No.531609

コトダマヒストリー後編

初音軍さん

完結編の後編。昔話を語る風の方がまとまりがいいかなと思って書いてましたがどうでしょうね。少しでも楽しんでもらえれば幸いです

2013-01-14 11:42:17 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:355   閲覧ユーザー数:339

 

 師となる人と別れてからの私と姉たちは喧嘩しつつも、安定した旅路を

進んでいたのだが、途中命を落としそうな出来事があったりもした。

 

 人々の裏切り、精密にできているトラップ。元の世界にいた男の先生が

放ってきたと思われる刺客など。目まぐるしい日々を過ごしていて。

ある日、訊ねた村でユールが言っていた洞窟の場所がわかると聞いて

私達の気持ちも、全く動かなかった展開も一気に加速した。

 

 場所を把握できた私達三姉妹は、急ぎ過ぎることをせず着実に目的の場所へと

進んでいく。

 道の途中にある村など、困っている人を助けながら寝床を確保していった。

 

 その中で私は拒絶していた、人との関わり合いに対する気持ちが少しずつ

緩和していったような気がした。

 

 相変わらず相手と会話をするのは苦手だったが、私の気持ちが通じるのか

相手は笑顔を崩すことなく、私の言いたいことを察してくれてるようで

嬉しかった。

 

 それぞれの拠点で短い時間しか触れ合うことはできなかったが、それでも

私の中で何かが変わろうとしているのを感じ取れた。

 

 元の世界の先生と二人きりでは感じることはできなかったものだ。

 

 死地を潜り抜けて、最初の頃とは随分と表情が変わり実力が上がっている

私達の前に目的としていた洞窟が現れた。

 

 あくまで情報通りだったらの話である。師匠であるユールでさえ

あやふやな記憶から探るのがやっとだったのだ。

 

「ようやくここまで来れたわね」

「どうか、情報通りでありますように」

「先生・・・」

 

 次女、長女、私の順番にこれまであったことを頭に浮かべながら、それぞれの

強い気持ちを口に出した。私の願いは多分、叶うことはないのだろうと。

ずっと頼ってきた直感がそう告げていたのだ。

 

 洞窟の中に足を踏み入れる瞬間、いきなり次元が変わったかのように

足が重くなるようだった。洞窟の外と中ではまるで空気が違っていた。

 

「な、何よ、これ・・・」

 

 先頭のロウラン姉が戸惑うように歩む足を止める。先は真っ暗で何も見えない。

姉は所持していた松明に火を点して辺りに灯りを広げた。

 

 わずかな灯りではあったが、無いよりは見た目的にも気持ち的にもだいぶ楽になる。

歩くたびに雰囲気が変わる不思議な洞窟。時にはお菓子のように甘く、地面がふわふわ

していたり。

 

 ごつごつして足をひっかけそうになるような地形で血生臭い臭気に満ちていたり。

 

 感覚がおかしくなり、気が変になりそうだ。

 

 その度に姉たちと手を繋いで温もりを確かめながら、一歩一歩。

着実に進めていく。私達の世界に戻るのだ、という強い意識を持って。

 

 延々と続くような錯覚すら感じた矢先、急に大きな広間に出た。

ここで行き止まりなのだろうか、何か石を彫って紋様が辺り一面描かれている他は

何も見当たらない。

 

「またデマか?」

『いーや、ここで正解だよ』

 

 不敵な声が広がってる部屋に響き渡る。よく見ると私達とは正反対の場所に

腕を組んで邪悪な笑みを浮かべる先生の姿があった。

 

 だが、姉たちも度重なる襲撃に先生に対する甘えの残る表情はなかった。

私一人を除いては。

 

「先生・・・」

「シェスカ、しっかりして。先生はもう前の先生とは違うのよ」

 

 姉の言葉は理解できるが、気持ちの整理が追いついていなかった。

しっかりと決別できたと思っていたのに・・・。まだ好きという気持ちが残っている。

 

