No.767124

寂しがりやな覇王と御使いの兄49話

あなたまさん

桃香無双
すみません涼州編次回です。

2015-03-27 00:12:09 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:10285   閲覧ユーザー数:7199

少し時が戻り、撤退完了後の冀州

 

 

麗羽「一刀さんが生きていたなんて・・・それに一刀さんを襲ったのは十常侍だったと・・・?」

 

陳宮(これは不味いのです、このまま手をこまねいている時間はないのです・・・いま親曹操諸侯をすべて相手にする余力はないでのす)

 

麗羽「陳宮さんは知っていたんですか?」

 

陳宮「・・・知らなかったのです、それに十常侍関係なく麗羽殿は戦を興したのです。」

 

麗羽「それは・・・一刀さんが亡き後天下を治められるのは私だけですし・・・」

 

陳宮「その曹仁が生きていたらどうだというのですか?天下統一は諦めるのですか?」

 

麗羽「それは・・・」

 

陳宮「麗羽殿が天下統一を目指したのは、曹仁に褒めてもらうためだったはずなのです!それならば、曹仁が生きていようが天下統一を果たせば、きっと褒めてくれるに違いないのです」

 

麗羽「一刀さんが・・・私を褒めてくれる・・・」

 

陳宮「なのです!ですので、劉備が不在の今が好機ですぞ!幽州に攻め入るのです!」

 

麗羽「張譲はどうしますか」

 

陳宮「張譲はいま捕らえているのです。張譲を処刑し、今までの悪事をすべて民に流すのです。騙されて軍を興した事を恥じ、天下万民の安らぎのために天下統一を目指すと公言するのです!」

 

麗羽「私は・・・それで罪が償えるのでした・・・民のため天下統一を目指します!袁本初の華麗なる姿を見せ付けてやりますわ!」

 

 

陳宮「では幽州に攻める準備を進めるのです」

 

麗羽「お待ちなさい、その前に陳宮さんは徐州の陶謙、青州の孔融に使者てして赴きなさい。利害を説いて私の軍門に降るように説得してきなさい」

 

陳宮「御意に。お任せください」

 

麗羽「盧植さん、皇甫嵩さん、朱儁さん、董承さんはいらっしゃるかしら?」

 

盧植「我ら4名ここに控えております」

 

麗羽「陳宮さんが戻ってきましたら、すぐに攻め入れるように軍備を整えなさい」

 

皇甫嵩「御意」

 

麗羽「田豊さんは補給の確保と捻出を行いなさい」

 

田豊「かしこまりました」

 

麗羽「張郃さんは張譲の処刑と、民への流言を実行なさい」

 

張郃「っは!」

 

麗羽「斗詩さんと猪々子さんは・・・・・・・」

 

斗詩「わかりました姫」

 

猪々子「まったく~人使いが荒いな~姫は~」

 

麗羽「あら、不満ですか?」

 

猪々子「そういうわけじゃないですよ~んじゃ、麗羽様いってきます~」

 

陳宮(急に指示を出してきたのです、名門を自慢してる余裕がなくなったのですかね。陳宮が仕えようと思えた初めての主君なのです・・・勝たせてみせるのです!)

 

 

 

 

洛陽滞在から1ヶ月後

 

 

孔明「桃香様~簡雍さんからお手紙が届きましたー」

 

桃香「簡雍さんから?・・・・・これは不味いね」

 

韓当「手紙の内容はなんと」

 

桃香「袁紹軍軍師・陳宮及び盧植・皇甫嵩・朱儁・董承の4将軍が国境に集結してるって」

 

士元「動き出すのが速いですね。建て直しにもうしばらくかかると思いましたが」

 

桃香「それに、反連合に参加した諸侯を幕下に加えて、国土を拡大してるみたい。国境の兵士に陶謙・孔融の旗も確認したって」

 

孔明「外交で従わせてましたか・・・戦を興せばすぐさま情報がこちらに入りますが」

 

士元「外交でなら詳細な内容が漏れることはほぼ無く、行動を興す時に呼応すれば攪乱もできますね」

 

桃香「白蓮ちゃんと匈奴の人達が守ってくれてるから、すぐ陥落する事はないと思うけど」

 

韓当「焔耶の傷の具合も気になりますな」

 

孔明「そうですね・・・前線の将が程普さんだけですと、兵力が互角でも将の差が出てしまいます。」

 

張飛「白蓮も前線の将じゃないのか?」

 

