No.761184

寂しがりやな覇王と御使いの兄46話

あなたまさん

月の可愛さらしさが表現できない。

2015-02-28 04:31:06 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:12051   閲覧ユーザー数:8151

一刀VS孫策の死合の2日後

 

 

孫策「曹仁ちょっといいかしら」

 

一刀「ん?どうした孫策」

 

孫策「私の妹と配下が無礼働いたから、謝らせようと思ってね」

 

一刀「あーさっきのあれか?別にいいんだけどな~気にしてないし」

 

孫策「あなたが気にしていなくても、こっちが気にするのよ。もし蓮華と思春が、あなたと同じ身分の人に同じことをしていたら、間違いなく首を刎ねられてるわ」

 

一刀「俺ってそんなに偉かったっけ?」

 

稟「今の一刀殿は大長秋(曹騰)を輩出した曹家の棟梁であり、天水・長安・洛陽の大都市を治めているのですよ?昔と立場が違うのですから、いい加減自覚を持ってください」

 

孫策「郭嘉の言うとおりよ。孫家と言ってもそこまで格式は高くないし、今は美羽の客将だからね~どう見ても曹家の方が格式は上よ」

 

周喩「その曹家にお前が吹っかけておいて、よくそこまで言えるな」

 

孫策「ちょっと~今はそれ言わないでよ。まあそういう事で、あの二人に謝罪させたいのよ」

 

一刀「そうか・・・孫権と甘寧を呼んでくれ」

 

孫策「蓮華!思春!入りなさい」

 

孫権「・・・甘寧及び孫権参りました。先ほどは無礼を働き私の護衛である甘寧が、御身を襲ったことを謝罪いたします。」

 

一刀「孫策にも言ったが、俺は特に気にしてはいない。だが、その高圧的な態度を改めなければ、周囲に敵を作りやすくなる。それだけは覚えておけ」

 

孫権「寛大な処置をいただきありがとうございます」

 

桂花(ねぇ一刀)

 

一刀(どうした?)

 

桂花(孫権の表情...まだ納得してないわよ。麗羽までとは言わないけど、性格直したほうがよさそうよ)

 

一刀(そうだな・・・助言ありがとな桂花)

 

桂花(これぐらいどうってことないわよ。もっと私を頼りなさい)

 

一刀「孫策・周喩・黄蓋を話がしたい。孫権・甘寧両名は呼ぶまで外で待機していてくれ」

 

孫権「わかりました」

 

甘寧「・・・っは」

 

 

 

 

 

一刀「さて・・・あの二人は内心納得していないだろう。時間をかければわかってくれると思うが、なるべく早急に直したい」

 

黄蓋「そうじゃな~蓮華様も孫家の姫っという思いが強すぎるのお」

 

孫策「私みたいに、気にしなければいいのに~」

 

周喩「お前がそんな態度だから、余計に蓮華様が硬くなったのかもしれんな」

 

一刀「孫権は美羽と一緒に、生活させたらどうだ?」

 

美羽「ん?妾にかえ?」

 

孫策「それは面白そうね。私達ではどうしても治せない部分だし」

 

黄蓋「ふむう。違った環境で成長を促す・・・悪くはないがのぉ」

 

周喩「問題は....蓮華様が袁術を嫌っている・・・だな」

 

一刀「だからこそだよ。今なら美羽の事をよく見れるんじゃないか?それでも癇癪起こすなら・・・・」ニヤリ

 

孫策「こわ!」

 

美羽「妾も問題ないのじゃ、妾も孫権と交流してみようと、思ってたところなのじゃ」

 

周喩「あとは思春か」

 

一刀「甘寧なら俺の所でおもちゃ・・・指導するよ」

 

周喩「なにやらおかしな単語が聞こえたのだが」

 

一刀「キノセイダ」

 

黄蓋「曹仁殿自ら指導するのですかな」

 

一刀「いや、ワンコ隊にしごいてもらうよ」

 

孫策「ワンコ隊?」

 

