No.633674 【獣機特警K-9ⅡG】反撃準備!【交流】2013-11-03 01:28:18 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:752 閲覧ユーザー数:699 |
ヴォルペ襲撃から数十分後、ラミナ警察署の会議室では…。
「…というわけで、わがK-9隊のソラ、およびライドアーマー隊のリクからの報告です」
と、クオンがモニター画面の前で事件の経緯を説明していた。
「ご苦労。それにしても奴らめ、とんでもないことをしでかしてくれたものだ」
と、顎に手を添えながらモニターをにらみつけるエルザ。
ソラが拳を握り締めながら声を荒げる。
「何より許せないのは、奴らのやり方です!ロボットが標的のはずなのに、関係ない人まで巻き込もうとして…!!」
ソラの目には、涙がたまっていた。
「…今回の襲撃だってそうです。私たち兄妹だけならまだしも、カルロさんやルチアさん、それにモニカさんまで…巻き添えになるところだったんですよ…!」
その言葉を受けたジョニーが机を叩いて怒鳴る。
「
「二人とも、冷静になりなさい」
その様子を見ていたイシスは、ソラとジョニーを制止すると、少し間を置いてから話し出した。
「…奴らの目的はロボットの抹殺だけど、その手段については言及されていない。言い換えると…」
「言い換えると…?」
思わず息を呑むK-9隊一同。イシスの表情もよりいっそう険しくなる。
「…目的達成のためには手段を選ばず、そしていかなる犠牲をもいとわない。それがクリムゾンクロスのやり方なのよ」
「…ひどい…そんなの悲しすぎます!!」
と、思わず泣き崩れるナタリア。
「なんて奴らなんだ…こんなのをのさばらせておいたら、何人が犠牲になるか…」
「そうだよ!ロボットのみんなだって生きてるのに!!」
「僕も同感です!関係ない人たちまで巻き込むなんて許せない!!」
と、ソウ、ベルタ、タツヤが続く。
「…まあ待て。奴らを一刻も早く捕らえたい気持ちはわかるが、下手に動けば敵の思うツボだ」
と、エルザ。
「でも署長!今動かなかったらどうするんです!!このままじゃまた犠牲が…!!」
と、ミライが食って掛かるがエルザはそれを押し止めるとさらに続ける。
「ミライ。私とて君と同じ気持ちだ…だからこそ慎重になれと言っている」
「だけど!」
「…考えてもみろ。クリムゾンクロスは反ロボット団体。下手に出て行けば、いかに君たちだって死ぬかもしれないんだぞ」
その後に続くようにクオンが続ける。
「しかも奴らは神出鬼没…オマケに逃げ足も速い。どこに拠点を構えてどういう行動をとっているかの手がかりも掴めてない。闇雲に動いてもエネルギーを消耗…?」
ふと、クオンが何かに気づいたように身を翻すと、ミライの足元に何かが勢いよく刺さった!!
「うわぁ!?ななななな何ですかっ!?」
「まさか…こんなところにまで襲撃かよ!?」
「クリムゾンクロスのくそったれめ!」
慌てふためくミライとソウ、とっさに銃を抜くジョニー…。
それを見たクオンは三人に対し強い調子で言った。
「待つんだ君たち!足元のカードをよく見て!!」
「カード…?」
ジョニーは銃を収め、恐る恐るそのカードを引き抜いた。
『奴らを発見しました。場所はロッソF地区の廃工場…構成員が15名ほど。付近にあるロボット修理センターを襲撃するものと思われます』
「おーおー、親切な奴もいたもんだ。これで手がかり発見だな」
『…使用武器に、電磁パルス弾が含まれています。これがロボットの回路に命中すれば、中枢回路は破壊されロボットは死にいたる危険高し』
「…やけに詳しいですよね、これ…」
『…くれぐれも、耐パルス装備をお忘れなく 怪盗ノワールより愛を込めて』
「…ノワールか。なぜ奴はこうも敵の事情に詳しいんでしょう?」
と、ソウがクオンに訊ねる。
「さあね。でもひとつだけわかるのは、怪盗の彼でさえクリムゾンクロスを嫌ってるってことだ」
その言葉を受けたエルザは立ち上がると、K-9隊一同に号令を発した!
「…よし、アジトの所在は割れた!今回は私も同行する。総員気を引き締めてかかれ!!」
「了解!!」
いよいよ始まった大激突。果たしてK-9隊はクリムゾンクロスの計画を打ち砕けるのか!!
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さぁ、K-9隊の怒りは爆発寸前!!
◆出演
K-9隊の皆さん
エルザ:http://www.tinami.com/view/551405
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