No.755054

ガンプラビルダーズ ジャンカーズ 第7話+α

最後のほうにこの作品のキャラクターと書いておいたほうがいい補足書いときます

2015-01-31 21:50:29 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:567   閲覧ユーザー数:554

 

 

 

 

 

小さい子供の前に一人の男が現れた。

「誕生日おめでとう。これは誕生日プレゼントだ。」

男の顔はまるで塗り潰されたように何もなかった。

 

「わーい!ありがとうー!これなにー?」

男は子供に箱を1つプレゼントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「これはガンプラっていうんだ」

「ガンプラ?」

 

「そうだ。お前にしか扱えない世界にたった一つのガンプラだ。お前が大きくなった時に

 きっとお前を護ってくれるはずだ。」

「世界にたった一つ!?すげぇ!かっこいいー!」

子供は男からもらったたった一つのプラモデルを持ちながらはしゃぎ始める

 

「お父さんこれなんて読むのー?」

「そいつはレッドフレーム。ガンダムアストレイレッドフレームだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・っ!」

狼は布団から勢い良く体を起こす。

 

「今のは・・・父さん?」

今まで見たことなかった夢だった。しかし、どこか懐かしくて悲しい夢だった。

狼は机に散乱しているレッドフレームのパーツをみる。

「レッドフレーム。」

 

そこに恵美が朝食を知らせにきた。

「ほら、朝食だよー。」

「はーい」

狼は学生服に着替え、朝食をとる。

 

 

「今日は模擬のテストなんだっけ?」

 

恵美の作った朝食を食べながら何気ない会話が始まる。

 

「そうなんだよねぇ~・・・。テストとはいっても授業みたいなもんだけど。」

「狼は数学苦手だからねぇ~。」

「そういえば部活はどうするの?ガンプラバトル部ってあるんでしょ~?」

「うーん。どうしよっかな。」

 

狼は恵美との会話をしながらも頭を回る夢が頭から離れてくれなかった。

 

 

「叔母さんちょっといいかな?」

「ん?何?」

「今日変な夢みちゃってさ。誰かが俺にレッドフレームをくれる夢。」

「ふむ。」

「子供の俺はその人を父さんって呼んでて、俺が大きくなった時のお守りになるっていってたんだ。」

「兄さんがねぇ~。」

恵美は箸を置いて狼の顔を見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうして父さんは俺にレッドフレームをくれたのかな。」

 

「狼。兄さんにとってあんたはどれだけ大事な存在だったは私にもわからない。本人じゃないからね。

 でもこれだけはわかるよ。兄さんはいつもあんたの話ばっかしてて、小さい頃からあんたは

 そんな兄さんにベッタベタ引っ付いて離れてなかった。そういうことだよ。胸を張りなさい。」

 

叔母さんは狼の頭をポンと叩く。

「叔母さん。ありがとう。」

「兄さんだじゃなくて、あんたの母さんもあんたを愛してたはずさ。」

「世界にたった一つのレッドフレームをくれたんだからね。」

 

狼の顔に迷いがなくなった。

「さ、朝飯たべて、元気だして学校いっといで!」

「おう!」

狼はさっきまでの迷いを振り払うように恵美の作った朝食を腹に入れていく

「うまい!ごちそうさま!」

食べ終わると同時に誠二の声が聞こえてきた

 

 

「狼ー!学校いくぞー!」

「じゃぁいってくる!」

「いってらっしゃーい」

 

狼は勢いよく店を出て誠二と学校へと向かった。

 

恵美はそれを見届けると狼の部屋に入り、机に散乱したレッドフレームを見る。

「あの子は元気に育ってるよ。二人とも。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品の現時点で公開しときたい設定を書かせていただきます

 

相羽狼

本作の主人公でレッドフレームの使い手。

幼い頃に両親を亡くしている。父の妹である恵美のプラモ屋にお世話になっていて、手伝っている。

プラモ製作は小さい頃に父から教わっている。

 

誠二

狼の親友でガンプラバトル経験者。

狼との交友関係は長く、信頼し合っている。同じ高校に通い狼をガンプラバトルに勧誘しまくっていた。

 

恵美

狼の父親の妹で夫が残したプラモ屋を経営している。

小さい頃から狼を知っていて、狼を本当の息子のように愛している。

プラモ作りに関心はなく知識も浅いので、狼に助けてもらっている。

 

湊総司

ガンプラバトルシステムを手がけたBカンパニーの社長。

ガンプラへの愛や情熱はシステム設計からもわかるとおりである。

ガンプラバトルを違法にプレイする軍団の取り締まりに着手している。

 

メイジン

ガンプラバトル無敗の男。サングラスが良く似合う。

普段サングラスなので素顔がわからない。いつもはクールな男だが、ガンプラバトルは相当な腕である。

総司と共に違法集団の取り締まりをしている。

 

レッドフレームについて

この作品の世界ではレッドフレームのプラモを持つのは狼だけという扱いになっています。

周りの人物はレッドフレームを改造機としてみていています。

そのほかのプラモは実際のラインナップと同じです。

 

ガンプラバトルについて

ガンプラバトルは機体へのダメージがダイレクトに反映される設定になっています。

CPU戦では機体へのダメージは一切ないです。

また対人戦ではソフトモードという設定の筐体もあり、それらではPCパーツへのみのダメージで間接が取れるなどいった設定になりますが、ソフトモードは初心者までの設定になります。

 

違法行為について

ガンプラバトルでの違法行為はさまざまな方法があり

ヅダの違法行為は、CPU戦から対人戦になる際の互いの同意を無効化してのバトル

対艦ライフルのリロード無しという違法行為です。

 

 


 
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