一刀「先日甘寧を鎮圧した4人と典韋を加えた5人組みだよ」

 

孫策「典韋って子の実力はどうなの?」

 

一刀「昨日の4人と同格だよ、さすがに呂布は別格だけどね」

 

孫策「あの制圧部隊に厳しくされたら、思春もたまったもんじゃないわね」

 

周喩「こちらとしては、あの二人を見逃してくれるうえに、指導までしてもらえるんだ。感謝しなければならない」

 

一刀「秋蘭、二人を呼んできてもらえるか?」

 

秋蘭「御意」

 

華琳「兄さんいいの?そんな簡単に許しちゃって」

 

一刀「俺がそんな細かい事気にするわけないでだろ?それにワンコ隊にとっても、違う相手との訓練にもなるしな」

 

華琳「それもそうね」

 

 

 

秋蘭「一刀様、お連れしました」

 

一刀「こちらで話し合った事を伝える」

 

孫権「話し合ったこと・・・ですか」

 

一刀「あぁ。孫権及び甘寧は指導対象となった。洛陽滞在の間は孫策の下を離れ、各自指導者の下に付いてもらう」

 

甘寧「どういうことだそれは!」

 

孫権「姉さま!どういうことですか!」

 

孫策「二人共だまりなさい!あなた達また同じように騒いだら次はないわよ!あなた達のその態度を直す為の処置だと心得なさい!」

 

一刀「そういうことだ。孫権は袁術に、甘寧は俺の部隊に配属する。異論反論は認めん、抵抗するならここの5人が鎮圧するぞ?」

 

 

恋・凪・流琉・愛紗・明命(臨戦態勢)

 

孫権「・・・わかったわ。あなたの指示に従います」

 

一刀「決まりだな。美羽もよろしく頼むよ」

 

美羽「一刀にいさまの頼みじゃからの!張り切って頑張るのじゃ!」

 

甘寧「私はどうすればいいのだ」

 

一刀「そうだな~躾はワンコ隊に任せるが・・・性格は誰を見本にさせるか」

 

風「お兄さん~お客さんですよ~」

 

一刀「客?俺にか?」

 

風「天水からのお客さんですねぇ」

 

一刀「天水って月か!?すぐ通してくれ」

 

 

 

月「一刀さんご無事ですか?」

 

一刀「全く問題ないよ。月も留守を守ってくれてありがと、月がいなくて,天水は大丈夫なのか?」

 

月「程銀さんと成宜さんが守ってくださってますし、涼州の馬騰さんも見張ってくだってますので。それと・・・一刀さんに会いたかったので・・・来ちゃいました//」もじもじ

 

一刀「・・・・・」

 

月「一刀さん?どうしましたか?」

 

一刀「・・・・ブシャーー!バタン」

 

月「一刀さん!?大丈夫ですか!?」

 

 

風「おぉ!?稟ちゃんに負けない鼻血なのですよ~」

 

稟「一刀殿!私の真似をしないでください!影が薄くなります!」

 

桂花「そんな事言ってる場合じゃないでしょ!?」

 

 

一刀「っく・・・また俺が郭嘉ったとは・・・不覚だ」

 

稟「一刀殿・・・その言い方は辞めてほしいのですが」

 

月「本当に大丈夫ですか?すごい出血でしたが」

 

一刀「少しくらくらするだけだから大丈夫だよ」

 

月「私を置いていなくなったりしないでくださいね」

 

一刀「ブシャーーーーー!・・・・・・・」

 

 

華琳「に、兄さん!?鼻血で血の海になってるわよ!?」

 

風「お兄さん息してませんね~」

 

桂花「なに冷静に診断してるのよ!?流琉!いますぐ介抱して!それと華陀を呼んでちょうだい!」

 

流琉「わかりました!」

 

月「私もお手伝いします」

 

桂花「あんたが行ったら逆効果になるでしょ!誰のせいで、こうなったと思ってるの!」

 

月「へぅ~」

 

