No.675604 真・インフィニットAGEカイさん 2014-04-02 12:19:35 投稿 / 全9ページ 総閲覧数:3201 閲覧ユーザー数:2930 |
ピピピ!ピピピ!
???「うーん・・・5時・・・少し早いけど、起きるか」
目覚まし時計の音で眼が覚めた少年は、ベットから起きて着替えを始める
???「おはよう、姉さん」
写真立てに写る二人の女性に挨拶をした少年は、白い制服に着替え終わり、家を出て行く
???「暫く空けるとは言え、寂しいな」
少年が自分の家を見て一言呟く、今日から彼は全寮制の学園に入学する
???「うん?」
駅に着くと、顔馴染みの二人に会う。まさか此処に居るとは思わなかった少年は、二人に挨拶する
???「おはよう、二人とも」
???「ああ、おはよう」
???「早いな・・・まあ、気持ちは判らなくはないよ」
それから暫く待っていると、周りに他の生徒がやって来る
???「やっぱり見られるね」
???「あんまりじろじろするな、田舎者だと思われるぞ」
???「仕方ない。二人が特別すぎる」
周りの生徒達が此方を見ていると、電車が到着し、乗車する
入学式が終わり、教室に移動する
???(俺達3人を同じクラスに・・・手の届く所で護りたいのか、眼の届く場所に置いて置きたいのか?)
???(チラチラ)
???「少し落ち着いたら如何だ?まあ、無理も無いな。うん?教師の先生が来たか」
???「皆さんこんにちわ、このクラスの副担任の山田(やまだ)真耶(まや)です、これから一年間、よろしくお願いしますね」
緑髪の眼鏡をかけた女性が教壇に立ち、皆に声を掛けたが、心は若干違う方を見ていた
真耶「それでは、次の、えーと・・・北郷君。自己紹介良いですか?」
???「はい、北郷一刀です。知ってる人も居ると思いますが、僕はISのメンテナンス資格を持っています。ですが少しISから離れていた事もあり少しのブランクがあります。もし判らない所があったら教えて頂けると嬉しいです。趣味は楽器を少々やっています、早く皆さんと仲良くなれる様に頑張りますのでよろしくお願いします」
真耶「はい、ありがとう御座います。では次に、お隣の織斑さん」
???「はい、織斑マドカです。趣味は体を動かす事です、剣術・武術などを習っています、よろしくお願いします」
真耶「はい、では次は後ろの織斑君。お願いします」
???「は、はい、織斑一夏です。趣味は料理です、よろしくお願いします」
シーン・・・
此処まではっきりと聞える事も無いだろう「シーン」と言う効果音を
一夏(やッばい、失敗したかな?)
女子生徒「・・・き」
一夏・マドカ・一刀「「「???」」」
女子生徒達「「「きゃあああああ!!!!」」」
一夏・マドカ・一刀「「「!?」」」
谷本「男子よ!男子!」
相川「しかも二人!!」
本音「今年一年、楽しくなりそう~♪」
鷹月「はぁ~運気が上がる神社に行ってて良かった~♪」
真耶「あ、あの皆さん!どうかお静かに!?」
一刀「騒がしいな」
等と一刀が呟いていると
一刀「!?」(ドクン!ドクン!)
???「喧しいぞお前ら!!今はSHR中だ!!」
一夏「えっ、千冬姉!」
バシッ!
千冬「織斑先生だ!」
一夏「は、はいすいません・・・」
出席簿の角で頭を殴られた一夏は頭を擦りながら、謝罪した
千冬「諸君、私が織斑千冬だ。君たち新人を一年 で使い物になる操縦者に育てるのが仕事だ私の言う事はよく聞き、よく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。私の仕 事は弱冠15才を16才までに鍛え抜く事だ。逆らってもいいが、私の言う事は聞けいいな」
マドカ(姉さん相変わらずだな)
一夏(家とは別人だな)
等と思っていると、再び生徒達が騒ぎ出す
女子生徒達の声「キャアアアアァァァ!千冬様、本物の千冬様よ!」「ずっとファンでした!」「私、お姉様に憧れてこの学園に来たんです!」「あの千冬様にご指導いただけるなんて嬉し いです!」
※面倒なので一列に並べました
千冬「……毎年、よくもこれだけ馬鹿者が集まるものだ。感心させられる。それとも何か?私のクラスにだけ馬鹿者を集中させてるのか?」
一刀「この人気みたいに、家事全般も完璧なら良かったのにな」(ボソボソ)
千冬「ッ!」
千冬が一刀に向かって出席簿を投げる
一刀「!?」(ドクン!ドクン!)
パシッ!
千冬「!?」
真耶「えっ!?」
女子生徒達「「「!?」」」
千冬の投げた出席簿を一刀が見事にキャッチした途端、辺りが静かになった
一刀「・・・どうぞ」
千冬「すまんな」
一刀「構いませんよ、千冬姉さん」
ポン!
千冬「織斑先生だ」
一刀「・・・はい、すいません」
千冬「SHRが終わったら休み時間になる、それが終れば直ぐ授業だ。遅れるなよ」
一刀「はい」
SHRが終って直ぐに、一刀は一夏・マドカの席に来る。廊下には他のクラスの生徒達が見に来る
一刀「本当に騒がしいな」
マドカ「まったくだ。一刀も兄さんも見世物じゃないのに」
一夏「だな」
???「ちょっと良いか、3人とも?」
一夏「うん、箒か?」
一刀「箒?」
マドカ「・・・久しぶり」
箒「ああ・・・此処じゃ何だ、屋上に行かないか?」
箒の意見に賛成した三人は、屋上に移動する。その間もすれ違う人達に見られていた
一夏「久しぶりだな、箒」
マドカ「小学校の時以来だから9~10年振り?」
箒「そうなるな」
一刀「大変だったろう、引越し続きの生活は?」
箒「行く先々で良くしてくれる者も居たから、そこまで大変ではなかったが、もう二度とゴメンだな」
一夏「そうか、でも一目で箒だって気が付いたよ」
箒「えっ!そ、そうか?」
マドカ「何と言うか、雰囲気があの頃と変わらない気がするんだ」
一刀「だな、所で、剣道の大会優勝したんだって。おめでとう」
箒「何故それを?」
マドカ「新聞に載っていた。続けていたんだな」
箒「まあな、お前も続けてるんだろうマドカ。今度手合せ願えないだろうか?」
マドカ「判った」
一通り話終わったと思った箒は、一刀の顔を見る
一刀「何だ?」
箒「・・・どうしても聞きたい事があってな。・・・これは私だけじゃなく、学園の誰もが聞きたいと思ってる事だと思うから」
一夏・マドカ「「・・・」」
箒「・・・一刀」
一度深呼吸した箒が一刀に向き合ってはっきりと質問する
箒「お前の専用機は、現在ある世界中のISの中で、最も最古と言われているAGEシリーズと言うのは本当か?」
伝説が息吹を吹き返した瞬間だった
次回は時空編
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