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前書き
つなぎのネタ作品です。短くてクォリティ低いのはご愛嬌。
(ISのRー18エロ♡)
(;・∀・) つ ヘイオマチ-。
誰かps3でDESTINYやってません?良かったら一緒に行きませんか?
まぁサーバー不良で良く弾かれるんですけど(諦)
諸君、世の中には、『転生』というワードが存在するのを知ってるかね?
そう、巷では良く『二次元転生ハーレム?はいはいテンプレテンプレwww』というあの転生だ。
もしくは恋愛無しの方向で『俺tueeeeeですね分かります』とか『ウホッ。中2主人公アンチキタコレwww』だな。
他にも諸説あるが、俺が現在進行形で経験してる転生は、一味違う。
ふむ、有り体に言えば、俺は『物語から逃げる系主人公(ヒロイン有り)』をやってるのさ。
しかしそういう小説も確かにある。
チートな力を貰っても原作なんて知った事かと逃げようとする主人公。
しかし結局、優しい性格とかが災いして原作に絡んでしまったり、肝心な所で戦っちゃって存在が露見したり。
あぁ、他にも勘違い系とかもあるな。
まぁでも大抵は可愛いヒロインとイチャイチャしてハッピーエンドが常道であろう。
そういうラブコメな小説は俺も大好物だ。
……さて、長々と前置きしたが、ここで俺から皆さんに質問だ。
なに、所謂解決策が欲しいってヤツだよ。
それでまぁ……俺の目下、いや最大の悩みなんだが――。
『――く、くははは……それで隠れたつもりか?』
ッ!?ば、馬鹿な!?もうこの場所がバレたと言うのか!?
小さい納屋の様な場所に隠れる俺の脳内に響く、威厳を兼ね備えた重々しい声。
俺は即座に立ち上がって愛銃――28ゲージのショットシェルを撃ち出す化物リボルバー、トーラス社製『
弾種は破壊力のみに能力を割り振ったスラッグ弾を入れてあるが……今は豆鉄砲にしか見えない。
アイツには効かねぇだろうなぁ……マジ頼りねぇ。
心にそんな暗い思いが過ぎるが、ハッと頭を振って切り換える。
弱気になってどうする!!今は自分の相棒を信じて――。
『く、くくく……ミツケタ♪』
「ッ!?うおぉぉおおおおおおお!?」
再び聞こえた楽しそうな声――の発生源より斜め横。
長年の襲撃で磨き抜かれたシックスセンス(勘)を頼りに、その場所へ愛銃を向けてトリガーを引く。
ズドォオオオオ!!
本来は熊の頭をも消し飛ばす凶悪極まる弾丸。
まず人間に向けて撃つのは御法度であろう。
その28ゲージスラッグ弾が吹き飛ばしたのは、コンクリの壁ではなく――。
「――」
そのコンクリの壁を擦り抜けてきた、化物の顔だった。
元は人間だと分かるシルエットの、吹き飛ばし損ねて残った首から下の部位。
その残った首から噴き出す大量の血液が――。
ギュインッ!!
「甘いわぁ!!」
無数の触手の様な形で襲いくるのを、俺は横っ飛びして避ける。
更に部屋のドアをぶち破って廊下へと飛び出し、追尾してくる触手に弾を見舞って牽制しつつ走る。
悲しい事に、これが俺の日常の一部なのである。
ヤツが来る→襲われる→迎撃→逃走。
これが1日24時間365日祝日休日無しで行われてるんだぜ?
しかも昼夜問わず、ゆっくり寝られるのはヤツが疲れて寝ている間のみ。何なのこの生活?
自分の現状に思わず涙がホロリ、としている間に廊下の向かい側に影が!!
「幸治さん!!マスターの命令なので、ここから先は通しま――」
「
ズドォオオオオオオオッ!!
