No.628991

一刀の晋王転生録 第六章三十話

k3さん

虎牢関でぶつかる両軍。魏の次の策とは何なのか?

2013-10-17 14:29:00 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2480   閲覧ユーザー数:2111

 姓:司馬 名:昭  性別:男

 

 字:子上

 

 真名:一刀(カズト)

 

 北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:懿  性別:女

 

 字:仲達 

 

 真名:理鎖(リサ)

 

 一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:師  性別:女

 

 字:子元

 

 真名:瑠理(ルリ)

 

 母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。

 

 

 

 

 姓:張  名:春華 性別:男

 

 真名:解刀(カイト)

 

 一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。

 

 

 

 

 姓:王  名:元姫 性別:女

 

 真名:美華(ミカ)

 

 一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

 姓:鄧  名:艾  性別:女

 

 字:士載

 

 真名:江里香(エリカ)

 

 後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

 姓:賈  名:充  性別:女

 

 字:公閭

 

 真名:闇那(アンナ)

 

 司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

 姓:王  名:濬  性別:女

 

 字:士治

 

 真名:澪羅(レイラ)

 

 後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:望  性別:女

 

 字:子初

 

 真名:理奈(リナ)

 

 一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

 

 

 

 

 

 

 姓:杜  名:預   性別:女

 

 字:元凱

 

 真名:綺羅(キラ)

 

 一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。  

  第三十話

   「虎牢関の激闘」

 

 

 虎牢関の戦いでは、曹操は慎重に攻めていく。七乃が何度も罠を掛けるために魏軍を誘導するも、曹操やその軍師はその意図を看破

 

し、逆に囲まれ、討ち取られそうになった。

 

 だが七乃は何とか逃げ切る事に成功する。

 

「そう……それで、桂花すらも罠に掛けた人物については分かったの?」

 

「はいー、どうやら元袁術軍の張勲だったようです。逃げる際にそのような事を本人の口から出ましたので」

 

 程昱の言葉に思わぬ人物があった事に驚く。

 

(まさか彼女だったとは……)

 

 官渡の戦いの後に曹操は張勲を見たが、そのような気配を微塵も感じなかった。

 

(まさか私の目を欺くなんて……それに先ほどは逃げられた……)

 

 曹操は此処で七乃の評価を改める。そして七乃だけではない。

 

(如何に張勲が有能だったとしても、麗羽が張勲の言う事を聞かないのでは彼女の知能を発揮すること出来ない。そう……あの人の言

 

う事を聞かないあいつが……)

 

 麗羽も間違いなく成長していると確信する。

 

「風、敵の力の把握は出来たでしょう? 何か策は」

 

「そうですねー、では……」

 

 翌日から魏は策を実行する。

 

 その策とは、二十四時間交代で虎牢関を攻撃するというものだった。これは麗羽達の消耗を狙うものだ。

 

 それに対し七乃が頭を回転させて対策を考えるが中々思いつかなかった。

 そしてそれが三日ほど続いた時だった。

 

 麗羽達が虎牢関を捨て撤退した。

 

(成程……下手に長引かせるなら一度体勢を立て直すために撤退したのね……ん? 待ちなさい!?)

 

 結論付けようとしたところで、ある可能性を考える。

 

(侵攻してから結構時間が経っている……まさか、司馬昭が来て合流しようとしている?)

 

 曹操の考えているとうりだった。少し前に一刀達が洛陽に戻り、消耗しているであろう麗羽達に一度戻り合流するよう指示したのだ。

 

(でも早い……だとしたらあまり戦力は整っていないはず……ならまだ勝機はある……此方も体勢を立て直し、策を立てる)

 

 しかし、そうは出来なかった。

 

「で、伝令! 夏候惇様が敵軍を追撃しました!」

 

「な、何ですって!?」

 

 夏候惇は目の前に妹の仇が居る事で、常に怒りを募らせていた。曹操の指示で今まで何とか自重していたものの、あたかも弱って撤

 

退したところ見た瞬間、ついに感情を爆発させてしまったのだ。

 

「すぐに追いかけるわよ!」

 

 曹操は夏候惇を連れ戻すため急いで後を追う。

 

 嫌なものを感じながらも。


 
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