春蘭「一刀様!そんなんで倒れるなんて軟弱です!私と一緒に訓練しましょう!」

 

桂花「脳筋は黙ってなさい!愛紗!星!あの猪の相手をして頂戴!」

 

七乃「それじゃあ抵抗できない一刀さんを、私がお持ち帰りしますね~」

 

桂花「自重しなさい!黄忠何とかして頂戴!」

 

紫苑「あらあら~七乃ちゃんも乗らないの」

 

華琳「兄さん~~死なないで!兄さんーーーー!」

 

桂花「華琳様も落ち着いてください!こいつはこの程度じゃ死にません!」

 

恋「にぃに....おなかすいた」

 

桂花「あんたは状況を考えなさい!秋蘭何か作ってあげて!」

 

秋蘭「ふふ、了解した」

 

風「桂花ちゃん、桂花ちゃん」

 

桂花「今度は何よ!」

 

風「急にお兄さんに、甲斐甲斐しくなりましたね~デレ期ですか~」

 

桂花「あんたも急に何言い出すのよ!」

 

真桜「デレ期って言うのはな~桂花みたいに、普段嫌ってる相手に急に優しくなることやで」

 

桂花「誰も解説なんて頼んでないでしょ!?なんで真桜がそんな事知ってるのよ!」

 

沙和「隊長に教えてもらったからに決まってるの~!」

 

桂花「あのバカは~!他に教えることなかったの!?」

 

風「桂花ちゃん~」

 

桂花「今度は何!」

 

風「ツッコミお疲れ様なのです~」

 

桂花「もうあんた達黙ってなさいよ!!!!」

 

 

 

 

 

霞「平和やな~」

 

凪「平和ですね」

 

明命「私達はのんびりしてて、いいのでしょうか」

 

霞「うちらまで参加したら、桂花の体力もたへんよ」

 

稟「やれやれ、この光景も懐かしいですね」

 

凪「以前と変わらず騒がしいですが、落ち着きます」

 

 

 

 

 

 

劉備「どうですか陸遜さん、これが”いつも”の漫才です」

 

陸遜「賑やかでいいですね~曹仁さんの所にいれば、毎日楽しめそうですねぇ」

 

劉備「定期的に通っちゃいましょうか!」

 

孔明「なにバカな事を言ってるんでしゅか!」

 

 

 

華陀「患者はここか!」

 

流琉「医療道具と華陀さんを連れて来ました!」

 

華陀「一刀!なんでこんなに鼻血を出してるんだ!」

 

桂花「色々あったのよ。なんとか出来そう?」

 

華陀「俺は医者だ、任せろ!いま助けるぞ一刀!」

 

 

孔明「雛里ちゃん!雛里ちゃん!」

 

士元「うん、朱里ちゃん・・・これがあの時感じた波動だね!」

 

孔明「曹仁さん×華陀さん・・・」

 

士元「いけるよ朱里ちゃん!久々に執筆するよ!」

 

孔明「ふぉぉぉぉぉぉ!」

 

士元「華陀さんの鬼畜攻め・・・曹仁さんの抵抗しながらも総受け・・・ハァハァ」

 

孔明「筆が止まらないよおお!」

 

士元「朱里ちゃん・・・もう駄目・・・バタン」

 

孔明「雛里ちゃん!桃源郷はすぐそこにあるんだよ!まだ倒れちゃダメだよ!」

 

 

張飛「おじちゃん~あの二人また暴走してるのだ~」

 

韓当「鈴々は聞いちゃダメだからね、ご飯食べに行こう」

 

張飛「ラーメン食べたいのだ!」

 

 

劉備「ちょっと二人共!それ禁止だって言ったでしょ!?没収!」

 

孔明「はわわ!逃げないと!燃やされる!」

 

士元「ガバ!逃げるよ!朱里ちゃん!」ピューーーン

 

孔明「雛里ちゃん!?まってー!」

 

劉備「こら!二人共待ちなさい!」

 

 

 

 

孫策「退屈しないわね~」

 

