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記者:楊修(以下―)「さて第十二回は華雄さんです!」
華雄「よ、宜しく頼む」
―「緊張されてるようですね?」
華雄「こういう事は慣れていない」
―「大丈夫ですよ、雑誌になったときに一刀様が見て可愛いなとか思うくらいですから」
華雄「…(表情が固まっている)」
―「では肩の力抜いて行ってみましょう!さっきちょっと言っちゃいましたけど最近めっきり可愛くなられたと」
華雄「…そんな話は聞いたことが無い」
―「一刀様からも?」
華雄「…(無言で赤くなる)」
―「前回の月様、また呂布様からも同様の御意見が。面と向かっては中々言わないものと言えばまあそうかもしれませんが、さて一応紋きり通りの質問から。今のお仕事は」
華雄「恋と共に直轄の警備、親衛をしている」
―「その割には余り見かけない?」
華雄「そんなに目立つところに立っていても邪魔なだけだからな」
―「月様から御言葉を預かってます。『昼間、あんなにご主人様と素っ気無さそうにしなくてもいいんじゃないですか?本当は仲良しさんなのは知ってますから』」
華雄「月!」
―「確かに華雄さんが一刀様とイチャコラしていたという目撃情報は少ないですが、いいんですかそんなんで?」
華雄「…真昼間からそんなべたべたしていたら鬱陶しくないか?」
―「成程場所と時間を弁えてむふふな事をしていると」
華雄「そ、そんな事はいいだろう!(赤面)」
―「そんな華雄さんですが交友関係は」
華雄「まあ、恋…霞、月に詠、昔なじみだな。余り社交的な方でない」
―「その呂布様からもお言付けを頂いてます。『…華雄の気持ちが分かった。でも恋は抱っこのほうがすき』これ、なんです?」
華雄「…いや…大した話ではないんだが(赤面)」
―「教えて下さいよー」
華雄「その…一刀がだな、褒めるんだ。私の………………腹を」
―「腹ですか!流石一刀様、女褒めさせたら大陸一ですね!」
華雄「腹がとかおかしいだろう!?撫でさせろとか、頬ずりしてもいいかとか馬鹿な事を言うからその…は、」
―「は?」
華雄「腹枕で…寝たければ寝てもいいぞと言ったら、本当にあいつはやったんだ!そ、それを恋が見ていてだな、何を考えているのか真似したくなったらしい、と言うだけの話だ!」
―「腹枕!気づかない所に来ましたねー…これきっと流行りますよ、乳枕に自信が無くて腰周りに自信のある武官の間で」
華雄「そんな訳あるか…」
―「さあどうでしょうね?ところで好敵手などは」
華雄「さっきも出たが恋、霞…か」
―「元譲様は?」
華雄「ああそうだな、よく鍛錬に付き合ってはいるな」
―「で、その元譲様をめぐって妙才様から苦情というか要望を受けたと」
華雄「…どこからそういうネタを仕入れてくるんだ?」
―「蛇の道は蛇って言いましてねー。『貴女ならもっと知性的に振舞えるはずだ、余り天真爛漫であってはいけない』『慎ましやかな胸と引き締まった腰も一刀にとって魅力だ、むっちりし過ぎてはいけない』『一刀に対してつんけんしてはいけない、夜との落差が有り過ぎてもいけない』などという話があったとか」
華雄「…大体合っている。何故そんなことを言われるのか、後から詠に理由を聞いて倒れそうになったぞ…」
―「―――元譲様と個性が被らない様にと?」
華雄「…私はあんなやつ並みに馬鹿そうに見られていたのかと衝撃だった」
―「さて!それじゃあお待ちかね、夜の話に参りましょうか!?」
華雄「なっ…そんな話聞いていないぞ!?」
―「じゃまず好きな体位は?」
華雄「言えるか!」
―「お尻でもしてます?」
華雄「そんな変態じみた事はしない!」
―「年上の方たちにありがちなお姉ちゃんプレイとかは」
華雄「するわけないだろう、そんな柄じゃない」
―「前に、普段はニーソなのにパンスト穿いてて皆さんに超不審がられた日は伽の日だったって本当です?」
華雄「し、知らん!」
―「(この人分かりやすい)一刀様の要望で、腰の垂れだけ着けてのーぱんで一日警備されたあとにお持ち帰りされたと言うのは」
華雄「知らん知らん、知らんと言っているだろう!?」
―「執務机の下に潜って口でしてたら頭をぶつけてバレたというのは」
華雄「霞が喋ったのか!?」
―「部屋の出入りの際にさりげなくお尻を一揉みしたら今夜来いの暗号だと」
華雄「霞か!?霞なんだな!?」
―「最近おっぱいが少し大きくなったのは一刀様が揉みまくったせいとの評判が」
華雄「も、揉まれた訳じゃ無い!私がやめろと言ってるのにあいつが何時までもちゅーちゅーと…!」
―「て言うか一刀様には強引にされたい方ですよね?」
華雄「いや、そのっ…されたいされたくないではなく、あいつにはそんなに女に気を使うなと言っただけで」
―「最後に例の集会の方から御意見です。『鍛錬にかこつけて押し倒されたい』『不意に抱き寄せられてちゅってされて(今夜…来いよ)と耳元で囁かれたい』とかではまだまだぬるい、こっち側に来ればもっと素晴らしい世界が待っているぞ。 真・汜水関より」
華雄「あ、愛紗っ!あいつはぁっ!!」
―「それではチョロ系金剛爆斧の使い手、華雄さんでした。有難う御座いました!」
華雄「まとめるな!それにチョロ系ってなんだーっ!?」
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その後の、とある武官の雑誌対談記事です。
ここの所忙しく、遅くなってしまい申し訳ありません。