まえがき コメントありがとうございます。第五節がようやく波に乗ってきました!洛陽入りを目指す華琳。危機迫る月たち洛陽メンバー。早馬が出された一刀たち。これからどうなるか!乞うご期待!それではごゆっくりしてください。
謁見の間にて沈黙が流れる。今朝方突然きた洛陽からの早馬。曹操さんとこからの奇襲により苦戦を強いられこちらに援軍を要請してきた。
「これは・・・かなりまずいですね。」
「三万に対して十万か・・・。急いだほうがよさそうだな。星と清羅は兵たちに出陣の準備をするよう伝えてきてくれ。私はご主人様たちを叩き起してくる。」
「本当に叩いては駄目ですよ?」
「言葉の綾だ。」
・・・
「まったく・・・ご主人様はこの緊急時に限って早く起きてこられないのだ。」
ぼやいても仕方ないのだが・・・。
「ご主人様!緊急事態です!起きてください!」
「・・・すぅ・・・すぅ・・・」
相変わらず寝顔の可愛い方だ・・・はっ!このようなことを考えている暇はない!
「ご主人様!早く起きてください!洛陽から早馬が届いたのです!」
「んん~、・・・愛紗?おはよう。」
「おはようございます。早く支度をしてください。」
「?」
「洛陽から早馬が今朝届いたのです。ただ今曹操軍と交戦中とのことです。」
「・・・。・・・寝てる暇じゃなかった!」
「ですから早く支度してください。」
「分かった!」
「それでは兵を集め庭に集まっていますので早く来てくださいね。」
・・・
俺は超特急で支度を済ませ庭へ向かった。なんでこんなときにいつも遅くまで寝てるかなー俺。
「皆、お待たせ。」
「これで皆揃いましたね。」
「う~、眠いよ~。」
「桃香様!これから月たちを助けに行くのですよ!眠気を覚えている暇などありません!」
「そうかりかりするものではないぞ。主や桃香様はまだ起床されたばかりなのだ。あちらに向かうまでに眠気などどこかに飛ぶだろう。」
「う、うむ。」
「朱里ちゃん、戦況とかは報告来てる?」
「はい。洛陽軍はかなり苦戦しています。曹操さんは連合の時と比べてかなりの兵数、その数十万の兵を揃えているようです。」
「十万・・・。」
その圧倒的な兵数に皆も言葉が出ないでいた。一刀たちも兵だけで言えば洛陽とさほど差がないくらいの兵数しかいない。たとえ兵数を合わせてもその差四万をなぎ倒すのは至難の業だと分かっているからだ。
「とりあえず!今は一刻でも早く洛陽に向かおう。考えるのはそれからでも遅くはないはずだから。」
「そうだね。ここで私たちだけで考えても向こうで考えても同じなんだから。」
俺たちは兵を纏め洛陽へと足を進めた。
・・・
「ちぃ!これじゃあ埒があかんで・・・。斬っても払っても差してもどんどん出てきよる。うちの体力が削られる一方になるのだけは避けたいわぁ。」
朝っぱらからずーっと戦いっぱなしや。そろそろ向こうさんも諦めてくれへんかいな?
