No.691054

仮面ライダーディケイド〜破壊者と天使達〜 第十話

D.C.D.さん

仮面ライダーディケイド5周年、原作そらのおとしもの完結記念作品です。

2014-06-02 07:29:43 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:600   閲覧ユーザー数:593

 

 

 

 

これまでの「仮面ライダーディケイド〜破壊者と天使達〜」は!

 

 

 

〔ファイナルカメンライド〕

 

 

士郎

「ハッ!」

 

 

ニンフ

「戦わなきゃ…智樹は助からないのよ!」

 

 

士郎

「俺は破壊者だからな。」

 

 

ラギア

「何の用かしら?」

 

 

竜見

「智樹君!」

 

 

ラギア

「結界を破った⁉︎」

 

 

竜見

「じゃあね。」

 

 

ラギア

「…やってくれるじゃない…」

 

 

 

 

 

 

イカロス

「はぁ…はぁ…」

 

 

 

イカロスは逃げていた。

 

 

敵は…イカロスもよく知っている人物。

 

 

しかし、相手が自分を狙っていたのはわかる。

 

 

隙を見せれば、すぐに攻撃を仕掛けてきた。

 

 

かつて、ウラヌスクイーンと恐れられた彼女でさえ、その存在には恐怖を覚えた。

 

 

 

イカロス

「ニンフ…」

 

 

 

ピンチの所で士郎が現れ、命は助かった。

 

 

イカロスを狙った敵…ニンフは得意の電算能力を駆使し、イカロスに挑んだ。

 

 

まずはダイダロスの研究室から、イカロスに関する全てのデータを集めた。

 

 

さらに、パンドラについても調べ上げ、ハッキング能力でイカロスのパンドラを停止させた。

 

 

柔よく剛を制す。

 

 

まさにその言葉がピッタリだった。

 

 

 

イカロス

「あ…」

 

 

自分が飛んでいる先に、1人のエンジェロイドを見つけた。

 

 

反応から、誰かはすぐにわかった。

 

 

 

イカロス

「メラン…」

 

 

 

かつて、イカロス達を苦しめたエンジェロイド、イカロス=メラン、ニンフ=メラン、アストレア=メランであった。

 

 

イカロス=メランは1体。

 

 

ニンフ=メランとアストレア=メランは2体ずつだった。

 

 

このメラン達も、ニンフがシナプスから手に入れ、ハッキングで操作していた。

 

 

流石にパンドラの使えないイカロスには、勝ち目が無かった。

 

 

諦めかけたその時。

 

 

 

少年の声

「イカロォォォオス!」

 

 

 

少年の声、よく知っている少年。

 

 

自分にとって一番大切な人。

 

 

 

イカロス

「マスター…」

 

 

 

その瞬間、涙がこみ上げてきた。

 

 

大切な人が無事に帰ってきた。

 

 

 

イカロス

「マスター!」

 

 

 

地上に降り、精いっぱいの想いで智樹に抱きつく。

 

 

 

イカロス

「マスター…!」

 

 

智樹

「ごめんな、イカロス。また泣かせちまったな…」

 

 

 

智樹の後を追うように竜見と、途中で合流した守形が走ってくる。

 

 

イカロスをそっと抱きしめながら、智樹はメラン達に視線を送る。

 

 

 

智樹

「あれをニンフが動かしてるのか?」

 

 

竜見

「そうみたいだね。」

 

 

 

その時、遠くからバイク音が聞こえる。

 

 

それは、マシンディケイダーに乗ったディケイドだった。

 

 

 

士郎

「よぉ。」

 

 

竜見

「コンプリートフォーム…思い出したのかい?」

 

 

 

竜見はコンプリートフォームのディケイドを見て、そう言った。

 

 

 

士郎

「あぁ。」

 

 

竜見

「ニンフ君の方は、方がついたようだね。」

 

 

士郎

「もちろんだ。あのメラン達も、もうじき止まる。」

 

