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外伝IS~インフィニット・ストラトス~始まりの王者[ケーニッヒ]~第2話~人を見た目で判断するのは駄目だが、大抵合っている事が多い~

TEITARAKUさん

皆様久し振りです。
ようやく時間が出来たので投稿します。
ちなみに今期の注目アニメは新妹魔王です

2015-01-25 05:03:10 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1587   閲覧ユーザー数:1545

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロフィールは小出し小出していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連邦軍士官学校1年寮

 

 

 

 

 

凪刀side

 

 

 

 

 

(あ~~入学早々かよ)

 

 

 

すっかり夜になり、晩飯も食べて掃除もして…………ブルーになっている。

因みに部屋は二人部屋であり、少し狭い。

あの後、相手を気絶するまで(殆ど相手の自滅だが)倒したら、風紀委員室に突っ込まれ小一時間の風紀委員長の説教を喰らった。

参加すんじゃあなかったぜ。

 

 

 

「就寝までまだ時間がある荷物も片付け終わった………どうすっかな?」

 

 

 

「せやったら、この学校の知識教えたるで?」

 

 

 

そしてルームメイトがその事の発端となった人物だった。

説教が終わって寮に戻るときに少し話したが、割りと良い奴だった。

 

 

 

「そういやまだ自己紹介してなかったな、川崎、川崎涼や」

 

 

 

「更識凪刀だ、それで知識とはなんだ?」

 

 

 

「簡単に言ったら学校にある組織の話や」

 

 

 

「組織?」

 

 

 

「そうや、特にデカイ組織を教えたるわ」

 

 

 

入るつもりはないが、一様聴いておくか………巻き込まれることもないだろうし。

 

 

 

「まず基本的なもんからや、1つ目は生徒会や、入れんのは推薦入学できた奴のみで人数は10人、全員みな平等とか言っとるが差別意識の高い融通の利かん奴らの集まりや、会長は中村次勢や」

 

 

 

中村………確か刀匠さんの話で聞いたことがある。

更識家が仕えている白石家の長女と中村家の四男が婚約するって話を聞いたことがあるがその中村か。

二人は今日同じくこの学校に入学したらしいが、まだ会ったことがない。

 

 

 

「次に風紀委員会、ここも推薦の奴らだけ入ることができる、主に違反の発見と乱闘の鎮圧をしておるから人数は約60人で生徒会の人数が少ない分は風紀委員で数を補っている、会長は千里新次郎」

 

 

 

「あの頭がお堅い剥げた先輩か」

 

 

 

とても輝いていた…………特に頭が、本人がいたらまた怒られるな。

 

 

 

「そんで次は部活動連盟、通称は部活連で部活をしてたら自動的に入ることになるから3年と2年の加盟人数は500人や、この組織は一般や推薦関係なく入れる、盟主は天上院雛忠、ただなぁ………」

 

 

 

「ただ、なんだ?」

 

 

 

「部活連は生徒会と風紀委員会とごっつ仲が悪いんや、毎年学園のそこらで殴り遭いが始まるんや」

 

 

 

「大丈夫なのか?一応士官学校だろ此所は?」

 

 

 

「教員はそれで成長するならって介入せんらしいわ、結局は上が話し合って何とか終わるんやけど火は燻ってるままや」

 

 

 

どうやら俺は色々と物騒な学校に来てしまったみたいだな。

 

 

 

「そろそろ消灯やな………続きはまた今度な」

 

 

 

「あぁ、お休み」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数週間後 6限目

 

 

 

 

 

連邦軍士官学校 シュミレーター室

 

 

 

 

 

凪刀side

 

 

 

 

 

「ハァ……ハァ」

 

 

 

左右の操縦官を握っている手が汗ばんでいる。

この時間はシュミレーターを使ったパーソナルトルーパー(以後PT)の操縦訓練である。

PTだけではなく戦闘機のシュミレーターも使う。

重力やGを擬似的に作りだしリアルな作りになっている。

そして今は2対2のコンピューターを使った模擬戦を行っているが…………。

 

 

 

『うげっ!!!!』

 

 

 

「川崎!!!」

 

 

 

後ろにいた川崎の機体が後ろから撃たれ爆発した。

実は所属している1-Gのクラスの中で俺と川崎はシュミレーターの成績がダントツで悪く、1回目は開始直後にあっさりと撃墜されみんなから宥められた。

それからは少しは上達するが直ぐに堕ちる。

 

 

 

「そこか!!!」

 

 

 

相手のコンピューターが雲の中に隠れているところを見つけ、そこにミサイルを全弾発射した。

放たれたミサイルは全て直撃した。

 

 

 

「やった………何?!」

 

 

 

直撃した筈の相手が煙の中から飛び出し肉薄しブレードを振り下ろす。

機体の上半身を後ろに反らし何とか避けて距離を取る、しかし…………

 

 

 

「接近?!何処から!!!!」

 

 

 

気付いた頃にはコクピットを後ろから撃たれ爆発した。

 

 

 

 

「更識、川崎、お前たちは全く」

 

 

 

「「はい………」」

 

 

 

結局、今回も俺達だけが一機も撃墜出来ずに授業終了し俺達は教官のお叱りを受けている。

皆あんなに強い奴に勝ってるってのか?