韓当「白蓮は指揮官なんだよ、指揮官が倒れれば軍は崩壊する。だから白蓮は前に出れないんだ」

 

張飛「なるほどなのだ!」

 

桃香「盧植先生達がどういう経緯で、袁紹さんに仕えてるのかわからないけど・・・漢の名将と呼ばれてる人達だからね。これ以上留守は不味いかもね」

 

韓当「桃香様の恋がようやく進展したというのに・・・空気を読まない連中だ」

 

桃香「韓当さん!?だから恋心とかじゃないですって!それに何でしってるんですか!?」

 

韓当「桃香様が曹仁殿と、出かけるの所までは見てたからの~。結果はそこのちいさな軍師達が、朝教えてくれたのだよ」

 

桃香「また朱里ちゃんと雛里ちゃんの仕業か!」

 

韓当「奥手の桃香様がようやく真名を教えて、これからというときに!っといいますかね、桃香様の行動が遅いのです。出合ってからどれぐらい

 

経つと思っているのですか」くどくど

 

桃香「韓当さん!説教はじまっちゃったの!?」

 

張飛「お姉ちゃん~おじちゃん~幽州に戻らなくてもいいのか?」

 

孔明「そうですよ!遊んでる暇はありません!」

 

韓当「おっとそうじゃな、桃香様戻りますよ」

 

桃香「誰が原因だと思ってるのー!うがーーーー!」

 

 

 

 

一刀「あれ桃香じゃないか、最近よく会うね。そんな唸ってどうしたんだ」

 

 

桃香「一刀さん!?いや・・・な、なんでもないです!(うーー変なところ見られちゃった。恥ずかしいよ!)」

 

一刀「なんでもないならいいんだが。みんな揃って話し合いかな」

 

韓当「曹仁殿にちょうどお話がありました」

 

一刀「改まっての話しか、いい話じゃなさそうだな」

 

韓当「その通りです。冀州の袁紹が再び動き出し、我らの国境付近に軍を展開してるとのこと」

 

一刀(撤退してからまだ半月だが・・・麗羽はなにを考えているんだ?)

 

韓当「匈奴軍が駐屯して守備をしてくれていますが、袁紹軍の主力が相手なので急ぎ戻り、守備を固めようと思っています」

 

一刀「確かに急いだ方がよさそうだ。それと・・・桃香が落ち込んでるんだけど、なにかあった?」

 

 

桃香「一刀さんに見られた・・・唸って大声あげてる所見られた・・・はしたない所見られた・・・」

 

 

孔明「そっとしておいてください、乙女心はいろいろ複雑なんです」

 

士元「そうです、桃香様も女の子ですから」

 

張飛「にゃ?朱里と雛里は男同士の恋愛が好きなのに、乙女心なんかわかるか?」

 

孔明「はうーー!」ぐさ

 

士元「あうーー!」ぐさ

 

 

張飛「おじちゃんと一緒に話し聞いてたけど、二人共恋愛したことあるのか?」

 

 

 

孔明「はうーー!」ぐさぐさ

 

士元「あうーー!」ぐさぐさ

 

 

韓当「これこれ鈴々や、いくら本当の事でも本人の前で言ったら駄目だよ?意外と気にしてるかもしれないからね」

 

張飛「そうなのかー!二人共ごめんなのだ!鈴々はもてない朱里と雛里を応援してるのだ!男同士の恋愛から卒業出来ると応援してるのだ!」

 

 

孔明・士元「「うわーーーーーん!どうせ腐ってますーーーーー!こんな私達を好きになる男性なんかいませんよーーーー」」ダダダダダダダ

 

 

 

一刀「ほう・・・速いな。隠密部隊に入れる速さだ。ふむふむ」

 

韓当「今の流れで反応するところがそことは・・・やはり底の見えない御仁だ。それと曹仁殿、そろそろ桃香様を戻していただけないだろうか」

 

 

 

 

桃香「あんな変なところ見られたんだよ・・・絶対変な女って思われてるよ・・・でもでも、付き合いも長いんだし大丈夫・・・だといいなあ」

 

 

一刀「まだ戻ってきてなかったのか。戻す役目俺でいいのか?」

 

韓当「なにをおっしゃいますか、曹仁殿以外にいるとお思いですか」

 

一刀「そこまで大げさにしなくても・・・わかった行って来るよ」

 

トコトコ

 

一刀「えっと、桃香」ぽん

 

 

桃香「うひゃあああい!もう、だれです・・・か」

 

