No.599533

魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第二十八話

Blazさん

突然の事故で死んでしまった岡本零人。
彼は神の力によってなのはの世界に転生する。
それが果てしない戦いの旅路だとは誰も知らずに・・・・・。

A,s編イメージテーマソング

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2013-07-20 11:14:32 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:3037   閲覧ユーザー数:2788

s編 第二十八話 「生き残れ、この地獄を」

 

零人side

 

零人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

ヴィータ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

ヴィータ「んっ!んん!!!!//」

 

零人(-えっと・・・・・ヴィータ・・・・・そろそろ・・・・・・-)

 

ヴィータ(-っ!ごめん!!//)「ぷはっ!!」

 

零人「・・・・・えーっと・・・これって・・・・・・事故だよな・・・・そうに決まっている。」

 

ヴィータ「だよな!?そう・・・・・・//」

 

現在の状況

           ・・・・・・・キスをした。

 

ヴィータ「・・・・・・・!!!!//」

 

零人「・・・・・・・・・・//」

 

俺達二人が顔を真っ赤にしながら沈黙していると

 

イクス『LINK システム起動。1stコード"アイゼン"。』

 

零人「・・・・"LINKシステム"?」

 

ヴィータ「何だそれ?」

 

確か前に神から貰った特典の一つにそんなのがあったな・・・・でも面倒だったから

聞き流してたっけか・・・・。

 

イクス『簡単に言えばマスターとヴィータ嬢がユニゾンできるようになったと言う事です。』

 

ヴィータ「はいっ!?」

 

零人「ヴィータ、声デカイっつーの!」

 

ヴィータ「あ・・ごめん・・・・。」

 

イクス『ただし現状ではせいぜい十分が限界です。ですがその代わりその時間を延長する方法もあります。』

 

零人「それって・・・・・・・・・・。」

 

イクス『はい。マスターが思っていることです。』

 

ヴィータ「・・・・・・・・・・・。」

 

零人「・・・・・・・・・・・。」

 

ヴィータ「零人・・・・。」

 

零人「何だ・・・・・?」

 

ヴィータ「ありがとな。ちゃんと帰って来てくれてよ。それと・・ごめんな・・・。」

 

零人「・・・・・・ああ・・・。」

 

 

 

その後俺達ははやてと三人でリビングのソファで寝ていたのだった・・・・・。

なのはside

 

後日、アースラ一室・・・・・

 

その日私達はリンディさんに呼ばれてアースラの一室で以前襲撃を起こした人について

調べていました。

 

なのは「ベルカ式?」

 

アルフ「風の噂で聞いたことがあるね。確か一対一に特化している魔法式で今は殆ど失われた魔法式

だったね。」

 

リンディ「そう、そしてそのベルカ式の大きな特徴・・・それは"カートリッジシステム"と言われる物よ。」

 

フェイト「・・・それって?」

 

エイミィ「そこからは私が。カートリッジシステムは銃の薬莢のようなのに魔力を入れてそれを使うことで一時的に魔力を増幅させるものなの。でも体への負担も大きくて、それにミッド式のデバイスでは規格があわないの。」

 

なのは「・・・そう・・・ですか・・・。」

 

エイミィ「と・・・言うのはあくまで一般論。」

 

ユーノ「えっ?それって・・・・」

 

エイミィ「もしかしたらなのはちゃんのレイジングハートは改修可能かもしれないの。」

 

なのは「っ!!本当ですか!?」

 

エイミィ「まぁまぁ、落ち着いて・・・・・・あくまで可能性の話しだしそれにバルディシュも改修しないと今後の戦いはキツイだろうし・・・。」

 

・・・・・・・それでも・・・それでも戦えるのなら・・・・

 

なのは「それって今からでもできるんですか?」

 

リンディ「なのはさん・・・・・。」

 

エイミィ「・・・・・・パーツはあるから可能だけど時間掛かるよ?」

 

フェイト「大丈夫です。今日は日曜日ですし。」

 

エイミィ「・・・・まったく・・・・・どうします艦長?」

 

リンディ「・・・・許可します。どの道コレしか方法はなさそうですし・・・。」

 

