「我らの現状は知っているだろう?」
関羽に言われるまま付いて行っていると、歩みを止めぬまま話しかけてきた。
「まぁ、大体は」
「隣国の孫策、北方の曹操。悔しいが、どちらも我らより力がある。加えてその二国が短期ではあるが不戦協定を結んだという情報を掴んでる。孫策は取り戻した領地の鎮静に務めているが、曹操には大きな軍の動きが見える。我らに攻め込んでくるのも時間の問題だろう」
と、立ち止まる関羽。
肩をわなわなと震わせている。
「朱里の言っている事は分るのだ。我らは手段を選んでいられる立場に居ない。だが……」
バッと振り向いた。関羽は険しい表情で俺を見つめる。
殺意とも取れる闘気を当てられ、無意識に武器へと手が伸びた。
「貴様のような者を、一時でも我が軍に迎える事が私は許せぬ!」
背にかけていた偃月刀に手を伸ばし、構えてきた。
おいおい、ここでやろうってのか?
「はぁあああああああああ!!」
偃月刀を振りおろし袈裟懸けてくる。
瞬時に流剣と牙刀抜き受け止める。間近にある関羽の瞳には、無表情の俺の顔が写っている。
「誓え!我が軍に居る間、我らを仇なす事はせぬと!桃香様に害をなさぬと!」
両手に力を込め、偃月刀を弾く。
関羽は一歩後退すると、再び偃月刀を構えた。
「近くで叫ぶなよ。うるさいし、唾が飛んで汚ねぇ」
服の袖で顔を拭う。
こいつの言いたいことは分った。
そこまで信用が無いとはな。まだ劉備に武器を向けた事を根に持ってるのか。
本人が気にして無いんだしいいじゃねぇか。
「戯言はよい、さっさと答えよ!」
闘気そのままに偃月刀の切っ先を向けてくる。
返答しだいではこの場で切り捨てる。と言わんばかりだな。
「誓うも何も、客将が何で雇い主の不利になるような事をしないといけないんだよ」
自分の首を自分で絞める様なもんだろう。ちょっと考えりゃ分るだろうが。
「……ふん、ならばよい」
「だがな」
構えを解いた関羽に、言葉を続ける。
「ここには俺が愛した女達がいる。俺はそいつらを守るためだったら何だってする」
言葉には出さないがもちろん、劉備と敵対する事も厭わない。
関羽は俺をじっと見つめた後、偃月刀を背にかけ再び歩き始めた。
離れていく背中を見つめながら二刀を鞘に戻し付いて行く。
両腕が痺れてやがる。何て馬鹿力だ。
訓練場に着いた。
何十もの兵士が整列している。これでも全体の極一部何だろうが。
「皆、待たせたな。この男が我が軍の副将となる北郷一刀殿だ」
関羽が俺に向かい顎をしゃくる。
挨拶しろって事か。
「北郷一刀だ。よろしく頼む」
無難な言葉を吐く。
兵共がざわつき始めた。おいおい、前もって知らせてなかったのかよ。
と、最前列の壮齢の男が声を上げた。
「関羽様!私は貴女の下戦場で命を懸け闘っております。それは、貴女にならば我が命を懸けてもよいと思っているからです!然らば、その男の下で同じ働きができましょうか!」
男の言葉に、いくつもの声が重なる。
劉備軍は義勇軍からの成り上がりだったか。正規軍であれば給金のため等あるんだろうが、元義勇軍であれば人情に置く部分が多いのだろう。
「静まれ!」
徐々に大きくなるざわめきに、関羽が一喝し場が静まり返った。
関羽は最初に言葉を放った男へ視線を向ける。
「そうか。ならばお前は、どうすればこの男を認められる?」
「……関羽様と同等とは言いませぬ。せめて、我らとは一線を画する程の武を見せていただければ、認めざるを得ません」
関羽の眼力に怯みながらも、持ち直し力強く言い返す男。
関羽は俺の方へ向き偃月刀に手をかけた。
「だ、そうだが。どうする北郷殿」
何がどうするだ。武器取り出してやる気まんまんじゃねぇか。
「そうか、それは残念だ。諸葛亮に異動願い出してくるか」
「ほう、ならばお前はこの城に居られなくなるが」
この女……厄介何てレベルじゃねぇな。
現状、この城を追い出されるのは好ましくない。
仕方ない。相手してやるか。
「……わかったよ、やってやる」
「それでいい」
訓練場の中央に場所を移す。
ここなら兵全員が戦いを見れるんだと。
ここで関羽の狙いを考える。
自分の軍以外の所属は認めず、自分の軍にも、この場で俺を叩きのめして兵達に認めさせない。
……いや、さっきの話を聞く限り、関羽は俺の武をある程度把握しているはずだ。確かに戦力は増やしたいが、自分に叩きのめされる様な武しか持っていないのならば、いらないということか。
まぁ、こいつの場合私怨がいくらかまざってそうだがな。
訓練場中央で、向き合う。
関羽は武器を構え、俺は流剣に手を添えている。
「鈴々から話は聞いている。落胆させてくれるなよ」
「知るか」
武将クラスに流剣と岩刀を使うのは初めてだな。
折角の機会だ。今までの鍛練の成果、確認させてもらうとする。
右足を一歩出し、右手で流剣の柄を握り、左手は鞘に添え、腰を落とす。
「……行くぞ」
反応できず死んでもらっては困るので声をかける。
両足に力を溜め、地を蹴ると同時に流剣を抜く。
「ぐっ!」
金属音が響く。流剣は関羽の脇を浅く斬ると、偃月刀に止められた。
反応が遅いな。実践なら殺せてた。気を抜いてたってのもあるだろうが、少しがっかりだ。
いや、武将レベルが反応しきれない速度で打ち込むことが出来た。という結果を喜ぶべきか?
