No.688945

地上のエースオブエースと呼ばれた騎士 エピソード4

魔法少女リリカルなのはとソードアート・オンラインのクロスオーバー

2014-05-24 18:13:04 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1738   閲覧ユーザー数:1711

第四話 『第一層ボス戦』

 

会議から翌日…予定の時刻に全員集まり迷宮区最上階ボスの部屋へと行軍が開始しその途中の森林エリアでカイル達はキリトから今回のボス戦の概要を聞かされる。

 

「いいか?俺達はセンチネルをボスに近づかせないようにすることだ、俺がソードスキルでセンチネルの武器を跳ね上げさせるからすかさずスイッチして飛び込んできてくれ」

 

「わかった、キリトくん」

 

「ねえ、スイッチって何?」

 

「すまん、俺も知らない」

 

「なっ!?スイッチを知らないのか!?」

 

「ええ」

 

「…はぁ…」

 

そのあとカイル達にスイッチのことを教えていつの間にかボスの部屋にたどり着いた。

 

そしてボス部屋の前にディアベルが地面に剣を突き刺し今いるプレイヤー達を見渡す

 

「みんな!俺から言うことはただひとつ…勝とうぜ!」

 

『おおっ!』

 

そしてプレイヤー達の士気は高まりボスの部屋の扉は開かれプレイヤー達は中へと侵入していく。

 

そして暗かった部屋が急に明るくなる奥にはボスのイルファング・ザ・コボルト・ロードが居りそしてルイン・コボルト・センチネルが3体現れてこちらに駆けてくる。

 

「攻撃開始!」

 

ディアベルの号令と同時にプレイヤー達は敵に突っ込んでいき戦闘は始まった。

「A隊!C隊!攻撃準備!来るぞ!B隊ブロック!」

 

ディアベルの指揮の元戦いは優勢にたっておりカイルは内心で民間人にしては中々の統制力だと感心する。

 

「DEF隊!センチネルを近づけさせるな!」

 

「了解」

 

F隊であるカイル達はリーダーのディアベルの指示に従いキリトが戦闘にセンチネルに駆け寄る。

 

「スイッチ!」

 

キリトがソードスキルで武器を跳ね上げてスイッチといった瞬間アスナが前に出て細剣を構える。

 

「三撃目!」

 

アスナはリニアーをセンチネルの鎧がついていない首元に突きを下しダメージを負わせる。

 

(スイッチも知らないから初心者だと思っていたがあの剣速物凄く速くて全く見えない、それに…)

 

「追撃任せろ!」

 

リニアー放ったアスナの後ろからカイルが飛び出しセンチネルに神駆による高速の突き2発に続きバーチカルを放ちセンチネルを倒す。

 

(カイルはアスナと同じ剣速で的確に狙ってる…)

 

「グッジョブ…」

 

そして戦い続いていきボスのHPもあとわずかになったとき情報通りに斧とバックラーを投げ捨てた。

 

「ここまでは大丈夫みたいだね」

 

「ヒースクリフさん?いきなりどうしたんですか?」

 

「いや、ナーヴギアはわたしが作ったのだがソフトの方は私だけでなく他の人も関わっているからね、変更点などがあるかもと」

 

そして背中に携える獲物を手に持ったがそれは曲刀のタルワールではなく

 

(曲刀なんかじゃない!あれは刀だ!)

 

「全力で後ろに飛べ!」

 

カイルは考えるのをやめるとキリトが一人前に出ているディアベルにむけて叫んでいるのに気づくが既にソードスキルを使っておりもう止められなくボスから放たれる刀スキルを受けてしまう。

 

「ディアベルハン!」

 

「これ以上やらせるか!」

 

ソードスキルによって空中に放り飛ばされたディアベルを追撃するようにボスも高く飛んで止めをさそうとするがカイルはいち早く筋力疾走を使って高く飛び追撃を防いだ。

 

「誰か!ディアベルを回復しろ!」

 

「お、おう!」

 

カイルはディアベルの回復を誰かに頼むと目線はコボルト・ロードへと向けられカイルの隣にはアスナ、キリトが立つ。

 

 

「カイル、俺達でボスを倒すぞ」

 

