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ユウナ「あっ・・・」トサッ
飛翔「大丈夫だ。」
俺はユウナをベッドに押し倒し声をかける。言っておくが、俺も初めてだからな。転生する前の知識はあるから問題ないと思うけど・・・
飛翔「じゃあユウナ・・・脱がすよ。」
ユウナ「・・・はい。」
俺はユウナの服をゆっくりと脱がせていく。ユウナの肌は白くて綺麗だった。下も脱がせて下着姿になる。・・・ここでひとつ問題が起きた。この世界の下着は、どうやって脱がせばいいんだ?フックか??いや・・・冷静に考えれば、紐だった。てかユウナ、紐って男心をくすぐるんだぞ?等と訳のわからない考えをしてたが、俺はゆっくりとブラに手を掛けて外していく。
飛翔「・・・・・・」
あまりの綺麗さに、俺は言葉を失った。すると、何も話さない俺を見て不安になったのか、ユウナが話しかけてきた。
ユウナ「あの・・・何処か変ですか?」
飛翔「い、いや!?そうじゃないんだ。あまりの綺麗さに見とれてしまってな。」
ユウナ「あ、ありがとうございます///」
飛翔「・・・それじゃあ。」ゴクッ
とうとう最後の1枚を取る。すると、そこには一糸纏わない姿のユウナがいたのだった。手元の灯りのせいか、余計に色っぽく見えてしまう。
ユウナ「は、恥ずかしいです///」
あまりの恥ずかしさに、顔を手で隠すユウナ。なにこれ、この行動可愛すぎるんですけど・・・
ユウナ「わ、私だけずるいです///ひ、飛翔・・・さんも、脱いで下さい!」
ユウナに言われ、俺も服を脱ぐ。そこには一糸纏わない姿の俺とユウナがいた。
飛翔「・・・これだけ濡れてるなら、いけそうだな。」
ユウナ「飛翔さん・・・最初のうちは、キスしながらお願いします///」
飛翔「・・・わかった。」
やはり、最初は痛いのだろう。俺は、少しでもユウナの痛みを和らげる事が出来るならと思い、キスをしながら挿入するのだった。
ユウナ「・・・っつ!!」
飛翔「大丈夫か!?」
ユウナ「へ・・・平気です・・・ですから・・・そのまま・・・続けてください!!」
ユウナは苦痛の表情を見せながら、俺に言う。
飛翔「わかった・・・ただし痛かったら正直に言えよ。」
ユウナ「わかりました。」
俺はゆっくりと動き出す。・・・ヤベェ、スッゴくいい。
ユウナ「あっ・・・ああっ!!」
飛翔「ヤバイ・・・ユウナよすぎる!!」
ユウナ「わた・・・しも・・・気持ち・・・いい・・・です!!」
飛翔「そろそろいくぞユウナ!!」
ユウナ「きて・・・下さい!!私も・・・いきそうです!!」
飛翔「ウオォォォォ!!」
ユウナ「!?あぁぁぁぁぁ!!!」ドクドク
お互い迎えた快感。
飛翔「ハァ・・・ハァ・・・」
ユウナ「嬉しい・・・です。」
飛翔「・・・ユウナ、これから色んな誘いがあると思う。けど、何があっても俺を信じて相談してほしい。」
ユウナ「はい!!私は飛翔さんを信じます!!」
飛翔「・・・ありがとう。」
ユウナ「そろそろ私達も寝ましょうか?」
飛翔「だな。」
そのまま俺とユウナは意識を手放していった。ユウナは俺に抱き付きながら。そして翌日・・・
飛翔「おはよう。」
ルールー「おはよう飛翔。」
ワッカ「よっ!!」
ユウナ「おお、お早うございます///」
飛翔「おう。」
俺は出来るだけ普通に接しているんだが、ユウナが顔を真っ赤にしていた。