「「っ!!ありがとうございます!」」

 

リンディ「ただし!だからと言って余り無茶はしない事!いいですね!」

 

なのは「わかりました!」

 

こうして私達のデバイスにカートリッジシステムが取り付けらることになったの。

それにしても・・・なんだか以前あった赤い子・・・どこかで・・・・・・

 

なのは「・・・・気のせいかな・・・?」

 

フェイト「? なのは、どうしたの?」

 

なのは「うんうんなんでもないの!」

 

そう思い私はあの子にもう一度会って見たいと思っていたの。

 

 

零人side

 

一方で俺はリョウからアースラでなのは達がデバイスの改修を行っているとの情報を聞いていたのだった。

 

零人「そっか・・・・・・・俺もそろそろつけようかね・・・。」

 

霊太『それなら一度俺達の船に来いよ。』

 

零人「お前のって・・局の船だろ?」

 

霊太『まぁな。でもウチの艦長はいわゆる中立派、それにお前に見せたいものがあるんだ。』

 

零人「・・・?分かったぜ。」

 

霊太『あ、そうそうついでにお前のユニゾンデバイスも連れてきてくれよ!』

 

零人「ソルナを?いいけど・・・・手出すなよ?」

 

霊太『りょーかい☆』ピッ

 

俺はリョウに転送先の座標を貰い転移した。・・・・心配だなオイ・・・・・。

 

 

リョウが所属する船"オルドル"・・・・・

 

ソルナ「ここがリョウちゃんの所属している?」

 

零人「らしいな?「おーい!」おっ噂をすれば何とやら・・。」

 

すると向こうから局以下の服を着たリョウがこっちに走ってきた。・・・子供サイズってあるんだ・・・・

 

霊太「ようこそオルドル(騎士団)へ。・・・君が零人のユニゾンデバイスか。」

 

ソルナ「うん!ソルナだよ!」

 

霊太「改めてよろしくなソルナ!」

 

零人「さて、リョウ俺に見せたいものって?」

 

霊太「ああ!こっちだ!」

 

リョウはすこし興奮しながら俺達を案内した。

途中リョウはココの艦と部隊についての説明を歩きながらしてくれた。

 

霊太「ウチの部隊の大きな特徴はその独立性でココでは他の部隊たとえばアースラの連中

以上に色々な事が出来るんだ。」

 

零人「そんなに凄いのか?」

 

霊太「ああ。この艦は艦長であるブライトさんの意向で居住区画や通信区画などが充実していて特にココではデバイスや武器の開発も独自に行われているんだ。」

 

ソルナ「ふぇええ・・・・・凄いんだね艦長さんって。」

 

霊太「まぁな。それに各部署の長もベテラン揃いなんだ。元々、この部隊は独立部隊として創設されているからな。」

 

零人「へー・・・まぁ確かにその方が部隊の運用は楽だか政治的にはどうなんだ?」

 

霊太「ああ、それもあるけど基本は問題ねぇよ「どうして?」理由は簡単・・・」

 

零人「・・・・部隊の独立性が故か。」

 

霊太「そう言うこと。首輪をつけなくても相手を倒す番犬・・でも・・いざ反乱をしたらどうなるか・・それがココの大きな生存理由だ。・・・・さっ着いたぜ!」

 

そう言ってリョウは止まり一室に入った。そこはまるで研究所のような所で色々な物が地面に散らばっていた。リョウはそれを知っててかそのまま進んでった。

 

霊太「どうもっす。開発長います?」

 

局員「ああリョウか。ロウさんなら今は奥に居るぜ。」

 

霊太「わかった。零人、ソルナちゃんこっちだ。」

 

リョウは迷わず奥の部屋に向かって行った。俺たちも後について行きそのドアを

潜ると・・・・・

 

零人「っ!アレって・・・・!」

 

そこにはグローブ型のデバイスが保存されていた。

 

霊太「そう、俺達騎士団のオリジナルサブデバイス・・・いや、カートリッジシステムだ。」

 

ソルナ「オリジナル・・・って自分達で作ったの!?」

 

「そうさ!コレは俺の自信作だよ!」

 