関羽は流剣を弾き、続け様横に凪いだ。それをしゃがんで避け、牙刀を抜き腿へ切りかかる。
が、牙刀は上に蹴り上げられた。怯まず流剣を振るうも関羽が飛び退き空を斬る。
空中を回転する牙刀。痺れの伴う左腕で柄を掴む。
柄を握り、力の入れ抜きを繰り返す。痺れ具合を確かめるが問題は無さそうだ。
「速い、な。驚いた」
「油断していただろう。気を張っていれば防げたはずだ」
俺の言葉に悔しげに眉を顰める。と、関羽は偃月刀をしまい兵達へ向いた。
「今ので分ったか?北郷殿は我が軍の力になる。武にも問題は無いはずだ。そうだろう?」
少しの間の後、兵の全員が大きく返事の声を上げた。
「あ?もう止めるのか?」
「続けていたら両者共無事とはいかないだろう。我らは戦を控える身、命を懸ける場を違えるな」
成程な。兵達を認めさせ、俺の武も確認できたからもう十分って事か?
焚き付けて、放置とはひどいもんだ。行き場の無い火照りが生まれてしまった。
「傷の手当をしてくる。ここで待っててくれ」
訓練場を後にする関羽。その背中は何故か小さく見えた。
「最初は恨んだわよ。あんたが教えてくれてたら、私達は勝てたかもしれなかったんだから」
寝台の中。情事を終えた俺と詠は、並んで寝て向かい合っている。
詠は今回の情事の前に真名をくれた。一度体を重ねた女を真名で呼べないのは、流石に寂しさを感じるのでうれしかった。
ここへ来てようやく詠と話せる場を設けることができた。情事後特有の気怠さに瞼が重いが、寝るのは話が終わってからだ。
「でも、考えたら分ったわ。前の歴史を知っている。なら前と同じような結末を迎えれば、結果は前と同じにできる。……いえ、できる確率が高いと言った方が良いわね。あんたは蜀の記憶が無いけど、星から話を聞いてるから知っているのと同じよね」
「ああ。だが、星が言ってるのは俺が劉備軍の主として居るものだ。完全に同じって訳じゃない」
星の話では、詠達は城内で劉備軍に保護されたはずだ。境遇こそ同じだが、過程が違った。
詠が確率が高いと言ったのは、完全に同じにするには無理なので、それに関する誤差の事を言っているのだろう。劉備軍に俺が居ない時点で、完全に同じでは無いのだ。
「でも、大局は同じだった。銀華が生き残ってるっていうのはうれしい誤差ね」
「本当にな」
俺が蜀の主だった話では、銀華は張飛に討ち取られていたらしい。
それを変えることが出来たのは大きい。
「……結局あんたは、誰も死なせたくなかったんでしょ?聞いた話通りの結末にすれば、所属する軍は違えどみんな生き残る。後、もう一つあるわね」
「……何だ?」
「歴史を知っているっていうのは、それだけで大きく優位に立てるわ。あそこで私達が勝てば、その後の事なんてまるで分らなくなる。その優位性が無くなってしまう。それを恐れたんでしょ?」
はは。流石軍師なだけあるな。ほとんど言い当てられてしまった。
だが、一つ勘違いしていることがある。
「ほぼ正解だよ。だがな詠、一つだけ勘違いしていることがある。誰も死なせたくなかったからああした訳じゃない。俺が大事だと思っている奴が全員生き残れる策ってのが、偶々前と同じだったからああしたんだ」
あの頃はまだ董卓軍の奴らと斗詩達以外接触が無かった。
曹操や孫策、延いては劉備など。記憶に無い、まだ話した事もない女の命まで面倒はみれない。
「……何よ、同じじゃない」
小さく呟く詠。俺の胸板に向いていた視線を上にあげ、眼を見つめる。
「私は月さえ無事でいてくれたらそれでいい。だからあんたには感謝してるし、他の奴らに余計な事を言うつもりもない」
月至上主義の詠らしい台詞だな。そこに俺が入っていたら嬉しかったんだが。
「でもだからこそ、あんたに言っておくわ。歴史を知っているのは確かに優位的だけれど。それに捕らわれてるといつか痛い目みるわよ」
真剣な表情。本気で心配してくれているのが感じられる。
「あぁ、分ってる」
言われるまでもなく、俺もそれを危惧し星の話を鵜呑みにはしていない。
だが、純粋に心配し助言してくれる詠の言葉は嬉しかった。
元々多くの兵を率いて戦う事が少なかった俺だが、以外にも用兵ができていた。
数日訓練すると、関羽にもお墨付き(渋々といった様子だったが)をもらえた。
今日は非番。ねねに再び呂布の屋敷へ招待された。
「待っていたのですよ、一刀殿!」
「……恋も待ってた」