アーロン「どうやら約束は守ったみたいだな。」
飛翔「当たり前だろ?」
アーロン「フッ、ならいい。ブラスカも安心しただろ?」
アーロンはそう言うと、外に出ていった。それに続いてユウナ達も出ていった。少ししてからティーダが遅れて出てきた。
ティーダ「おはよッス!!」
飛翔「よっ。お前で最後だな。」
ティーダ「なら、急いで行くッス。」
こいつは相変わらず元気だな。・・・ん?何やら表が騒がしいな。
アーロン「魔物が出たぞ。急いで来い!退治するんだろ?」
飛翔「行くか!!」
ティーダ「ウッス!!」
アーロンに続いて外に出る。既にワッカやルールー達が戦っていた。
ワッカ「おせ~ぞ!!早く手を貸してくれ!!」
ティーダ「ヤバイッス!!アイツチョコボを食おうとしてるッス!!」
飛翔「ほう・・・」
俺はゆっくりと魔物の前に立ちはだかった。
ユウナ「危ないです、飛翔さん!!!」
ワッカ「お前なに考えてんだ!!」
飛翔「黙ってな。おいお前・・・」
俺は魔物を睨み付ける。
飛翔「俺の目の前でそいつを食うとは、いい度胸だな。あぁ!!」
魔物はガタガタと震え出す。すると、手に力が入らなかったのだろう。チョコボを放していた。
飛翔「おい、さっさとチョコボを連れていけ!!」
飼育員「は、はい!!」
チョコボを連れて離れる。
飛翔「さて、死にたくなかったらとっとと失せな。」
俺の言葉を聞いて激怒した魔物。
ティーダ「危ないッス!?」
飛翔「それがお前の答えか。なら、自分の低脳を恨みな!!!」
俺は、半分の力も出してないが、軽く覇王色を発動する。そして・・・
飛翔「三刀流奥義・・・」シュンシュン
ワッカ「な、なんだこれ・・・」
アーロン「よく見ておけ。全力ではないが、アイツの力を。」
アーロンは、皆に飛翔の強さを見ておくように言った。
飛翔「三千世界!!!!」
魔物「グワァァァァァ!!!!」ドシン!!
あっという間に魔物を倒してしまった飛翔。他の皆は驚くものや腰が抜けて立てない女性人。
飛翔「フ~!!弱いな。」キン
俺は後ろに振り替える。ユウナとルールーは、腰が抜けて立てないみたいだな。
飛翔「大丈夫か?」
俺は、ユウナとルールーに手を差し出す。
ユウナ「は、はい・・・」
ルールー「な、何とかね・・・」
俺が出した覇気でユウナとルールーはおろか、ワッカまで腰を抜かしていた。
アーロン「さすがだな。」
飛翔「ま~な。正直あんたにも勝てるしな。」
ティーダ「マジッスか!?」
アーロン「ああ、俺じゃかなわん。」
飛翔「さっさと先にいくぞ。」
俺達は再びミヘン街道を進んでいった。すると、ルールーが俺に声をかけてきた。
ルールー「貴方・・・昨夜ユウナと寝たでしょ?」
飛翔「・・・」
ルールー「別にいいけど。もちろん次は私よね?」
俺はルールーが本気で俺を見ていないことが気掛かりで、ついに話した。
飛翔「あのさルー、お前本気で言ってんのか?」
ルールー「当たり前じゃない。」
飛翔「お前・・・ワッカの弟のチャップの事が忘れられないから、俺で忘れようとしてるだろ。」
ルールー「!?」
飛翔「図星か。なら悪いが、そんな理不尽な理由なら断る。指輪も悪いけど返してもらう。」
俺はルールーの手につけている指輪を強引に外した。
ルールー「なんで・・・」
飛翔「お前が本気で俺の事が好きならいい。けど、誰かの代わりはごめんだ。少し反省して考えろ。」