そう言って横の部屋からバンダナを付けたオッサンがドアから入ってきた。

・・・それも所々、クロ焦げで。

 

ロウ「俺はロウ!この部隊の開発長を勤めている!君達は?」

 

霊太「紹介するよ。こいつは零人。俺の友達。こっちはソルナちゃん、コイツのユニゾンデバイスさ。」

 

ロウ「ユニゾンデバイス!?・・・ほー・・本物を見るのは初めてだ・・・・。」ジロジロ・・

 

ソルナ「えっ?えっ?」

 

そういってロウという人はソルナをじっと見つめていた。

俺は何かしないかと腰の銃を持っていたがリョウに止められた。

 

霊太「心配するな。ロウさんは開発が好きなだけさ。元々ベルカの事について調べていたから前々から興味を持っていたんだよ。」

 

零人「・・・ならいいが・・。」

 

ロウ「・・・なるほど・・・・・・で、用はなんだい?」

 

霊太「なに、こいつをね・・・・。」

 

ロウ「はぁはぁーん・・・・なるほどね・・・・・いいぜ!このカートリッジシステム

通称"ヱヴェイユ"を君に差し上げよう。」

 

零人「っ!?いいんですか!?」

 

ロウ「おうよ!俺は自分が作った物が役に立つのが一番好きなんだ!だからこいつを使ってくれ!」

 

零人「(いいのかな・・・やってる事犯罪だけど・・・・)」ヒソヒソ

 

霊太「(いいんじゃない?一応人助けだし・・・・)」ヒソヒソ

 

ロウ「さてと。リョウ、ソイツにヱヴェイユの使い方を教えてあげな。その間にソイツのデバイスに色々と

調節とメンテナンスを行うから。」

 

霊太「あいよっ。」

 

零人「んじゃデバイス預けますが・・・・「わーってるよ!解体なんてしないって!」・・・。」

 

ロウ「それに前にリョウに同じことをしようとして怒られたことがあったからな・・・。」

 

零人「・・・・・なら安心だ「・・・・・あはははは・・・。」んじゃ任せます。」

 

イクス『よろしくお願いしますロウ氏。』

 

ロウ「おうよ!・・・・しっかしお前のデバイスはリョウのと違って礼儀正しいな(笑)」

 

霊太「ははは・・・・だがそこがいいんだよっ。二人とも行くぜ!」

 

そう言ってリョウがドアを出ようとすると先にドアが開いた。

するとそこには一人の男の人が居た。

 

「ん・・?霊太、彼らは?」

 

霊太「あ・・えっと・・以前話しました友人達です・・・・・。」

 

リョウは男の人を見た瞬間カチカチになってしまった。

つまり、この人が艦長・・・・・

艦長・・・・・ブライト・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

ブライト「改めて。この艦の艦長をしているブライト・ノアだ。よろしくな岡本零人君。」

 

 

ブライト艦長ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!

マジで!?マジであのブライト・ノア!?お前すんげえ人の部下になったなオイ!?

 

零人「え・・・その・・・こちらこそよろしくお願いマシス・・・・・」

 

ブライト「・・・・大丈夫か?」

 

零人「大丈夫です!!さぁいくぞリョウ!!「お・・おう・・・。」ではブライト艦長!これにて!!」ガチガチガチガチ・・・・・

 

 

ブライト「・・・・・・どうしたんだ彼・・・・?」

 

ロウ(そりゃアンタがスゲェオーラ出してたからだろうに・・・・)

 

ブライト「・・・・ところでロウ。実はな・・・・・・・」

 

艦長用件話し中・・・・

 

ロウ「はぁ!?何言ってんだアイツ等!?」

 

ブライト「・・・それをぶつけるのは彼女達にしろ。」

 

ロウ「いいっすよ!上等っす!真っ向から文句言ってやる!!」

 

イクス(・・・・まさかの人物が出てきましたね・・・・。)

 

 

 

訓練室・・・・・

 

霊太「んじゃ早速ヱヴェイユを使って見てくれ。デバイスはメンテ中だから訓練用になるけどな。」

 

零人「おうよ・・・っと。」

 

俺は左手にヱヴェイユをつけ一般的に使われる杖型デバイスを持ち射撃演習場に来ていた。

 

ソルナ「零人ちゃん、始めだからっていきなりぶっ放さないでね?」

 

零人「わーってるよ。んじゃ・・・・・ロード!!」

 

そう言うと俺はカートリッジを一発使い魔力を放ったが・・・・

 

ドウッ!!