一刀「その....大丈夫?」

 

桃香「か、、、、一刀さん?あの・・・聞いてました・・?」

 

一刀「・・・ごめん聞いてた」

 

桃香「・・・・・」

 

一刀「大丈夫だって、誰でも変な声あげることはあるんだから・・・ね?」

 

桃香「うわーーーーーん!一刀さんに同情されたああああああ!変な女って認定されちゃったーーーー!もうお嫁さんになれないよぉ」ドタドタドタ

 

ドタ

 

・・

 

・・・

 

・・・・

 

一刀「あれ?失敗した?」

 

韓当「曹仁殿・・・とどめを刺してどうするのですか」

 

一刀「う・・・すまん」

 

韓当「桃香様達はこちらで慰めます、出立の日にまたお時間を頂きたいと思うのですが」

 

一刀「見送りはしたいからな、その日になったら言ってくれ」

 

韓当「では、失礼します」

 

 

 

 

 

一刀「ってことで、桃香達が幽州に帰ることになった」

 

一同「「「「「「「「ハァァァァァ」」」」」」」

 

 

一刀「あれ?なんでそこでため息なの?」

 

華琳「さすがに劉備に同情するわ」

 

美羽「一刀にいさまらしいと言えばらしいがのぉ~」

 

七乃「一刀さんですからね~♪」

 

孫策「あはははは!劉備も可哀想ねー!」

 

周喩「雪蓮笑いすぎだ」

 

3羽烏「「「隊長」」」ジトー

 

明命・愛紗「「一刀様」」

 

流琉「もう・・・兄様は・・・」

 

稟「まったく一刀殿は」

 

風「まあお兄さんですからね~」

 

桂花「一刀に気遣いなんて期待するだけ無駄よ」

 

霞「一刀は変わらずアホやなあ~」

 

月「一刀さん!」

 

一刀「なんでしょうか・・・月さん」

 

月「ちょっとそこに正座です!」

 

一刀「はいぃ!」

 

月「いいですか一刀さん!劉備さんは女の子なんです!女の子が男の人の前、特に一刀さんの前で恥ずかしい思いしたんですよ?もっと気を使っ

 

てあげてください!」

 

一刀「俺なりに気を使って声をかけたんだけど・・・」

 

月「気を使った結果が話しの通りならば、意味がありません!それで劉備さん落ち込んじゃってるじゃないですか!」

 

一刀「すみませんでした...」

 

月「私にじゃなく、劉備さんに謝ってくださいね」

 

一刀「はい・・・」

 

 

 

風「お兄さん尻に敷かれてますね~」

 

桂花「あいつに女性関係の事を言っても意味ないと思うけどね」

 

稟「一刀殿ですからね」

 

風「しかし~これは不味いですね~」

 

稟「なにが不味いのですか?」

 

風「稟ちゃんはわからないのですか~?」

 

稟「わからないから聞いているのですが」

 

風「稟ちゃんもまだまだですね~劉備さんが[劉備がこのままだと、一刀のハーレムの一員になる]」

 

桂花「ってあんたは言いたいんでしょ」

 

風「桂花ちゃん~人の邪魔をしたらいけないと、教育されてませんか~」ぷくー

 

桂花「前にからかわれた時の仕返しよ」ふふ~ん

 

風「桂花ちゃんも趣味悪いですねぇぇ」

 

桂花「あんたにだけは言われたくないわよ!」

 

稟「なるほど・・・劉備もこちら側に来るかもしれないと」

 

風「桂花ちゃんがはーれむを知ってるのが意外ですねぇ」

 

桂花「あいつと一緒にいれば、自然に覚えわよ。それよりも、袁紹が動いたとなると、荊州・益州がどう動くか不安ね」

 

稟「荊州の劉表は、弘農での戦いは無傷で撤退しましたからね。」

 

桂花「水鏡女学院の徐庶だったかしら?面倒な相手ね」

 

 

 

 

 

一刀「う~足がしびれた」

 

美羽「自業自得じゃぞ一刀にいさま」

 

七乃「一刀さんは本当にしょうがないですね~」

 

美羽「ちゃんと謝るのじゃぞ?」

 

一刀「わかってるよ。美羽達はどうするんだ?このまま洛陽にいるわけにもいかないだろ?」

 

美羽「それはそうなのじゃが.......一刀にいさまと再会できたのだし、もうちょっと一緒にいたいのじゃが....ゴニョゴニョ」チラ

 