俺はそのままルールーから離れてユウナの側にいった。
ユウナ「どうかしたんですか?」
飛翔「ん?いや、ルールーから指輪を返してもらってきた。」
ユウナ「どうして!!」
ユウナは叫ぶ。当然だ、自分の事を妹のように慕っている。ユウナからすれば、姉同然である。
飛翔「ルーは俺を見ていない。死んだワッカの弟と被せている。俺は、おれ自身を見てくれた奴じゃなきゃ、悪いけど指輪はやれない。」
ユウナ「・・・」
ユウナは少し納得してはいないが、俺の言うことも理解できたのでこれ以上言わなかった。そうしていると、ミヘン街道の終点に到着した。が、何やら関所付近で女が叫んでいる。
??「何で通れないのよ!!」
そう叫んでるのは、キーリカで会ったドナだった。
ドナ「私は召喚士なのよ!!この先の寺院に行かなきゃならないの。」
門番「ですから、さっきから何でも申し上げてる通り、これからシン討伐の作戦が始まるので、ここは今現在通行出来ません!!」
ユウナ「通行出来ないんですか?」
ドナ「あら?貴方は・・・」
ユウナの声に反応したドナ。
ドナ「貴方もここに来たの?」
ユウナ「はい、ドナ先輩も?」
ドナ「そうよ。それが今はここ通行禁止見たいよ。それにしても・・・またガードの数を増やしたのね。見慣れない顔が増えてるみたいだし。」
ユウナ「ええ、いけませんか?」
ドナ「別に。ま~弱いガードが何人集まっても同じことよ。」
飛翔「・・・」
俺は頭に来て鬼鉄をドナの首元につけた。もちろん秋水はバロテロに向けてるが。
飛翔「さっきから聞いてれば・・・お前か、ティーダをキーリカ寺院に無理矢理試練の間に入れたのは。」
ドナ「だ、誰よあんた・・・」
飛翔「ユウナのガードだが?それより質問に答えろ。お前、掟の事知らないわけないよな?」
軽く殺気を込めてドナに問いただす。
ドナ「ご、ごめんなさい。私がバロテロに頼んでやったわ。」
飛翔「・・・正直に言ったし、今回は許してやる。けど、次は無いぞ?わかったな。」
二人は首を縦に大きく降った。まるで壊れた人形みたいに。暫くして積み荷と一緒にシーモアがあらわれた。なんでも、ユウナと俺達ガードを通してくれるらしい。けど、ドナとバロテロは駄目みたいだ。納得のいかない俺はシーモアに言う。
飛翔「シーモア老師様よ、どうにかコイツらも一緒に連れていってくれませんかね?」
ユウナ「私からもお願いします。」
ユウナ「やれやれ、ブラスカ様のお嬢様、ユウナ様に言われては仕方ありませんね。」
ユウナ「ありがとうございます。」
飛翔「・・・」
こうしてドナ達も一緒に討伐隊作戦本部に向かった。
飛翔「・・・ユウナ。」
ユウナ「はい?」
飛翔「シーモアにはあまり近づくな。」
ユウナ「どうしてですか?」
飛翔「それは・・・いずれ分かる。お前達全員これから先大きな真実を知ることになる。けど、何があってもシーモアの誘いにはのるな。絶対にだ。」
ユウナ「・・・分かりました。でも、いずれ全てを話してくださいね。」
ユウナはそう言うと、キマリと一緒に討伐隊が一望できる所に向かった。俺はアーロンとワッカの所にいく。ティーダはユウナと一緒にいる。ルールーは・・・一人で考ええいる。多分、俺が言った事だろう。すると、ルッツがやって来た。
ルッツ「ワッカ、話すのは最後になるかも知れないからな。お前に謝らなければならない。」
ルールー「ルッツダメ!!」