 

通常の攻撃とは思えないぐらいの攻撃を発射したのだった・・・俺が・・・・。

二人も驚いていたが当然、俺も驚いていた。

 

零人「す・・・すげぇ・・・。」

 

霊太「ああ・・・流石ロウさんだ・・・・・」

 

ソルナ「今までの五倍以上は威力があるね・・・・。」

 

霊太「おっし・・・取り合えず・・・・ここまでにするか・・・。」

 

零人「・・・・だな。」

 

ソルナ「えっもういいの!?」

 

零人「ああ、何となく使い方は分かったからな。」

 

すると俺に通信が一つ入った相手はどうやらヴィータだった。

ちなみに俺は今日出かけるって言っておいたからその辺は大丈夫だがな・・・

 

零人「もしもし、どうしたヴィータ?」

 

ヴィータ『・・・・・・・・・・・・・』

 

零人「・・・・ヴィータ?・・・・・っ!!まさか!」

 

ヴィータ『れいと・・・・はやてが・・・・はやてが・・・倒れちまった・・・・!』

 

そう言ってヴィータはボロボロと涙をこぼしていた。そして俺も一瞬頭が真っ白になってしまっていた・・・・。

三人称side

 

オルドルinブリッジ・・・・・

 

ロウ「だーかーらー!!それはやれねぇって何回言ったら気が済むんだよ!?」

 

エイミィ『そんな・・・!確かにこのままでも十分ですがどうしても今は必要なんですよ!!』

 

ロウ「駄目ったら駄目だ!!お前らなんかにカートリッジシステムの設計図と

追加パーツなんかやれるかってんだ!!」

 

一方ブリッジではロウとエイミィの交渉合戦が続いておりどうやらアースラ組みはカートリッジの追加パーツとその設計図を要求していたがそれを開発長であるロウがかたくなに拒否していた。

 

ロウ「第一!アンタ達に前渡した機材なんてボロボロになって返って来たんだぞ!?

そんなのがあったのに今度はカートリッジの設計図だぁ!?ふざけるのも大概にしろ!!!」

 

リンディ『ロウ一佐開発長、そこをなんとか・・・・お願いします!』

 

ロウ「ふんっ!!」

 

ブライト「・・・・はぁ・・・ロウ少し落ち着け・・・。リンディ提督。確かに私達は今回貴方達と合同で任務をやれとは言われたが何もアナタの下に入れとは言われていない。我々騎士団は独立部隊として貴官の支援をしろといわれた。拒否権ぐらいは此方にも在るはずだが?」

 

リンディ『う・・・・・それは・・・そうですが・・。』

 

そう言っているとリンディ側の画面の向こうのドアから女の子が二人入ってきたのが見えたのだった。ブライトはそれを見て少し呆れてしまった。

 

ブライト「お互い子供には縁があるのだな・・・・・。」

 

リンディ『えっ・・・・』

 

ブライト「兎に角だ。我々騎士団は今回の作戦はあくまで貴艦の援護という事だ。

よってこの一件は拒否させてもらう。」

 

リンディ『あ、ちょっとま(ブチッ)・・・・・・

 

 

ロウ「・・・・ったく・・・。」

 

「まぁ一旦落ち着けロウ。」

 

そう言って実働部隊の隊長バニングが二人の下に来ていた。

 

ブライト「少佐か、どうした。」

 

バニング「いえ、ココにヱヴェイユを貰い来た小僧がいたでしょ?」

 

ロウ「零人の事か?」

 

バニング「ああ。俺が一つ見てやろうと思っていたがなにやら慌てて帰っていってな。」

 

ロウ「えっアイツ、デバイス置いていったのかよ・・・・でもそんな急ぎの用って何なんだ?」

 

