No.630104

仮面ライダーオーズ×ポケットモンスター 氷の中で燃える炎・欠ける虹 エピローグ

XXXさん

えー…地味にこの作品を見てくださった方々に心から感謝します

2013-10-21 15:10:02 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1569   閲覧ユーザー数:1543

「え、また旅に出るの!!」

 

いつもより惣菜が多い夕食でリュウタが大声をあげる

リトが元の世界に戻ってきて一週間後の会話だった

 

この一週間で、新に進化した生き物を、ヴェルデととある生物学者、大木戸幸成博士の合作であるカプセル式のボール…モンスターボールで捕獲することが明らかになった

その生き物達はポケットの中に収納できるモンスター…ポケットモンスター、通称ポケモンと命名される

ポケモンは食用としてはかなり不向きであり、ペット等として扱われることとなった

 

そして早急にポケモンに関する法律が作られた

その内容は、武力としてポケモンを使わないこと、知性的な生き物であるため実験等でモルモットにしないことなどだ

また、ポケモンの繰り出す技に対して一部の人間から危険視されたが、これは広い場所でスポーツとしてポケモン同士のバトルで発散させることに決定した

 

しかし、まだ世界では混乱が続いているのでまだ時間がかかりそうだ

 

 

 

再び場面をアパートに戻そう

リュウタの大声で、リトの膝元で夕食を食べていたコンはビクッと体を震わせる

一応、ポケモンの世界のいたリトと旅をしたメンバーはこのアパートにいるが、体のでかいメッタンとライライは外で食べている

何故リトがモンスターボールに入れないのか…それはただ単純に忘れているからだ

 

「ああ。コイツらのいた世界を救えなかったからな。自分の無力さを思い知らされたよ。だから強くなるためにまた旅をする」

 

「でも、コイツらはどうすんだよ?リトがいない間は俺らが面倒見んのか?」

 

「そうなるな」

 

「きゅ…きゅぅぅぅ!!」

 

また旅をすると聞き、コンはリトに泣きつく

そうとうなついているのか、涙と鼻水の量がすさまじい

肩の上に乗っているミミもなんか泣きそうだ

 

それにコンはこのタロウズのメンバーの中で、リュウタとデネブにしかまともに目を会わせられない

といっても、話しかけられると涙目で逃げるのだが

 

 

「泣くなって、コン。強くなるんじゃないのか?」

 

「きゅぅ…(でもぉ…)」

 

「大丈夫。一日か二日で帰ってくるよ。それならいいだろ?」

 

「…きゅん」

 

どうにか了承を得られたリト

だが、彼にとっての一日とは別世界での二十年

とても気の長い旅になるだろう

 

「きゅう!(でも、りとの臭いがついたものは置いてってね!)」

 

「?何で?」

 

「――フォォオウ!(Σ誤解を生むような発言するな!)」

 

「うお!?い、いきなり出てくんじゃねぇ!!ドラゴンもどき!!」

 

「いや、ドラゴンタイプ何だけどさ」

 

「それとセンパイ、近所迷惑だから。どうどう」

 

「亀の字。桃の字は馬やあらへんぞ」

 

「えっ?あってるでしょ?後、鹿が無いだけで」

 

「あ?馬?鹿?……誰がバカだコラァアアアアア!!」

 

「うるさいぞ、家臣その1…」

 

「そうそう…じゃないと、デネブに…」

 

「夕飯抜きにしちゃうよ?」

 

「ぐぅぉぉぉめぇんなさぁぁぁい!!」

 

…何だこのコントは……

いままで黙って食べていたリオウがそう思う

ちなみにリオウはちゃんと箸を使って食べているのであしからず

 

 

 

そして翌日、リトは縫って貰ったスーツを着て支度をする

今まで見てくれた読者様の中で、何でこいつスーツ着てんだ?と思っている人もいるだろう

本人曰く、別世界にいく仕事だから、らしい

 

そんなこんなで支度をすませたリトはあるものをケースに入れる

それは、先の戦いで壊れた、グリード達の意識が入っていたコアメダル

どうやら形見として持つようだ

 

「それじゃあ、行ってくるな」

 

「ガウ!(行ってらっしゃいっす、マスター!)」

 

「気ぃつけろよ」

 

「お土産待ってるからね~♪」

 

「めった~♪(あ、ボクも~♪)」

 

「いや、土産のために行く訳じゃあらへんぞ?」

 

「フォウ!(Σお前も何いってんだよ!)」

 

「口説くのもほどほどにね?」

 

「そりゃお前だろ」

 

「寝るときには歯磨きをちゃんとすること、あと知らない人にはついていっちゃダメだからな?」

 

「ピチェェ…(なんかお母さんみたい…)」

 

「きゅぅ…(りと、早く帰ってきてね?絶対だよ?)」

 

「うん。なるべく早く帰るよ……行ってきます」

 

全員に色々と言われて苦笑いしたリトは灰色のオーロラを通って消える

既に別世界に行ったのだろう

 

「ピチュー…(行っちゃった…)」

 

「きゅ…(グスッ…)」

 

「ピチュピッチュ!(ほらほら泣かないの!マスターに言われたでしょ?強くなるって!)」

 

「きゅん…(うん…)」

 

「ピッチュピ!(だったらマスターが帰ってきたときまで強くなろうよ!)」

 

「きゅ…きゅん!(う…うん!)」

 

小さなポケモンの大きな目標

自分の主人に誇れるような強さを持つ

それを胸に誓い、ミミとコンはアパートへと戻って行った

 

 

 

 

はい、これでこの仮面ライダー×ポケモンの小説は終わりです

で、次の作品なんですけど……ね

借りキャラを使っていいかどうか作者様に連絡をとったんですけど…返事がなくて

どうすればいいんですかね?

 

まあ、最悪自分で作るようにはしますよ

と言う訳で、この作品を全部見ててくれた人はたぶん居ないかもしれないけど、今までありがとうございました。次回も頑張ります


 
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