「張遼様!洛陽に劉備様方が到着したとの報告が来ました。今こちらに援軍を出しているようです。」
「ようやく着いたか。よっしゃ!援軍が到着してうちらが死んでたら本末転倒やからな。皆、気張れやーーー!」
「おおおおおーーーーー!!」
その頃の洛陽、謁見の間。
「総員で行かなくて良いのですか?」
「大丈夫だよ。今回はひとまず時間稼ぎをしてもらう。俺たち・・・特に月に考える時間がいるからね。」
「?」
「私・・・ですか?」
月がきょとんとした表情で俺を見てくる。まぁ、何のための時間稼ぎか伝えてないから当然か。
「うん。詠、曹操さんとこの軍は今どこらへんまで洛陽に近づいてきてる?」
「ここから二里といったとこかしら。少しずつだけどこちらに迫ってきているのは目に見えてる。」
「ここまでは俺の予想どおりだ。重要な話はここからだよ。」
俺は一呼吸おいて月に向けて口を開いた。
「おそらく、俺たちが総員で援軍を出しても圧倒的な兵数の前では押されるのが目に見えてる。もし、俺たちが曹操さんのとこの兵を退けても相当数の兵の命が散っていくのは目に見えてる。そこで、月に俺から二つの提案をする。聞いてくれるか?」
「は、はい・・・。」
「平原、洛陽の連合軍で敵軍を退却、または殲滅する。もしくは・・・洛陽を捨て、平原へと亡命するか。」
「・・・!!」
やっぱりこういう反応だよな。俺の独断だからほかの子達には伝えてなかったし、さっき援軍に向かった愛紗、星、貂蝉に卑弥呼にはこうなるかもって一応伝えておいたけど愛紗と星も始めはこんな感じだったからな・・・。
「あ、あんた!洛陽を捨てるって・・・正気なの!?」
「捨てるっていうのは言い方が悪かったね。ごめん。」
「俺だって考えなしに言ってるわけではないから。月や詠、それに恋、ねね、霞にその兵士たちも俺たちについてきてもらうから皆と離れることはない。民については、曹操さんなら民を蔑ろにすることはないだろうし・・・むしろ大切にしてくれるはずだから。」
「そうですね。曹操さんは民に信頼されることも覇道を目指すにあたっての一つと考えていらっしゃる方ですから。それに、情けないことに私もご主人様と同じ意見で他に打開策が見いだせないのです。」
「・・・少し、考える時間を下さい。明朝までには決断を出しますので。」
「うん。大事なことだからね。」
とりあえず、俺たちは霞たちが戻ってくるのを待つことにした。無事でいてくれればいいんだけど・・・。
・・・
「張遼ちゃ~ん!助けに来たわよ~ん!!」
「・・・あんたか。ちょっとがっかりだわ~。」
「私みたいな麗しい漢女に助けに来たのにそれはいただけないわねん♪」
「少し見らんでも変わらんな、あんたは。」
「私が時間を稼ぐわん。張遼ちゃんは兵をまとめて洛陽に戻りなさい。今月ちゃんがこれからの事について苦悩しているはずだから。」
「・・・おおきに。」
うちも流石に体力がもたんわ。
「張遼隊!うちについて来ぃ!いっぺん洛陽の城に戻るでーーー!!」
「・・・見えなくなったわねん。さ~て~、ご主人様の頼み、この貂蝉が人肌脱ぐわよん!ぶるあぁぁぁぁぁ!!!」
「総員、陣形を崩すな!押し返せーーー!!」
「おおおおおーーーーー!!!」
「張遼様、これからどうなさるのですか?」
「それを決めるのは月と詠や。うちらはその判断に従うだけや。」
「私たちは張遼様の判断に従いますよ。」
「おおきにな。うちは幸せもんやな~。」
うちらは駆け足で城への道のりを進んだ。
・・・
「・・・何か来た。」
「? 敵しか来ませんぞ?」
「呂布に陳宮、ここにおったか。助太刀にきたぞ。」
「恋だけで十分。」
「そうですぞ!こんな雑兵の一匹や二匹、恋殿の足元には及びません!」
こやつの呂布への酔心っぷりは相変わらずじゃな。儂がダーリンを想うのには負けるがの!