バニング「なんでも知り合いが倒れたとか・・・」

 

ロウ「へぇ・・・・・・って言ってる場合じゃねぇ!アイツのデバイス仕上げないと!」

 

そう言ってロウは足早に立ち去って行った。バニングはブライトに目をやったがブライトは何やら考えていた・・。

 

バニング「・・・・艦長、どうしました?「・・・・嫌な予感がする・・・。」は?」

 

ブライト「エンジン始動!微速前進!目標、地球大気圏外!「りょ・・了解!」」

 

バニング「艦長・・一体何が・・・「アルテミスが動くぞ」っ!?連中が!?」

 

ブライト「ああ、この一件どうやら我々も動かねばならないらしいな・・・。」

 

 

零人side

 

地球、海鳴病院・・・・・

 

シャマル「ごめんなさい・・・!アタシがもっと早く気づいていれば・・・・!」

 

シグナム「・・・今悔やんでも変わりはしない・・・気にするな・・・・。」

 

ヴィータ「・・・でも・・・でも・・・・「ヴィータ!!」っ!零人!!」

 

俺は急いではやてが居る病室の前に着いた。ヴィータが俺に抱きついてきたが目には涙の後が残っていた。

 

ヴィータ「零人・・・はやてが・・・はやてが・・・・!」

 

零人「ああ・・分かってる。シャマル、今はやてはどうなっている?」

 

シャマル「今は安静にしているわ。どうやら闇の書の侵食が酷い所まで来てみたいなの・・・。」

 

零人「・・・・・マズイな・・・闇の書は今はまだ450ぐらいしか蒐集できてない・・・。」

 

シグナム「・・・・・こうなれば局員の魔力を「それは駄目だ。」どうしてだ!?」

 

零人「今局員を襲って見ろ。連中のせいで蒐集活動に支障がきちまう。そうなったどうなるか・・・・わかっているよな?」

 

シグナム「っ・・・・・・・・だがな・・・・・。」

 

ヴィータ「・・・・アタシも零人の意見に賛成だ。「ヴィータ!」だってそうだろ?

はやてを治す為には連中の魔力は必要だけどもしこれ以上厄介になったらどうすんだよ!?」

 

シグナム「・・・・お前・・・。」

 

ヴィータ「・・・・・・。」

 

シグナム「・・・・・・くっ・・・いいだろう。だが私は私のやり方でさせてもらう。」

 

そう言ってシグナムは去っていったのだった。すると人型になっていたザフィーラも立った。

 

ザフィーラ「俺もシグナムについて行く。アイツの考えに納得した訳ではないがアイツを止める役としてな。」

 

零人「ザフィーラ・・・・・頼むぜ。」

 

ザフィーラ「・・・任せろ。」

 

俺はザフィーラと拳を合わせザフィーラはシグナムの後をついて行った。

結果、残ったのは俺とヴィータ、シャマルの三人だけになったのだった。

 

零人「二人とも。恐らくココからは地獄のような追撃とかがあるぜ。覚悟は良いな?」

 

ヴィータ「・・・・・ああ!」

 

シャマル「実質三人だけだけど頑張りましょ!」

 

 

霊太「いや、四人だ。」

 

零人「っ!リョウ!!」

 

俺が振り向くとそこにはリョウが立っていた。私服なので一旦家に帰ってからココに来たのだろう。

それに俺に向かってイクスを投げた。

 

霊太「まったくよ。イクスは置いていくしお前の友達は泣いているしオマケにもう一人が

ぶっ倒れたってか?・・・・・それぐらい相談しろよ。」

 

零人「・・・・えっ」

 

霊太「微力ながらこの霊太。女の子のためなら例え火の中水の中ってな!」

 

ヴィータ「・・・・ははっ・・何だそりゃ・・・。」

 

霊太「それが俺のポリシーなんでね。」

 

零人「・・・へっ。ならその微力をアテにするぜ。・・・・よろしくなリョウ。」

 

霊太「おうよ。」

 

俺達は握手を交わした。

その後俺とリョウとヴィータは部屋に入りはやての顔を見に行った。

どうやら本人はまだ大丈夫らしくケロッとしていた。

 