ワッカ「なんだよ?」
ルッツ「お前の弟を討伐隊に誘ったのは・・・俺だ。」
ワッカ「!?テメェ・・・」
ワッカはルッツに殴りかかろうとする。しかし、俺が刀を出して静止させる。
ワッカ「あいつはよ・・・一回でも試合に勝ったら、ルーに結婚を申し込むんだって言ってた。けど、ある日突然討伐隊に入るだもんな。」
ルッツ「ブリッツで勝つより、惚れた女にシンを近付けさせない方が、よほど格好いいだとさ。」
隊員「各隊員は、所定の配置につけ!!」
ルッツ「んじゃ、そろそろ行くか。」
ワッカ「ルッツ!!死ぬなよ。」
ルッツ「・・・当たり前だ。まだ、お前に殴ってもらってないからな。」
ルッツはそう言い残して、前線に向かった。
ルールー「・・・」
飛翔「ルー・・・」
ルールー「ごめん飛翔・・・私は確かに貴方とチャプを重ねてみていたわ。でも・・・チャプには悪いけど、今は本当にあなたが好きなの。」
飛翔「・・・」
ルールー「本当に・・・ごめんなさい」ポロポロ
飛翔「お前の気持ち・・・確かに受け取った。」
俺は、ルールーから返してもらった指輪をルールーの薬指につける。
ルールー「ごめん・・・なさい」
ルールーは俺の胸の中で泣いた。声を殺して泣いていた。暫くしてようやく泣き止んだ。それと同時に、ようやく討伐隊が本格的に動き出した。
ワッカ「お~お~!!失敗確実だってのによ。」
ユウナ「止めようよ!!もう・・・」
ワッカ「わ~ったよ。けどな、俺は機械を認めない。教えを反するのは認めない。」
そして作戦本部に到着した。
ガッタ「まもなく作戦が始まります。」
飛翔「おいおい、えらい適当に言ってんな。」
ガッタ「あったり前だろ!!俺はシンと戦うためにここまで来たんだ!!それなのに・・・」
アーロン「認められたいのなら、与えられた仕事を黙ってこなしてみろ。」
ガッタはそのまま走り去ってしまった。
キノック「おお~!!シーモアから聞いてたが、本当に会えるとはな。所でアーロン、この10年何をしていた?」
アーロン「作戦が始まる。無駄な話をしてる暇はないだろう?」
キノック「どうせ失敗する作戦さ。少しでも夢を見させてやるさ。」
俺はその一言に、こいつは本気でスピラの平和を願っていないと思った。
隊員「まもなく作戦が始まります。ここも安全とは言えません。戦いの準備が出来ましたら、私にお伝えください。」
ワッカ「これじゃ、まるで寺院が認めた作戦みたいじゃねえかよ・・・」
飛翔「認めたみたいじゃない。認めてるんだ。失敗すると分かってるからな。」
ティーダ「ひでぇ・・・」
アーロン「飛翔、お前は女性人の側にいてやれ。」
飛翔「了解。そっちは頼んだぞ。」
俺は近くにユウナとルールーを呼ぶ。そして、ティーダが準備完了の合図を伝えた。いよいよ作戦開始か・・・
隊員「キノック老師、お願いします。」
ユウナ「シンは来るのかな?」
飛翔「来るさ、必ずな。」
シンのコケラを無理矢理鳴かせると、別のコケラが現れた。
飛翔「面倒だな・・・」
アーロン「無駄口を叩いてないで、さっさと叩くぞ!!」
シンのコケラを叩く。そしてようやくコケラを退治すると、シンが現れた。
飛翔「不味いな・・・」
アーロン「来るぞ!!」
飛翔「お前ら!!全員俺の後ろにいろ!!」
ワッカ「何をするつもりだ!?」
飛翔(神様よ、悪いがここで能力追加だ!!シンのあのバリアは何で守れる!!)
