No.560529

真恋姫†無双 優しき君主と神童と呼ばれていた男 第三幕

遂にあの子が登場!!


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2013-03-29 21:38:42 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1305   閲覧ユーザー数:1235

霞に連れられ霞の君主が治めている村にたどり着いた龍也達は見るもの見るものが自分達には新鮮なものだからか村の光景に目が写る。

 

 

美咲「ほんとに後漢時代の中国なんだね…」

 

 

龍也「だな、俺も夢だと思ってたけどこれ見たら現実だって頷けるな」

 

 

龍也達は改めて三国の世に迷いこんだと再確認する。

 

 

そんななか珍しく康二が気になることを言う。

 

 

康二「なあ、霞が仕えてる人ってどんなやつなんだ?」

 

 

美咲「それは…曹操じゃない?」

 

 

龍也「違うと思う…曹操が治めている領地はもっと東にあるから違うだろ…」

 

 

康二「なら誰なんだよ、その顔なら見当ついてんだろ」

 

 

龍也「ついてるんだが…この治安を見てほんとにあいつなのか疑ってる…」

 

 

美咲「わかったなら教えてよ」

 

 

龍也「康二はともかく美咲はわからないか?なら1つヒント…酒池肉林…」

 

 

美咲「酒池肉林?…ま、まさか嘘でしょ…」

 

 

美咲は仕える君主が誰なのか見当がついたようで顔をまっさまにし体が震える。

 

 

美咲「わ、私…!け、汚されるの!?」

 

 

龍也「まだそうと決まった訳じゃないが覚悟はしていた方がいいな」

 

 

美咲「そ、そうよねまだ決まったわけ「なあ、霞、お前の主の名前なんなんだ?」ちょっ!康二!」

 

 

霞「そういえば言っとらへんかったなうちが仕える主の名前は董卓っていうんや」

 

 

このとき董卓の名前を聞いて美咲が絶望したのは言うまでもない…

 

 

 

 

 

 

そして領主董卓が住まう館に辿り着いた龍也達は張遼が謁見の間に董卓とその軍師に山賊討伐と自分達の事を報告に行った間、客室で待っていた。

 

 

美咲「ねえ…これから私たちどうなっちゃうんだろう」

 

 

龍也「悪いようにはされないと思う…たぶん…」

 

 

美咲「多分なんて言わないでよ~」

 

 

龍也「まだ、汚されるとはわからない」

 

 

美咲「董卓なんだよ!もう私はお嫁にいけないよ~」

 

 

康二「そんときは俺が美咲をもらってやる!」

 

 

美咲「…あんたに言われたら腹が立つ!」

 

 

そういって、美咲は康二に回し蹴りを決めて床に倒れる。

 

 

龍也「すまん、少しお手洗いに行ってくる」

 

 

龍也は客室から出てお手洗い場に行き用事を済ませることはできたのだが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍也「やべ、迷った…」

 

 

龍也は館で迷っていた。

 

 

龍也「確か、こっちの角を曲がって…」

 

 

龍也は微かな記憶をたよりに廊下を曲がるが…

 

 

龍也「!?」

 

 

???「へ?キャアッ!」

 

 

曲がった目の前には少女が走ってきていて龍也とその少女はぶつかってしまう。

 

 

龍也「だ、大丈夫!?」

 

 

龍也は直ぐにぶつかってしまった少女に手を差しのべる。

 

 

少女「へぅ…大丈夫です」

 

 

少女は龍也の手を掴み立ち上がる。

 

 

少女「あ、あの、見られないお方ですが…何故このようなところに…」

 

 

龍也「いや、客室で待っていたのだが少しお手洗いに行ったのはいいが帰り道がわからず…」

 

 

少女「そうだったのですか…それなら、私が案内いたしますよ」

 

 

龍也「いや、それは少し男として気が引ける…」

 

 

少女「駄目ですか…」

 

 

少女は上目遣いで龍也を見る。

 

 

龍也「うっ!(た、耐えるんだ!男としてのプライドォ!!)」

 

 

少女「駄目…ですか」

 

 

少女は更に上目遣い+涙目になる。

 

 

龍也「…それじゃあ、頼もうかな」

 

 

龍也撃沈

 

 

少女「良かった…客室はこちらです」

 

 

そうして龍也は少女に連れられて客室の前まで戻ってきた。

 

 

そして龍也が客室に戻ってきてから約30分が過ぎて侍女がやって来て準備が出来たようで謁見の間にやって来て。

 

 

霞「この子らが天の遣いで真ん中におる男が山賊討伐のときに助言と弓兵の指揮をしてくれた龍也や」

 

 

???「こんな子達が?ボクにはそんなに凄そうには見えないけど…」

 

 

霞「賈駆っち、人を見かけで判断したらあかんで」

 

 

???「そうだよ、詠ちゃん、霞さんの言う通りだよ…天の遣いの方々、顔をお挙げください 」

 

 

龍也達が顔をあげて董卓だと思う人を見た瞬間、龍也は驚いた。

 

 

龍也(さっきの子!?玉座に座ってるから…まさか!)

 

 

玉座に座ってるのは先程龍也を道案内した少女だった。

 

 

少女「私がこの隴西の領主しています、董卓、字は仲穎と申します」

 

 

美咲(嘘ぉぉぉっ!あんな可愛い子が董卓!?)

 

 

龍也(悪逆非道の欠片も微塵にないじゃないかぁぁぁぁっ!)

 

 

と龍也と美咲の心情ではかなりの大混乱したのは言うまでもない。

 

 

董卓「此度の山賊討伐での助力、誠に感謝しております」

 

 

龍也「いえ、こちらこそ張遼さんに気を失っていたお…私達を救ってくれたのです、礼を言うのはこちらだと思います」

 

 

董卓「そうですか…それで龍也さん、あなた方達はこれからどうするおつもりなのですか?良ければ私達に力を貸していただけませんでしょうか?」

 

 

突然の提案に龍也達は勿論、董卓の横に立つ賈駆も驚く。

 

 

賈駆「ゆ、仲穎様、いくらなんでもどこの馬の骨かわからないやつを軍にいれるなんて…ボクは反対」

 

 

董卓「…駄目?」

 

 

董卓は涙目+上目遣いで賈駆を見る。

 

 

賈駆「うっ!それは…」

 

 

董卓「……本当に…駄目なの?」

 

 

賈駆「わ、わかったよ…但し!あんたたち1つだけ言っとくわ!もし月に手を出したら…承知しないからね」

 

 

そうして龍也達は董卓の元にお世話になることになった。

 

 

 

 


 
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