「あひゃぁああああああああああああッ!?な、何するんですかぁ!?」
「じゃかあしい!!俺の明日への前進を阻むだと!?良い度胸だその乳揉むぞコラァアアアア!!」
「わ゛ーーーーーーーッ!?セ、セクハラ!!セクハラですよそれぇ!!っというかマスターに聞かれたら私殺されちゃうから止めて!?」
俺の目の前で通せんぼしやがったアンチクショウに慈悲無く放った弾丸は、しかして横っ飛びで交わされて床を無残に破壊してしまう。
この機関に入隊して……いや、させられてから着ている黄色の制服に身を包んだ金髪の美女。
しかし中々コミカルな表情を浮かべながら、彼女は俺に指摘された豊満な胸を隠して赤くなったり青くなったりと大忙しである。
「だったらもっと慎ましやかな服を着ろ!!そんな乳を強調してムチムチした足を曝け出しやがって!!俺じゃなくても言うわ!!」
「うわぁああん!!私だって……私だってズボンが良いですよぉおお!!でも、マスターもインテグラ様も駄目だって言うんですもん!!この前なんか私のベット勝手に棺桶に変えられてたんですよ!?分かりますかこの気持ち!?」
「んなもん仕方無えだろ!!お前は『ドラキュリーナ』なんだから、そうしねぇと力が弱っちまうんだよ!!」
泣きながら俺に反論する彼女……『セラス・ヴィクトリア』に怒鳴り返す。
そう、俺が転生した世界は吸血鬼の跋扈する鬼畜漫画……あの『HELLSING』なのだ。
つまり俺を追いかけてる、さっきのマスターというのは……。
『はははは……何を乳繰り合ってるんだ?我が下僕よ……』
「ひぃ!?マ、ママママ、マスター!?」
「!?ちぃ!!思ったよりも早く来やがったか……ッ!!」
セラスとコントをしていた俺の背後から聞こえるおどろおどろしい声。
それに怯えるセラスから目を離し、俺は背後にThe Ranging Judgeを構える。
「まったく……主人のモノに手を出そうとするとは……一度、教育が必要だろうか?」
「いい、いえいえいえいえいえいえいえ!?わ、私は別にそんな気は微塵ももももももも!?」
俺が銃を構えた先……そこには、1人の『女』が面白そうに笑いながら立っていた。
セラスと同じくらいの美女でありながら、神秘的な雰囲気を纏う黒髪で長髪の美女。
身体つきもセラスに負けず劣らずといった具合で、街に出れば男の欲望の視線を一手に集めるであろう存在。
俺達を見つめる彼女の双眼は、まるで鮮血の如く赤く、さながらルビーの様な輝きを放っている。
しかし、その双眼に含まれるは――強烈に血塗られた殺意と、目を背けたくなる程の情欲が篭ってた。
……さて、ここまでくればもう諸君らにも理解出来てると思うんだが、もう一度聞こう。
「くくく……幸治。お前の童貞は私のモノだと言ってるだろう?何故私に全てを委ねようとしない?」
「する訳無えよバッキャロウ!!お前にチェリー奪われるぐらいなら、そこらの売春宿行くわ!!40のババアでも喜んで抱くよ俺!?」
「ほう?それは私にこのイギリスを滅ぼせと言ってると気付いてるか?」
「分かってるから未だに俺はチェリーなんですけどねぇえええ!?23にもなってチェリーとか恥ずかし過ぎるわ!!後7年で魔法使いになれるぞコラァ!!」
「く、くははは!!それが嫌ならば、私に全てを委ねるが良い!!この世のモノとは思えぬ極上の快楽に導いてやろう!!」
「アホか!!お前――お前『男』じゃん!!何で男に俺の純潔捧げにゃならねんだド畜生!!」
――ヒロインが『男』(見た目は美女なのに声は激渋)の場合、俺は逃げても良いよな?
何処か立ち姿にしなを作り、怪しげに伸ばした舌に指を這わせる馬鹿ヴァンパイアに、俺は力の限り吠える。
そう――ヒロインは『男』(姿形はどうにでも変えられる)の吸血鬼、あの『アーカード』なんです。
しかも常時この俺、木下幸治の童貞を付け狙うヤンデレ基質で困ったちゃん(殺意が沸く)なヒロイン(♂)。
こんな不幸なヒロイン、というか酷いストーリーがかつてあっただろうか……ッ!!
どうしてこうなったと頭を抱える俺の目の前で、アーカードは不機嫌そうな顔を浮かべる。
「ふん。昔ウォルターにも言った事があるがな。姿形は何の意味も無いのだよ」
「テメェの心は完全に男だろうが!?その威厳溢れるボイスが男の中の男だと語ってますよねぇええ!?」
寧ろそんな激渋な声の女は居ない事は間違い無い。
あぁ、畜生、何でこうなった……ッ!?この世界の公式チートさんがバグってますよ。
あの腐れビッチの神様めぇ……何が『ちょっとこの世界にバグが発生してるかもしれませんが、気にならないレベルです♪』だっつの!!
思いっ切り作品の主軸の人がブレじゃすまないレベルでズレちゃってるよ!?
これもうアレだよ!?運営に報告とかじゃなくて、物語に壮絶なバグ発生のレベルだからね!?
