No.586232

魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第七話

Blazさん

突然の事故で死んでしまった岡本零人。
彼は神の力によってなのはの世界に転生する。
それが果てしない戦いの旅路だとは誰も知らずに・・・・・。

無印篇イメージテーマソング

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2013-06-11 19:35:47 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:3415   閲覧ユーザー数:3229

第奈々・・第七話 「出会い」

 

零人side

 

学校が午前で終わった日、今日は珍しく高町は用事があると言い先に帰ってしまった。

さらにバニングスも習い事があると言い結果、本日絶賛暇人モードなのは俺と月村の二人である。

 

零人「・・・・暇だな。」

 

すずか「・・・・暇だね。」

 

こうしている事早数分。流石に何もしないとボケ老人みたいなので月村が

 

すずか「ねぇ岡本君。いっしょに図書館に行かない?」

 

零人「・・・・まぁ何もしないより本を読むほうがいいか。いいぜ。」

 

この街の図書館は他の街と比べて本の数が圧倒的に多く様々なジャンル・年代がある。

それにここなら静かに昼寝をすることが保障される(零人談)。

だが今日は昼寝をする気が無いのでアニメ系の小説を探していた。

そんな時、車椅子の女の子が上の段の本を取ろうと一人頑張っていた。最初、俺は大丈夫だろうと思っていたが流石に一分経つとじれったくなりその本を俺は取ってあげた。

 

零人「ホレ、これだろ?」

 

「あっ・・ありがとうな。」

 

零人「・・・君、関西人?」

 

はやて「うん?ああ、ウチか?ウチはちゃうよお母さんが関西出身でな。それよりさっきはありがとうな、私ははやて。八神はやてや。」

 

零人「いや、ただ見てらん無かっただけだよ。俺は零人。岡本零人だ。よろしくな八神。」

 

すずか「おーい岡本くーん・・・ってあれ?その子は?」

 

互いに挨拶をし終えた頃月村がこっちに合流した。

 

零人「ん?さっき知り合った子で八神って言うんだ。」

 

はやて「八神はやてや。あなた、岡本君の友達なん?」

 

すずか「うん、月村すずかよ。よろしくね。」

 

はやて「・・・ところで月村さんって岡本くんの恋人なん?」

 

と八神が唐突に爆弾発言を投下した。流石に月村も数分硬直しそして少し顔を赤くした。

 

すずか「えっ!?えっと・・・その・・・お・・・岡本君とは・・・えっと・・」

 

はやて「じ・・・冗談や冗談・・・気にせんといてな?」

 

零人「お前関西人の血が濃いんだな。」

 

そうことしているといつの間にか時間は昼の一時になっていた。

すると俺達三人の腹が小さく鳴り顔を見合わせた。

 

はやて「もう一時か・・時間が経つのははやいなー・・・。」

 

零人「しゃーね。公園で昼飯でも食うか」

 

すずか「えっ?岡本君お昼持ってきているの?」

 

零人「いや、非常食を少し。ホレッ。」

 

そう言って俺は小さな袋から桃の木の実"モモンのみ"を取り出した。もはやなんでもアリとか言うな。

 

はやて「なんや?えらい桃に似てる木の実やな?」

 

零人「コイツはモモンのみって言ってな結構甘いんだぜ。」

 

試しにどうだと俺は二人に二つずつ木の実を渡した。ちなみに図書館では飲食はNGなので現在は公園にいる。

 

すずか「はむっ・・・甘い・・!」

 

はやて「ほんまや・・・まるで桃を食べとるみたいやな・・・。」

 

零人「だろ?他にもオレンのみやクラボのみ、オボンのみとかもあるんだぜ。」

 

はやて「へー・・不思議なもんがあるんやな・・・・。」

 

すずか「そういえば八神ちゃんってご両親はいるの?」

 