 

 

その言葉通り、メラン達は機能停止に陥り、フラフラと地上に落ちてきた。

 

 

 

竜見

「彼女達は僕がシナプスまで返してこよう。」

 

 

守形

「なら、俺が同行しよう。」

 

 

士郎

「任せた。よし、俺達は帰るぞ。」

 

 

 

ディケイドは変身を解き、智樹とイカロスと共に歩き出した。

 

 

 

 

 

 

美香子

「〜〜〜〜〜ということよ。」

 

 

 

美香子は、これまで智樹達に何が起こっていたかを、かいつまんでそはらに説明した。

 

 

隣の部屋では、カオスが眠っている。

 

 

しかし、エンジェロイドが眠る事は無いので、眠ると言うよりは、精神状態が不安定だったため、機能を一時停止させている状態だ。

 

 

 

美香子

「今頃、英くん達が何とかしてるはずよ。」

 

 

そはら

「そうですか…私、何にも知らなかったんですね…」

 

 

ニンフ

「モガモガ!モガ!」

 

 

オレガノ

「チッ、うるさいチビ。」

 

 

 

荒縄で縛られ、猿ぐつわを巻かれたニンフが、そはら達の部屋の前を通っていった。

 

 

時折、オレガノにハリセンで叩かれている。

 

 

 

美香子

「ほのぼのするわね〜。」

 

 

そはら

「あ、あはは…」

 

 

日和

「失礼します。」

 

 

 

部屋の襖を開けて、日和が入ってきた。

 

 

 

日和

「たった今、守形先輩から連絡がありました。」

 

 

美香子

「どうだった?」

 

 

日和

「桜井君が無事に救助されたそうです。」

 

 

 

その言葉に、安堵の笑みを浮かべるそはら。

 

 

 

そはら

「(トモちゃん…)」

 

 

日和

「桜井君は、イカロスさんと一緒にこちらに向かっているそうです。」

 

 

 

3人は、皆の帰りを待つことにした。

 

 

 

 

 

 

士郎

「おいおい…」

 

 

智樹

「こいつら何?」

 

 

 

士郎達の目の前には、大勢のライダーが立ち塞がっていた。

 

 

 

イカロス

「敵、およそ20体以上に上ります!」

 

 

 

ライダー達は、明らかに敵意の目を向けている。

 

 

それぞれの武器を構え、戦闘態勢をとっていた。

 

 

士郎はディケイドライバーを腰に当て、カードを取り出す。

 

 

 

士郎

「何だか知らんが、相手してやるよ。全員かかってこい!」

 

 

 

〈カメンライド・ディケイド!〉

 

 

 

ディケイドはライドブッカーを片手に、ライダー達の中へと突っ込んで行く。

 

 

 

 

 

 

次回の「仮面ライダーディケイド〜破壊者と天使達〜」は!

 

 

 

イカロス

「私も戦います。」

 

 

士郎

「来るな!」

 

 

ラギア

「お兄ちゃん…」

 

 

美香子

「今は彼に任せましょう。」

 

 

智樹

「士郎…」

 

 

ニンフ

「…………」

 

 

 

すべてを破壊し、すべてを繋げ!

 

 

 

 

 

 

作者&士郎 feat智樹より…

 

 

 

作者

「平成ライダー20人以上 VS ディケイド…いやぁ、普通に考えたらおかしいな。」

 

 

士郎

「でも、本編だとそれ以上なんだろ?だったら楽勝だ。」

 

 

智樹

「お前の自信は何処から湧いてくるんだ…」

 

 

作者

「というわけで、次回は凄いことに…」

 

 

智樹

「おぉっ⁉︎」

 

 

作者

「なりません。多分。」

 

 

智樹

「おい!」

 

 

作者

「次の次くらいかな、凄いのは。ま、期待しないで待っててください!」

 

 

智樹

「何だそりゃ。」

 

 

作者

「それではこの辺で、さようなら!」

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択