門をくぐると、ねねと呂布、そして多くの動物達が出迎えてくれた。
犬猫鳥共が俺を囲み始める。
「一刀殿は動物に好かれますな」
「……家族、いっぱい」
「全員が呂布の家族だったな。賑やかでいいもんだ」
と、呂布が俺に歩み寄ってきた。
手前で止まると、無表情で俺を見つめてくる。
「……恋。呼んでいい」
「あ?いいのか?俺は別にお前の信用を得るような事はしてないが……」
「……前来た時、確認できた。……ねねを連れてきてくれたし……一刀は良い人。だから……いい」
こいつの真名を許す基準がわからんな。
良い人何て言われるのは初めてなんだが……まぁ呼んでいいんならそうしよう。
「分った。恋、改めてよろしく頼む」
小さく顎を引き頷く恋。すると、俺の腕を掴み歩き出した。
着いたのは庭の一角にある芝生。恋に突き飛ばされ、倒れる。
と、その横に恋が寝ころび、反対側にねねが横になった。
「…………腕」
恋の言葉に、ねねに背を向ける体勢になり腕を伸ばす。すると恋は俺の腕を枕にした。
いつもの俺なら、こんな一方的な事をされると苛立つのだが、恋に関してはそういう感情が湧かない。恋の人柄故なのだろう。厄介な女だ。
至近距離で見つめあう。早く寝ろよ、落ち着かねぇ。
「恋、寝ないのか?」
「……一刀が寝るとこ、見る」
と言われてもなぁ。まだ昼も過ぎていないこの時間。あまり眠くはない。
どうしたもんかと考えている今も、恋の無垢な瞳が俺へ突き刺さる。
仕方無しに目を瞑る。
と、芝生と風の心地よさをより感じられた。
時間が立てばそのうち寝られるだろう。
そういえばねねの奴がやけに静かだな。いつもなら喧しいくらいなんだが。
それにこの前は俺と恋の間を陣取って満足げにしていたんだが、今日は違うのか。
と、塞がっている視界が暗くなる。
不思議に思い目を開けると、ねねが太陽を遮る形で俺と恋のすぐ近くにしゃがんでいた。
「お二人が寝やすいように、ねねが光を遮りますぞ!」
意図を聞く前に説明するねね。変な気遣いに少し笑ってしまう。
そうか。と小さく呟き、再び目を閉じた。
少し時間が立ちまどろんでいると、頭を撫でられた。
小さな手、ねねだろう。
一瞬苛立ったが意外に心地よく、放置することにした。
「…………えいや!」
と、ねねの掛け声と共に撫でられていた手に押され頭が前に行く。
驚き目を開く。目の前には恋の顔。
まずいと思う間もなく、恋と唇が重なる。
瞬間、意識が光に飲み込まれた。
戦乱も終わり間近。政務に追われていた俺は、息抜きに恋とねねと山へ出かけた。
先行くねねを追い越そうとし、結局また追い抜かれ足を止めると、遅れて恋が来て俺の手を握り言った。
『…………恋は頭がよくない』
『……??どうしたんだよ、いきなり』
『いなくなったら、見つけられなくなる……もう、寂しいのは嫌……』
少し考え、理解できた。
今、この時のことを言っているわけじゃない。
今日の恋はいつになく言葉少なで、ずっと俺の隣に寄り添っていた。
『セキトとねねがいたらいいと思ってたのは、ずっとずっと前』
大きな戦が迫っている。この大陸の行く末を決める、大きな戦が。
恋はバカじゃない。ここ最近の城の雰囲気から、感じ取っていたものもあるのだろう。
『ご主人様を守る……』
『いつも守られてばっかりだね。俺。恋にも……みんなにも』
この頃の俺には力が無かった。常に女に囲まれ、助けられてここまで来ていた。
『頼りない俺だけど、自分に出来る限りのことを頑張るから。頼む、力を貸してくれ』
『……ご主人様の隣だと、恋は天下無双』
恋が自分の武を誇るようなことを言うのは、本当に珍しいことで……俺は胸が熱くなった。
『心配しなくていい……ずっと、一緒』
その一言で、俺の中の不安は全て消え去った。
『あぁ……ずっと、ずぅっと……一緒だ』
恋を抱きしめる。恋の両手がキュっと俺の服を握り締めた。
『恋殿、恋殿ぉ~~~!どちらへ行かれたのですか。ぐす、恋殿ぉ~~』
『……あれ?』
『……ぷっ』
どうやら気付かないうちに、俺も恋も足を止めてしまっていたみたいだ。
曲がった道の向こうから、半泣きのねねの声が聞こえてくる。
『……ねねもずっと一緒、だろ』
『…………うん』
二人でねねを迎えに歩き出す。
これは恋との記憶。弱い俺ながら、思うことが多かったんだろうな。
と、いつもならここで意識が戻るのだが、再び視界が光に飲み込まれた。
これは……銀華の時の……!!