月村が唐突に話しかけると八神は顔を暗くした。・・・・まぁこんな時間に私服の子供は

まずありえないからな。第一今俺と月村は学校が終わってすぐに図書館に行った、つまり

八神の両親は・・・。

 

零人「無理に答えなくてもいいんだぜ・・・。」

 

はやて「ううん、かまへんよ。ウチのお父さんもお母さんもウチがちっさい頃に死んでしまったん

や・・・。」

 

零人「じゃあ今までどうやって食ってきたんだ?」

 

はやて「実はお父さんには親戚がいてな。その人がお金を送って来てくれたんよ。」

 

すずか「・・・・ごめんない突然嫌な話を出してしまって・・・。」

 

はやて「ええんよ。月村さんかて悪気があったわけとちゃうんやし。」

 

そうして数分気まずい空気が流れた・・・。まずい・・・ひっじょーーーーーにまずい。

とにかく空気を変えんとな・・・。

 

零人「そうやな、誰かて友達になりたかったらまず両親とかの話を聞く・・当然や。」

 

はやて「あれっ?岡本君、関西弁上手いな。」

 

すずか「もしかして、岡本君もご両親のどちらか関西出身だったの?」

 

零人「いんや。昔ちびっとだけ大阪におってなそこで教わったんや。」

 

はやて「ふーん・・。でも普段は標準語なんやな?」

 

零人「まっそういうことなんだな、これがな。」

 

そりゃ俺は転生前は大阪に実際に住んでたんだもんな・・・・。すると・・・

 

はやて「・・・・ところで岡本君、腰につけ取るのはなんや?」

 

零人「(ギクッ)え・・・っとその・・・月村!」

 

すずか「えっ!?・・・・えっと・・・・ってなんで私まで!?」

 

零人「ごめん・・・・・・。八神、この事は誰にも言わないでくれるか?」

 

はやて「?。別にええけど・・・。そんなにやばいもんなん?」

 

俺は八神の耳の近くで小声で腰のホルスターにつけているのを言った。

すると八神は少し顔を真っ青にして驚いていた・・・。

 

はやて「な・・・なんでそんなん持ってるん?」

 

零人「(ゴニョゴニョ・・・。)」

 

理由を話すと八神は唖然としていた。そりゃあ9歳の子供がmk.2とベレッタとサバイバルナイフとグレネード三種を持ってたら普通はそう反応するわな。まぁまだカバンにとっておきがあるんだがな。

 

すずか「ね?ある意味すごいでしょ?」

 

はやて「同情するわ・・・・。」

 

なんか女の子の間で友情が生まれているな。その後二人でベッド・・・ゲフンゲフン・・・。

 

はやて「・・・・なんか岡本君とっても失礼な事考えていたんとちゃうん?」

 

零人「大丈夫だ、問題ない。」

 

はやて「一番いい装備を頼む。」

 

零人「だが断る。」

 

すずか「断るのね・・・・流石関西流・・・。」

 

零人「さてと・・・・俺はそろそろ帰るか・・・二人はどうする?」

 

はやて「ウチは何も無いから今は暇やしな・・・・」

 

すずか「だったら八神ちゃんの家に遊びに行ってもいいかな?」

 

はやて「おっ!なら大歓迎や!岡本君もどうや?」

 

零人「すまん。帰って家の用事を済ませんといかんからな。」

 

すずか「そっか・・・なら岡本君またね。」

 

はやて「またなー」

 

零人「おう。」

 

と俺は月村達と別れたのだが・・・・・買い物の時に・・・

 

はやて「あっ岡本君。」

 

すずか「あ、ホントだ岡本くーん。」

 

以外にも早い再開をしてしまった。実に五時間ぶりで未だに月村は帰っていないらしい。

 

零人「月村、お前家族には話したのかよ・・・・。」

 

すずか「うん。ちゃんと連絡してちょっと帰るのが遅くなるって言っといたよ。」

 

はやて「いやー実際、すずかちゃんがいると助かるわー。」

 