「あぁ、その通りさ。もういい子ちゃんだった態度を取らなくてもいいのは楽だな」

 

 私達に向かって歩き出す先生。先生以外の気配は今のところ感じられないけど、

こんな不思議な場所ではそんな気配などいくらでも隠せるかもしれない。

 

 と不安がっていると、まるで心を読んでいるかのように先生は笑った。

 

「ははっ、心配しなくても俺一人しかいないよ!」

 

 強がって無防備に近づいてくる。私達は構えて応戦しようとしたが、瞬間。

強烈な闇がリゥとロウランを襲いかかった。いきなりの強烈な魔力に体が包み込まれ

身動きが取れないでいた。

 

「姉さん!」

「俺がここにいる目的はお前だ。シェスカ」

 

「え・・・?」

 

 私の目の前まで来て先生は私の顎に手を添えて首を上げさせる。

そして、私の目の前には悪魔のような形相の先生の顔があって、足がすくみそうになった。

 

「お前の内に眠る魔力を俺は欲しいのだ」

「せん・・・せい・・・!」

 

 身の危険を感じた私は道中で覚えた掌底を先生のお腹に放つ、まさか私が攻撃してくる

とは思わなかったのだろう。思いきりくらって、よろけながら私との間を開ける。

 

「キサマ・・・!」

 

 ふぅっと息を吐いて私は先生をにらみつけた。

すると、先生は残酷な笑いを浮かべた後。

 

「楽に死なせてやろうと、思ったが考えが変わった。キサマを生きたまま、その膨大な

魔力を吸い取ってやる!!」

 

 今までの先生の動きとは違った素早い動きで一気に私との間を縮めていくと

私の鳩尾に衝撃が走る。私の目が先生の動きを追えていなく、いつの間にか先生の拳が

私のお腹を抉っていた。

 

「かはっ・・・!」

 

 そして、そのままの形で私の中から何かが抜けていくような感覚があった。

 

「お前なんぞにこんな素晴らしい力を持たせておくのはもったいないわ!」

「うあぁぁぁ・・・!」

 

「シェスカ!」

 

 お姉ちゃんたちが私の名前を叫んでいるのが聞こえるが、その声も徐々に

遠ざかっていくように感じる。ひどい痛みと苦しみが私を襲い意識が途絶えそうに

なる。

 

「あ・・・あ・・・」

「ふはは、素晴らしいぞ、素晴らしい! これで憎きユールも殺して俺の家系を

元に戻してやる!」

 

「なんだ・・・って・・・?」

「お前の祖先が俺のエリートの家系を狂わしたのだよ。黒魔術のエリートだった

俺の祖先はユールが帝国に攻められた際に殺された。

 帝国の中にただの研究員の一人だった、無抵抗の先祖が殺されてからは

世間の目を気にしながら息を潜めるようにして過ごさなくてはいけなかったのだ」

 

 それが先生の代になっても変わらずに、劣等な気持ちを持ちながら過ごしてきたという。

それには確かに同情をすることはできるが、こんな歴史を捻じ曲げて変えるのは

間違っている。

 

 それを訴えたくても私に力が入らずに意識がぼやけてきた。

もう死が目前まで来てるのを感じて抵抗をやめた瞬間、一筋の風がどこからか

吹き込んできた。

 

 刹那。

 

 何が起こったのかわからず、私は苦しかった感覚が薄くなったのを感じていたら

先生が呻いているような声が私の耳に届いてきた。

 

 目が霞んで何があったかわからないが、先生が何かに襲われてるのを感じられた。

 

「うわぁぁぁ!やめろ!!」

 

 やがて、先生の気配が薄くなっていく。それを恐れた私は微かに見える視界で

先生を捉え、走り出す。何やら渦を巻く闇が先生を飲み込もうとしていた。

 