「わかった」

 

「ええ」

 

そういってカイル達は駆け出しはパターンはセンチネルと同じでいくといわれ了承する。

 

「スイッチ!」

 

キリトが敵の武器を弾きアスナが前に出てリニアーを放とうとするが敵は体制を立て直して反撃してくる。

 

『アスナ!』

 

「っ!」

 

だが攻撃は外れアスナのローブは取れて見た素顔は綺麗な栗色の髪をした少女でカイルはあまりの可愛さだったためかつい見とれてしまった。

 

「…」

 

「ちょっと!追撃は!?」

 

「…はっ!す、すまん!すぐする!」

 

アスナの声で正気に戻るとカイルは飛びだし更なる攻撃を加えようとするがボスはソードスキルで攻撃をしてくるのに気づきカイルもソードスキルで相殺しようとするが突如軌道を変えてきた。

 

「なっ!ぐわぁ!」

 

「きゃっ!」

 

カイルは避けることができず受けてしまって吹き飛ばされ後ろにいたアスナも巻き沿いにあう。

 

「くっ…!」

 

「う…っ!」

 

吹き飛ばれて体制を崩しているアスナはコボルト・ロードが自分達を葬ろうとソードスキルを放とうとしているのに気づき細剣で防ごうと構えたとき後ろから誰かが飛び出してきて両手斧で相殺する。

 

「おい、早く回復しろ!それまでの間は俺達が繋ぐ!」

 

「あんた…」

 

そして後ろから数名のプレイヤー達がエギルと共にボスに攻撃を仕掛けるが範囲技を使われ全員それに巻き込まれそれを追撃するように高く跳ぶ。

 

「危ない!」

 

キリトはエギル達を助けるためにスラストを使いボスに与えると吹き飛んでいきキリトは着地すると直ぐにボスへと走っていく。

 

「アスナ!カイル!ラスト!一緒に!」

 

「了解」

 

「わかった」

 

そういって3人横一列で走りだしまずカイルが臥竜連牙からのバーチカルを放ち続いてアスナがリニアーの一撃を放つそして最後にキリトがバーチカル・アークを放ちボスは体が光だしポリゴンとなって爆散した。

ボスを倒したのに関わらず、数秒の静かな時間が経過していきそして歓声が響いた。

 

「やったな」

 

「コングラチュレーション、キリトこの勝利はあんたのものだ」

 

それからプレイヤー達から祝福の歓声が挙げられるがそれはあるやつの一言で終わりを迎えた。

 

「なんでや!?」

 

突然後ろから声が聞こえてきたので振り向くとそこにいたのはキバオウでありその目はキリトを憎む目をしていた。

 

「なんでディアベルはんを危険な目に遭わせたんや!」

 

「危険な目に?」

 

「そうやろが!だっておまえは、ボスの使う技を知ってたやないか!!おまえが最初からあの情報を伝えとけばディアベルはんは危険な目にあわずにすんだんや!そやろ!?」

 

その瞬間回りはざわつき始めた。

 

「そいつ元ベータテスターだからいろいろ知ってるんだ!知ってて隠していたんだ!」

 

「でもさ、攻略本もベータ時代のものを書いてるんだろ?」

 

「あの攻略本が嘘だったんだ。アルゴって情報屋も元ベータテスターなんだからタダで情報教えるつもりなんてなかったんだ!」

 

我慢していたアスナ、エギルは限界だったらしく言おうとしたときに先にカイルがいった。

 

「お前ら!これはキリトが悪いわけでもβテスターでもない!ここにいる全員が悪いんだ、βテスター時代の情報を過信しすぎて変更しているという点に気づかなかった俺達がな、それならまず偵察してからやるべきだった、この反省をバネにして進めばいいだろ?」

 

カイルが必死になって正論を話すが…

 

「そんなこといって、お前もβテスターだな!?そうなんだろ!?ほかのβテスターどもも出てこい!」

 

だがそれはただ火に油を注ぐ結果となり更に過激になってしまった。

 

(くそ!逆効果かよ)

 

必死になって他の考えを振り絞ろうとしたとき突如笑い声が聞こえてきたその笑い声の主はキリトだった。

 

