No.656926

真・恋姫†無双~人中√(偽)~

九条さん

人中の呂布、馬中のセキト?

2014-01-23 14:29:26 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2142   閲覧ユーザー数:1988

いつものように狩りをしていると、狙っていた獲物が一目散に逃げ出した。

気配は隠せていたのに、おかしい。

ふと空を見上げると、原因に気が付いた。

 

「…………白い……星?」

 

流星は眩い光を発し速度を増しながら落ちていった。地面と激突したはずなのに音が無かったのが最初の印象だった。

 

 

「……ただいま」

 

「恋殿、おかえりなさいなのですぞー……?それはなんなのです?」

 

「……拾ってきた」

 

「れ、恋殿……これは犬猫とはわけが違うのですぞ……」

 

「…………でも……良い匂いする。…………一緒に寝ると……あったかい」

 

「ああぁ……そんな得体の知れないものを拾ってきてはダメなのですぞぉ。セキトと張々も何くっついてるですか!

 

「……………………」

 

「れ、恋殿も寝ないで欲しいのですぞ〜〜!」

 

 

「……あったかい」

 

「れ、恋?それ以上動くとだな、色々と拙いんだけど……」

 

「…………ダメ?」

 

「うっ…………あとちょっとだけな?」

 

「……♪」

 

 

 

 

「音々もセキトも、みんな一人だった。恋も、一人だった。……みんな大事。一刀も、大事」

 

「……ああ」

 

「……前に一刀言ってた。大事な人とは家族になるって……。家族になれば、一人じゃないって」

 

「確かに言ったね」

 

「…………恋と、一刀は……家族?」

 

「……ああ、家族になろう。絶対に恋を一人にしないから……」

 

「っ! ……っ……っ! ……一刀っ!」

 

泣きそうな顔から笑顔に変わった恋は、感極まった勢いのまま俺に抱きついてくる。

その背を撫でながら誓いを立てた。

 

『この子の心だけは守る』

なにがなんでも……。

 

 

「……董卓と申します。ぜひ、あなた方の力を貸して下さい」

 

董卓と名乗った少女の隣にいる子がわなわなと震えている。

まあ、この状況を見たら仕方がないと思う。

 

「え〜っと、北郷一刀です」

 

「…………呂、奉先」

 

「陳宮と申しますぞ!」

 

あ、爆発するなこれ。

 

「……ッ! その前に呂奉先だったわね? その……腕にくっついてるのを離れなさい! そしてアンタ! 鼻の下を伸ばしたままで挨拶するんじゃないわよ! 月がどれだけ苦労してアンタ達をここに招いたと思って……」

 

「え、詠ちゃん! それは今話さなくても……」

 

出会いは最悪(?)だった。

 

【あとがき】

お昼ー! をちょっと過ぎましたね

皆様こんにちは

九条です

 

コメントにも残したとおり恋ちゃん√です

思ったよりもデレ成分が控えめになってしまったこと、深く反省しております

何度書き直してもゴロニャーをセリフだけで説明なんて出来なかったんです……

 

董卓との出会いまでしか投稿しませんでしたが、実は続きがあったりします

バッドエンドになってしまったので載せる事はないでしょうが……

どんな展開か簡潔にでも聞いてみたい方がいればショートメールでもください

くれぐれも自己責任でお願いしますね

 

あ、この偽√シリーズですが、今回は特例として

なるべく正史のルートを辿らないようにしてます(明命も辿ってた気が……

大王様のように一緒に過ごすというのもあったり、もしかしたら別の軍に下ったり?

 

毎回リクエストは受け付けておりますので、気軽にコメントをば

書いてる最中に他の作品が出来上がることもあるので、即時反映とはいかないかもですけど(汗

 

では、また次回もよろしくなのですぞー!!


 
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