No.586268

魔法少女リリカルなのは 幸せを望む転生者

はらっぱさん

夕也の所在

2013-06-11 21:17:01 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:8215   閲覧ユーザー数:7679

遥SIDE

 

遥「どういう事か説明してっ!」

 

私達は今、リンディさんの家にいる。

 

理由はもちろん、夕也の件だ。

 

クロノ「どうもこうも学校で聞いたとおりだ。夕也は学校を『辞めた』。」

 

遥「だからそれが何でかって聞いてるの!」

 

そう、今日学校に行って朝のHRで先生から

 

先生「あぁ~~本日を持って前園は学校を辞めることになった。」

 

それを聞いた時、私は衝撃過ぎて頭の中が真っ白になった。

 

何で、夕也は学校を辞めたの・・・?

 

それを聞く為に今、皆と一緒にクロノに直談判しているというわけである。

 

クロノ「確かに話してもいいが・・・酷な話だぞ?」

 

遥「それでもいい。夕也がどうして私達に何もいわずに行ったのか知れるなら・・・」

 

クロノ「・・・わかった。ユーノ。あれ(・・)を持ってきてくれ。」

 

ユーノ「うん、わかった。」

 

私達が来たときにいたユーノはあれと言われて何かわかっているように書類の中から一枚の紙を取り出した。

 

遥「これは・・・?」

 

クロノ「見てくれればわかる。」

 

私達はそれの中身を見る。

 

そこに書かれていたのは

 

なのは「あれ?これって管理局の教科書の中に出てくる人じゃない?」

 

なのはの言うとおりここに書かれている名前はミッドチルダにいる人なら絶対に知っているであろう名前がズラリと並んでいた。

 

遥「これが一体何なの・・・?」

 

クロノ「落ち着いて聞いて欲しい。」

 

その後、言われた一言に私達は驚きを隠せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロノ「そこに書かれている人達は全て闇の書の改変に関わった人達(・・・・・・・・・・・・・・・)だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?

 

クロノは今、何て言った・・・?ここに書かれている人たちは管理局でも語り継がれている盟友達だ。

 

そんな人達が闇の書に関わっている・・・?

 

遥「嘘・・・じゃないの・・・?クロノ・・・?」

 

クロノ「それは僕にもわからない。しかしこれがある限り夕也は管理局(・・・)から狙われるんだ・・・」

 

フェイト「え・・・?管理局から狙われるって・・・?」

 

はやて「それってどういう事なんや・・・?」

 

クロノ「このデータは夕也のユニゾンデバイスであり家族の一員となったアリスがくれた情報なんだ・・・正確に言えば彼女の記憶だが・・・」

 

遥「記憶・・・?」

 

クロノ「夕也がアリスとユニゾンした時、アリスの中にあった膨大な記憶が夕也に流れ込んだらしい。その中にこの情報があったという事だ。」

 

アリサ「それと、夕也がいなくなった事に何の関係があるっていうのっ!?」

 

すずか「・・・その情報を知ってしまったから・・・」

 

すずかが呟く。

 

遥「どういう事?知ってしまったって・・・?」

 

すずか「もし夕也君の知った情報が本当なら管理局からしたら自分達の都合の悪いことにしかならない。だから・・・口封じの為に・・・」

 

クロノ「その通りだ。僕も最初は信じれなかったが管理局上層部が気づき始めてから動きが活発になってきた。」

 

クロノ「だから夕也は誰にも言わずに姿を消したんだ。もし自分が関わればその人も狙われる危険性があったから・・・」

 

夕也・・・あなたはいつでも・・・他人の事を考えて・・・

 

遥「・・・・・・待ちましょう。」

 

「「「「「「「遥(ちゃん)(先輩)っ!?」」」」」」」

 

遥「待つしか出来ないでしょ・・・私達には・・・信じて・・・」

 

そう、私達には待つしか出来ないのだ・・・

 

雪子「・・・そうですね、信じて待ちましょう。」

 

雪子も賛成してくれた。

 

なのは「私も・・・待つよ・・・夕也君の事・・・」

 

フェイト「私も・・・」

 

アリシア「私もっ!」

 

はやて「私もや!」

 

アリサ「私もよ!」

 

すずか「私も!」

 

クロノ「皆・・・夕也・・・お前を思ってくれる人はこんなにいるんだ・・・負けるなよ・・・」

 

待ってるわ・・・私達は・・・夕也を・・・いつまでも・・・

 

SIDE OUT

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ある世界のある町

 

その町に右目に眼帯をしている青年がいた。

 

その傍らには金髪が少女が寄り添って歩いている。

 

青年の名前は前園夕也。少女の名前はアリス。

 

アリス「夕也・・・これからどうするんだ・・・?」

 

夕也「うぅ~~ん・・・しばらくはこの世界にいないといけないからな・・・」

 

彼らがいるのは次元世界に数多ある世界のどれにも当てはまることは無い。

 

それは何故か、何故なら彼らはあったかもしれない世界(・・・・・・・・・・・)にいるのである。

 

曰く、パラレルワールドである。

 

そう、彼らは次元の扉を開いたのではなく世界の扉を開いたのである。

 

しかし、その代償に夕也は自分の魔力を多大に消費するのである。

 

再び、魔力が戻るまで約半年、魔法をその間も使えるが使い続ければ続けるほど回復も遅くなる。

 

夕也「ひとまずは宿の確保だな・・・」

 

夕也とアリスは再び歩き出す。

 

その先に新たな出会いがあるとは知らずに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃その世界のテレビではこんなニュースが流れていた。

 

『本日未明、東京某所で戦闘が行われたという情報が入りました。学者達は再びこの世界に脅威が振るわれると危惧しています。』

 

 

 

あとがき

 

はい、今回でなのは空白期は終わりです。

 

本来ならここでSts編に入ろうと思うんですが間に別作品を入れたいと思います。

 

わかる人ならわかるんじゃないかな・・・?

 

ヒントは戦う少女達です。

 

次回もお楽しみに!


 
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