映画『インディー・ジョーンズ 最後の聖戦』で、ナチスがトルコで現地調達した旧式戦車の
レトロキット製1/72レジンキットです。

履帯の付く左右のブロックは両側面に同じモールドの入った共通パーツで
内側に車体を取り付ける際には「余計なモールドは自分で削れ」と書いてあります。

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説明書のイラストは絵心のない雑な絵でパーツの形が実物と全然違います。
しかも説明書に記載のないパーツがたくさんあります。

箱を開けてこの説明書を見たときには途方にくれました。

パーツ点数は数えていませんがかなりありました。
こんなんエッチングにしてくれよ、というような細かいものまですべてレジンで抜かれています。

細かいパーツの一部はすでに袋の中で破損しているものもありました。

完成見本の写真は左側面からの1枚のみで上面は説明書の記載もありません。

想定外のパンキッシュな内容に徐々にテンションが上がりました。

記載のないパーツの中に馬に乗ったハリソン・フォードを見つけたときには「おぉ！」って感じです。

しかも馬の股間には馬並みのモールドが入っています。

そんなことに労力使うヒマがあるなら説明書ちゃんと書けよ、と思いました(笑)。

組み立ては意外にもパーツの精度が高く、スムーズに進みました。

砲塔が履帯に当たって旋回角に制限があるので
ターレットリングをかさ上げして全周旋回を可能にしました。

アンテナと旗竿を0.3ミリの洋白線で追加しました。
好みや使用不能などの理由で取り付けなかったパーツが一部あります。

せっかく教授が付いているのでダイソーで買ったケースに地面を作ってみました。

映画オリジナルのデザインの架空戦車ですが
菱形戦車から多砲塔戦車への過渡期といった感じの徒花感があり
キット内容も含めていろいろな意味で、とても楽しく作ることができました。