神『あのバリアは、魔法かもしくは節乃の言霊だ。』
飛翔「なら、節乃の能力とノッキング次郎を!影分身でもその能力を使えるようにしてくれ!!」
神『わかったわい。・・・能力追加完了じゃ!!武運を祈るぞ。』
飛翔「サンキュー!!影分身!!」
一同「!?」
飛翔「お前ら、ガッタやルチル達も守れ!!」
飛翔S「わかった!!」
飛翔「いくぞ・・・す~っ!!ガアァァァ!!」
俺は力一杯叫び、シンが出したバリアに対抗した。すると、お互いの衝撃で衝撃波が起きた。全員吹っ飛んだが、それぞれに俺の影分身をつけている。本体はユウナの側にいる。ようやく衝撃波が収まると、シーモアが倒したはずのコケラと戦っていた。仕方なく、俺とユウナは助太刀に入る。
シーモア「下がっていてください。ユウナ殿。」
ユウナ「は、はい。」
そう言うと、シーモアは黒魔法でコケラを怯ませた。
シーモア「今です!!飛翔殿!!」
飛翔「一刀流居合い・・・子子孫孫!!!!」
コケラ「グギャアァァ!!」
そのままコケラは、魂となり空に去っていった。そのままシンはアルベド族の機械を壊し多くの人の命を奪った。
ユウナ「皆さん下がって!!召喚します!!」
シーモア「無駄です。今のあなたでは・・・」
ユウナ「でも、何かしたい。」
シーモア「無駄です。」
飛翔「悪いが、やらせてやってくれ。」
俺はユウナを見つめた。それに頷くと、ユウナは踊り始めた。すると、次々と死者の魂は異界に送られていく。そして異界送りも終わり、俺達は次の寺院に向かおうとしていた。すると、シーモアがやって来た。
シーモア「顔色が優れませんね。しかしユウナ殿、このような時こそ気丈に振る舞わねばなりません。」
ユウナ「!?」
飛翔「・・・」
シーモア「普通の人間ならば、時には悲しみに浸るのもよいでしょう。けれども、あなたは召喚士。人々の希望そのものなのです。『シン』を倒すまで弱音は許されません。よく心得ておくことです。」
ユウナ「はい・・・努力します。」
シーモア「不安ですか?」
ユウナ「はい。」
シーモア「ならば、私が支えとなりましょう。ユウナレスカを支えたゼイオンのように。続きは・・・おや。」
飛翔「悪いが、ユウナを支えるのは俺の仕事だ。」
俺は我慢できず、シーモアに刀を向けていた。
シーモア「フフフッ、随分と勇ましい方をガードにしていますね。」
ユウナ「飛翔さん!!」
飛翔「悪いが、ユウナを妙な言葉で惑わせないでもらおうか・・・」
シーモア「それはそれは、失礼いたしました。」
シーモアはそう言いながら去っていった。
飛翔「・・・」キン
ルールー「ちょっと飛翔!!貴方何したか分かってるの!!」
飛翔「何って?」
ワッカ「よりにもよって、老師に手を出しやがって!!」
飛翔「悪いが、謝るつもりはないぞ。それに、遅かれ早かれいずれは戦うさ。」
ユウナ「えっ?」
ルールー「どういう意味?」
飛翔「・・・ヒントだ。お前らは全員、エボンの教えを信じてるよな?」
ワッカ「当たり前だろ?」
飛翔「なら、その教え事態が嘘だったら?」
ルールー「・・・」
ワッカ「んな訳ないだろ!!」
アーロン「落ち着け。コイツはあくまでヒントと言った。そこからどう考えるか、お前達次第だ。」
飛翔「そう言うことだ。」
俺とアーロンは寺院に向けて歩き出した。それに続いてユウナとルールーが俺に近づく。ワッカは未だに悩みながらティーダと歩いていた。
ティーダ「張り切ってんな。」
キマリ「辛いときほど明るく振る舞う。」
ティーダ「ほっといていいのかよ?」
キマリ「ガードが心配すると、ユウナはもっと無理をする。お前も気を付けろ。今は飛翔がいるから問題ない。」