『ご主人様がいて、愛紗ちゃんがいて……みんながいる。みんなが『楽しい』って言ってくれる今が、わたしもとっても幸せだよ』
両手指を重ね、満面の笑みを浮かべる桃香が浮かぶ。
『我々の行ってきたことが、人々の幸せに繋がっているのだと思えば……少しは誇らしく、また、嬉しくも思います』
柔らかな表情を浮かべ、小さく微笑む愛紗が浮かぶ。
『大好きの……ちゅっ』
照れ笑いを浮かべながら、俺の頬へキスする鈴々が浮かぶ。
『みんな、ご主人様が大好きです』
『わ、わたしは……ぶるぶる、わたしと朱里ちゃんは特にです!凄くです』
俺の手をぎゅっと握り、笑顔でこちらを見上げる朱里と雛里が浮かぶ。
『だから、主も胸を張ってくだされ。天の知識や紛い物の歴史になどすがらずとも、我らの主はもはや貴方しかいないのですから』
夕日に照らされながら、不安がる俺を勇気づけてくれた星の姿が浮かぶ。
『あ、あのっ、ご主人様!わたし……わたし、ご主人様のことをお慕いしています。ご主人様の顔を見るだけで、その日は一日幸せに過ごせるくらい、ご主人様のことばかり考えています』
恥ずかしさや不安と必死に戦いながらも、思いの丈をぶつけてくれた月の姿が浮かぶ。
『仕方なくよ、仕方なく。まったく、ボクもとんだ男を好きになっちゃったわね……』
悪態付きながらも、はっきりと俺を好きと言った詠の姿が浮かぶ。
『この命をもって……ご主人様に尽くしてくよ。戦いが終わっても、ずっとな』
真剣な眼差しで俺を見つめる、翠が浮かぶ
『だから……戦いが終わっても、天に帰ったりしちゃダメだからねっ?』
酔いながらも、向き合い強く俺にそう言う蒲公英が浮かぶ。
『胸の奥が……少し温かくなったような気はします』
自分の想いに悩み、愛し合う事で少しだけ恋愛感情を理解できた焔耶が浮かぶ。
『やれやれ……ご主人様がわたくしの夫になってくださるのは嬉しいけど、どうして桔梗まで……』
『むっ。夫とな?なるほど。という事は、お館様はわしの夫でもあるという事か』
意地の悪い笑みを浮かべ、俺の腕を抱く紫苑と桔梗が浮かぶ。
『ねえねえ。だるまさんがころんだ。こんどはみんなでやろうねっ』
俺の肩に乗り、意気揚々と喋る璃々が浮かぶ。
『すぅ、すぅ……んにゃにゃ……』
『……にょぉ……ん、にょ……すぅ』
『ぐぅー……んにゃっ、にゃぁ……ぐー』
『……んくっ、ん……くぅ……くぅ……』
四人で輪を作りながら、気持ちよさそうに寝息を立てる美以、ミケ、トラ、シャムが浮かぶ。
視界が再び光に飲み込まれた。
「ご主人様……ご主人様ッ!!」
大きな声に、意識が戻る。
寝たままの恋が、俺へしがみつき、涙を流していた。
「居なくなっちゃダメって……言ったのに……ずっと一緒って……言ったのにぃ……」
ポロポロと溢れる涙が俺の服を濡らす。
だが俺はそんな恋を抱きしめ返す事も出来なかった。
頭の中を記憶が駆け巡る。ぐちゃぐちゃしていて整理ができない。
俺は……思い出したのか?
22話 了
小ネタ
「鈴々から話は聞いている。正直、楽しみでしょうがない!」
「俺に挑むならまず奴を越えてほしいものだ」
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今回の話は割と重要です。