気配を周囲に同化して待っていたんですが、呂布に見詰められて諦めました。
見詰めるくらいなら話し掛けてくれてもいいのに・・・。
陳宮なんか素直に「逃げおりましたぞ!報告「ちんきゅ待つ」ぐぇっ!」と反応したところを首もとを掴んで部屋を見渡したんです。
違和感なんてないはずなのに、一体何が見えてるんですかね?不思議です。
仕方なくこちらから声を掛けたら、呂布に連行されて広間にきたという次第です。
皆さん勢揃いですね・・・知らない人も居ますけど・・・。
「では、これより華陀の罪状を読み上げる」
えっ?刑の執行ですか?
「まずは、ここへの侵入罪に始まり・・・」
なんか、冤罪も混ざっていますよ・・・なんですかその武将への暴行って、それ俺の罪じゃないですよね?
こう言うのって長いですね~、わざわざ、どれくらいの被害があったとかも言うんですね。
金銭的被害なんてほぼなかった筈なのに、なんでそんなに高いんです?俺が壊したのなんて扉くらいですよ?それだとまるで、あの日の兵への支給金から食べ物に至るまで全て入ってませんか?
美羽のところで御財布持ってたから、ある程度分かりますよ?
「ここまでにて異議のあるものは?」
はい!はい!はい!
声に出したら何か言われるか分からないので、手を挙げときます。
弁護士がいないので自己弁護しなければ!
「居ないようね」
こちらをチラッと見つつも、無視する気のようです。
いやいやいるでしょう!ここに!
「ここにいるぞーー!!!」
呂布に頭を小突かれました。
「なに?」
どうやら話だけは聞いてくれるみたいです。
「不法侵入も、拉致疑惑も認めよう!」
「認めたわね!では、刑の内容だけど「ちょっと!最後まで!」・・・早くしなさいよね」
「明らかに武将の怪我と金銭勘定が結び付かない!」
「ああ、そんなことね」
そんなことですと?
「まあ、気にしなくていいわ。それではこれより刑の内容については、申し伝えるわ・・・(月)」
もう!?刑の執行ですか!?
「はい、華陀さんの事情がおありでしたので、ここで罰として働いてもらいます」
・・・。
働く?・・・ここで?
俺医者、俺医者、俺医者。
「何度も言うけど、俺医者だから」
「手が足りてなかったから助かったわ」
また、政務です。
ここで、変に美羽たちのことを話すのは不味いと思い、黙っていますがこれがいいのかどうか分かりません。
一応、罰については減じているそうですが、あの日にあった全てが俺のせいになった・・・と言うことで、言われた金額を返すまでは働くことになりました。
しかし、額が額なので、何かこれだ!という手柄がないと一気に返せそうにありません。
武将として、嫌だけど出ると言ったんですが、許可されませんでした。
賊退治で一気に稼ぎたいのに!絶対そうはさせない気だな!
それと、董卓に近付くことも禁止されてしまいました。
あちらからはオーケーでも、こちらからは駄目みたいです。
七乃への竹簡届いただろうか・・・。
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本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
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