一刀「???」

 

美羽「はぁ~~~。」

 

孫策「大丈夫よ美羽~!私達が留守を守ってあげるから♪」

 

美羽「雪蓮いいのかの?」

 

孫策「いいのいいの、南陽は任せてちょうだい。劉表なんかに渡さないから安心して」

 

美羽「それじゃあ・・・雪蓮お願いするのじゃ」ぺこり

 

孫策「お願いされました♪ってことだから、南陽は大丈夫よ」

 

一刀「孫策達ならば大丈夫か・・・周喩と陸遜ちょっといいか」

 

周喩「私か?なんだろうか」

 

陸遜「私もですか~?」

 

一刀「劉表配下の軍師の徐庶と知恵者蒯越蒯良には気をつけてくれ、徐庶は水鏡女学院出身、蒯越蒯良もかなりの切れ者だ」

 

周喩「なるほど、忠告感謝する」

 

陸遜「こちらでも調べてみますね~」

 

一刀「周喩と陸遜なら大丈夫だと思うが一応な」

 

周喩「情報が有ると無いではかなり違うから助かる。思春はすぐに劉表の動向を探ってくるのだ」

 

白思春「かしこまりました」ッサ

 

孫策「ちょっと~なんで私抜きで情報交換してるのよぉ」

 

周喩「お前が絡むと話しが進まないし脱線するからな」

 

孫策「ぶーぶー!失礼しちゃう」

 

陸遜「妥当な判断だと思いますよ~」

 

孫策「穏まで・・・あ、そうだ曹仁に言いたいことあったんだ」

 

一刀「ん、なんだ孫策」

 

孫策「こうして共闘する事になったのもなにかの縁だからね。私の真名・雪蓮を受け取って頂戴」

 

一刀「またいきなりだな」

 

孫策「思い立ったらそく実行が私だからね♪」

 

一刀「雪蓮がいいなら受け取らせてもらうよ、俺の真名は一刀だ」

 

雪蓮「よろしくね~か~ずと」

 

周喩「随分と思い切った行動を取るな」

 

雪蓮「あら、私は気に入った相手には尽くす女よ?色々な意味でね」

 

一刀「喜ぶべきか悩む発言だな」

 

周喩「あまり気にしないでくれ、それと私の真名は冥琳だ。受け取ってくれ」

 

陸遜「冥琳様に先越されちゃいましたか~私の真名は穏です~」

 

一刀「そんなついでみたいに教えていいのか」

 

周喩「いま教えておかないと、雪蓮になに言われるかわからんからな。それに本当に嫌な相手には教えないさ」

 

陸遜「そういうことです~」

 

一刀「わかったよ、俺の事も好きに呼んでくれていいから」

 

冥琳「では一刀と呼ばせてもらう」

 

穏「私は一刀さんって呼ばせてもらいますね~」

 

雪蓮「ところで・・・さっきからこっちをジーとみてる子がいるんだけど」

 

 

桃香「ジイイイイー」

 

 

一刀「あれ・・・桃香いつからそこに・・・ダラダラ」

 

桃香「勇気を出して戻ってきたら・・・孫策さん達とあっさり真名交換して・・・悩んでた私がバカみたいじゃないですか~~!」ばちーん

 

一刀「ぐほ・・・いいビンタだ・・・」ばた

 

 

桃香「あれ?一刀さん?」

 

 

チーーーン

 

 

桃香「またやっちゃったよぉぉぉーー」ドドドドドド

 

 

 

雪蓮「・・・凄い威力のビンタだったわね」

 

穏「一刀さんが吹っ飛びましたね~気絶もしてますし」

 

 

兄様~ここで寝ていたら首痛めますよ~よいっしょっと

 

 

冥琳「劉備が居るのを知って真名交換を行ったお前が悪い」

 

雪蓮「まさか暴走するとは思わないわよ」

 

美羽「やれやれなのじゃ。雪蓮はいつ出立するのじゃ?」

 

雪蓮「そうね~いつでも動ける準備はしておいたから、もう帰ろうかろうかしら、楽しむ事はやっておいたからね☆」

 

七乃「変わらず悪趣味ですね~」

 

冥琳「お前には言われたくないと思うが」

 

七乃「はて?何のお話でしょうか」

 

雪蓮「穏は蓮華を呼んでおいて。それじゃあね美羽、私に会いたくなったらすぐ戻ってきていいんだからね」

 

美羽「わかったのじゃ、妾がいない間南陽の民を頼むのじゃ」

 