美羽「荀彧は大変そうじゃがのぉ」

 

孫権「ふざけてばかりでいいのでしょうか・・・」

 

美羽「孫権は堅物すぎるのぉ」

 

孫策「そうよ~私みたいに自由に生きないと損よ♪」

 

美羽「雪蓮はもっと真面目になるべきじゃ」

 

孫策「え~普段真面目じゃない~」

 

美羽「どの口が言うんじゃ、まったく。」

 

孫権「姉さまは・・・なんでそんなに袁術を仲がいいのですか!」

 

美羽「なんじゃ、妹に話しておらぬのかえ?」

 

孫策「話さないでおいたほうが、面白そうだったもの」

 

美羽「やれやれ、悪趣味な奴じゃな」

 

孫権「はぐらかさないでください!私達をこき使ってた袁術なんですよ!」

 

美羽「お主も騒ぐでない。孫策、孫呉の将を連れて参れ」

 

孫策「はいは~い、でも後でね」

 

美羽「そうじゃな~今はこの光景を楽しむのが先じゃ」

 

 

 

 

 

1刻後

 

 

一刀「みんな取り乱してすまなかったな」

 

劉備「もう大丈夫なんですか?」

 

一刀「もう大丈夫だ、それより・・・劉備さんも疲れきってないか?」

 

劉備「黄巾党の時相談した件で・・・また朱里ちゃんと雛里ちゃんが暴走しちゃいまして」

 

一刀「あ~あの件か」

 

劉備「曹仁さんから教えてもらった隠し場所を捜索して、一時期大人しくなったんですが・・・華陀さんが介抱してるときに始まっちゃいまして」

 

一刀「(隠し場所はカンだったが、昔も現代も変わらなかったか)それでいま二人はどうしてるの?」

 

劉備「曹仁さん達が題材だったので、曹操さんに教えちゃいました!今頃お仕置き中だと思います」

 

一刀「あ~だから華琳・桂花・風・明命・真桜がいないのか」

 

 

 

 

      一刀が目覚める少し前

 

~~~~~~~~~お仕置き中~~~~~~~~~

ビリビリ

 

華琳「フフフ、ほんとにこれはなんでしょうね」

 

士元「あわわ~私達の最高傑作があ~」

 

華琳「こういうのも趣味だからとやかく言いたくないけど、よりにもよって兄さんを出すなんてね・・・不愉快だわ」

 

ビリビリ

 

孔明「はわわ!破かないでください~」

 

桂花「ほら動くんじゃないわよ!大人しく見てなさい!」

 

明命「お二人の荷物から発見しました!一刀様を題材にした本です!」

 

ドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサ

 

桂花「あんた達どんだけ書き溜めしてるのよ!」

 

風「おやおや~これはたっぷりお仕置き必要ですね~」

 

真桜「大将~火の準備ばっちりやでー」

 

 

華琳「それじゃあ1枚ずつ目の前で破いて、燃やしていきましょう」

 

風「その前に明命ちゃん~あれをお願いするのですよ~」

 

明命「了解です!」

 

サ シュルシュル テキパキ

 

士元「あわわ~~!いつの間にかしばられてましゅ!」ぶら~ん

 

孔明「はわわ!これは拷問でしゅ!」

 

華琳「生ぬるいやり方だと、お仕置きにならないでしょ?みっちり躾けてあげないとね」

 

桂花「私も一緒に躾けてください!華琳様!」

 

華琳「あんたは黙ってなさい!」パシーン

 

桂花「あぁん!華琳様~~!もっとしてください~~~!その冷めた目でもっと罵ってください~~」ハァハァ

 

風「やれやれ、肌馬が盛ってますね~明命ちゃ~~ん」

 

バキ グタ シュルルル 

 

明命「本当にこれでいいのですか?」

 

桂花「ムグー!」

 

真桜「目隠しに猿轡に亀甲縛り・・・隊長なに教えてんねん。」

 

華琳「さて、うるさいのが静かになったし・・・燃やしていくわよ~」

 

 

 

いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!許してくださいでしゅーーーーー!

 

 

