『ようこそ、ゲイムギョウ界へ!』
パァン!パァン!
クラッカーの音が会議室全体に響き渡る
「え?」
「あはは、やっぱり驚いてるね?」
「う、うん」
「これはね? 私の友達が全員だよ!
命が私の子供になった記念と私の所に来てくれた、お祝いだよ!」
『(コクコク)』
ネプテューヌは命に言った
それを聞いた全員が頷いた
自分の為にパーティーを開いてくれた
その事実だけで命は涙した
こんな正体不明な自分の為に開いてくれた事に嬉しかったのだ
「……」
「ど、どうしたの? 嫌だった?」
「ううん、嬉しいの
こんな何処の誰かも分からない僕の為に集まってくれて
盛大なパーティーまで開いてくれたから……凄く嬉しいよ!」
『///!?』
命は涙しながらもニコッと笑った
その笑顔は後に、この世の者とは思えない程に綺麗だったという(全員談)
「集まってくれた皆さん、本当に有り難うございます!」
『ネプテューヌの子とは思えない程に礼儀正しい!』
ネプテューヌ以外の全員が言葉を重ねた
勿論ネプテューヌは反対する
「こらー!それは酷いんじゃないかな!?」
「そうですよ!ママは少し仕事サボりますけど
優しくて暖かくて綺麗なママだもん!」
「命~!私の味方は命だけだよ~」
ネプテューヌは命を抱き締めて頭を撫でる
命は嬉しそうに笑う
「えへへ~!」
『ネプテューヌが親バカに……』
「其処、五月蝿いよ!」
「ママ~!」
「よしよし♪」
命はネプテューヌを『ギュー』と強く抱き締める
ネプテューヌも応じて強く抱き締める
『やっぱり親バカ……!』
~それから数分後~
気を取り直してパーティーが始まった
命の元には色々な者が訪れた
「貴方がネプテューヌの子供ね」
「えっと……お姉ちゃんは?」
「私はノワール、ラステイションの女神よ
宜しくね、命?」
「おぉ~女神様だったんだね!
僕は神羅命って言います
宜しくお願いします(ペコリ)」
命は綺麗な御辞儀をした
ノワールは何故か笑顔になった
「ふふ、本当にネプテューヌの子とは思えないわね
あんなチャランポランから、どうやったら真面目な子供になるのかしら?」
「う~……」
「わ、分かってるわよ
ネプテューヌは、やる時はやるわ」
命はネプテューヌの事を言われると涙目になる
ノワールは涙目を見て罪悪感が半端ないので訂正した
「うん!」
「でも、貴方って本当に可愛いわね」
「可愛い!? そんな事ないよ……///」
「あら、言葉だけで赤くなっちゃって
本当に可愛いわね」
「ひゃっ!?」
ノワールは命の可愛さに萌え抱き着いた
咄嗟に抱き着かれた命は驚きながらも更に赤面していく
ノワールとの対面を終えたら次の来訪者が来た
「こんばんは、命ちゃん?」
「こんばんは!お姉さん誰?」
「私はベールって言いますわ
リーンボックスの女神をしてますのよ
これから宜しくお願いしますね!」
「はい、此方こそ宜しくお願いします(ペコリ)!」
「本当に良い子で可愛いですわね
私の所に欲しい位ですわ!」
「良い子だ何て……///
でも、嬉しいです!」
「うふふ……♪」
「うにゃ~♪」
ベールは気に入ったのか頭を撫でる
命も気持ち良いのか声を上げる
「ハァ……ハァ……お持ち帰りしたいですわ!」
「っ(ゾクッ)!?」
「ふふ、冗談ですわよ?
でわ、また後で来ますわ」
「は、はい」
ベールは他の所へと行った
命は背中が凍りつく瞬間を感じた
更なる来客者が命の下を訪れた
「貴方がネプテューヌの子供なの……?」
「うん(コク)!」
「私の妹と違って大人しそうで良いわね……」
「うにゅ?」
「何でもないわ……
自己紹介が遅れたけど、私の名前はブラン
ルウィーの女神よ、宜しく……」
「初めまして!神羅命って言います
宜しくお願いします(ペコリ)!」
「ん……(撫で撫で)」
「みゃ~♪」
「(猫みたい……けど、何か良いかも)」
ブランは頭を撫でる
それを大人しく受け入れる命
ブランも命の事が気に入った様だ
それからブランと少し話してブランは違う所に行った
その後も色々な人と話した命だった
ネプテューヌに呼ばれて会議室の前に行くと
「取り敢えず、最後に締めの一言を貰えるかな?」
「うん!」
「それじゃ、いってみよう~!」
「は~い!」
『(ワクワク)』
全員がワクワクしていた
果たして、どんな事を喋ってくれるのか待ちきれない様だ
「えっと、僕の為に集まって頂き有り難うございました(ペコリ)
これからもママの“息子”として宜しくお願いします!」
『宜しくお願い……え? 息子ぉぉぉぉぉぉ!?』
「え? え?」
全員が命の言葉に驚いた
それも、その筈だ
全員命が女だと思っていたのだから
命も全員、分かっているのかと思っていたらしい
その場の空気が凍りついたのだった
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どうも、神夜晶です
今回は・・・
見てからの、お楽しみという事で!
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