「今は儂がこの兵たちの相手をしておくからお主らは董卓らの元へ戻るのじゃ。ご主人様の話では董卓にこれからのことを提案したらしいのでな。彼女の相談に乗ってくれんかの?」
「言われなくても、する。」
「そうですぞ!」
「ねね、お城、戻る。」
「御意!呂布隊、退却なのです!」
「おう!」
「正直、呂布だけでも乗り切れそうだがの。」
「・・・こん前といい、今回といい、うちらは化物と戦う宿命にでもあるんかいな?」
「誰が、二度あることは三度ある!荒野に舞い降りる化物の再来!じゃ!」
「誰もそこまで言ってないの~。それに、例えがちょっと分かりにくいの・・・。」
「ごちゃごちゃ言う前に手を動かせ!前の戦いの二の舞を踏んでも良いのか!?」
「凪ちゃんは相変わらず固いの~・・・。」
「五月蝿い!」
「ガハハ!なんじゃ、早くかかってこい。そうせねば洛陽は取れぬぞ?」
「そんなことは言われずともわかっている!」
「しゃあない。真桜、うちらも腹を括るで。」
「分かったの・・・。はぁ、見れば見るほど嫌になるの~。」
・・・
「相変わらずの馬鹿力だな。あれから衰えていないか気になっていたところだ。」
「ふん!片目を失っただけで私の武は衰えないぞ!むしろあれから強くなった。あの時の決着、今こそかたをつける!はあああぁぁぁぁ!!」
やはり強いな。流石は魏の大剣と謳われているだけのことはあるということか。しかし、私はご主人様から前線でこいつらを食い止めるように任されたのだ。その信頼に応えるためにも負けられない!
「はあああぁぁぁぁ!!!」
「せええぇぇい!!」
・・・
「月、どうするの?ぼくは月の考えを尊重したいけど、洛陽を捨てるっていうのはちょっと・・・。」
「私も出来ればここにいたい。けど、これ以上戦えばたくさんの兵の方たちが犠牲になるのは目に見えてるから。私の身一つで洛陽を見逃してくれれば・・・。」
「月!そんなこと間違っても言っちゃダメ!というか、あいつらの目的は月じゃなくて洛陽なんだから月の身柄を引き渡しても同じことになる。」
「・・・。」
私の判断一つで洛陽がどうなるか決まるんだよね・・・。一刀さんたちが来てくださったから今は前線を押し留まっているけど、長くはもたない。今考えてる間にもたくさんの兵士さんたちが戦い、傷つき、亡くなっていく。早く決めなきゃ。けど、どうすれば・・・。どうすれば丸く収めることが出来るんでしょうか・・・。
・・・
「ご主人様、月ちゃんと詠ちゃんの二人っきりにしても良かったの?」
「これは俺たちが口を挟めることじゃないからね。俺はあくまで選択肢を用意しただけ。決めるのは月たちだから。兵数があと二万いれば俺たちで押し切れるかもしれないんだけど・・・。」
「私たちは月さんの考えがどちらに転んでもいいように策を練ってきますので一度外れます。」
「あぁ、頼む。」
朱里と雛里、明里は謁見の間を後にした。俺に今できることは霞たちが戻ってくるのを待つだけだ。そして、万が一魏兵が洛陽に侵攻してきたときに備えること。
「皆さん、昼食を作ってきたので一度休憩しましょう。」
「流琉、ありがとうな。」
「ご飯なのだ!鈴々、お腹ぺこぺこだから早く食べるのだ。」
「鈴々ちゃんはこういう時でもいつもどおりだね~。」
「愛紗がいたら叱られていただろうな。」
「皆食べないのだ?それなら鈴々が・・・。」
「いやいや、食べるから。」
「そんなに急がなくてもたくさんあるからゆっくりでいいですからね。」
鈴々のおかげ?で場の何とも言えない空気も少しは和らいだ。俺もご飯食べて自分を落ち着かせよう。
・・・
「戻ったで!」
「戻ったのです。」
「ただいま。」
「お帰り。それとお疲れ。」
「まだ戦は終わっとらんから安心はできひんけどな。」
