No.676668

北郷一刀の外史紡ぎ二篭 第二話

ユウヤさん

第二話になるがもう早速超展開を使用した。
内容は見てもらえればわかる。
それより・・・羽生が目を覚まさないんだがどうしよう?
ま、いずれ目を覚ますか。
どうしてあんな悪夢を見たんだろう?

2014-04-06 08:24:50 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:4329   閲覧ユーザー数:3307

北郷一刀の外史紡ぎ二篭 第二話―落とされて、追いかけられて、組み伏せられて

 

 

 結璃「羽生、本当に馬鹿じゃないの?バッカじゃないの!?」

 

 一刀「結璃!落ち着いて非難してる場合じゃない!落ちてる、落ちてるからぁぁぁぁぁ!!」

 

 そう、現在俺と結璃は転落中。回りを光が包んでるけど頭から落ちてく様は恐怖以外の何物でもない。

 

 結璃「大丈夫ですよ。怪我とかしませんから。まったく・・・帰ったらどんなお仕置きしてやろうか・・・ブツブツ」

 

 一刀「いやいやいや。それでも怖いから!縮こまるからぁぁぁあああああ!!」

 

 結璃「その時は私がおっきくしてあげます。」

 

 一刀「嬉しい事言ってくれるじゃないか・・・とか言うと思ったか!?って言うかもう地面が近い!ぶつかるぅーーーー!!」

 

 ドーン!

 

 俺の願いは結璃に届かず、俺達は地面に叩きつけられた。あれ?本当に痛くない。大丈夫みたいだ・・・

 

 結璃「ね?大丈夫だったでしょ?」

 

 一刀「精神的に大ダメージだったけどね!?」

 

 さらに言えばこの状況はまずいんじゃないでしょうか?

 

 ???「貴様等何者だ!」

 

 ???「お下がりください、蓮華様。こ奴ら妖の類かもしれません!!」

 

 一刀「うん、とんでもない所に落としやがったな羽生の奴。」

 

 結璃「・・・くふふ・・・いいでしょう・・・あのクソ神・・・一寸邪念送りますね。」

 

 そう言って結璃はムムムムムと念じ始めた。あの・・・この状況で辞めてもらえません?

 

 一刀「あ・・・と・・・え~っと・・・その・・・どうも天の御使いです。はじめまして・・・」

 

 二人「・・・は?」

 

 一刀「あ、いきなりですねごめんなさい、ごめんなさい。ですが・・・これは冗談でもなんでもありません。俺は天の遺志により、孫策さんの天下を望み、導くために来ました・・・って、信じてませんね?そうですよね~・・・だからその刀を下しt『問答無用!』ぎゃー!」

 

 甘寧さんが問答無用で追いかけてきました。どうして俺だけ!?結璃は!?!?え?何で知ってるか?だって前の外史で顔合わせしてたからね!孫権さんも知ってるよ!て言うか結璃助けてー!!

 

 思春「待て!この妖め!!叩き斬ってやる!!」

 

 どこぞの猪さんみたいな事言ってるよこの人!?・・・猪さんって誰?今はどうでもいいかぁ!?

 

 ぶぉん!

 

 一刀「とう!」

 

 ひゅん!!

 

 一刀「ちぃ!?」

 

 スッパ~ン!!

 

 一刀「まだだ、まだ終わらんよ!」

 

 ひゅひゅひゅひゅひゅ

 

 一刀「当たらなければどうという事は無い!!」

 

 フォン!

 

 一刀「見えた!」(白い褌だ!!)

 

 思春「!?・・・貴様・・・今何が見えたって?」

 

 おっほう・・・これはまた・・・とんでもない怒りを買ってしまいました。

 

 思春「待てぇえええええ!!」

 

 一刀「そう言われて待つ奴があるかぁぁぁぁ!!!」

 

 こうしてしばらく俺と甘寧さんの鬼ごっこが続き、結璃はまだ邪念を送り、孫権さんはあのやり取りで少し気が抜けたのか、呆けていた。

 

 ガッ!

 

 一刀「あ」

 

 思春「しま!」

 

 どん、ごろごろ、どす~ん!!