はやて「霊太君か・・・ウチははやてや。よろしゅうな。」

 

霊太「おう、よろしく。それじゃあ早速お茶で「ガチャ・・・・」・・・ごめん。」

 

零人・ヴィータ「「・・・・・よろしい。」」

 

はやて「なははは・・・・・所で零人兄ぃ・・・シグナムどないしたん・・・?」

 

零人「・・・・・・・・・・シグナムは今は別行動だ。」

 

はやて「・・・・そっか・・・・零人兄ぃ、この体の病気って前にシグナムが言ってた

闇の書のせいなんやろ?」

 

零人「っ・・・・・・・そうだ・・・今はシグナムは自分のやり方で蒐集活動をしている。

おそらく管理局・・つまりサツが出てくるだろう・・・。」

 

はやて「・・・・零人兄ぃ・・・・。」

 

霊太「・・・・コイツはこいつのやり方で君を救おうとしている。なるべく人は狙わないようにってな・・・。そこら辺だけでも・・・解ってやってくれ・・。」

 

はやて「・・・・・霊太君・・・・・・・わかった、でも三人とも無茶はしたらあかんで?」

 

ヴィータ「ああ、解ってるぜ「・・・本当かよ・・。」なっ!零人そりゃどういうことだよ!?」

 

そう言って俺達は笑っていた。そうだ、どんなに絶望的でも・・・諦めたらそこで試合終了だ。

そう思っていたらリョウの携帯が鳴った。

 

霊太「はい・・・艦長、どうし・・えっ・・はい・・はい・・・解りました。すぐ戻ります。」

 

はやて「霊太君どないしたん?」

 

霊太「わりぃウチの艦長が戻って来いってさ・・。」

 

零人「解った。こっちはこっちで何とかするよ。」

 

霊太「・・・・すまん。じゃあなはやてちゃん。」

 

リョウは走って病院を出て行った。さて・・俺たちも動くとしますか・・・。

 

零人「じゃ・・はやて。俺達は行くがシャマルがココに残る。何かあったらシャマルに言ってくれ。

それと・・・・・」

 

はやて「? コレ何や零人兄ぃ?」

 

ヴィータ「それ・・・デバイスか?」

 

そう俺ははやてに通信用に開発したデバイスを渡したのだ。

といっても本当に可能なのは通信ぐらいで武器は無いがな。・・・武器は。

 

零人「そう、通信用と護身用だ。それを持っていたらいつでも通信できるから。」

 

はやて「・・・・零人兄ぃ・・・ありがとうな。」

 

零人「・・・ああ。さぁて、行くぜヴィータ!」

 

ヴィータ「おう!」

 

 

 

三人称side

 

一方シグナムは街の調査に来ていた局員を手当たり次第に倒していた。

 

シグナム「・・・これで五組目・・・まだまだだ・・・・。」

 

刹那、シグナムは強大な魔力を感じ空に飛んだ。するとそこには以前あった金髪少女と

栗色の少女・・・フェイトとなのはが居たのだ。

 

フェイト「見つけた・・・!」

 

シグナム「お前達は以前・・・・なるほど・・アイツは私にお前達を倒せ・・と言いたかったそうだな。」

 

なのは「っ!アナタは・・・一体何のためにこんな事を!?」

 

シグナム「我が主のためだ!!」

 

フェイト「っ・・・・・なのは!」

 

なのは「うん!行くよ・・・レイジングハート・エクセリオン・・・」

 

フェイト「バルディッシュ・アサルト・・・・」

 

「「セーットアップ!!!」」

 

 

なのは達はセットアップし臨戦態勢に入っていた。それを見てシグナムは一つの事に気がついた。

 

シグナム「っ・・・カートリッジシステム・・・・。」

 

そう、なのは達のデバイスにもカートリッジシステムが付けられていたのだ。

 

なのは「行くよぉ・・・・カートリッジロード!!」

 

シグナム「っ!!(確かアイツは砲撃系・・・接近すれば!!)」

 

シグナムはなのはを攻撃しようと向かうがそれをフェイトによって阻まれてしまったのだった。

 

