前作 真・恋姫なのは?シリーズ最終話から始まる
クライドを八神家に送り出した一刀はと言うと?
一刀「忙し過ぎる!」カタカタカタカタ
一刀「何なのこの仕事量は!?華琳がやっていた量よりも多いってどういうこっちゃ!?」
一刀「竹簡の山よりも高く積み上がったこの小さい端末一つ一つが星一つ分の情報量とかぶざけんなっ!!」
あまりの仕事の多さに壊れていたbyアサシン
無理も無い、時空管理局が管理していた世界をぶち壊したのだ
事後処理が終わっても次々に待ち受ける書類の山々
これは華琳でなくても頭痛で倒れてもおかしくない
一刀「終わらない、キーボード二つ同時に使って白鐘と一緒に処理しているのに。全然減った気がしない」
白鐘<一刀様、少々おやすみになられる事をお勧めします。一昨日からおやすみになられていないではないですか>
白鐘<それに明後日にはアースラがやってきます。体力は温存して置く事を推奨いたします>
一刀「それはそうだけど。この端末の山はどうするんだ?」
白鐘<私が全力を出せば残った50%を半日で殲滅いたします>
一刀「何か不穏な言葉が聞こえた気がするけど、それじゃぁ任せるね?」
白鐘<お任せをマイスター>
一刀は白鐘に残りの仕事を任せ仮眠室へ向かった
一刀が事後処理やら何やらに追われて白鐘に一部を丸投げにした日より二日後
時空管理局、本局局長が決まるまでは一刀が仮の局長として仕事をしている
話しは戻り、局員から港にアースラ御一行が到着したと連絡を受け
一刀はリンディ・クロノハラオウン両名とエイミィ・リミエッタを迎えるために応接室にて待っていた
コンコン
一刀「どうぞ」
ガチャ
局員「リンディ・ハラオウン、クロノ・ハラオウン・エイミィ・リミエッタ。三名をお連れしました」
一刀「入ってくれ、」
リンディ「失礼します」
エイミィ「失礼します」
クロノ「失礼します」
一刀「始めまして、お互い自己紹介の必要はないね」
リンディ「私達の事を知っていると?」
一刀「賢弟の家族の事だ。知って無くては失礼だろう?」
一刀「まぁ座ってくれ。今は粗茶くらいしかないが」
一刀に促されるままに椅子に座る三人、右からクロノ、リンディ、エイミィといった感じだ
一刀は手慣れた手つきでお茶を入れお茶請けに羊かんを切り分け、お盆に持って戻って来る
三人の前にお茶と羊かんを置き、椅子に座って自分で淹れたお茶を一口飲んで本題に入る
一刀「何か聞きたそうだね、何が聞きたいんだい?」
エイミィ「え~っと、本当に君があの犯行声明に映っていた北郷一刀?」
一刀「そうだけどそれが何k・・・・ああ、この姿の事?」
一刀「アレは魔法で青年に見せていたんだよ、正確には精神年齢に見合う姿に変身するタイプの魔法を使っている」
エイミィ「ほへぇ~、そんな魔法が在ったんだ」
一刀「まぁ作ったのは最近だからね、たしか君達がジュエルシードを巡って争っていた頃かな?」
クロノ「何故キミがジュエルシード事件について知っている!」
一刀「そりゃあ見ていたからね」
一刀「なんで見逃していたとか聞かないでくれよ?こっちは管理局打倒の為に準備していたのだから」
クロノ「君はいったい何歳だ、僕と同い年くらいに見えるが」
一刀「俺?白い悪魔・・・・高町なのはと同い年だよ」
エイミィ「なのはちゃん達と同い年で管理局に喧嘩を売ったなんて・・・・・・」
一刀「言って置くけど肉体年齢の方だよ、言ったでしょう?精神年齢に作用するタイプの魔法だって」
一刀「他に聞きたい事は在るかな?」
リンディ「では単刀直入に、あの人に・・・・クライドに会わせてください」
一刀「ごめん、それ無理」
一刀の返答を聞いた瞬間、クロノはデュランダルを構え、リンディは光の四枚羽根を出した
急な展開にエイミィは涙目になっている
無理も無い、二人の目に殺気が籠っているのだから
リンディ「・・・理由をお聞かせ願えますか?小さな騎士団長さん」
一刀「答えるのはイイがまずは矛を収めてくれ。これでは会話にならない」