零人「オバハンくっせえな・・・てかこの数時間で何があった。」

 

はやて「いや、ちょっと二人で友情を確かめて・・・」

 

零人「五時間前に俺に失礼とか言ったのをお前はしてたんじゃねーか・・・・。」

 

すずか「まぁまぁ・・・・。」

三人称side

 

零人との早い再開後すずかははやての買い物の手伝いのためメモに書いてある食材を探していた。

すると、目の前にこの場とは似合わない女の子が居た。

 

ソルナ「うーん・・・・。どっちかな・・・・。」

 

すずか「あの子、魚の値段で迷ってるのね。」

 

ソルナ「ここの魚はいいけど家のマグロもそろそろ食べないとねー・・・頭は無理として胴体は・・・・」

 

さらりとマグロ一匹を自宅にあるんですよと言ってる様な発言に思わずすずかは耳を疑った。

だが、それだけでは終わらず

 

ソルナ「あー・・・あとアロワナとかもあるんだっけ・・・・」

 

すずか「え・・・アロワナって・・・・・。」

 

明らかにおかしい独り言の内容だったのですずかはメモの食材を取り取り合えずその場を去って行った。

 

すずか「アロワナっておいしいのかな・・・・・。」

 

 

はやてside

 

さてと、一方ウチはと言うと岡本君と二人で岡本君の家のとウチの家の晩御飯の買い物中や。

・・・なんか男の子に車椅子押してもらうのも悪くないな//

 

零人「さてと、取り合えず俺はこんなもんだ。八神のは終わったか?」

 

はやて「うん、こんなもんや。にしても岡本君のは少ないな?やっぱ一人暮らしやからなん?」

 

零人「ん?ああ、実は家にもう一人同居人がいてな。そいつにも手伝ってもらって多分先に帰ってんじゃねーかな?」

 

はやて「ふーん・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

零人「・・・・何だ。」

 

はやて「いや何も・・・・(女やな・・・)。」

 

この年で一人暮らし・・・絶対年上の女の人がいるな・・・・それもかなりのボインと見た!(実際は反対です)それにすずかちゃんも何か岡本君に気があるみたいやし・・・。

もしかして、岡本君ってジゴロ・・・な訳無いな。

 

すずか「はやてちゃん、これでいいかな?」

 

はやて「うん!バッチグーや!」

 

すずかちゃんと合流後私らは家に帰ることになって零人君も家に帰るそうやった。

 

はやて「ほな、岡本君またな。」

 

零人「おう。二人とも夜道のストーカーには気いつけろよ。」

 

すすが「大丈夫。多少は対応できるから、じゃまた明日ね。」

 

そうして家に帰ろうとしてて偶然ちょっと遠くから岡本君が見えた。その隣に小さな女の子がいて零人君と手をつないで帰ってた。

 

はやて「・・・・・ロリコンっておるんやなー・・・・・。」

 

少し零人君の性格がわかった時でした。でもなんかロリコンじゃねーよフェミニストですとかいいそうやな・・・・。

 

 

零人side

 

買い物の帰り、偶然ソルナと合流し久しぶりに二人で帰ることにした。最近はどちらか買い物に行くというのだったので二人でこうしているのは実に久しぶりあった。

 

ソルナ「風が気持ちいいねー・・・。」

 

零人「ああ・・こうして二人でってのも久々だもんなー・・・。」

 

ソルナ「そういえば零人ちゃん。イクスの定時報告聞いた?」

 

零人「ああ、高町のヤツ、連中と組んだんだろ?こっちは当面表には出ないさ。」

 

ソルナ「でも、助けるときは助ける・・・でしょ?」

 

イクス『ご名答ですソルナ。』

 

零人「余計なことを言うなよイクス。」

 

そんな会話をし俺達は自宅へと帰っていった。その時からすでに本当のイレギュラーが

目覚めようとしていると知らずに・・・・。

 


 
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