~~~~~~~~~お仕置き場面終了~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

謁見の間

 

 

いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!許してくださいでしゅーーーーー!

 

 

一刀「悲鳴が聞こえたな」

 

劉備「これで治ってくれればいいのですが・・・」

 

月「あの・・・一刀さん、私のせいですみません」

 

一刀「月のせいじゃないよ、しいて言えば月が可愛すぎただけだから」

 

月「かわいい・・・へぅ~~//」

 

劉備(さすが曹仁さん。隙がないよ!)

 

 

華琳「兄さん起きてたのですか、今戻りました」ツヤツヤ

 

一刀「お帰り華琳。えっと・・・後ろのなに?」

 

風「桂花ちゃんが暴走したのと、伏龍鳳雛はお仕置きで縛り中ですねぇ」

 

荀彧・孔明・士元 「「「ぶら~~~ん」」」

 

 

稟「王佐の才・伏龍鳳雛がなんて格好ですか・・・」

 

 

華琳「ところで、その可愛い子は誰なの?」

 

美羽「妾も初めて見るのじゃ」

 

劉備「私も初めてです」

 

一刀「そういえば、華琳達は初めてだったな」

 

月「みなさん初めまして、私は元天水太守の董卓仲穎と申します。よろしくお願いします」

 

華琳「あなたが・・・張遼達を送ってくれた董卓なの?」

 

月「名目上ではそうでしたが、指示を出したのは一刀さんです」

 

孫策「こんな可愛い子が元太守の董卓・・・美羽みたいね」

 

美羽「それはどういう意味じゃ?」

 

孫策「ふふ~ん内緒♪」

 

月「こちらの方がもしかして・・・」

 

一刀「俺の妹の華琳だよ」

 

華琳「兄さんの妹の曹操孟徳よ、真名は華琳よ」

 

美羽「妾は袁術公路なのじゃ!妾も一刀にいさまの妹分だと、思ってくれればいいのじゃ!真名は美羽なのじゃ」

 

月「真名を頂いてもよろしいのですか?」

 

美羽「一刀にいさまの仲間なのじゃろ?ならなんの問題もないのじゃ!」

 

華琳「そうね、私も気にしないわ」

 

月「それでは、私は月と申します」

 

華琳「・・・・・」

 

月「・・・・・・」

 

華琳(可愛いわね。それにこの笑顔を見てると、穏やかになるのはなぜかしら)

 

月(一刀さんが必死に守ろうとしてた華琳さんですか・・・凄い積極的で、自分に素直って感じがします)

 

 

美羽「一刀にいさま、どうするか決まったのかえ?」

 

一刀「月に任せようと思う」

 

月「なんのお話ですか?」

 

一刀「かくかくじかじか」

 

月「まるまるうまうまですか、私でよろしければ面倒みさせていただきます」

 

一刀「いきなりすまないな」

 

月「一刀さんのお力になれて、私は嬉しいんです。私はみなさんの無事を祈る事しかできません。だからこそ、頼られて嬉しいんです」

 

華琳(健気で守りたくなる子ね・・・ッハ!いけない、引き込まれるところだったわね)

 

一刀「そんなことないよ。負傷した兵の治療も華陀と一緒に行い、傷ついた兵士を笑顔で癒している天使だと評判だぞ?月の笑顔はまた頑張ろうと思えてくる、とっても可憐な笑顔なんだ。月は俺たちに無くてはならない存在だよ」

 

月「へぅ~~~へっへへぅ~~~」

 

 

一刀「月どうした!?大丈夫か!?」ピト

 

月(一刀さんのおでこが私のおでこに・・・一刀さんのお顔がこんなに近く・・・)

 

 

月「へぅ~~~」バタン

 

一刀「月!しっかりしろー!」

 

 

孫策(ねぇ、曹操)

 

華琳(なにかしら)

 

孫策(あれはわざとやってるのかしら?)