雪蓮「もちろんよ♪一刀に女性関係はしっかりしなさいって伝えておいてね~」ひらひら

 

 

 

 

 

 

 

 

七乃「行っちゃいましたね」

 

美羽「そうじゃな~ところで・・・」チラ

 

琉流「どうかしましたか?」きょとん

 

美羽「いつの間に膝枕してたのじゃ?」

 

琉流「兄様がびんたされてすぐですよ?」

 

七乃「凄い自然な流れで気が付きませんでしたよ」

 

華琳「そういえば、他のワンコ隊が大人しいわね。典韋以外にも飛び出てくると思ったのだけけれど」

 

琉流「動いたらご飯抜きと伝えておきましたので」ニコ

 

華琳「そ、そうなの(笑顔で言ってくるなんて、この子も怖いわね)」

 

琉流「それと私の事は琉流で構いません。典韋と呼ばれるのは違和感がありまして」

 

華琳「そう?じゃあ私の事も華琳で構わないわ。改めてよろしくね琉流」

 

琉流「はい!よろしくお願いします華琳様!」

 

一刀「う.....ううん....あれ」

 

琉流「兄様大丈夫ですか?状況わかりますか?」

 

一刀「桃香にビンタされて....気絶してたのか。琉流が介抱してくれたのか?」

 

琉流「床で気絶したままだと、兄様首痛めちゃいますから・・・私の膝では駄目でしたか・・?」

 

一刀「そんなことないよ、琉流の柔らかい太ももで寝られたんだからね。幸せだよ」

 

琉流「兄様ったら本当にさらっと言うんですから//」テレテレ

 

一刀「雪蓮達はいないのか?」

 

美羽「南陽にもう向かったのじゃ、それと雪蓮から女性関係はしっかりしなさいって伝言なのじゃ!」

 

一刀「耳が痛い台詞だな」

 

稟「それだけ信用されてないって事ですから」

 

桂花「逆言えば?あんたは女性関係がだらしないと信用されてるじゃない」

 

一刀「そんな信用嬉しくないんだけどな。おいしょっと、琉流あがりとね」

 

琉流「もうちょっと寝てて欲しかったです」ボソ

 

風「ほうほう、琉流ちゃんはお兄さんをもっと膝枕したかったんですね」

 

琉流「それは・・・寝ている時の兄様可愛いので・・・ずっと眺めてたくなるのです」

 

風「ムフフ、いいことを聞いたのですよ~今度試してみるのです」

 

 

蒲公英「お兄さんー!ドーーン!」

 

一刀「おっと、危ない蒲公英。なんか蒲公英に会うの久々な気がするな」

 

蒲公英「真桜・沙和と一緒に洛陽の街をめぐってたんだ!」

 

沙和「そうなの~蒲公英ちゃん服選び上手いの~」

 

真桜「カラクリにも関心示してくれたもんな~うち嬉しいんよ」

 

一刀「楽しそうでなによりだよ。話しは変わるけど、蒲公英はいつ理涼州に帰るんだ?孫策は帰国、劉備も近日帰国予定になってるが」

 

蒲公英「んー特に考えてなかった!」

 

一刀「おいおい、馬騰さんに怒られたりしないのか?」

 

蒲公英「おば様は大丈夫だよ・・・・多分」

 

一刀「最後に自信ない発言するな!」

 

蒲公英「あ!おば様は思い出したけど、治療してもらったお礼がしたいから、涼州に来てくれっていってた!」

 

稟「とてつもなく大事な事を忘れていたとは・・・やれやれ」

 

蒲公英「戦と買い物とかですっかり忘れた!」

 

桂花「戦と買い物を同列にするのはどうなのよ」

 

華琳「どうするの兄さん、今は洛陽から離れないほうがいいと思うのだけど」

 

一刀「桂花・稟・風はどう思う」

 

桂花「私は華琳様の意見に賛成よ。いまあんたが動くのはえっと、りすくが高いと思うのだけど」チラ

 

稟「そうですね。いまこの洛陽を離れれば、他の諸侯も動きやすくなってしまいますが」チラ

 

風「まあ~お兄さんですからね~駄目と言われても動いちゃいますよね~」チラ

 

凪「本当は動いて欲しくない。けど、止めても会いに行くから無駄ってことですか」

 

桂花「さすが一刀の忠犬ね、あいつの事よく理解してるじゃない」

 

凪「当然です」

 