 

 

 

「これ以上言う事はない、何時も通り罰として就寝時間までランニングだ」

 

 

 

「「了解しました」」

 

 

 

風呂と晩飯を済ませて部屋に戻りジャージに着替えて校内を走り込む。

校内の一周は約25㎞。

初回の授業からずっと罰としてランニングをしている。

 

 

 

「何か初めよりか走ってる距離が長くないか?時間は何時も通りなのに………」

 

 

 

「そらぁ体力がついてきてるって事やろ、パイロットたるもの体力が大事やってな」

 

 

 

初めは2周も苦しかったが今はすんなりと2周が終わった。

 

 

 

「体力があっても技術も無いと意味ねぇぞ」

 

 

 

「それでも俺らは始めに比べたらまぁまぁ戦えてきてるやろ?」

 

 

 

「それでも未だに一機も落とせてない、それに今日は一杯食わされた」

 

 

 

「どうした?俺が落ちた後に何かあったんか?」

 

 

 

「あぁ、あの後、俺は相手の機体にミサイルを発射したんだ全て直撃したんだが煙の中から飛び出して来たんだ」

 

 

 

今考えてみたら向こうは着けていた武装パッケージをパージしてミサイルを防いだ、煙の中から飛び出して来た時にはそれがなかった。

その動きはコンピューターがする動きかよ。

 

 

 

「反省はもうええやろ、また明日あるんやから」

 

 

 

 

「そう……だな…………川崎」

 

 

 

「分かっとる」

 

 

 

足を止めて周りを見渡す、最初は何なのか分からなかったが今なら分かる。

 

 

 

(これが目線を感じるって事か………)

 

 

 

「見てんねんやろ、出てこいや!!!!」

 

 

 

川崎の声に反応して茂みから人が出てきた。

白に青の制服………推薦……ただ………。

 

 

 

(黄色に黒の腕章………風紀委員か………)

 

 

 

風紀委員が10人に風紀委員ではないが普通の推薦生徒が40人。

 

 

 

「何か用ですか?」

 

 

 

「こんだけの人数集めとって話し合いするんか?」

 

 

 

「貴様らに教えてやろうと思ってな、推薦に歯向かった奴がどんな末路を描くか」

 

 

 

俺らの周りを囲み、隠していた獲物を取り出す。

こっちは丸腰なんだが………。

 

 

 

「入学初日の愚行…………貴様らを粛正する!!!!」

 

 

 

「人の彼女を取ろうとしていた奴等はいいのか!!」

 

 

 

「彼らはそんな野蛮なことはしてはない、それにあったとしても揉み消せる」

 

 

 

「それやと一般の生徒が一方的に苦しめられるだけやんけ!!!」

 

 

 

「彼女の心の傷はどうでもいいってのか!!!」

 

 

 

「そんな些細な事どうでもよい、それよりも貴様らのやった事の方が悪い」

 

 

 

「どうてもいいだと?」

 

 

 

彼氏をボコボコにされ、無理矢理手を掴まれた彼女の心はどうでもいいだと?

 

 

 

「ふざけんな!!!!!」

 

 

 

「そうじゃボケエェェェェ!!!!!!」

 

 

 

大人数の中に突っ込んでいく。

 

 

 

「殺れ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後 生徒会室

 

 

 

 

 

???side

 

 

 

 

 

「はぁ……………」

 

 

 

「何を溜め息付いているんですか?中村会長?」

 

 

 

そりゃ溜め息も出るだろさ、小池副会長。

 

 

 

「いや、別に…………」

 

 

 

「クソ!!!!あのサル共が!!!!」

 

 

 

「言葉が汚いですよ千里風紀委員長」

 

 

 

小池が注意するが聞いていない。

このハゲが面倒な事してるから、俺は帰れないんだがな………文句を言えば煩いから黙っておくか。

 

 

 

(それにしても酷いな…………たった二人にこの人数集めて襲わせるなんて…………)

 

 

 

簡単に言えば、入学初日に馬鹿を殴った→馬鹿の馬鹿親が怒った→馬鹿親が風紀委員長の親にクレームを言った→風紀委員長がそれを承諾した→実は元々二人が気に食わないから親の事でもあるが私情もあって部下を使って襲わせている。

あ、現在は最後の所な。

 

 

 

(馬鹿が生むのは馬鹿か…………嫌だな)

 

 

 

それにしても遅い………まさか殺してないだろうな…………。

 

 

 

「只今……戻りました」

 

 

 

そんなことを考えていたら実行班の風紀委員2年の不動不死昌(フドウ・フシマサ)が戻ってきた、さっきの間は………そういうことか………。

 

 

 

「遅いぞ!!!このウスノロ!!!」

 

 

 

「申し訳ありません………会長」

 

 

 

オイオイ……そこは労ってやれよ………。

人は見た目で判断してもいいかもしれない。

 

 

 

「それで?あの二人はどうなった?」

 

 

 

「はい、あの二人にはきちんと教えておきました………今は茂みの中に放り込んであります」

 

 