「とりあえず、今来た三人にも俺から月に提案したことを伝えるね。それらを参考にこれからどうするかを決めて欲しい。」
俺は三人に俺からの提案を伝えた。霞とねねは俺の予想どおり度肝を抜かれたような表情をしている。恋は普段からあまり表情を変えないので分かりにくかったが、それなりには驚いているようだ。
「何やそれ!一刀でも言っていいことと悪いことがあるで!」
「俺も出来ればこんな提案したくはないんだ。けど・・・このまま戦い続ければ洛陽の兵士たちは死に減っていく一方だよ。勝てる確率も俺たちも援軍して半分もないだろうから・・・。ごめんね。もっと良いやり方もあるはずなんだろうけど・・・。」
「・・・いや、うちも言いすぎたわ。一刀も考えなしに言いよるんやないもんな。堪忍な、一刀。」
「とりあえず、ねねたちは月たちのところに言って話を纏めてくるです。そうしなければお前たちも動けないですから。」
「(こくっ。)霞も、行く。」
「勿論や。そな、また後でな。」
「うん。」
俺の提案が身勝手なことは重々承知している。その上での提案だ。けど・・・提案しか出来ないのも辛い訳で。これならまだ戦場で剣を振っている方が良い。
「なぁ朱里、やっぱり戦場で俺も戦ったほうが・・・」
「それはいけません。月さんたちがいつ判断を下すか定かではない今、その決定が決まり次第行動に移せるようにご主人様と桃香様はここにいなければならないのです。」
「ご主人様、苦しそうな顔してます。大丈夫ですか?」
「(こくこく)」
「大丈夫だよ、胡花。雛里にも心配かけてたみたいだね。ごめん。」
「い、いえ。ですが、本当に表情が優れませんね。」
「こうしてただ待つっていうのも辛いなって思って。俺が『あれ』を使えばどうにか戦況を覆せるとは思うけど・・・まだ完成してないし、婆ちゃんに止められてるからな。」
「ご主人様、『あれ』って?」
「俺が平原で胡花を助けた時に暴走したの覚えてる?」
「うん。私は聞いただけだからよく分からないけど。」
「その時に使ったやつの強化版みたいなもんだよ。」
「それこそいけません!危険すぎます!あの時自我を失ったと聞いたときは生きてる心地がしなかったんですからね!」
涙目で俺に訴えてくる朱里。相当心配かけたんだろうな。朱里だけでなく、皆にも。気変えを改めて謝らないとな・・・。
「今のところ使う予定はないから安心して。ほら、涙ふいて。」
「う~~~。」
あれ、あんまり納得してない?
・・・
「話はある程度一刀から聞いたで。それで、月はどうしたいんや?」
「私は・・・可能な限り洛陽に残りたいです。しかし、ここに残ればたくさんの兵士さんが亡くなることになります。それでは民の皆さんも不安が募る一方でしょうし・・・。どうすれば良いのか決めかねているのです。」
「ぼくは月の判断に任せるわ。あんたたちはどうしたいのよ?」
「うちは武人やからな。どちらかと言われると戦いたいわぁ。」
「ねねは恋殿についていくのです。」
「恋は・・・一刀たちのとこ、行ったほうが良いと思う。」
「なぜ?」
「兵も減らない。戦力、十分。皆、友達。」
「最後のは今関係ないんじゃ・・・。確かに恋のも一理あるわね。」
「ですが、私たちがここを離れて洛陽にいる人達は不安にかられるのではないのでしょうか・・・。」
「けど、民に出て行くと言ったところで連れて行くわけにはいかないでしょ?」
「それも分かってるんだけど・・・。」
「とりあえず、明朝までに決めるって言ったんだし、夜にまた集まって決めよう。」
「・・・そうですね。」
霞さんと恋さん、ねねさんはそれぞれ休憩をとると言い残し部屋に戻りました。私の部屋はまた私と詠ちゃんの二人っきり。今考えても空回りするだけですね。
「詠ちゃん、私も少し仮眠をとりますね。」
「うん。じゃあぼくは今のうちに竹簡を片付けておくね。」
