No.617839

恋姫 華陀紀行153

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

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2013-09-09 20:42:28 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1977   閲覧ユーザー数:1839

 

 

 途中の村で休みつつ、ひとりひとり送ろうとしましたが、三人目の人が、途中で方向が少し違ったので、相談した結果そちらを優先させることになりました。

 

 

 ここまで来て、ひとりで帰しては、また賊に襲われる可能性があり、俺が信頼できると言うことから、少しくらい遠回りしてでも送った方がいいということになったんです。

 

 

 残ったのは未婚の二人なんですが、やはり結婚している人の方が、相手がいる分、心配の度合いが違うでしょうと・・・亞莎の言葉にもう一人も納得したようです。

 

 

 二人目を送り届けた先で泊まった晩に真名を交換しました。

 

 

 「命の恩人に対して預けてませんでした!」と、また謝られてしまいましたが・・・他の人も預かりましたが、亞莎以外覚える気ないです。

 

 

 亞莎じゃなく、もう一人がいやに接触してくる気もしますが、関係ありません。

 

 

 そんなわけで、三人目も無事に帰して、元来た道を戻っている訳ですが・・・。

 

 

「はぁ・・・」

 

 

「どうされました?」

 

 

 あれから数日したら、亞莎が顔を隠すのを止めてくれました、一歩前進です。

 

 

「また、例のあれだよ。大体ここから一里くらいかな、左手の林のなかに十名ちょい」

 

 

「またですか・・・」

 

 

「賊なんてすぐですよね!」

 

 

 亞莎は何か考えているようですが、もう一人は完全にヤル気満々です。

 

 

 賊をやるのは俺任せですが・・・。

 

 

 

 

 道がいくつかあれば選択肢も増えますが、この先に行く道はここしかありません。

 

 

 どちらにしても、あの賊を放っておけば先ほど帰した村にも被害が出るでしょう。

 

 

 現在の美羽軍の勢力図ですが、南陽付近から元楊州?の左上付近を治めている感じです。

 

 

 実際は楊州全部なんですが、そんなん無理ですから、孫策たちにお任せです。

 

 

 なんかそれだけで見ると、真ん中って何処からも攻められるイメージなんで嫌なんですよね・・・。

 

 

 と言うわけで、少なくとも楊州方面とは仲良くやりたいので、頑張ったんですが、七乃覚醒により険悪感が高まっているように感じます。

 

 

 まあ、七乃の中で、楊州は既に美羽の物という考え方になってるんでしょうね・・・。

 

 

 穏便に済ませたいんですが、そうもいきそうにないし・・・。

 

 

 どうしましょうか・・・。

 

 

「あの~そろそろ行かないんですか?」

 

 

 賊との距離まで後半里ほどですので、そろそろ行かないとこちらに被害が出る可能性があるのは分かるんですが、こういう風に言われると軟弱武将を思い出します。

 

 

 ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ『イラッ』と、くるくらいです。

 

 

「ここで止めます。この近辺には前方の賊しか居ませんが、動物までは補償出来ないので注意すること。俺は賊を狩ってきます」

 

 

「もちろん!この幌馬車に隠れてます!」

 

 

 ・・・いや、まあ、いいんですけどね・・・。

 

 

「あの、私はついていってもいいですか?」

 

 

 亞莎・・・お前には残ってほしいんだが・・・。

 

 

 

 

 亞莎の発言に、もう一人は信じられない!といった顔をしています。

 

 

「無謀だよ!止めよう?ここの方が安全だよ!華陀さんがやっつけてくれるって!ねっ?ここに残ろう!?」

 

 

 この娘、かなり必死に亞莎を引き留めますね。

 

 

 こういうのを見ると、精神を鍛え直したくなります・・・。

 

 

 しかし、女性ですし・・・でも・・・。

 

 

 悩みましたが決めました。

 

 

 亞莎の意思優先と言うことで・・・。

 

 

「やれるのか?」

 

 

「やります!」

 

 

 やる気があるのは、良いことです。

 

 

 わざわざそのやる気を削ぐのもあれですし、これからのことを考えれば、こういった経験も必要でしょう。

 

 

 一人くらいなら守れるでしょうし、連れていきますかね。

 

 

 装備は・・・まずは鍋ぶたの盾と・・・例の物を・・・。

 

 


 
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