No.546296

一刀の晋王転生録 第三章二話

k3さん

二話投降します。
今の所順調に出来ているがどうなることやら……
今作の華雄についてはこんな感じ。

2013-02-19 20:51:15 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:3963   閲覧ユーザー数:3368

 姓:司馬 名:昭  性別:男

 

 字:子上

 

 真名:一刀(カズト)

 

 北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:懿  性別:女

 

 字:仲達 

 

 真名:理鎖(リサ)

 

 一刀と瑠理の偉大なる母。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:師  性別:女

 

 字:子元

 

 真名:瑠理(ルリ)

 

 母を目標にする一刀の姉。一刀を溺愛している(?)。

 

 

 

 

 姓:張  名:春華 性別:男

 

 真名:解刀(カイト)

 

 一刀と瑠理の父にして、一刀の師。

 

 

 

 

 姓:王  名:元姫 性別:女

 

 真名:美華(ミカ)

 

 一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

 姓:鄧  名:艾  性別:女

 

 字:士載

 

 真名:江里香(エリカ)

 

 後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

 姓:賈  名:充  性別:女

 

 字:公閭

 

 真名:闇那(アンナ)

 

 司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

 姓:王  名:濬  性別:女

 

 字:士治

 

 真名:澪羅(レイラ)

 後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:望  性別:女

 

 字:子初

 

 真名:理奈(リナ)

 

 一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

 

 

 

 

 

 

 姓:杜  名:預   性別:女

 

 字:元凱

 

 真名:綺羅(キラ)

 

 一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。  

 第二話

  「五胡撃退戦 着陣」

 

 

 一刀は不安を考えすぎだと振り切り皆とともに進軍を開始した 

 

 馬騰軍の援軍のために進軍している最中で董卓達は一刀にあるお願いを申し立てた。

 

「真名を?」

 

「はい、司馬昭様、どうか私達の真名を預かってくれませんか?」

 

 董卓が一刀と真名を預けたいのだと言う。

 

「恋も……」

 

「恋殿が預けるのなら音々も預けますぞ」

 

 彼女に続き呂布、陳宮も申し出る。

 

「……分かった、俺の真名は一刀という。これからよろしく頼む」

 

 一刀は自身の真名を預けることで彼女達の申し出を受け入れた。

 

「ありがとうございます。私は月です」

 

「恋は恋……」

 

「音々音。皆からは音々と呼ばれてますぞ」

 

 一刀達が真名を交換し合う中、華雄が一刀を見て自分の真名のことを話す。

 

「私はな……数年前に記憶を失ってしまって自分の真名がわかっていないのだ……」

 

「え?、そうなの」

 

「ああ、華雄という名前も私を拾ってくれた恩人がつけてくれたものなのだ……真名の預け合いが出来なくても

 

 私はその名があれば誇りを持って生きていける。だから私には無理に真名を預ける必要は無い。」

 

 一刀は華雄を見る。その瞳には偽りは無かった。

 

「そうか……なら俺のことは一刀と呼んでも良いよ」

 

「!?、良いのか!」

 

 真名を預けられるとは思わず目を大きく開いて驚いた。

 

「ああ、その華雄という名前は恩人が付けてくれた己の魂を示す大切な名前なんだろ? だったらその名に真名

 

 を預ける価値はあると俺は思う」

 

 華雄も一刀を見る。一刀もまた心の底からそう思っていることが彼女は分かった。

 

「ありがとう一刀」

 

 微笑ながら彼女は言った。

 

 ――このやり取りを見た後、月、恋、音々も自分達も真名で呼んでも良いと華雄に言った。

 

 董卓軍の四人は以前よりさらに絆を深めた。

 

 一刀と真名を預けあった後は瑠理、江里香、澪羅とも真名を預け合うこととなった。

 今、涼州の地では一方的な攻防の戦が繰り広げられていた。

 

「く! 流石に苦しい!!」

 

 そう良いながら戦っている女性、この人物こそ馬騰である。

 

(援軍のあても無い……もはやこれまでか)

 

 観念した馬騰は勇ましく敵陣に突っ込もうする。

 

「く、くそ……おらぁぁぁぁ」

 

「えい!、えい!!」

 

 直後、自分の娘達の危険が目に映る。

 

(駄目だ!!、せめて娘達だけでも逃がさねば)

 

 突撃をやめ娘達を助けるために彼女達に所に向かう。

 

 だが、それを五胡の兵達に阻まれる。

 

「退けぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 囲んだ五胡の兵達を斬る。

 

 だが囲みは中々崩すことが出来ない。

 

(このままでは俺だけでなく、翠や蒲公英まで……いや、させてたまるか!!)

 

 彼女は絶望を感じてはそれを振り切り戦う。

 

 彼女が諦めずに戦って数分が経った時、鬨の声が聞こえた。

 

(何!?)

 

 彼女は声のする方角を見る。そこには司馬の字の旗があった。

 

(来てくれたのか!?)

 

 まさか援軍が来るとは思わず驚くがすぐに気を取り直し、娘達に指示を出す。

 

「翠! 蒲公英! 司馬家が来てくれた!! あいつらと連携して五胡を追い払うぞ!!」

 

「ホントか!? よし!」

 

「な、何とかなりそうだね!?」

 

 こうして彼女達は何とか生き残ったのだった。

 一刀達の援軍で何とか五胡の軍勢を一時退却させることに成功した後、一刀達と馬騰達は顔を合わせる。

 

「本当に助かった……俺が馬騰だ」

 

 そう言った後、馬騰は頭を下げた。

 

「よく持ちこたえてくれた、私は司馬師。これから私の指示に従ってもらうがよろしいか?」

 

「ああ、正直もう俺じゃどうしていいかわからんからそっちのほうが助かる」

 

 その言葉に瑠理、一刀は首をかしげる。

 

「馬騰殿、あなたほどの人が此処まで追い詰められたのはどういう事なのでしょう」

 

 これは二人とも以前から思っていたことだった。馬騰は今までも五胡の軍勢と戦い勝って来たのだ。それが今

 

回敗北寸前まで追い詰められたというのだから当然の質問ではある。

 

「奴らは今まではただ纏まりながら突撃するだけだったんだが、五胡の奴ら、どういう訳か今回の戦いは軍略で

 

 戦っているんだ」

 

「!? 何?」

 

 瑠理は思わず声を上げてしまう。一刀も驚きを隠せない。

 

「しかも、良く訓練されてるように上手く統率されていた……とてもじゃないが付け焼刃で出来ることじゃない。

 

 奴らをそのように動かすことの出来る天才がいるとしか考えられない」

 

 彼女の言うとうりだとすると今回の戦いは軍略比べにもなって来る。

 

 二人は戦い方の大幅な修正を加えることとなった。

 五胡の本陣では、五胡の兵に報告を受けている男が居た。

 

 その人物こそ馬騰が言った指揮官である。

 

「ふん、分かった……下がれ」

 

 報告した兵はそういわれると無言で頭を少しさげ彼から離れた。

 

(恐らくは司馬家だな……)

 

 彼は断片的な報告にてそう結論付けた。

 

(あの憎き漢の代表的な名家、漢を滅ぼすには避けられぬ相手という訳か)

 

 彼は立ち上がる。

 

(いいだろう!、ここで馬騰ともども引導を渡す!)

 

 そして吼える。

 

「この”姜伯約”がな!!」

 

 司馬家との邂逅はもうすぐ。

  あとがき

 

 ついに登場、姜伯約。

 

 彼とは長く戦う予定。

 

 次は本格的な戦となります。


 
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