詠ちゃんも部屋を後にしました。起きたらちゃんと決めよう。これは私にしか出来ないんだから。
・・・
夜、愛紗と星は戻ってきたが漢女二名は戻ってこなかった。あの二人だから何も心配はいらないだろうけど。食事は戦中ということもあって戦は開かれず各々部屋でとることとなった。ちなみに、部屋割りは前回と同じ。俺はというと月の部屋にお邪魔することになった。
「すみません、お部屋に呼んでしまって。」
「別にいいよ。というか、部屋が空いてないんだからどこかにお邪魔することになるんだし、俺的には願ったり叶ったりだよ。」
「ふふっ、そう言ってもらえると安心しますね。」
やっと笑ってくれた。俺が部屋に来てからずっと思いつめていたような感じだったからね。ちょっと安心した。
「月にとってはさ、洛陽の太守だからこの邑に思い入れがあるんだろうね。俺も平原をこういう状況で出て行かないといけなくなったらと思うと胸を締め付けられるような錯覚を覚えるもん。」
「そうですね。それもあるから迷いがあるのかもしれません。洛陽太守の件は先代皇帝の劉宏様に任されたものなのです。あの方には私が幼い頃からよくしていただいて・・・ここを出て行くのは劉宏様への裏切りになるのではないかって・・・。」
「やっぱり月は優しいんだね。こんなときでも自分よりほかの人のことを気に掛けられる。」
「一刀さんの影響なんですよ?」
「ん~?自覚はないんだけどなぁ。俺は当たり前のことをやってるだけだなんだし。」
「その当たり前を出来る人ってなかなかいないんですよ。」
「そうか?」
「そうです。」
そこまで言われるとちょっと恥ずかしいな・・・。
「えい!照れ隠し!」
軽く月の頭を撫でてみる。
「一刀さんも相変わらずですね♪」
「俺たちって似た者同士だな。」
「はい♪」
さっきまでの気まずい雰囲気もどこかに飛んでしまい、二時間ほど話し込んでしまった。ちょっと反省。
「もう遅いし、明日も早いからもう寝ようか。」
「はい。」
俺と月で寝台に入り横たわる。これも久しぶりだな。やっぱり誰かが隣にいてくれるっていいことだよな~。
「じゃあそろそろ寝ようかな。」
「はい、お休みなさい。」
「おやすみ~。」
・・・
一刀さん、もう寝ちゃいました。そういえば今日こちらに来てくださったのですから疲れも溜まっていたのでしょうね。もう少しお話をしたいと思っていたのですが、贅沢は言えません。
「一刀さん・・・。」
こうして隣にいられるだけでこんなにも安心する私がいるのです。明朝には決断をくださなければならないのに。出来ればずっと一緒にいたい。この方を支えて差し上げたい。・・・ならば私がとる行動は一つしかないですね。
「ふふっ、なんで今までこんなに悩んでいたのでしょうね。」
劉宏様、申し訳ありません。私は、あなた様から洛陽を手放し、この方について行きます。どうか、こんな私をお許し下さい。
「一刀さん、これを聞いたら驚いてくださるでしょうか・・・。」
月は一刀の配下となったらご主人様と呼ばなければならないのだろうか?と重要なのかそうでないのかよく分からないことを考えながら彼女も一刀の腕にしがみついたまま夢の中へと堕ちていった。
あとがき 読んで下さりありがとうございます。今回は久々に月ちゃん登場!・・・久々かな?私もなかなかテンションが上がり遅くまで起きて寝坊するサイクルができてしまいました。夜、眠くならない私です。(どうでもいい)はてさて、漢女二人が頑張っているところで次回 第五節:董卓軍亡命、漢女の大仕事 でお会いしましょう。
Tweet |
|
|
25
|
2
|
追加するフォルダを選択
何でもござれの一刀が蜀√から桃香たちと共に大陸の平和に向けて頑張っていく笑いあり涙あり、恋もバトルもあるよSSです。