クロノ「黙って父さんの居場所を教えろ!さもないと」
一刀「さもないと?」
パシュンッ・・・・・・
何かが四散する音と共に室内と魔法を使おうとした二人の魔力が四散した
クロノ・リンディ「「!!?」」
クロノ「北郷一刀!今何をした?!」
一刀「何って、AMFを展開させてもらったよ」
一刀「これ以上の不当な武力行使を行うなら、俺もそれ相応の手段を取らなくてはいけない」
一刀「さぁ、矛を収めてくれ。俺は話し合いたくてアナタ方を呼んだんだ」
此処までの状況下で一刀は一度たりとも立ち上がらず、ただただお茶を飲みながら世間話の様に二人に話しかける
二人は武装を解いて椅子に座りなおした
座ると同時に、この部屋に展開されていたAMFは解除された
一刀「ふぅ、クロノ提督は予想していましたが。リンディ艦長まで魔法を行使して来るとは思いませんでしたよ」
リンディ「すいません、ですがこればっかりは」
一刀「わかっています」
一刀「死んだはずの人が、それも愛しい人だったなら俺だって正気ではいられませんから」
一刀「では、話し会いを再開しましょう」
一刀「クライドに会せるのは無理と言いましたが誤解がありましたね。正確には弟は『此処には居ない』からです」
リンディ「クライドが此処には居ない?別の次元世界に居ると言う事ですか?」
一刀「ええ、弟の居場所を教える前に一つ聞いて置きたかった事がありまして。コレはクライドの義兄としてアナタ方家族と未来の家族である彼女にもかかわる」
クロノ「未来って・・・・・!」
エイミィ「未来の家族・・・・・・えへへへ~////」
リンディ「んん!・・・・っで、彼の義兄として聞いて置きたい事とは?」
一刀「それは・・・・・・貴方の旦那さんが息子よりも若返っていて、息子よりも若い女の子を。妻である貴女と同等に愛してしまった事に関してです」
リンディ「・・・・・・・はい?」
エイミィ「・・・・・・・っへ?」
クロノ「はぁああああああああああ!!!!?」
一刀「説明しますと、彼を助けた時の事です」
一刀「クライドの身体は暴走した闇の書のダメージが危険域まで達していたのです」
一刀「そこで俺が治療した副作用で俺とクライドは、今の俺と同じになり。不屈の心を持つ少女が通う学校に居ました」
一刀「そこでの生活の最中、彼は今会いに行っている少女と出会い。クライドと彼女は恋に落ちました」
一刀「此処までが私に話せる限界です。後の事は賢弟と話してくだs」
全部言い切る前にクロノはアースラへ駆け出し。エイミィは慌てて彼の後を追って行った
一刀「アナタはそんなに慌ててませんね?」
リンディ「頭が大混乱していますよ」
一刀「それで?アナタは今の話しを聞き。彼を受け入れられるのですか?」
リンディ「はい」
即答だった
リンディ「彼が私を今でも愛している。それを承知で彼はその愛しい少女の下へ・・・・・はやてさんの下へ向かったのですね」
・・・・・これは驚いた
一刀「何処からお気付きに?」
リンディ「アナタが言ったではないですか?『妻である貴女と同等に愛してしまった』と。つまり彼が今でも私を愛しているのならば何を思う必要があるのですか?」
一刀「ではどうして八神はやての事まで分かったのですか?」
リンディ「K」
リンディ「クライドのK、そして凍結魔法に八神家との信頼関係。これだけ揃えば女の勘と推理ですぐに解かりますよ」
一刀「これは参ったな、アナタはナハトヴァール戦の時には女の勘でクライドであると認識し。後の情報で全てを知り得たと!?・・・・・・・・・・ハッハッハッハ♪」
リンディ「・・・・・所で『北郷さん』?」
一刀「何かな?リンディさん?」
リンディ「私もクライドと同い年まで若返りたいわ♪」
一刀「言うと思ったよコンチクショー!!」
一刀「台無しだよ!今まで作者ががんばって書いたシリアスがブレイクされたよ!粉々だよ!?」
リンディ「うふふ♪」
一刀「笑えば良いってもんじゃ無ぁあああああああい!!」
ジャパニーズ、ちゃぶ台返し!