 

華琳(兄さんは無自覚でやってるわよ)

 

孫策(天然の女たらしねぇ~たち悪いわ)

 

 

陸遜「本当に愉快な人達ですね~」

 

劉備「ですね~曹仁さんの周りはいつも楽しそうです」

 

陸遜「私達もあそこまで騒いでみたいですね」

 

周喩「勘弁してくれ。騒がしいのは雪蓮だけで充分だ」

 

 

 

孫権「ねぇ・・・思春」

 

甘寧「なんでしょうか蓮華様」

 

孫権「私達は結局どうなるのかしら」

 

甘寧「あの者達の漫才が終るまで、待機がよろしいかと」

 

孫権「そうよね・・・はぁ。」

 

美羽「なんじゃ孫権は暇なのかえ?なら一緒に行くのじゃ!」

 

孫権「どこに行こうというんだ」

 

七乃「孫権ちゃん~美羽様のほうが目上になるんですから、言葉遣い直しましょうね~」

 

孫権「っく・・・どこに行くのですか」

 

美羽「洛陽の街の警邏じゃ」

 

孫権「私がか!?」

 

美羽「何を思っておるか知らないが、民の生活を自分の目で見るのも大切な事のじゃ」

 

孫権「わかったわ。行きましょう」

 

美羽「七乃!紫苑!亞莎!行くのじゃ!」

孫権「思春すまないが、行って来るわね」

 

甘寧「わかりました、行ってらっしゃいませ」

 

 

 

 

 

凪「甘寧さんはこちらに」

 

甘寧「私の指導係というのが、倒れてるがいいのか?」

 

凪「隊長からの指示ですので。まずは周泰と戦ってもらいます、周泰に勝ったら次は関羽と、勝ち抜き戦を行います」

 

甘寧「わかった」

 

明命「やりました!合法的に甘寧さんを殺せる機会が来ました!(私が最初の相手です、訓練とはいえ手加減はしません)」

 

甘寧「待て!いま不吉な言葉が聞こえたぞ!」

 

明命「え?何の話ですか?」シレ

 

 

孫策「あらら~あの子本音と建前が逆になってるわよ」

 

 

周喩「本当に死ななきゃいいが・・・」

 

 

 

 

明命「おーし!いきますよー!」

 

甘寧「こ(ザクザクザク)い!」

 

ボトボトボト

 

甘寧「・・・な!」

 

明命「ふぅ~辱め完了ですb」

 

甘寧「わ・・・私の服が!」

 

愛紗「甘寧殿は露出癖がおありなのですか」

 

甘寧「そんなはずないだろ!今斬られてたの見てただろ!」

 

明命「甘寧さんが防御しないから、服を斬るしかなかったんですよぉ~。一刀様から殺したらダメと言われちゃいましたし」

 

甘寧(いつその命令が出たのだ!?)

 

明命「訓練が始まる前ですよ?一刀様が遠くから言ってるのを聞き取りました!」

 

甘寧「遠くから・・・あそこか!人間が聞こえるわけがないだろう!」

 

凪「私達は」

 

流琉「普通に」

 

恋「....聞き取れる」

 

愛紗「それが」

 

 

凪・流琉・愛紗・明命・恋「「「「「ワンコ隊!」」」」」

 

甘寧「・・・ばかな」

 

愛紗(私はかなりギリギリだったとは言えないな。私だけ仲間はずれになっちゃうもん。。)

 

流琉(愛紗さんもそのうち完璧になりますよ)ボソボソ

 

愛紗(やっぱりばれてたか。でもばれてるのが流琉でよかった)

 

流琉(って顔してますけど、みんなにばれてますよ。指摘するとまた落ち込んじゃいますし、いまは自信に繋がれば嬉しいです)

 

甘寧「とりあえず服を」

 

明命「どこにいくんですか~~~か~~んねいさ~~~ん」

 

甘寧「こんな格好で仕合ができるか!」

 

明命「ふんどしとさらしは、残してあげたじゃないですか~。一刀様を狙った事・・・じっくり後悔させてあげますよ~フフフフ」

 

 

甘寧「え・・・ちょっとま・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きゃぁぁぁぁぁぁぁあああああ!