 

 一刀「い、いてててて・・・」

 

 思春「く・・・私とした事が・・・」

 

 俺と甘寧さんは仲良く同時につまずき、速さがあった甘寧さんは俺にぶつかり、転がり、倒れてしまった。さて皆さん・・・此処で俺がエロハプニングで甘寧さんに覆いかぶさると思ったか?その考えは早計過ぎる。今、俺は、甘寧さんに、組み伏せられている。

 

 一刀「・・・いやん」

 

 結璃「は!?開始早々寝取られ気配!!」

 

 とんでもない事になってまいりました。

 

 蓮華「そ、そうか思春・・・お前は飢えていたんだな・・・」

 

 思春「ご、誤解です蓮華様!おい貴様!さっさと誤解だと言え!!!」

 

 一刀「・・・こ、この人が無理やり(泣)」

 

 蓮華「・・・(じー)」

 

 結璃「・・・(じー)」

 

 思春「・・・ご、誤解なんですー!!」

 

 あれ・・・甘寧さんのイメージが壊れてる気がする。

 

 蓮華「はぁ、警戒し過ぎるのは辞めだな。此処までおとぼけな間諜が居るとも思えんし、妖の類にしては人らしさがありすぎる。ひとまず話を聞こう。天の御使い・・・そういったな?」

 

 結璃「言いましたっけ?」

 

 一刀「言ったよ。」

 

 君が邪念を送ってる間にね。ちなみに甘寧さんはまだ隅で「違うんです、違うんです」とのの字を書きながらぶつぶつ言ってる。

 

 

 

 天の御使い説明中・・・

 

 

 

 蓮華「・・・それを信じるに足る証拠はあるか?」

 

 結璃「それはありませんね。こればかりは信じてもらうしかありません。」

 

 蓮華「ふむ・・・」

 

 一刀「あ、じゃあさ・・・結璃・・・ごにょごにょ」

 

 結璃「・・・それ・・・一刀君が真っ先にしたい事じゃないですか?」

 

 一刀「そうだけど、俺が証明できるのは彼女達の裏事情を知ってるってことだよ。」

 

 結璃「・・・分かりました。それでは・・・一刀君の手腕、見せてもらいますね?」

 

 一刀「おう。」

 

 俺が提案したのは美羽の、正確には七乃の裏事情だ。袁家の裏を探って俺の与えた情報と合致するなら信じてもらえるか、その交渉を俺がする事になった。結果はOK。それほど苦じゃなかったのは孫権の人となりを、前回知る機会があったからなのかもしれない。

 

 

 

 一刀「ん~っと・・・このあたりだよな・・・周泰さんの、隠遁生活しているって場所・・・」

 

 今俺は孫権さんの紹介状を持って周泰さんを訪ねようとしている最中である。と言っても普通に街中なんだけど・・・

 

 一刀「あ、此処だ。」

 

 ちなみに今結璃は一緒じゃない。一応人質って事になってる。

 

 一刀「すいませ~ん。どなたかいらっしゃいますか~?」

 

 し~ん

 

 一刀「おっかしいなぁ・・・」

 

 確か今日は家に居る筈だって孫権さん言ってたのに・・・

 

 一刀「・・・物は試しに・・・にゃ~ん」

 

 ガタゴト!!

 

 一刀「・・・(ニヤリ)うにゃ~~~~~~~ん、にゃにゃにゃ~・・・うにゃぁぁああん♪」

 

 ガタタゴトト!!ゴン!!!