「うるさいのう・・・これで一体何回目じゃ。人間が迷い込んでくるのは・・・」

 

 その闇の傍に小さな女の子が私達を虫けらを見るような視線を向けてくる。

明らかに不機嫌そうな彼女が拳に力を入れると闇の力が強まり、より早く先生を

飲み込もうとする。

 

 必死に抵抗をする先生だが、徐々に確実に体が中に入り込んでいくではないか。

 

「せんせい!!」

 

 私は必死に先生の手を掴む、僅かに見えるその表情はやや諦めたような顔をして

今までの優しい表情やさっきまでの怖いものがすっかり消えていた。

 

「シェスカ・・・」

「先生今助けるから!一緒に帰ろう!」

 

「お前どうしてそこまで・・・」

「だって、私・・・!先生が好きだから!」

 

 それを言った直後、先生は優しい微笑みを浮かべながら私の手を放した。

離れてしまった後は、あっさりと闇が先生を呑み込んで消えてしまった。

 

 さっきまで目の前にいた人が跡形もなく消えてしまったのだ。

 

「せんせぇぇぇ・・・!」

「うるさいのう・・・」

 

 私は悲しみに溺れそうになるのを、グッと堪えて。人の命を何とも思わない

女を睨みつける。外見はほぼ私と同じくらいの巫女っぽい装束を着ている。

 

「私の眠りを邪魔するやつは、こうやって消えるのみ。

次はお前の連れを呑み込んでやろうか」

 

 その言葉は脅しでもなんでもなく、ヤツはあっさりとそれをやってのけるだろう。

何の罪悪感もなく、人が蟻を潰すような感覚で私達のことを消すつもりだ。

 

「やめろ・・・!」

「?」

 

「やめろって言ってるんだあああああああああああ!」

 

 これ以上私の傍にいる人を失いたくない。その強い気持ちが私の体の中に眠っていた

力が発現した。

 

「キサマ、何だ・・・その力は」

 

 ヤツが目を見開いて驚いていた。これはヤツにとっては計算外なんだ。

私は力を体に纏って拳に力を集中させて放つ。

が、確実にヤツを捕らえたと思った瞬間、ヤツは私から離れた場所に移動していた。

動いた気配は感じなかったのに。

 

「ほう、これは楽しめそうだな。名乗ることもなく、滅してやろうと思ったが

気が変わったぞ!我は時の番人、アグニだ」

 

 両手を広げて不敵な笑みを浮かべるアグニ。嘲笑うように私を見やった後に

再び姿が消えるのを見ると、瞬時に後ろに回ったことに気づいた私は両腕で

アグニの拳をガードした。

 

 一体どうやって移動しているのか理解できなかった。

そして、幼女とは思えない怪力を振るい、私はそれに耐えられず吹き飛ばされる。

 

 飛ばされてぶつかった先に壁に徐々に沈みこんでいく姉二人の姿を見た。

しかも意識が飛んでいて、二人は今の状況に気づいていない。

 

 早く片を付けないと先生の二の舞になってしまう。それだけは絶対に嫌だ!

 

「うおおおお!」

「時を操れる我に敵うと思うのか!愚か者め!」

 

「そんなこと知るかああ!」

 

 何があっても負けられない、ここを抜けて平和な世界に戻る。

今まで願っていなかった日常が非常に恋しかった。それをみんなで手にするまでは

諦めるわけにはいかない。

 

 

 何度も地面に伏しながらも私は何度もアグニに立ち向かっていった。

やがて飽きたようにアグニは呟いた。

 

「もういいわ。時の魔法を使って一気に潰してやる」

 

 私の動きが鈍くなったのを好機と見て、アグニは魔法を詠唱して解き放った。

が、何も変化は起きないように見えた。

 

 実際何も起こっていないのだろう。それを証拠に使った本人が一番驚愕していた。

 

「なぜだ・・・!なぜ、お父様・・・!」

「うおおおおお!」

 

 狼狽えるアグニを見てチャンスと感じた私は一気に拳を突き出し走った。

それをアグニは袖から触手を出して、時間を稼いで何度も詠唱するが何も起きない。

 

「どうして、どうして!くそう、魔法なんぞなくても貴様なんかに!」

 

 叫んだアグニは触手で私に攻撃を始めるも、動きが鈍くなっているヤツの動きは

単調で避けられる隙間を探しては、潜り抜け、弾いて彼女の前までたどり着く。

 

「これで終わりだああ!」

 

 ドンッ!

