No.619338

恋姫 華陀紀行176

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

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2013-09-14 13:16:59 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1380   閲覧ユーザー数:1271

 

 

 ・・・なんだと!

 

 

 何故なんだ!?

 

 

 そんなこと、自分の胸に聞いてみろだと?

 

 

 分からん・・・何故馬を売ってくれないんだ・・・。

 

 

 ここは、馬屋だろう?

 

 

 そんなことを、馬屋の店先で考えていると、またしても警備兵が集まってきました。

 

 

 この警備兵は学習しないのでしょうか?

 

 

 いや・・・問答無用で襲ってこないだけ、まだ考えているのかもしれないですが・・・。

 

 

「俺に馬を売ってくれない心当たりが全く無いんだが?」

 

 

「そんだけ、兵に囲まれてよく言うな・・・」

 

 

 そう言えば、なぜ囲まれているんでしょう?

 

 

「あんたたち俺に何か用か?」

 

 

「ああ・・・ちょっとだけ、時間をいただきたいのだが・・・」

 

 

 結構急いでいるんですが・・・ここまで、下手に出てるのですから少しくらいいいでしょう。

 

 

 もうすぐお昼ですし。

 

 

「昼飯が出るなら付き合おう」

 

 

「もちろんだ!」

 

 

 みんな安心したような顔になっています。何があったんでしょう?

 

 

 昼飯を出すのに喜びを感じる人なのでしょうか?

 

 

 取り敢えずついていきますかね。

 

 

 お腹も空いてますし・・・。

 

 

 

 

 案内されたのは、立派な屋敷でした。

 

 

 まるで、ここの太守のところみたいな大きさです。

 

 

 まあ、太守のところみたことないんですけどね。

 

 

「この部屋で待っててくれ」

 

 

「わかった」

 

 

 待つにしては広い部屋です・・・適当にこの椅子に座って料理でも待ちますかね。

 

 

 ・・・。

 

 

 待つだけなのも暇ですし、道具の手入れでもします。

 

 

 ・・・誰か来たようですね。

 

 

 料理をこんなに早く作れるとは・・・なかなかの腕に違いありません。

 

 

 人数は四人ですか・・・そんなに一杯持ってこられても食べきれるか不安ですよ?

 

 

 『バンッ!』

 

 

 扉を開けて入ってきたのはさっき馬屋を教えてくれた女でした。

 

 

「また会ったね」

 

 

「お前が俺の飯か?」

 

 

 女体盛りですか?

 

 

 普通に暖かい飯でいいですよ?

 

 

「いや、昼はまだ準備中さ。その前に話をしたくてね」

 

 

 やはり昼飯は準備中のようです。こんな早業は、流琉くらいしか出来ないのではないでしょうか?

 

 

「なにか用か?」

 

 

 と言うより、なぜこの女がここにいるんでしょう?町人その壱なのに・・・。

 

 

「まずは、詳しくお互いを知ろうじゃないか」

 

 

 俺には知る気がないんだけど・・・。

 

 

 

 

 どうやら、かなり遠回りに雇われないか?的なことを言ってきました。

 

 

 馬を売られなかったのも、実はこの女が、ここの太守だからだそうです。

 

 

 法正だか何だか知りませんが、偉そうです・・・実際偉いんですけどね・・・。

 

 

 しかし、話題をあれこれ変えるわりには、こちらのことばかり聞いてきます。

 

 

 その内、昼飯が来ずに俺がイライラしだしたら、飯が来るというタイミングです。

 

 

 この女は嫌がらせの達人に違いありません。

 

 

 出された料理に多少薬が入っているようですが、この程度で俺を縛ろうなどと生温すぎます。

 

 

 既に、これ以上のものを過去に経験済みです。

 

 

 ・・・。

 

 

 満腹です。

 

 

「さて、飯も戴いたしお暇することとしよう」

 

 

「ゆっくりしていけばいいのに、なにをそんなに急いでるんだい?」

 

 

 ・・・確かに、どちらに行くのか迷っているのも事実です。

 

 

 太守になるくらいですし、嫌がらせしてくるぐらいの洞察力もありそうです。

 

 

 どちらに行った方がいいか参考にしましょう。

 

 

「急がないといけないところがあるんだが、それが二ヶ所・・・戻るか、進むかの二択だ」

 

 

 どっちを選択する?

 

 

「それなら・・・」

 

 


 
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