最初会った時はひたすら怖かったってのに、今じゃ普通に暴言吐けてしまう。
全くもって嬉しくない進歩だった。
「……仕方あるまい。それなら……これでどうだ?」
「おぉ!?マスターの声音が何やら怪しげな美女風に!?」
「声変えれば良いってモンじゃねえし!!っつうか何で俺を狙うんだよお前は!?俺以外の良い男なんてザラに居るだろ!?」
声を変えてまでして俺のチェリーを執拗に狙うアーカードに、俺は質問する。
非常に遺憾だが、コイツの今の見た目はそこらの女よりも遥かに美しい。
声も何処か男の琴線に触れるというか、背筋を震わせる様な声をしてるんだから、どんな男でも靡くだろう。
なのにコイツは……。
「くだらん。他の男等どうでも良い。屑だ、ゴミだ、クソだ!!私にとっての男は……私を揺らしたのは!!他ならぬ!!お前だけだ!!」
やたらと俺に執着している。
何が切っ掛けなのかすらも分からない。
只俺はずっと日本で暮らして、ここが何処の世界かすらも判らなかった。
でも、何も無くても良いと思っていた時に、親戚の伯父がイギリスで死んだと聞いて、既に両親も他の親族も死んで遺骨の受け取り手が俺しか居なくて、俺はこのイギリスに来た。
その時に初めて、伯父が王立国教騎士団、通称『HELLSING機関』の屋敷のガードとして死んだと知った。
そして街中で吸血鬼に襲われ、神から貰ったチートで吸血鬼を撃退した所を、このヘルシング機関の当主であるインテグラに見られちまったんだ。
伯父の親戚で腕も立つ、不思議な力もあるって事で、俺はなし崩し的にヘルシング機関に取り込まれてしまう。
その時に、あの長身痩躯でイケメン俺様オーラバリバリのアーカードに会ったんだが――。
『……私のモノになれ。私の男として、私を満足させろ』
『『『『は?』』』』
初対面であの小さな少女の姿になりながらそんな事を言われて、脳が震えた。
俺と同じく目が点になったセラス、インテグラ、ウォルターさんの前で、アーカードは頬を上気させて俺に近づき――。
『さぁ、まずは口づけを……』
ズドォオオオオオオン!!
なんて言って迫ってきたので、思わず頭を吹き飛ばしてしまったのはご愛嬌というもの。
以来、コイツは俺が童貞と知るや狂喜乱舞してカスールとジャッカルを振り回しながら俺のチェリーを奪いに奔走する変態と化した。
もう一度言おう、どうしてこうなった。
最早狂気といっても差し支えないドロッドロの情念を灯した瞳で俺を見つめながら、アーカードは嬉しそうにうっとりと言葉を紡ぐ。
「お前は私の心を、あの刹那に奪い去ってしまった……その責務を果たせ。我が心の乾きを、お前という極上の美酒で癒やせ!!」
「嫌に決まってんだろごるぁあああああ!!」
自らの躰に銃弾を受けながらも、再生させつつ俺に迫るヤンデレホモ。
全ての銃弾を撃ち尽くした俺は、貰ったチートな肉体性能を生かして逃走を計りつつ、リロードを行う。
「はははは!!私の服を剥ぎ取るとは、これが日本の諺にある『嫌よ嫌よも好きのうち』というヤツか!?」
「人聞き悪い事抜かすなやこのアホんパイヤ!?銃弾で服が吹っ飛んだだけだろ!!」
「くふふふふ!!ならば、我も乗るが礼儀であろう!!では――良いではないか良いではないかぁああああああ!!」
「いやぁああああああああ!?」
テンションが振り切れたのか、涎ダラダラなアーカード(巨乳美女)は俺のチェリーを狙って今日も迫る!!
こんな事ならマジで転生なんてするんじゃなかったと後悔してしまう。
さて、小説好きな読者諸君、俺は迫るヤンデレ美女(♂)に対して、どうすれば良いんだろうか?
時にはベビードールを着てベットで妖しく笑うヴァンパイアをグレネードで爆散。
時には部屋の中に全裸で強行突破しようとする変態をクレイモア爆破。
時には少女の様に恥じらう婦警とベットインしようとして繰り広げられる血の惨劇。
奴からは逃げられない!!
迫る変態、撃ち抜く俺、どうなる明日!?
「転生者の(ホモ)ラブコメ!!」夢の香りはウホッ。乞うご期待!!
「なぁ、インテグラ?部屋の入口にTNT爆薬仕掛けても良いよな?」
「……良いと思うか?」
「あぁ。我らが主よ。罪深み愛に身を貶す我にどうか裁きを……AMEN」
TS神父も出ます。
「ッ!!!??」
嘘だよ?
後書き
この後5分位したら、ワンサマーのエロ投下www
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何でこんなの書いたんだろう?