「元ベータテスターだって?俺をあんな素人連中と一緒にしないでほしいな」

 

「なんやと?」

 

「よく思い出してみろよ、SAOのベータテストは凄い倍率の抽選だったんだ、受かった千人の中にMMOゲーマーが何人いたと思う?ほとんどがレベリングのやり方さえ分からないような初心者だったぜ。今のお前らのほうがましだ」

 

「だが、俺はあんな奴らとは違う・・・・・俺は他の奴らが到達できなかった層まで登った。ボスのカタナスキルを知ってたのだってずっと上の層で何度もカタナスキルを使うMobと散々戦ったからだ、他にもいろいろ知ってるぞ、アルゴなんて問題にならないくらいにな」

 

その瞬間カイル達を除くプレイヤーは唖然とした。

 

「そんなん…めちゃくちゃや!チーターや!」

 

「そうだ!そうだ!」

 

「βテスターでチーター…ビーターだ!ビーター!」

 

「・・・・ビーターいい呼び名だな、そうだ、俺はビーターだ。これからは元ベータテスターごときと一緒にしないでもらおうか、二層は俺が有効化しといてやるよ。この上の出口から主街区まで少しフィールドを歩くから、ついてくるなら所見のMobに殺される覚悟しとくんだな」

 

そういってキリトは黒いコートを身に纏い二層に続く扉へと足を運んでいく。

 

「私…彼のところにいってくる」

 

「俺もひとつ言いたいことがあるんだよ」

 

「すまない、俺からも伝言を預かってくれか?」

 

そういってカイルは振り向くとディアベルがいた。

 

そしてディアベルから伝言を預かるとアスナと一緒に二層へ続く階段を登り扉の近くでキリトに追い付く。

 

「来るなっていったろ?」

 

「はぁ…伝言を頼まれてな、アスナも同じだ」

 

「そうか…誰からなんだ?」

 

「俺はディアベルから君に罪を背負われてしまったすまなかった…それと攻略会議でまた会おうとよ」

 

「…」

 

「それと俺から一言…何一人で背負い込みやがって馬鹿野郎」

 

「…そうか」

 

そしてアスナはエギルからの伝言を言うと自分で思っていたこと…何故自分の名前がわかったのかと言うことで…右上に名前があるとキリトが教えるとキリト、カイルの名前を言ってくすり微笑んだ。

 

「なんだ、こんなところに名前があったんだ」

「アスナ、カイル、お前達は強くなるだから信頼できる人からギルドの誘いがあったら断るなよ」

 

「キリトくんは?」

 

「…」

 

無言でキリトは扉を開けて中へと進んでいっていった。

 

「さてと…俺達どうする?」

 

「う~ん、一旦町に戻る?」

 

「二層に行くのもありだぞ?βテスターじゃないから何がでるかなんてわからないけど…街まで一緒にいくか?」

 

「そうね、そうしよっか」

 

そうしてカイル達はキリトを追いかける形で二層へと足を踏み込んだのである。

 

 

あとがき

 

ども~

 

ヒースクリフ「降臨…満を持して」

 

ちょっと前回につづいてそれだめ!

 

ヒースクリフ「いいではないか、それで今回は…」

あっ、はい、今回はボス戦とビーターまで行きました。

 

ヒースクリフ「私の活躍…無かったような…」

 

…気にするな

 

ヒースクリフ「まあ、何はともあれ、ディアベルくん救出以外は原作通り進んだようだね」

 

そうですね、やっぱりこれがないと何かとあれなのでやりました。

 

ヒースクリフ「それで一層が終わったということは…」

 

そうです!キリトのカップリングが決定しました!キリトの恋人はフィリアになりました!

 

ヒースクリフ「なるほど、フィリアくんかこれはまたまた新しいな」

 

まあ一ヶ月前に登場したヒロインですからね

 

それとサチの生存フラグですか…まあ、何とかするか

 

それでは次回は…どうしよっかな?25層編…それかオリジナルか…まあということで次回もお楽しみに

 

ヒースクリフ「キリトくんのカップリング決定を祝って祝おうじゃないか!ハッピバースデイ!!キリフィ!!」

 

それ欲望会長!

 

 


 
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