董卓軍の一軍、華雄隊と対峙する北郷と星。
傍から見ると北郷と星がやっていることは単なる無謀な行為なのだが・・・・
二人の表情は全くそれを感じさせない。
さっきの北郷と星の神速の速さを見せられ華雄隊と北郷と星の間に緊張が走る。
だが、その緊張も長くは続かなかったなぜなら・・・・
北郷「こないのか?・・ならこっちからいくぜ!烈龍剣!!」
ビュッッッッ!!!!!
烈風剣の強化版烈龍剣を放つ北郷。
烈風剣を放つ時より鞘から素早く、力強く刀を振るうことで烈風剣を超える斬撃の風が華雄隊に向かっていく。
董卓軍兵士A「のわっ!」
董卓軍兵士B「ぐはっ!」
董卓軍兵士C「はぐっ」
この斬撃の風によって五十人近くの兵士が負傷してしまった。
華雄「おのれー!姑息な真似をしおって!!」
北郷の攻撃にさらに怒りを増す華雄・・だがこの時華雄はあることに気付いたそれは・・・・・
華雄「ん?・・・・あやつらどこへ行ったのだ?」
そう、いつの間にか北郷と星の姿が華雄の目の前から消えたのである。
華雄が辺りを見回していると北郷と星は意外なところから現れた。
北郷「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
星「せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぃっ!!!!!!!」
董卓軍兵士D「こ、こいつらいつの間に!・・・・た、助けてくれー!」
董卓軍兵士E「うわ―――――――――っ!!!」
北郷と星が現れたのは華雄隊の左右であった。
北郷は左側の部隊を攻撃し、星は右側の部隊を攻撃していた。
この事態に華雄隊は完全に浮足立っていた。
それもそのはずである、北郷の鉄傘で矢を防いだ芸当に引き続き、先ほどの烈龍剣の威力。
これで、完全に華雄隊の兵士の頭の中に完全に恐怖というものが植え付けられ(北郷に自覚なし)本来の力の半分も出せないでいた。
さらに華雄隊にとって最悪の出来事が起きたそれは・・・・・・
董卓軍兵士F「華雄将軍!大変です!!」
華雄「どうした!」
董卓軍兵士F「前方から敵部隊が接近中です!!」
華雄「な、なんだと!!」
北郷と星が左右に分かれて攻撃をして華雄隊の気をそらしている隙に
本陣に待機させていた愛紗と鈴々が兵士を率いて物凄い勢いで進軍してきたのである。
ちなみに桃香・朱里・雛里は本陣で何かあった時のために待機させていた。
愛紗「全軍突撃―――――――――!!!!!」
鈴々「突撃粉砕勝利なのだ――――――――――!!!!」
北郷軍兵士「「「「「「「「オォォォォォォォォォ――――――!!!!」」」」」」」」」」
華雄隊と北郷と星が戦っている戦場に愛紗と鈴々が部隊を引き連れて来たことによって華雄隊はますます混乱した。
こうなってしまっては敗北も時間の問題であった。
そこで華雄はあることを思いついた。
華雄「こうなったら!あの男を見つけ・・・「その必要はないぜ」なに!?」
声をしたほうを華雄が振り向くとそこには先ほど自分を馬鹿にした北郷が悠然と立っていたのである。
北郷「わざわざ探さなくてもこっちから来てやったぜ」
華雄「そっちから来てくれるとは助かる・・この戦に勝つためにも貴様には死んでもらう!」
二人はそれぞれの武器を構え戦闘態勢に入った。
華雄は戦斧、北郷は自分の愛刀の龍我を構え相手の出方を伺っていた。
華雄「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
先に仕掛けたのは華雄の方だった。
北郷に対して横から戦斧を振るうが・・・・
北郷「よっと!」
あっさり避けられてしまう。
華雄「せぇぇぇぇぇい!!!!」
今度は横、縦と連続して戦斧を素早く振るうのだが・・・・
北郷「よっ!はっ!ほっ!」
これも、簡単に避けられてしまう。かわしてばっかりの北郷に華雄は・・・・
華雄「貴様!逃げてばかりではなく、少しは攻めてきたらどうだ!」
北郷「それもそうだな・・・なら行くぜ!」
北郷は得意の神速で一瞬で華雄の間合いに入った。
華雄「な、なに!!」
華雄の間合い入った北郷は華雄に刀で横一閃に斬りかかったのだが・・・
ガキンッ!!!!
華雄「あまいな!」
あっさりと戦斧で攻撃を止められた北郷は少し驚いた顔になった。
北郷「あれを止めるとは大したもんだ・・・ならこれならどうだ!」
北郷は自分の刀に力を溜め自分の奥義を使おうとした。
その名も・・・・・
北郷「奥義!狼龍!!」
華雄「なっ!!!!」
北郷の神速で一瞬で華雄の間合いに入り、華雄へ同時に四連撃で攻撃した北郷。
これには、さすがの華雄でも完全には対処できなかった。
狼龍の衝撃で華雄に隙ができた腹を拳で一発食らわせ華雄を気絶させた。
北郷「汜水関の守将華雄!北郷一刀が生け捕った―――――――!!!!」
北郷のこの言葉で華雄隊が引いて行った。
この状況に一息つく北郷だったが・・・・・
ビュッッッッ!!!!
北郷「な、なんだ!」
北郷の後ろから何者かが攻撃を仕掛けてきたのである。
どうにか何者かの不意打ちをかわし、後ろ見た北郷。
それは意外な人物だった・・・・・
張遼「あんたーなかなか強いやんけ!今度はうちと勝負してもらうで!!」
汜水関から撤退しているはずの張遼がなぜか北郷の目の前に立っていた。
北郷と張遼この二人の戦いが何を導き出すのか・・・
今、新たな外史の扉が開かれる。
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ちょっと雑かも知れませんけどUPします。