一刀「さよなら……愛していたよ、華琳---」
華琳「あなたがそう言っていなくなって、もう3年がたつのね…」
私は空を見上げながら呟いた
華琳「あなたは、いつになったら帰ってくるのよ…」
今でも一刀のことを思い出すと悲しくなる
私だけじゃない。城の者みんながそうだ…
一刀…あなたが居なくなった後、みんなが立ち直るまで、ものすごい時間がかかったんがから
あの、桂花ですらそうだったんだから
雪蓮「か~りん!こんなとこにいた♪」
華琳「きゃ!雪蓮!?」
私が感傷に浸っていると後ろから雪蓮が抱きついてきた
雪蓮「な~に考えてたのよ?」
華琳「なんでもないわよ」
雪蓮「なにその態度!ど~せ一刀のことでしょ?」
華琳「う゛…」
雪蓮「やっぱり♪私も早く一刀に会いたいな。祭や冥琳のお礼もあるし」
そう、呉の宿将祭は生きている
なぜ生きているかというと、実は一刀は赤壁の戦いの前に、華佗という医師を呼んでいたらしい
それで、祭が秋蘭に討たれて川に落ちたときに助けられ、治療を受けて回復したらしい
ちょうど一刀が消えた後に雪蓮達の前に現れ、呉の面々は泣いていた
冥琳も何か重い病気にかかっていたらしく、もう少し遅かったら死んでいたかもしれなかったらしい
私はそれを聞いたとき、一刀らしいと思った
桃香「華琳さ~ん!雪蓮さ~ん」
声がした方をみると桃香と、愛紗、あともう一人知らない仮面を被った人がこちらに来た
華琳「久しぶりね、桃香、愛紗」
愛紗「華琳殿もお元気そうで」
桃香「雪蓮さんも久しぶりですね」
雪蓮「そうね」
華琳「それで、桃香この仮面を被ってるのはだれ?」
雪蓮「あっ!私も知りたい」
桃香「えへへ、この人は蜀の新しい将の人だよ」
杯雲「杯雲といいます」
杯雲と名のる仮面の男はお辞儀をした
桃香「杯雲さんは強いんだよ。愛紗ちゃんぐらい強いんだから」
杯雲「いえいえ、私なんてまだまだですよ」
愛紗「そんなことないぞ、杯雲殿は強いですよ」
華琳「そうなの?こんど春蘭と戦わせてみたいはね」
杯雲「魏の大剣などに私なん歯が立ちませんよ。ではみなさん、私はここで失礼します」
杯雲は町の方に戻っていった
華琳「顔は分からないけど、いい奴ね」
桃香「やっぱりわかります?杯雲さん優しいんですよ」
雪蓮「それで、桃香は好きなわけね?」
桃香「えっ!そ、そそそそれは///」
桃香は耳まで真っ赤になり俯いた
華琳「図星のようね。愛紗はどうなの?」
愛紗「えっ!?わ、私ですか///」
愛紗も顔を赤くさせ俯いてしまった
この愛紗が惚れるほどなのだから、たぶん蜀の人間はみんな好意を持っているのだろう
一刀が『魏の種馬』なら、杯雲は『蜀の種馬』かしら?
まぁ、あの雰囲気では一刀みたいな女垂らしでは無いだろう
華琳「じゃあ、顔は見たことはあるの?」
桃香「無いですよ」
雪蓮「無いの!?」
桃香「はい。顔は昔の火傷で、もの凄く醜いからって見せてくれないんですよ。ねぇ愛紗ちゃん」
愛紗「えぇ、顔が醜くても我々は受け入れると言っているんですが」
雪蓮「じゃあ、顔じゃなくて心に好かれたのね♪」
桃香、愛紗「「…///」」
桃香と愛紗はまた顔を赤くしていた
昔戦っていた時はこんな日がくるなんて考えられなかった
でも、この平和の時を一緒に暮らしたいあなたはここには居ない…
一刀…早く帰ってきて
私はそんなことを思いながら、また空を見た
そのころ五胡…
???「いいか!!テメェら!!!!!」
男が五胡兵に叫んでいた
???「魏、蜀、呉は今、平和で油断している!!!!」
五胡兵「「「「「「うぉぉおおおおお」」」」」
???「今こそ三国を潰し、我らが頂点に君臨するときだぁぁあああああ!!!!!」
五胡兵「「「「「「うぉおおおおおおおおおお!!!!」」」」」
???「いくぞぉおおお!!!!!!!」
五胡兵「「「「「「うぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」
そう言うと五胡兵は旗を掲げた
その旗には十文字の文字が…
そして五胡をまとめている男は聖フランチェスカ学園の制服を着ていた…」
オリキャラ紹介
『杯雲』(はいうん)
性別 男
蜀の新しい将
仮面をしている
蜀の人間でも顔を見たことが無い
仮面をしている理由は、昔の火傷でもの凄く醜いから
髪の毛が腰辺りまである
実力は愛紗達ぐらいある
武器は大きな鎌の「鴉(からす)」
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こんにちは!!
作者のとしです!!
前、予告した魏ENDアフター書いてみました!!
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