稟「言い切りましたね」

 

風「さすがワンコ隊ですね~それじゃあ、涼州に行く組み、洛陽で守る組みに別れるとしますか~」

 

桂花「問題はどう別けるかよね」

 

華琳「もちろん私は兄さんと一緒よね」

 

月「あの・・・出来れば私も一緒に」

 

 

 

 

一刀「まだ何も言ってないのに、話がどんどん進んでいくな」

 

霞「何言うとんの、最初から行くつもりやったんやろ?」

 

一刀「まあそうなんだけどね?意見を出せって言った本人が蚊帳の外ってのも悲しいんだよね」

 

愛紗「それだけ一刀様の事を、みなが理解していると言う事です。贅沢いっては駄目ですよ」

 

一刀「わかってるよ。それにしてもだ、行く人選はどうするんだろ」

 

霞「うち含め、みんな一刀と一緒に居たいと思うはずやしな~荒れるやろな~」

 

一刀(今までの経験上だと・・・この後決まらなくて俺に判断を委ねにくるはず。となると、人選どうするべきか~公平にくじ引きにするか!今のうちにくじして人選決めておくか)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華琳「ぜ....全然決まらないわね」

 

明命「一刀様と一緒にいたいので当然です!」

 

恋「にぃにと一緒」

 

凪「隊長の隣は渡しません」

 

 

 

真桜「うちらも隊長と一緒にいたけどな~」

 

沙和「あの人達と張り合うの怖いの」

 

 

一刀「お~い編成決めたぞ」

 

 

一同「「「「「「「「えぇぇぇぇぇーーー!」」」」」」」

 

 

 

風「おや、今回は早い決断ですね~」

 

一刀「放置してたら俺にしわ寄せがくるからな、先に決めさせてもらった」

 

風「”お兄さん”にしては懸命な判断なのです~」

 

稟「一刀殿、みな殺気だってますので・・・早く発表を」

 

 

 

一刀「そうだな・・・俺と一緒に涼州組み・洛陽に待機組みはこの紙に書いた」

 

 

一刀組み

 

華琳・春蘭・秋蘭・凪・沙和・真桜・霞・星・桂花・美羽・七乃 11名

 

 

洛陽留守組み

 

風・稟・明命・恋・愛紗・月・琉流・亞莎・紫苑・太史慈 10名

 

 

凪「ッグ」

 

恋・明命・愛紗・琉流「「「「ズーーーン」」」」」

 

 

稟「私は留守ですか。それと我軍の主力である、ワンコ隊4名を守りにあてますか」

 

風「ワンコ隊暗い雰囲気ですね~」

 

華琳「凪だけ満面の笑みだけどね」

 

美羽「これはどういう基準で決めたんじゃ?」

 

 

一刀「今回洛陽の守りは要になる。俺が不在と分かれば、動き出してる麗羽と劉表に不在を突かれる恐れがある。だからワンコ隊を残すんだよ」

 

月「私が残るのは、一刀さんの変わりって事でしょうか」

 

一刀「そうだね。でも気負うことはないよ、なにかあれば風と稟の頭脳が助けてくれるからね」

 

月「わかりました、留守はお任せください」

 

一刀「度々留守任せてすまないな」

 

月「私になら任せられると一刀さんが判断してくれたんです。不満なんてありません。それに・・・夫の留守を守るがつ・・・妻の役目なので・・・ゴニョゴニョ」

 

一刀「(後半聞こえなかったけど、不満ないなら大丈夫か)風と稟は月の補佐を頼む、なにかあったら知らせてくれ、それと太史慈は母さんの守りに付いてもらってるから」

 

稟「わかりました」

 

風「風と稟ちゃんはずっとお兄さんと一緒でしたからね~今回は桂花ちゃんに譲るのですよ」

 

桂花「ふん・・・・ありがと」ボソ

 

春蘭「やったー!一刀様と一緒だーー!」

 

秋蘭「落ち着け姉者。まぁ・・・私も嬉しいがな」

 

星「私は一刀様のお供は初めてだな、私も楽しませてもらおう」

 

 

真桜「久しぶりに三羽烏揃ったなあ」

 

沙和「凪ちゃんワンコ隊に行って寂しかったの~」

 

凪「真桜・沙和、そう言ってくれるのは嬉しいが、足引っ張ったらお仕置きだからな」

 

真桜・沙和「「ガクガクブルブル」」

 

恋「凪・・・ちょっときて」

 

凪「用件はなんですか?」

 