 

 渾身の力を込めた拳を彼女の腹に突き立てると、体を貫く感触と、そこから溢れる

液体が拳に伝って生々しく感じた。

 

「がふっ・・・!」

 

 すり抜ける寸前、アグニの横に私の顔があるから、彼女の表情は見れなかった。

見たくもなかった。だけど、これで終わったことは感じていた。

 

 彼女が崩れ落ち、地面に倒れると。捕らわれていた姉たちは壁からはじき出される

ようにして地面に倒れ。部屋の中央に闇とは違う、不思議な色をした空間が生まれた。

 

 これに入れば帰れるのか・・・。でも、これも罠だとしたら。

そんな恐怖が脳裏に過ぎるも他に道はない。私は姉たちを起こした後、倒れてる

アグニの横を通り入ろうとしたが。私は空間の目の前で立ち止まる。

 

 姉たちは不思議そうな顔をして私の顔を見る。

 

「シェスカ?」

「ちょっと待って」

 

 私はそういって、血を流して倒れてるアグニを抱えて。もう一度、空間の前に

立つと。頭の中に不思議な声が響いてきた。

 

『アグニをつれていくのか・・・』

「だれだ・・・!」

 

 私は誰もいない空間に叫ぶと、それにすぐ返事が戻ってくる。

 

『アグニを作り出し、管理をさせてたものだ。君たちの間では神の一人とも言えよう』

 

 その声にアグニが気づいて弱々しい声で、お父様と呟いている。

抱えてる私の背後に彼女が視線をやって手を伸ばしているのがわかる。

でも、振り返ることができない。恐怖とは違う、何か金縛りみたいな感覚で。

 

 それは姉たちも感じているようだ。あとは私達は邪魔をせずに事が終わるのを

待つしかなかった。

 

「お父様・・・どうして・・・」

『精神が崩壊しつつあるな・・・。すまない、人間のお前にこんなことをさせて。

やはり、お前は人間の世界にいるべき存在だったのだ』

 

「やだ・・・。私を捨てないで・・・お父様・・・」

『大丈夫だ・・・。お前は一人じゃない。お前を助けようとしてくれる、

大切にしてくれる人がいる。安心しろ』

 

「あっ・・・」

 

 彼女の頭部にズブッという音が聞こえた。まるで頭に指が刺さっていくような

埋まっていくように鈍い音が・・・。

 

『お前といた時間は楽しかった。まるで本当の娘がいたような気分だ。

これからの時間はお前のためにつかってくれ。お前といたことは幸せだったよ』

 

「お、とう・・・さま・・・」

 

 その言葉を最後に彼女の力はぐったりとして、なくしていき。重かったその体は

みるみる内に軽くなって、姿が赤ん坊になるまで小さくなっていた。

 

 これが本来の彼女の姿だったのだ。

 

 恐らく、捨てられて不憫だったこの子を、神を名乗る男は見捨てておけなかったのだ。

私は赤ん坊になったアグニをぎゅっと抱きしめて空間の中に飛び込んだ。

 

 まるでスローモーションのような中、頭の中に響く声。

 

『人の子よ、行きなさい。そして、一つお前が叶えたいことを告げるがいい』

「わたしは・・・!こんな争いの元になる魔法なんかいらない!」

 

『わかった・・・。では、目を閉じて身を任せるといい』

 

