此処!!)

 

 アスナは最後の二段突きを上方ではなく左右に一撃づつ振り分けて相手の虚を突いたが、それをヒースクリフは難なく盾で塞いできた。

 

 アスナ「くっ!オブ、リーク!!」

 

 体重を乗せる下段突き技のオブリーク。それをアスナは逆の上段突きで繰り出すが、それも防がれる。

 

 アスナ「さすがは団長・・・でも!」

 

 アスナはそのまま後方に飛び退くと着地と同時に勢いよく突進する。

 

 アスナ「フラッシング・ペネトレイター!!!」

 

 アスナはそのまま光の尾を全身から発しながらヒースクリフに突貫する。

 

 ギャリリリィ!

 

 だがそれすらも大きな盾によってヒースクリフの左側に受け流されてしまう。そう、かつてのキリトがヒースクリフに敗北した瞬間のように。その後横に流れたアスナの体にヒースクリフの剣が吸い込まれるように突き出される。

 

 アスナ「・・・ここで!ホリゾンタル・スクエア!!」

 

 アスナはそのまま体を回転させてヒースクリフの背中に一撃、そのまま回り込んでまた一撃、ひるんだすきにまた回り込んで一撃、体勢が崩れた瞬間にもう一撃を叩きこんだ。

 

 アスナ「最後にこれで!!」

 

 アスナはすぐに符を取り出すとヒースクリフの額に押し当てた。

 

 ヒースクリフ「!?があああああああああああああああああ!!!!!」

 

 アスナ「元に戻ってください、団長!!」

 

 そのままヒースクリフから発せられた光は彼の体の中に吸い込まれていき、そのまま彼は地面に倒れた。

 

 アスナ「・・・ってこのままじゃ敵の良い的じゃ!?」

 

 疑問に対した答えがすぐにユイから発せられた。アスナの周辺に結界が張られたのだ。

 

 アスナ「ユイちゃん、ありがとう!」

 

 アスナはそのままヒースクリフをゆすって起こす。

 

 ヒースクリフ「う・・・ん?ここ・・・は?」

 

 アスナ「団長!大丈夫ですか!?」

 

 ヒースクリフ「アスナ君?なぜ君が・・・なるほど・・・私は利用されていたようだね。」

 

 アスナ「もしかして記憶が?」

 

 ヒースクリフ「ああ、あの男に操られていた時の記憶はあるよ。何故私が生きてアスナ君と話せているか疑問が多々あるが・・・」

 

 アスナ「私達はそれを説明できる人と行動を共にしてます。協力してくれますか?」

 

 ヒースクリフ「・・・いいだろう。こうして生きて戦えるのも何かの縁だ。本来ならば死んだ者は戻らんと言いたいが、な。」

 

 アスナ「きっと団長も驚く事が多く知れますよ。今はリズとシリカちゃんを元に・・・」

 

 アスナがそう言ってリズの方を向くと同時に。

 

 キリト『リズ!君のそばかすは一種の魅力だ!俺は好きだぞー!!』

 

 アスナ(ビキィ!)

 

 キリトの地雷が・・・焼夷弾が落ちて来た。

 

 ヒースクリフ「!?」

 

 リーファ『シリカちゃん、私だって義妹だから分かる・・・でもいいんだよ!年下でもお兄ちゃんと良い仲にはなれるよ!!』

 

 アスナ(ビキビキィ!!)

 

 間髪いれず、同じ妹キャラの立ち位置に居るシリカに希望を与える事を叫ぶすぐh・・・リーファの核弾頭が投下された。

 

 ヒースクリフ(その笑顔・・・凛子君を思い出すよ。彼女も怒った顔で笑うとそうなった物だ。)

 

 アスナ「団長・・・さっさと終わらせましょう。」

 

 ヒースクリフ「あ、ああ。(こういう場合の女性には大人しく従う・・・それが正しい選択だ。)」

 

 シュタインズゲートの選択ですね?分かります。

 

 こうしてアスナはヒースクリフと共に今度は周囲の敵を殲滅して行った。その時のアスナの状態をヒースクリフはこう評価した。

 

 ヒースクリフ『一撃一撃が両手剣並みの威力でその速さはおそらくSAO最速だと私は思う。そして・・・あの状態のアスナ君であったなら二刀流も彼女だったろう。』

 

 と、語っていた。

 

 

 

 

 あとがき

 

 

 さてと・・・ヒースクリフが仲間になりました。

 

 キリト「俺の扱い酷くね?」

 

 貴方は一刀と同じ扱いでいいと思いましたので・・・

 

 キリト「酷過ぎる!?」

 

 さて、次回は・・・

 

 キリト「その前に出番はまだあるんだろうな!」

 

 おっとそれを聞きますか・・・ありますとも。なぜなら貴方は咎を受けし御使いの旅の仲間になったのですから。

 

 キリト「意味深だな。」

 

 では次回『三羽烏』でお会いしよう。

 

 キリト「さて、俺はすぐに一刀の救援に向かうとするか。」

 

 あ、キリト。後ろ後ろ。

 

 キリト「へ?」

 

 アスナ(ゴゴゴゴゴゴゴ)

 

 直葉(ゴゴゴゴゴゴゴ)

 

 リズ(ゴゴゴゴゴゴゴ)

 

 シリカ(ゴゴゴゴゴゴゴ)

 

 サチ(ゴゴゴゴゴゴゴ)

 

 ユイ(ドドドドドドド)

 

 キリト「なんだろう・・・ユイが一番ヤヴァイ感じがする。」

 

 ガンバwwww

 

 キリト「あーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 


 
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