 

 いい音したなぁ。

 

 一刀「ふぅ、君は包囲されている!大人しく出てくるのなら・・・猫に好かれる術を伝授しようじゃないか!!」

 

 明命「本当ですか!?」

 

 出てきてしまった。

 

 一刀「・・・この文句で出てきちゃ駄目じゃない?」

 

 明命「・・・はぅあ!?」

 

 一刀「ま、いっか。君が周泰さんでいいんだよね?」

 

 明命「・・・違います。」

 

 一刀「そっか。猫に好かれる術知らなくていいんだ。」

 

 明命「はい、私が周泰幼平です!」

 

 一刀「本当に君隠密?大丈夫??」

 

 明命「・・・はう・・・」

 

 一刀「ま、いいや。はい、孫権さんからの紹介状。」

 

 明命「えぇ!?蓮華様からの??」

 

 そう言って俺から紹介状を受け取り、読みだす周泰さん。どうやら内容が信じられないようで、俺の事をちらちら見ながら読み進めて行く。

 

 一刀「それで・・・協力してくれるかな??」

 

 明命「・・・どうして袁術なんかを?」

 

 一刀「・・・あ~・・・そうだな・・・知ってるから・・・かな?」

 

 明命「・・・あう・・・分かりました。何より蓮華様からの命ですので。そうですね・・・一月ほどください。だいたいの事は調べられるはずです。」

 

 一刀「ん、分かった。孫権さんにはそう伝えるよ。」

 

 明命「はい。よろしくお願いします。」

 

 そう言って周泰さんは入口に置いてあった小さな袋を持つとそのまま駆けて行った。え?今から任務開始??さすがだ・・・仕事人だよ。

 

 一刀「一番の心配は俺の知ってる裏事情だったらいいなぁってことぐらいか・・・」

 

 どうか・・・そういった事情であるように。俺はそう心の中で願った。

 

 

 雪蓮様、私は今袁術の膝元の寿春に来ています。どうしてこんな事になっているかと言うと、蓮華様から天の御使いらしき者から袁家の裏を探れと言われ、その調査に来てるのです。正直信じられませんでした。しかし、あの時彼が『知っている』と言った時の表情がとても悲しそうだったのです。ですので・・・私は調査に協力する事にしました。あんな顔は演技ではできません。

 

 明命(さて・・・此処が張勲の執務室ですか・・・)

 

 七乃『う~ん・・・此処はこうで・・・これはこっちで・・・』

 

 明命(仕事中ですか・・・)

 

 七乃『・・・これでクソ老人共を黙らせればいいんですが。うぅ、孫策さんに会うのもすごく気が重いですね~。ですがこれもお嬢様の為です。お嬢様を・・・守るために。』

 

 明命(・・・すごい差し迫った顔してますね。)

 

 七乃『・・・はぁ、今回は何処に所属したんでしょうか・・・“一刀さん”は・・・』

 

 明命(な!?・・・やっぱりあの人は袁術側の間諜!?)

 

 七乃『もし・・・もしも孫策さんの所なら・・・いいんですが・・・七乃は・・・ちょっと辛いですよ・・・一刀さん・・・一刀さんは七乃の事・・・覚えていらっしゃいますか??ぐすん・・・』

 

 明命(泣いてる?どう言う事でしょう。あの人は袁術の間諜と言う訳ではなく・・・張勲の知り合い?それに・・・“今回は”とはどういう意味でしょう??)

 

 七乃『・・・誰かいるんですか?』

 

 明命(しまった!?)

 

 七乃『・・・もしも・・・もしもそこに隠れてるあなたが一刀さんを知ってたら・・・いえ、詮無き事ですね。もう・・・行きなさい。七乃は・・・一世一代の大博打を打つのですから。』

 

 明命(見逃すと言うのですか!?それより私の気配に気づく時点でおかしい!張勲は武は有っても文官、軍師です。私の隠形に気付けるはずが・・・)

 

 七乃『行かないんですか?・・・周泰さん』

 

 明命(危険・・・なのでしょうか・・・あの人の目は・・・あの時の北郷さんと同じ・・・本来なら接触など厳禁・・・ですが!)