ティーダ「心配するより、笑顔?」
キマリ「キマリも練習している。」
ティーダ「ちょっとやってみ?」
キマリは、自分では笑顔のつもりなのだろう。
ティーダ「ザナルカンドまで、後どれくらい?」
ワッカ「まだまだ・・・だな。」
ルールー「幻光河を越えてグアド族が暮らすグアドサラム。」
飛翔「んで、雷平原を越えてマカラーニャだな。」
ティーダ「うっひゃ~・・・」
ユウナ「その前に、『ジョゼの寺院』でお祈りで~す♪」
ティーダ「一気にバビュっとザナルカンドへ!・・・それじゃダメなの?」
ユウナ「なるべく沢山の寺院を巡って、祈り子様にご挨拶しなくちゃ。」
ワッカ「それが召喚士の修行だ。究極召喚に耐えられるように、心と体を鍛えるのさ。」
ティーダ「大変だな、ユウナ。」
ジョゼに向かう途中で、ルチル達と会った。
ルチル「ユウナ様、みなさん。ご無事でなによりです。」
ユウナ「あなた方も、よくご無事で・・・エボンのたまものですね。」
ルチル「いいえ・・・実は、お隣にいるガードの方のお陰なんです。」
ユウナ「飛翔さんの?」
ルチル「はい、シンに殺られる直前に私たちの前にあらわれてくれて、そしてシンのバリアを弾いてくれました。ですが、我々は助かりましたが、戦力としては全滅同然です。」
エルマ「生き残ったチョコボは、この子だけなんです。」
クラスコ「これじゃあ、チョコボ騎兵隊なんて名乗れないッスよ・・・」
ルチル「教えに背いて参戦したあげくに、この有り様です。死んでいった兵達に、合わせる顔がありません。」
飛翔「それでも、お前さん達は生き残った。後は、これからどう生きるか考えるんだな。本当に無事でなによりだ。」ナデナデ
エルマ「は、はい!」
ルチル「本当にありがとうございます。///」
俺は、無事に生還出来たルチル達の頭を撫でてやった。しかし、それがいけなかった。何時ものように、俺のフラグ建設機能が発動してしまった。恐る恐る前を見る。そこには般若の顔をしたユウナとルールーがいましたとさ。
ユウナ「・・・飛翔さん♪」
飛翔「な、なんだ?」
ルールー「少~し話いいかしら?」
飛翔「・・・ワッカ助けてくれ!!」
ワッカ「俺によるな!!」
ユウナ「ワッカさん・・・」
ワッカ「な、なんでしょうか?」
ルールー「飛翔と話があるから、退いてくれるかしら?」
ワッカ「はい~!!ただいま!!」ピューッ
ワッカはあまりの恐ろしさに、いち早くジョゼ寺院に走っていった。
飛翔「ワッカ~!!裏切り者~!!カムバーック!!」
ユウナ「さあ飛翔さん♪」
ルールー「ゆっくりと、話を聞かせてもらうわよ♪」
飛翔「ぎゃ~!!・・・」
俺の叫び声が、ジョゼ寺院付近に響き渡ったのであった。ようやくユウナとルールーの説教から解放されてワッカ達と合流する。
飛翔「ワッカこのヤロ~!!見捨てやがって。」
ワッカ「さすがにあれは止めれるか!!」
飛翔「ったく。」
ティーダ「相変わらず大変ッスね。」
飛翔「お前もワッカと一緒に逃げやがって。」
愚痴をこぼしていると、ジョゼ寺院の雷キノコの岩が離れた。
ルールー「あれは、召喚士が祈り子様と対面したときになるのよ。」
ワッカ「誰か来てるのか?」
ユウナ「誰だろう?」
ティーダ「ドナだったりして・・・」
ユウナ「負けたくないな。」
飛翔「大丈夫だ。」ポンポン
ユウナ「はい///」
俺達はジョゼ寺院に入って試練の間に向かうのであった。
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以外と前半は・・・!!後半普通かな?