いままさに、御輿に乗せられて運ばれています。
余計な体力を使わないためです。
流石に後一人くらいであればいけるでしょう・・・進行度合い次第ですが・・・。
実際は、ここの袁逢と言う人が疫病に感染してしまったようです。
てっきり、張勲が来たので袁術のことかと思ったのですが違ったようですね。
・・・・・・・・・。
かなりひどい状況です。
どうも、ただの風邪と自己判断をして、政務をしていたようです・・・。
「すまないが・・・先に娘を見てもらえるか?・・・よく、見舞いに来てくれたのでな・・・うつっているやもしれん」
自分よりも娘が大事ですか・・・。
「はっきりいって、今はあんたのことだろう、治療する!」
限界までいけばなんとかなります。
・・・明日の事は、考えないように・・・。
早速治療すべく、鍼を持ちましたが、止められました。
患者である袁逢によって・・・。
「頼む!先に娘を見てくれ!」
「今で治るか治らないかの瀬戸際なんだ!大人しくしてろ!」
起き上がれないように、鍼のみで動きを制限します。
それから、気を引き締めて集中しようとしましたが、近くにいた兵によって移動させられてしまいました・・・。
ちょっと・・・。
こんな時に、変な権力行使ですか・・・。
確かに身体は動かなくとも、声は出せますが・・・。
しかし、もう無駄な体力を使う訳には・・・。
・・・さっさと診察して、元の位置に運んでもらいましょう。
それで納得するならいいです・・・。
「袁術様入ります。お医者様です」
・・・娘って袁術のことでしたか・・・。
「!!!妾は元気なのじゃ!にがいクスリはいらないのじゃ!」
布団の中に隠れているのがそうですね。
「元気なようですし、戻してください」
このままでは、袁術を診ることはできない上に、時間の無駄ですね。
声からして、元気そうですし、すぐにどうこうならないでしょう。
「しっかりとご確認ください」
「あれだけ元気なのです。うつっていても、少しはもつはずです。それよりも先程の患者のもとへ「袁逢様より承っておりますので、それはできません」・・・」
なんか、嫌な感じの人です・・・。
仕方ない・・・。
「では、すぐに布団から出してください」
その声に、布団の外から声をかけるばかりで、布団に触ろうともしません。
張勲は、こんな時にどこにいるんです・・・。
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本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
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