シグナム「くっ!!」

 

フェイト「やらせない!!「フェイトちゃん!」っ!」

 

なのは「アクセルシューター・・・いっけぇ!!」

 

刹那、なのはの攻撃が発射しシグナムへと向かって行ったのだった・・・・

 

 

 

零人side

 

零人「ったく・・・・シグナムのヤツ何処に・・・・・」

 

一方で俺とヴィータは街の上を飛びシグナムとザフィーラを探していた。

もちろん今はサザビーになっているがな。

 

ヴィータ「っ!れい・・じゃ無かったシャア!!」

 

零人「っ!」

 

ヴィータの声に反応し俺はシールドでガードした。そこにはユーノ、アルフ、そしてクロノの三人が居たのだった。

 

クロノ「見つけたぞ!ネオ・ジオン!」

 

零人「・・・・どうやら彼女はどうしようもない所まで行ったらしいな・・。」

 

アルフ「へっ!今頃ソイツはフェイト達に倒されてるよ!」

 

零人「っ!(-ヴィータ。-)」

 

ヴィータ(-何だ?(-お前は先に行け。-)っ!!どうして!?-)

 

零人(-実は一つ言い忘れがあってな・・俺は他の誰かに狙われている・・・恐らく闇の書関連で。以前、俺自身ソイツに蒐集されかけた。-)

 

ヴィータ(-・・・・・自分を囮にするつもりかよ・・・。(-それ以外あるか?-)っ!ある筈だ!!」

 

零人「・・・・・。」

 

ヴィータ「・・・・(-零人・・・。-)。」

 

零人(-・・・・考えるだけ無駄かもしれん・・。(-どうして!?-)居るからだよ。

ヤツが・・。-)

 

ヴィータ「そんな・・・四対一って・・・・」

 

クロノ「・・・?(四人だって?)。」

 

零人「・・・時間が無い。早く行くんだ・・・・・!」

 

ヴィータ「っ・・・・・・・!!待ってるからな!」

 

そう言ってヴィータは先に行った。それをユーノが捕まえようとしたが俺はビームショットライフルで足止めした。

 

零人「君達の相手は私がしよう。」

 

アルフ「ちっ!後悔しても知らないよ!!」

 

刹那、アルフがこっちに向かってきたが俺はそれを回避しライフルを撃った。

さらにそれのカバーに入ろうとクロノも攻撃をするが俺はそれを回避した。

 

零人「前にも言っただろ。当たらなければどうという事は無い!」

 

ユーノ「そればどうかな!?」

 

すると俺のしたからバインドが飛び出し俺を縛ったのだった。

それをチャンスとアルフが殴りかかった。

 

アルフ「貰ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

零人「どうかな?・・・・ファンネル!」

 

俺は後ろのファンネルパックからファンネルを二機射出しアルフへと攻撃をした。

突然のことにアルフも対応する事が出来なかった。

 

アルフ「何っ!?ぐわっ!!」

 

クロノ「何だアレは!?」

 

零人「そろそろウォーミングアップはココまでとしようか。」

 

俺は残りの四機のファンネルを射出し一人二機の割り当てで攻撃した。

 

ユーノ「うわっ!」

 

クロノ「くっ!当たらない!!」

 

アルフ「くっそー!卑怯だぞ!?」

 

零人「残念だが・・・戦いには卑怯も何も無いのだよ。」

 

俺は腹部のメガ粒子砲をチャージした。そして・・・・・

 

零人「まずは君からだ!」

 

俺はメガ粒子砲を発射したのだった・・・・・

次回予告っ!

 

零人「いよいよ始まった管理局対ヴォルゲンズ+α!」

 

ソルナ「圧倒的な力を見せる零人ちゃん!」

 

ラン「しっかーし!シグナムは苦戦を強いられているんだ!!」

 

クリス「そこに加わるヴィータ!疑問を晴らせないなのは!」

 

ヴィータ「混乱する海鳴の上空、果てして行方は!?」

 

なのは「次回!「思いをつないで」!」

 

 

 

零人「遅かったじゃねぇか・・・・・リョウ。」


 
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