恋「.....来ればわかる」

 

凪「・・・・・ッサ」

 

 

恋「凪が逃げた・・・追う」

 

明命「逃がしません!」

 

嫉妬神「凪だけいい思いなんてさせない!私と変わってモラウンダー!」

 

凪「捕まってたまるかああああーーーーー!」

 

恋・明命・嫉妬心「逃がさん!」

 

 

 

琉流「え~と・・・私も追った方がいいでしょうか」

 

一刀「琉流は優しくて穏やかな子でいてほしいな」なでなで

 

琉流「ふにゃあ~//わかりました!私は私のままでいます!」

 

一刀「あ、それと琉流には季衣の説得を頼みたいんだ」

 

琉流「季衣のですか?」

 

一刀「季衣は以前の記憶がないだろ?だから俺達の事を悪って思いこんでるから説得が上手くいかなくてな。だから琉流に頼みたいんだ」

 

琉流「わかりました、そういうことならお任せください」

 

一刀「じゃじゃ馬が多いから大変だろうけど、紫苑と亞莎お守り頼むね」

 

亞莎「あうー私じゃ抑えられそうにないですよぉ~」

 

紫苑「やんちゃな子達はお任せください」

 

一刀「凪~明日には出発するから準備しておけよー」

 

凪「それより止めてくださいよーー!3人から逃げ切れる気がしませんーーーー!」

 

恋「隙あり」ブーン

 

ドカ

 

 

凪「グフ・・・・ちーん」

 

嫉妬神「空き部屋に連行だ!久しぶりに私のお仕置きの時間だフフフフ」

 

明命「了解です!連行します!」

 

一刀「ほどほどにしてくれよー」

 

 

恋・明命・嫉妬神「は~~い」

 

 

一刀「涼州組みは各自準備をしておくように、解散ー!」

 

 

 

 

 

 

 

その頃の桃香

 

 

 

(はぁ~ビンタして気絶させちゃったよ。嫌われちゃったかな・・・真名交換してから一刀さんと会うとドキドキが止まらないよ。どうしちゃったのかな私)

 

韓当「桃香様、ここにいらっしゃいましたか」

 

桃香「韓当さんどうかしましたか」

 

韓当「出立の準備が整いました。それと・・・さっきのあれはなんですか」

 

(さっきのあれって・・・ビンタの事しかないよね)

 

桃香「び、ビンタの事でしょうか」

 

韓当「それ以外なにがあるというのですか!」クワ!

 

桃香「韓当さん怖いです。。」

 

韓当「桃香様は他の方に比べて出遅れているのです!真名交換でもあれだけ時間かかってしまったのでよ?なのにですよ!」

 

 

(うぅ~またお説教が始まっちゃったよ)

 

韓当「桃香様の少女のように綺麗な心は大切にするものです。ですが、相手は天下にその名を轟かす曹仁殿です。あれだけの才覚・人格を兼ね備えた方はそうはおりません。あれだけ女子が集まるのも当然の事です。桃香様も曹仁殿に惹かれ、恋をしているではありませんか」

 

 

(恋心じゃないって言ってるんだけどな~ここはばしっと否定すればわかってくれるよね)

 

桃香「あの~韓当さん、何度も言ってるけど、私の曹仁さんに対する気持ちは親愛であって愛情じゃないんですが・・・」

 

 

韓当「この期に及んでまだ言いますか!桃香様は曹仁殿と一緒にいてドキドキしたり、他の女性と仲良くしていると嫌な気持ちにならないですか?」

 

 

(ん・・・そう言われてみると、真名交換する時どきどきしてた。それに孫策と話してる所見たら・・・嫌な気持ちになった。この気持ちずっと親愛と思ってたけど)

 

 

桃香「この気持ちが・・・愛情の気持ち?」

 

韓当「桃香様は幽州の街の発展、民の生活向上、匈奴との和平、袁紹軍の撃退など、自分の事は二の次で頑張ってこられたのです。少しぐらい自分の気持ちと向かい合い、その気持ちを優先しても罰は当たりません」

 

桃香「私の・・・気持ちを優先していいのかな・・・」

 

韓当「むしろ優先してください。幽州の民も桃香様の旦那様が出来ることをずっと待っております。」

 

桃香「えぇ!?そんな事聞いたこないよ!?」

 

韓当「領民の事を思い、慕われてる桃香様だからこそ、民も桃香様に幸せになっていただきたいのです」

 

(もぉ~そんなに大事になってるだなんて驚きだよ。でもそっか、民も私の事を気にかけてくれてたんだ・・・よし!)