 

 明命「よく・・・お分かりになりましたね。」

 

 七乃「・・・普通接触しないでしょう?どうしてですか??」

 

 明命「貴方が・・・北郷さんと同じ目をしていましたから。」

 

 七乃「!?・・・・・・・・そう・・・ですか。一刀さんは孫策さんの所に。」

 

 明命「いえ、雪蓮様の所ではありません。蓮華様の元に今はいます。雪蓮様も知りません。ですので雪蓮様の事は・・・」

 

 七乃「いいんです。咎めはしません・・・周泰さん、一刀さんにお伝え下さい。“出来れば生きて再会したかった”と。」

 

 明命「え?それはどう言う・・・」

 

 七乃「行ってください。」

 

 明命「で、ですが。」

 

 七乃「誰か!中庭に不審人物です!!すぐに向かいなさい!!」

 

 明命「!?」

 

 七乃「さあ、騒ぎは中庭に集中します。行って。お願いします。それと・・・孫堅さんの事は・・・申し訳ありませんでした。」

 

 明命「・・・わ、分かりました。それではこれで。」

 

 私は頭が混乱して来ました。どうして・・・どうして・・・あんな、悲しそうな顔をなさるのか、どうしてその言葉を信じられるのか・・・私は直感してました。あの張勲は・・・いえ、張勲さんは・・・皆さんが思ってる方では無い!急ぎ伝えなくては・・・北郷さんに!!

 

 

 あとがき

 

 

 

 

 

 ユウヤ「・・・羽生・・・何うなされてるんだろう?」

 

 羽生「うぅ・・・ソウルブラザーズが・・・ネカマにぃ・・・」

 

 ユウヤ「酷い夢だ。」

 

 羽生「圭一・・・ボンキュッボンだからって・・・黒魔術師はどうかと・・・」

 

 ユウヤ「圭一らしいな。」

 

 羽生「大石ぃ・・・警察が・・・どうして盗賊なんかにぃぃぃ」

 

 ユウヤ「もうあいつ捕まっちゃえよ。」

 

 羽生「入江ぇぇぇぇ、ロリっ娘最高とか言いながら魔獣使いはどうかと思うのですぅぅぅ」

 

 ユウヤ「あいつも犯罪者予備軍だな・・・いや、もう手遅れか?」

 

 羽生「富竹ぇぇぇぇ、ナース=白魔術師はどうなのですかぁぁぁぁぁ!」

 

 ユウヤ「ぶれないな、だが気持ちは分かる。それにしてもアンバランスなパーティに・・・」

 

 羽生「赤坂ぁぁぁ!!」

 

 ユウヤ「何やってんのあの人!?」

 

 羽生「なぜ格闘家なのですかぁぁぁぁ、え?三つ編みが雪江っぽい?絞め殺されればいのですよおおおお!!!」

 

 ユウヤ「・・・赤坂のやつ・・・何があった。」

 

 羽生「そして・・・部活メンバァァァァァァ」

 

 ユウヤ「お?」

 

 羽生「圭一みたいって皆・・・遊び人(男)は無いのですよぉぉぉぉ。」

 

 ユウヤ「ふ・・・的を射て居るじゃないか。」

 

 羽生「最後に・・・ユウヤ・・・」

 

 ユウヤ「・・・」

 

 羽生「そんなキャラいましたかぁ?青いつなg」

 

 ユウヤ「酸素濃度急速低下」

 

 羽生「ごぽおぽぽぽおおぽぽぽ!?!?!?!?」

 

 ユウヤ「まったく、しばらく死んどけ。」

 

 羽生「(チーン)」

 

 

 

 

 

 さて、羽生の事は放っておいて、皆、第二話だ。早速超展開入ったが・・・七乃は別に死なない、殺さんよ?あたりまえじゃないか。基本ご都合主義だぞ?この作品。超展開来たこれってなって。ご都合主義大爆発だ。と言う訳で周泰の行動は非難しないでやってくれ、基本感情に影響されやすいんだ。一刀の悲壮を帯びた顔、七乃の何かを慈しむ顔、それに感情を揺さぶられなければ家族の絆を大事にする呉の人間足り得ないだろう?それを非難する奴は非情な奴だ。孫策に斬られればいい。あの高笑いを聞きながらな。

 

 第二話は以上になるが終わり方は中途半端だろうか?こういう引きも在りだと思うのだが。盛り上がる時にフェードアウトする、あの美徳は理解できるからな。それでは第三話で会おう。その時までには裏も完結させなければな。ちなみに裏はそんなに長くない。あと1,2話で終了の予定だからな。じゃ、See you again.

 

 

 

 


 

 
 
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