 

まぁ50人で袋にしたらそうなるわな。

 

 

 

「こちらの被害は二人が軽傷です」

 

 

 

「よし、近い内にあの馬鹿を私達に頭を下げて許しをこう姿を全校生徒に見せ付けてやる」

 

 

 

うわぁクソ弱い外道みたいだーー。

何か目が血走ってるし…………剥げてるし………。

 

 

 

「中村、長い時間すまないな私はこれで失礼させてもらう」

 

 

 

千里は上機嫌で帰っていった。

さて、聞くとしますか。

 

 

 

「不動、もういいぜ?」

 

 

 

俺の言葉の直後に不動は膝をつき、口から血を吐いて肩から大きく息をする。

我慢してたから仕方がないか。

 

 

 

「不動君!!!!」

 

 

 

「心配ご無用………大丈夫です」

 

 

 

「続き………あるんだろ?こちらの被害は二人が軽傷で………の続きは?」

 

 

 

次に不動の発した言葉に耳を疑った。

 

 

 

「48人が重傷のその内30人が意識不明………」

 

 

 

「なんだと?」

 

 

 

オイオイ、予想をしていた数よりも多いな…………。

2年の連中相手でこれだけやるのかよ。

 

 

 

「二人を相手にそれだけの被害が………」

 

 

 

「いえ、二人ではありません四人です」

 

 

 

「四人?」

 

 

 

「当初は二人だけを襲う予定でしたが、途中騒ぎを見かけた二人が乱入してきました」

 

 

 

「その二人はどうなった?」

 

 

 

「彼らも二人同様に茂みの中に放り込んであります」

 

 

 

今回の一年はかなりやるな…………1つ波乱があるなこれは………。

 

 

 

「そいつ等の名前は?」

 

 

 

「乱入してきた二人は確認中ですが、当初の目的である二人の名は更識凪刀と川崎涼です」

 

 

 

「何?」

 

 

 

更識家の養子と行きつけの料亭の息子だ。

だが更識の息子が何故に推薦ではなく一般で入学している?

 

 

 

「しかし、これで不味いことも起こりそうです」

 

 

 

「小池の言う通りだ、部活連の奴等が動き出すだろう」

 

 

 

今は部活のする人達の負担を軽くする為の組織として成り立っているが、元々は差別主義を嫌う連中が立ち上げた組織だ、入学初日から小競り合いが起こっていたが大規模な混乱が起こるな。

俺らの代ではあってほしくなかったが…………。

 

 

 

「風紀委員が恥ずかしい、燻っている火に薪をいれる行為をしてしまった」

 

 

 

「それも委員長がな…………馬鹿な上司を持つと嫌になるな………不動」

 

 

 

「はい」

 

 

 

「今回は今までよりも不味い事になりそうだ、委員長が暴走する可能性が高いから手遅れになる前に押さえてくれ、後もう寝ろ」

 

 

 

「わかりました、気を付けておきます」

 

 

 

「小池、支えてやれ」

 

 

 

不動は小池の支えを借りながら出ていった。

俺はある資料に目を通す、1年の部活連の加盟数と風紀委員の入会数。

 

 

 

「部活連には300人…………風紀委員には30人」

 

 

 

両方とも最多タイの人数だ………。

毎年一年同士の争いが絶えない。

その中に………ある人物の名前を見つける。

 

 

 

「鏡…………」

 

 

 

俺には兄が一人と弟が二人いる、その中で一番下の弟、鏡が風紀委員会に入った。

兄の一斉(イッセイ)は先代の生徒会長で軍人として勤務、そして俺らも軍人になる。

1つしたの弟、三才(サンザイ)は差別意識が高い。

結局は軍幹部の親父の権力拡大の駒にされるだけだ…………俺はそんな親父には反発しているし鏡も同じだが…………。

 

 

 

「諦めたんだな…………」

 

 

 

重圧に…………"あの汚名"に………………………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かるーいキャラクター紹介

 

 

 

 

 

主人公

 

 

 

更識凪刀(さらしき・なぎなた)

 

 

 

士官学校総合一年G組所属

 

 

 

希望職種 事務員

 

 

 

誘拐され迷惑を掛けないため自爆した織斑一夏であり、記憶は名前すら忘れてしまうほどの重症である。

更識家の養子として迎え入れられ不自由ない生活をしていた。

考える前に身体が動き、自己犠牲が強いためやや危ない。

武術を習っていたのと記憶を失う前の力が身体に染み付いているのか強い。

 

 

 

 

 

 

川崎涼(かわさき・りょう)

 

 

 

士官学校総合一年G組所属

 

 

 

希望職種 パイロットか歩兵

 

 

関西から来た凪刀のルームメイト。

関西弁の黒髪の前髪を少し垂らしたオールバックで目つきが悪く、入学初日の事件もあり当初は周りから恐がられていたが数週の間で誰からも信頼される程の人望がある。

趣味は料理と飾り切りであり、関西の一番人気のある料亭の長男で後継ぎとして育てられたが反発し士官学校に入学した。

ルックスのせいか喧嘩に明け暮れた毎日を送っていただけに大人数相手でも怯むことはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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