 

桃香「明日からまた会えなくなるから、謝って曹操さん達に宣戦布告してくるよ!」

 

韓当「その意気です!本気だって事を見せ付けるのです!」

 

桃香「おーし頑張るぞーーー!」トテトテトテ

 

 

 

 

 

韓当「・・・・・・出てきていいぞ二人共」

 

朱里「韓当さん上手く誘導しましたね」

 

士元「やっと恋心だと認識しましたね。長かったでしゅ」

 

韓当「本当ならばもう少し滞在したかったのだが・・・袁紹め」

 

孔明「こうなったからには仕方ありません。早急に叩き、曹仁さんと仲を取り持ちましょう」

 

韓当「その通りじゃな、覚悟しろ袁紹めー!若者の恋路は邪魔させん!」

 

孔明(こっちもうまくいったね雛里ちゃん)

 

士元(桃香様が恋愛に夢中になれば、執筆がばれにくくなるね)

 

孔明(今までのは燃やされちゃったからね。でもこの洛陽は題材が豊富だったもんね!早く書きたいよ)

 

士元(頑張ろ朱里ちゃん!私達の八百一本完成にむけて!)

 

孔明・士元「「えい、えい、おーーーー!」」

 

 

 

 

 

翌日

 

 

桃香「あ、曹仁さんおはようございます!昨日はすみませんでした」

 

一刀「おはよう桃香、慣れてるから大丈夫だよ」

 

桃香「叩かれることに慣れてるんですか!?」

 

一刀「そういうことじゃないんだけどね・・・昔色々あって(春蘭に殺されかけたりね)」

華琳「あら、劉備おはよう」

 

月「おはようございます劉備さん」

 

美羽「なんじゃ一刀にいさま、朝から劉備を誑しこんでるのかえ?」

 

一刀「誰だ!?美羽にそんなの吹き込んだのは!」

 

七乃「はぁ~~い私で~~す」

 

一刀「七乃さん~~~ちょっとあそこの部屋でお話しませんかー」

 

七乃「きゃ~~~朝から一刀さんに襲われる~~助けてー(棒)」

 

一刀「人聞き悪すぎる!しかも棒読みだし!」

 

風「朝からうるさいですよ~」

 

桂花「なに朝から発情してるのよこの種馬は」

 

稟「桂花からその呼び方を聞くのも久しぶりですね」

 

風「デレてから呼ばなくなりましたからね~この肌馬」

 

桂花「肌馬って・・・私もまだそれ呼ばれるのね」

 

桃香「ほへー朝からみなさん元気ですね」

 

一刀「いつもはもっと静かのはずなんだけどね」

 

 

風「なにか面白そうな気配を感じたのでやってきたのですよ」

 

桃香(面白いって私のことかな)

 

風「ふふふ~例えば~劉備さんがお兄さんに言う事があるとか~~」

 

桃香(しかもばれてるし!?こんな人多いと恥ずかしいんだけどなぁ)

 

一刀「そうなの?なにか俺に用事だった?」

 

桃香「今日で私も幽州に帰るのでお別れの挨拶をと思いまして」

 

一刀「俺も涼州に行くから挨拶しようと思ってたんだ」

 

桃香「でしたらちょうどよかったです。えっとその・・・一刀さんちちょっとかがんでもらえますか?」

 

一刀「ん?これぐらいでいいかな?」

 

桃香「それぐらいで大丈夫です・・・・えい!」

 

 

ちゅ

 

 

一刀「・・・え」

 

一同「「「「「っな!」」」」

 

桃香「私の始めての口付けです//」

 

一刀「えっとその・・・//」

 

桃香「私は一刀さんの事が好きです!一刀さんの盟友として、一刀さんの事を好きな一人の女性として、一刀さんの隣に相応しい女の子になって

 

みせます!待っていてくださいね一刀さん♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この話で涼州編つもりだったんですが・・・劉備回続いちゃいました。

桃香は一番女の子らしいというか女の子をしているって聞いたことあった気がするので、ちょっと優遇してみました

お花畑ピンクさんじゃなくて、可愛らしい桃香になってるかな・・・

こういう桃香もいいかなっと想像しながら書いてました

 

 

涼州組みと留守組みの別け方は・・・・わかりますよね。(・3・)

 

 

次回!失禁馬超登場

 

 

 

 


 

 
 
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