 言われて空間に身を任せた私はふわっとして、上下がどうなってるかわからない

中を周りながら意識が溶け込んでいった。

 

 目が覚めたら元の世界に戻りますようにと願いながら。

 

「シェスカ・・・!」

 

 私が目を覚ますと広がる森の中にいた。姉たちが心配そうに私の顔を覗き込む。

上半身を起こして辺りを見回すとそこは、私がいつもサボッって体術の鍛錬をしていた

森の中であった。

 

「戻ってこれた・・・?それとも、あれは夢なのかな?」

「夢じゃないわよ、ほら・・・」

 

 リゥ姉さんが抱きかかえてる赤ん坊を私に渡してきた。それはさっきまで死闘を

繰り広げた場所で起こった証として残った赤ん坊であった。

 

「アグニ・・・」

「おぎゃああああ!」

 

「それと、様子がおかしい。町がざわめいている。それに妖精の姿が見当たらない」

 

 次女のロウラン姉さんがそう私に言っているのかどうかわからない音量で呟いた。

どういうことかわからないが、とにかく学園まで急ぐことにした。

 

 

 

 

「それでどうなったの!?」

 

 木々の下で再び少女に話をしている私はわざと驚いたような表情で語る。

 

「それが全ての魔法の源が失われて、魔法に頼っていたみんなが慌てふためいて

いたんだ。不謹慎だろうけど、それが面白くてね。みんなで笑ったよ」

 

「そうなんだ、私も魔法見たかったなぁ」

「悪いやつがいなければ今頃も見れていたかもしれないね」

 

「ちぇ~」

 

 残念そうに口を尖らせる少女を見て私は笑って空を見上げる。

白い雲と青い空が清々しく感じた。

 

「あ、それで。その赤ん坊ってどうなったの?」

「それはね~」

 

 言おうとした矢先、私を後ろから呼ぶ声が聞こえてきた。

 

「シェスカ姉さん!こんなところにいた」

「あ、アグニ。おかえりなさい」

 

「え、アグニって・・・」

「そういうこと」

 

 少女は私に近づいてくる、大人になったばかりのアグニを見て驚いていた。

私はそんな少女にそう呟くと、何も聞いていないアグニは戸惑いながら頭に?のマークを

つけていた。

 

「え、何のこと? 何かあったの?」

 

 そう、赤ん坊は名前をそのままアグニと名づけて私の妹として育てることにした。

そして、私がサボっていた場所は町からちょっと離れた丘にあって。

そこの自然だけでも残そうと私達姉妹が働いてがんばって買い取って今ある建物を

建てたのだ。

 

 全ては幻に感じる魔法の世界。だが、それは確かにあって、私達は不思議な経験を

辿って今の未来を受け取った。

 

 神様、見てるかい。アグニの笑顔・・・。彼女は今幸せそうだよ。

そういう私達もとても幸せだ。何しろ、一人家族が増えて四姉妹になったのだから。

 

 一人状況が飲めずに狼狽えるアグニをよそに私は笑いながら空を眺めた。

これからも争いがあったり、大変なこともあるだろうけど。私達は負けずに

立ち向かおうと思う。

 

 平和な日常を維持するために、私達は死ぬまで立ち止まれない。

 

 そう、胸に秘めるとお姉ちゃんの声が聞こえて呼び出された。

本日はアグニがこの世界に来てつけられた20回目の誕生日である。

この日は特別、賑やかに楽しげに過ぎていくことになるだろう。

 

「アグニ」

「なに?」

 

「いてくれてありがとう」

「なによ、急に」

 

「ふふ、何でもないよ」

 

 先生はいなくなっちゃったけど、大切な家族は残ったから、私は幸せに感じていた。

今がゴールなんじゃない。ここからがスタートなのだ、私は気持ちを持って

毎日を悔いなく過ごすことにした。みんなの笑顔を守るために。

 

お終い


 
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