洛陽の片隅に、その学び舎はあった。
私塾と言うには大きすぎる校舎と寮。
漢塾
それがこの学び舎の名前であった・・・・・・
「俺が漢塾塾長!北郷一刀である!!」
朝礼にて、一刀の大きな声が辺りに響き渡った。
「・・・・・・以上」
一言だけでさっさと引っ込む一刀。
顔も描かれないモブ男ばかりのこの世界。
若き男子たちを顔ありになるくらいの真の漢として鍛えなおすために一刀が作ったのがこの漢塾だった。
だが・・・・・・
「男が・・・いない・・・・・・」
入学してきた男たちは、厳しすぎるシゴキに次々と辞めていき、誰一人として残らなかった。
そんな時、
「試しに女子も入れてみたらどうだ?」
白蓮がそんな一言を一刀に言った。
「・・・・・・」
当初の目的が達成されないため最初は渋った一刀だったが、教える人間がいないよりはマシかと白蓮の意見を受け入れた。
入学してきた女子たちは精神的に強く、辞めていくものは少なかった。
結果、この学校は漢塾でありながら実質女子校になってしまったのである。
これは、一刀を含む教師たちが奮闘する汗と涙と笑いの物語。
恋姫外史・魁!漢(?)塾
楽しい学園生活が始まります・・・・・・
おひさしぶりです。アキナスです。
医伝の執筆がいきなり滞ってしまい、息抜きと言った感じでこんなシリーズを始めることにしました。
短めでちょこちょこ上げていくつもりですので、よろしくお願いします。
それでは・・・・・・
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あの一刀くんが再び・・・・・・