お茶と羊かんが応接室を舞い、一刀のツッコミとリンディの笑い声が木霊した
さてと、久しぶりだね読者の皆、クライド・ハラオウン・北郷だ
久しぶりの登場何だけど、皆に問題だよ
僕は玄関ではやてと再会して家に上がって彼女のいない世の男性陣の呪いを貰いそうなほどイチャコラしていたんだけど。問題が発生してしまった
次のヒントの中から答えを導いてね
1、ソファに寝そべった僕の上にはやてが乗っている
2、玄関の鍵が開く音がした
3、イチャコラしていたので気が付いていない
4、リビングのドアが開く
5、僕とはやても家に人が入って来たのに気づく
6、こちらを見て固まっている長い銀髪に深紅の瞳・ピンクのポニーテール・赤毛の三つ編・金髪ショートヘア・額に宝石がくっ付いているオオカミさん♪
これらから導き出される答えとは・・・・・これです!
クライド「やぁ皆、ひさs」
ヴィータ「クライドぉおおおお!!」ギュオン!
キュドォオオオン!
クライド「ぶるぅわぁああああああああああああ!?」
僕は音を置き去りにしたヴィータの抱擁と言う名のロケット頭突きを鳩尾に喰らい、またもソファに倒れ伏す
ヴィータは俺の名前を呼びながら顔を擦り付けている、そんなヴィータの頭を撫でた
そっと、壊れ物の様に優しく、優しく
ヴィータはしがみ付く力を強め、より一層密着して来た
此処で終われば美しい再会だったのだが。そうは問屋が卸してくれず
彼女達の進撃は止まらなかった
笑顔で僕にくっ付いてるヴィータを見た二人・・・否『三人』はこちらへ助走を付け
シグナム「アイ・キャン!」
シャマル「ノット!」
はやて「ふら~い♪」
降って来た
離れていた。はやてはヴィータのごと抱き着き、僕の胸に猫の様に擦りついて来た・・・・可愛い
だが、此処でも問屋は色々と卸してくれなかった
シグナム、シャマルの二人が僕達三人を挟むように抱き着いてきた。此処まではイイのだ、此処までは
問題は。シグナムの『スイカ』と、シャマルの『メロン』が僕の顔を包み込み、息の根を止めに掛かって来たのだ
女性特有の甘い香りと肌の柔らかさと息が出来ない苦しさにもがいてみるモノの、無意味だった
僕の異変に気付いたザフィーラとリィンフォースだったが間に合わず
僕の意識はそこで途切れた
さて、皆に聞きたい・・・・・・俺が何をした!?
一刀「ムグググ~!?」
ただいま絶賛、リンディ艦長に誘拐されています♪・・・・・ってオイ!
一刀「(リンディ艦長!アナタ何やってんですか!?)」念話
リンディ「えっ?若返りの方法を教えてくれるまで離さない?」
一刀「(なんで重要な所を疑問系にしてるんです?!)」
リンディ「大丈夫よ、地球に着くまでに聞き出してクライドと一緒に青春するんだから!」
一刀「(はい、本音一丁入りました~)」
一刀「(とりあえずこのチェーンバインド取ってくれませんかねぇ?逃げないから)」
リンディ「本当に?」
一刀「(本当に)」
リンディ「わかったわ、逃げたらアルカンシェルでバ~ン♪ってしちゃうから♪」
一刀「・・・・イエッサー」
すまない弟よ、後の事は頼んだby一刀
こうして俺はアースラに乗船し、クライドと原作組が暮す、第97管理外世界『地球』へ向かう
レジアスにも連絡しとくことも忘れない、代理としてジェイルに仕事を押し付けといた・・・・・・ガジェットⅥ型の罰も含めて、白鐘でも三日はかかる端末に圧縮された書類の山を置いて
因みに俺の監視役としてクロノとエイミィが付いた
地球に着くまでの間、クロノとエイミィ、リンディの三人にクライドとの出会いから今日までの話を聞かせたり
クロノと模擬戦でフルボッコにしたり♪
エイミィとリンディと一緒にクロノ弄りを楽しんだり♪
リンディと、俺と会う前のクライドとの思い出話と色々と話している内に仲良くなっていった
そんな楽しい時間が三日ほどたった頃
俺達は地球に到着した
・・・つづく?
あとがき
どうもアサシンです
帰ってきました、リリ狩るマジ狩るの外史へ!
気絶してクライドのその後はどうなったのか?
そして誘拐された一刀とアースラ御一行が地球に到着
では次回予告を
次回 真・恋姫なのは? 消えぬ闇の欠片編 第一話
帰って来た我が家
ではでは
再来~~~
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次元世界を掌握し
時空の三分の一を手に入れた聖天十字騎士団
クライドを送り出した頃の一刀は・・・