No.616950

『ソレ』は、「不幸」と「落とし穴」から始まる物語。

劉邦柾棟さん

どうも、今晩は劉邦柾棟です。


「『ソレ』は、絶望から始まる物語。」の別バージョンです。

続きを表示

2013-09-07 19:17:53 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2712   閲覧ユーザー数:2588

『ソレ』は、「不幸」と「落とし穴」から始まる物語。

 

 

第一話:『荒野』で、出会う三人組み。(又は、「八つ当たり」という名の「イジメ」です)

 

 

一刀side

 

 

一刀「はあ~、俺って……どんだけ『荒野』に縁があるんだろう?」

 

 

「詠」の「不幸」によって、みんなと居た「外史」とは違う「別の外史」に来てしまった。

 

 

そして、毎度お馴染みの『荒野』に居る俺こと「北郷一刀」だった。

 

 

因みに、何故『此処』が「別の外史」だと解るのかと言うと・・・・・・・

 

 

一刀「流石に、『こういう事』を何度も何度も経験すれば、嫌でも感覚的に解る様になっちまうモンなんだな」

 

 

改めて……自分自身が『こういった』経験を積み重ねているのを再認識した俺だった。

 

 

――――――正直、判りたくもないけどな。

 

 

一刀「でだ、『此処』はどの辺で……『誰』と最初に出会う事になる「外史」なのかな?」

 

 

そう言って、俺は空を見上げる。

 

 

天気は快晴。

 

 

涼しい風が吹いていて、気持ち良い。

 

 

一刀「昼間って事は、「雪蓮」や「祭さん」と出会う「外史」では無いな。 二人に最初に会ったのは夜だったからな」

 

 

その時の俺は寝てたけど・・・・・・・

 

 

 

 

一刀「なら、「呉」の線は低いから……「蜀」か「g「おい、其処の兄ちゃん! 珍しい服着てんな?」・・・・・」

 

 

俺が口に出しながら考えている最中に声を掛けられた。

 

 

声のする方を見る。

 

 

其処にいたのは・・・・・・・・

 

 

「魏の外史」で最初に会った三人組の盗賊達だった。

 

 

アニキ「へへ。 おい、兄ちゃん? 死にたくなかったら金m「うるさいわwwwww!? このボケwwwwww!? (# ゚Д゚)」ぎゃああーーーー!?」

 

 

―――――ドゴ!?

 

 

チビ・デク「「アニキwwwwww!? Σ(゚д゚lll)」」

 

 

俺は、「真ん中」に立っているリーダー格の「髭面の男」の顔面に『渾身の右ストレート』を叩き込んだ。

 

 

他の二人が叫んでいるが、俺は無視する。

 

 

そして、そのまま男に跨って「マウントポジション」を取る。

 

 

一刀「なあ? 何してくれてんの? ねえ? 何してくれるんですか? この髭面野郎が!? 俺の「ガラスのハート」が粉々だよ! ブッ壊れちゃったよ! どうすんの? ねえ? どうしてくれんの? どうしてくれるんですか!? 慰謝料請求すんぞコラーーーーー!? (# ゚Д゚)」

 

 

――――ドカ!?

 

 

アニキ「アガ! ちょ・・・・・」

 

 

――――バキ!?

 

 

アニキ「ま・・・・・グエ!」

 

 

――――ドゴ!?

 

 

アニキ「オウ!・・・・・って」

 

 

――――ズン!?

 

 

髭面男に、一切の手加減の無いor容赦の無い「ラッシュ」をお見舞いする。

 

 

チビ「や、止めてくだせー! もう、アニキのライフはゼロっすよwwww!? (´;ω;`)」

 

 

デク「アニキが死んじゃうんだなwwww!? (´;ω;`)」

 

 

――――プチン!

 

 

一刀「うるせwwwwww!? (# ゚Д゚)」

 

 

俺は、二人の叫びに『ブチギレ』て、立ち上がって二人に近づき。

 

 

そして、チビとデブに「右と左のストレート」を叩き込んだ。

 

 

チビ・デク「「ぎゃあああああーーーーーー!?」」

 

 

――――バタ!

 

 

俺の一撃を受けて、地面に倒れて黙る二人。

 

 

一刀「ふん! 伊達に皆に鍛えて貰ってないんだよ!?」

 

 

そう言って俺は、倒れている三人の懐をそれぞれ漁r……もとい、持ち物を物色して没収する。

 

 

一刀「うーん。 「デブ」の斧は要らないけど、チビと髭のオッサンが持っている「剣」と「短剣」の二本は使えるな」

 

 

初期の装備としては、これぐらいが丁度いいだろう。

 

 

一応、手入れが行き届いているのか……綺麗な状態で、「刃こぼれ」や「血の跡」とかは無かった。

 

 

一刀「後は、「金銭」と・・・・・・お! やっぱり、あったあった。 『太平要術の書』 「コレ」を『天和・地和・人和』に渡す訳にはいかないからな」

 

 

そう言って、俺は髭男の剣とチビから奪った短剣の二本を腰に装備して「お金」を上着のポッケにしまい、『太平妖術の書』を懐にしまった。

 

 

そして、三人の服の一部を切り裂いて簡易的な「拘束具」として使い、三人を縛る。

 

 

騒がられるのも面倒だから、口もついでに縛っておこう。

 

 

一刀「良し! これで良いな」

 

 

三人を縛り上げた俺は「うんうん」っと、頷きながら・・・・・・

 

 

「それで、次は……」っと、言いつつ近くにある岩を見る。

 

 

一刀「其処に居る三人。 隠れて無いで出て来なよ? 助けてくれなかった事は怒らないからさ?」

 

 

俺は、岩の影に隠れている『あの三人』に向けて、そう告げた。

 

 

すると・・・・・・

 

 

「やれやれ、まさか気づいておられたとは」

 

 

「星、貴方……何を呑気な事を!」

 

 

「ふふふ……そう言う、稟ちゃんも見てるだけじゃ無かったですかー?」

 

 

「人の事は言えねぜ? 嬢ちゃん?」

 

 

「風! 貴方まで何を!」

 

 

見慣れた何時もの遣り取りをしながら、俺が良く知る三人が出て来た。

 

 

一刀side 終了

 

 

続く。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
6
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択