No.769639

【サイバ】神々の休息【交流】

古淵工機さん

のほほん気分に浸っていただければこれ幸いw

■出演
お天さま:http://www.tinami.com/view/742459
湯姫さま:http://www.tinami.com/view/762331

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2015-04-07 23:56:33 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:691   閲覧ユーザー数:664

天空稲荷神社。

「さ、着いたよ(ゆー)(ねぇ)

「それにしても天ちゃんの家に来たの久しぶりねw」

「ま、今日は特にこれって仕事もないから、ゆっくり酒でも飲もうw」

鳥居の前に現れたのはこの神社の祭神・天洸と、もう一人…。

いや、厳密にはもう一柱といったほうが正しいだろう。なぜならそれは天野川温泉郷の守護神・湯姫だからである。

 

「お帰りなさいお天さま。あら、隣にいらしてるのは湯姫さま?」

ちょうど境内の掃除をしていた巫女・北城愛が二柱に駆け寄る。

「ああ、湯姐のほうからうちの神社に来たいって言ってきたんだよw」

「どうも、お邪魔しますよ~」

「そうですか、ではごゆっくり」

本殿。

普段は参拝客でさえ中に入ることはできない本殿は、天洸いわく『家』のような場所なのだそうだ。

「相変わらず狭いトコだけどゆっくりしていってよ」

「いやいや、十分十分wあ、これおつまみ代わりの天野川温泉玉子ね」

 

天野川温泉玉子は、名の通り天野川温泉で作られる温泉玉子である。

一般的な温泉玉子とは違って、高温の温泉を使って茹でるため、どちらかといえば半熟玉子に近く、殻をむいて食べるのが一般的。

 

「うひょーぅ、さすが湯姐わかってるねぇw」

「へへへー、何百年付き合ってると思ってるの?」

そう言いながら、温泉玉子にお茶菓子をつまみながら、神酒を酌み交わす二柱の神々。

「あ、そうだ湯姐。もうちょいしたら参道歩いてかない?」

「いいわねー。美味いものいっぱいあるからねwで、何処行くの?」

「とりあえずツネちゃんとこでカツ丼でも食べに行こうかなとねw」

「大賛成!丼兵衛ちゃんのカツ丼おいしいからねー」

 

春のうららかな陽気に、桜舞う季節。二柱の神々の、ちょっとした長閑なひと時なのであった。


 
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