 

 

 

 

 

 

 

 

月が倒れた直後 華琳の部屋

 

 

月「ん・・・あれ・・・ここは」

 

華琳「目が覚めた?ここは私の部屋よ」

 

月「華琳さんが運んでくださったのですか?」

 

華琳「運んだのは兄さんよ、お姫様抱っこなんて羨ましい!」

 

月「お姫様・・・へぅ~意識がないのが残念です。」

 

華琳「兄さんは女性に優しすぎなのよ」

 

月「でももし一刀さんが、女性を無碍に扱う人であったらどうしてましたか」

 

華琳「それは・・・兄さんの事好きじゃなかったかも」

 

月「一刀さんは優しい方ですから、華琳さんや美羽さん・・・それに私達は安心して甘え、慕っていられるんですから」

 

華琳「月は意志が強いのね。私なんか兄さんがいないと、何も上手くできなかったわ」

 

月「私だって華琳さんと同じですよ。天水で初めてお会いしたときも、一刀さんに怒られてしまいました」

 

華琳「初対面・・・それに太守を叱るなんて・・・兄さんは変わらないわね」

 

月「今は叱ってもらえてよかったと思ってます。私の意志が強いと感じていただけたのも、一刀さんのおかげです。私を含め一刀さんと接した方々は、きっといい方向に変わっていくと思います」

 

華琳「そうね・・・幼少はわがままだった美羽も、兄さんの指導のおかげで、みんなに愛されるようになったのだしね。袁紹まで手が回らなかったのが、悔しいと嘆いていたけどね」

 

月「当時から一刀さんは多忙だったのですか?」

 

華琳「私・美羽・夏侯姉妹・親衛隊の訓練、十常侍の動向探りと、私が知ってるだけでも結構あるわね」

 

月「一刀さんに一人で背負わせないように、私達が支えないと・・・ですね」

 

華琳「兄さんを放牧させてたら、また新しい女連れてきちゃうものね」

 

月「くす、それは否定できませんね。そうなっても負けないように、自分を磨かないといけませんね」

 

華琳「兄さんの隣に常にいるのは”妹”である私だからね!」

 

月「夫の留守を守るのも”正妻”勤めですよ?」

 

華琳「あなたも言うわね!私を出し抜くのは甘くないわよ!」

 

月「ふふ、私だって負けませんよ?恋する乙女は強いんです」

 

 

 

 

きゃぁぁぁぁぁぁぁあああああ!

 

 

月「始まっちゃってますね」

 

華琳「また派手にやってるみたいね」

 

月「まずは甘寧さんの指導を完璧にこなして」

 

華琳「兄さんに褒めてもらうわ!」

 

月「頼まれたのは、私ですよ?」

 

華琳「”偶然”私も一緒にいて指導した、って事なら問題ないわよね?」

 

月「今回だけですからね、次は私だけ褒めてもらいます!」

 

華琳「また強敵が兄さんに惚れちゃったわね。」

 

月「強敵はお互い様です、先に行きますよ~」

 

華琳「あ、待ちなさい!抜け駆けは許さないわよーーーー!」

 

月(一刀さんと出会って、私の周りがとても明るく楽しくなりました。詠ちゃんと必死に外敵を食い止めていたのが嘘のようです。この戦乱の世でこんな気持ちを持てる事を、感謝しないといけませんね。華琳さんや、ワンコ隊の人達には負けませんからね♪)

 

 

 

 

 

 

 

1週間ぶりです

 

内容がくだくだですみません。

月をかわいく見せようと思ったのですが、話の構成がこれで限界でした・・・

 

思春と明命のキャラ崩壊とか色々やらかしちゃいました!

 

 

次回!西涼の脳筋登場!

キャラが多くて全員登場できないので、連れて行くキャラは・・・カンガエマス


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
44
8

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択