No.514035

恋姫無双 釣りが好きな因果の中心 7

ノエルさん

様々な外史を巡り、元の世界を元に作られた外史で平和に暮らしていたが、左慈と貂蝉から今の自分の状況とこの世界の真の役割を聞き、世界を閉ざさない為物語を本人の意思とは関係なく作り続ける話…だと思う

2012-12-01 21:12:09 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:1661   閲覧ユーザー数:1420

7話:なんで汜水関にいるの?

 

そんなこんなで連合軍は汜水関に到着。移動中も器用に釣りを楽しんでいた一刀だが、時間になった為桜歌によって中止、仕方なく華琳のもとに向かうことにした。しかし、2人もそれについて来ようとしたがなだめて留守番することに納得した

 

一刀「………なぁ華琳どうせやることがないんならもう少し釣りを楽しみたかったいんだが」

 

猫耳「駄目に決まっているでしょう。それに後方に配置されているとはいえ戦場に変わりないんだからもう少ししゃきっとしなさいよ」

 

華琳「あら、桂花が憎まれ口を叩かないで一刀と話すなんて…この戦嫌な予感がするわ」

 

一刀「だよなぁ……………華琳。後方から大勢の気配を感じるんだが、あっ無論この連合の物じゃない…というわけでちょっくら行ってくるな“真10”」

 

一刀は華琳の許しも得ないままとっとと後方に消える。華琳と荀彧はため息をつきながらも近くにいた秋蘭に一刀の後を追うようにほかの者には攻撃に備えるように指示をする

 

桜蘭「季衣お姉ちゃんと流琉おねえちゃんは華琳様の所に行かなくていいの?」

 

季衣「うん。今の僕たちの仕事は桜歌さんと桜蘭ちゃんを守ることだからね」

 

流琉「はい。それに今回の戦いでは華琳様の部隊が戦闘になるなんて…何事です」

 

突然周囲がざわつきだしたことに流琉が近くにいた兵士に聞くと、後方から敵の部隊が現れ攻撃を仕掛けて来たとのこと、2人は桜歌たちを守る為に武器を構え兵に指示を出そうとしたが兵士はさらに言葉を伝えた

 

兵士A「…………現れたのですがいつの間にか戻ってきた北郷様の手によって部隊は撤退をしていきました」

 

季衣「ほえ」

 

流琉「兄様…何してるんですか」

 

秋蘭「季衣、流琉2人とも無事か」

 

流琉「あっ秋蘭様実は…」

 

流琉が先ほど聞いた兵士の報告をそのまま話すと秋蘭は額に手をやりため息をつくと一刀をここに連れてくるように指示を出す。しばらくして一刀が何食わぬ顔で秋蘭たちの所に来たところを3人の手によってボコボコにされた

 

 

 

秋蘭「…北郷この2人が心配なのは分かるが1人で突っ走るんじゃない。華琳様も心配するだろうが」

 

一刀「……………………………すみませんでした」

 

流琉「それに兄様、桜歌さんたちには私たちがついてるんですから…………それとも私たちが信用できなかったんですか」

 

季衣「兄ちゃん」

 

一刀「いや、信用できなかったわけじゃなくて……(チャッキ)……すみません2人のことを忘れていました」

 

一刀の言葉に季衣と流琉がさらに一刀を攻撃それにより気絶した一刀を秋蘭が引きずる形で華琳のもとに戻っていく。その一部始終を見ていた桜歌と桜蘭は終始笑顔(守りに来てくれたことがうれしくて)でそれを見守っていた。で、華琳たちの所に戻ると今度は華琳と荀彧から説教がしばらく続き言いたいことを言い終えた2人はすっきりした顔で戦闘に集中した

 

一刀「…………………で、現状はどうなってるんだ」

 

華琳「(復活が早いわね)先ほどこちらを攻撃してきた華雄が汜水関に戻ったところよ。劉備たちはどうにかして華雄を外に引きずり出すためにあれこれやってるけどいまいち効果がないようね」

 

猫耳「はい、さらに袁術の所の孫策も手を貸しているようですが効果は無いようです…………どうやら動きがあったようです」

 

春蘭「…なんだか騒がしいようですが」

 

兵士B「伝令!!その、『華雄じゃなくて痒い出てきなさい!!』と孫策と劉備の口上で華雄が『私は華雄だぁぁぁ!!』と叫びながら汜水関から飛び出しました」

 

華琳「…あの2人はそんなこと言ったの。けど、この状況で打って出るなんて春蘭でもしないわよ……たぶん」

 

猫耳「そうですね。いくら春蘭でもそこまで馬鹿じゃ………ないですから」

 

兵士の言葉に華琳と荀彧は華雄に呆れると同時に怒りを覚えるが、兵士の次の言葉に顔を青くする

 

 

 

兵士B「それが、華雄とともになぜか呂布が姿を現し前衛は混乱しています。現在は呂布を関羽と張飛、孫策で華雄を馬超が相手をしていますが…呂布を相手にしている3人は押され始めています」

 

猫耳「ちょっとどういうことよ!!呂布は虎牢関に居るはずでしょう。それが何で汜水関にいるのよ」

 

華琳「桂花そのことは後にしなさい。今はこのまま行けば連合に大きな打撃になるわ…………春蘭と秋蘭それから一刀は孫策たちを助けに行きなさい」

 

秋蘭「わかりました。行くぞ姉者」

 

春蘭「おう、北郷遅れるな………って北郷はどこに」

 

再び消えた一刀に春蘭は怒りをあらわにするが、秋蘭と華琳が

 

秋蘭「姉者、北郷ならすでに呂布の所に向かっている。我らも急ぐぞ」

 

華琳「ええ、助けに行きなさいと言った瞬間に行動を始めたわね」

 

春蘭「なにぃぃ、こうしてはおれん秋蘭私たちも急ぐぞ」

 

秋蘭「姉者だからそう言っているではないか」

 

2人も一刀を追うように呂布の所に向かう。一方、当の一刀は呂布の攻撃から関羽を守っていた

 

一刀「白ノ剣(片手剣)ガキンッ!!…大丈夫か」

 

関羽「すまない。おかげで助かった「なら下がっていろ。邪魔だ」…何を言う4人でかかれば」

 

張飛「そうなのだ、このお姉ちゃんは強いのだ。だから一緒に戦ったほうがいいのだ」

 

一刀「…足手まといなんだよ…ブンッ…ガキンッ…はっ」

 

 

春蘭と秋蘭が到着した時にはすでに入り込めない状況になっていた。一刀は呂布との攻防を繰り返しながらも3人をさがらせようとする一刀に対し、足手まとい扱いされた2人は納得がいかなかったが、呂布との攻防を見ているうちに張飛(関羽はいまだ納得がいっていない)は何も言えなくなった。孫策は一刀の力を知っているのであえて何も言わなかったが

 

一刀(ちっ!!10倍じゃ抑えるのがやっとか。かといってこれ以上あげると後が辛いしどうしたものか)

 

呂布「…はぁ、はぁ。恋は負けない」

 

関羽「(我が武を侮辱されたまま終われるか)…呂布覚悟はぁぁぁぁぁぁ」

 

呂布「…弱いやつは…邪魔」

 

一刀「ちっ!!…ザシュッ!!…ぐっ 」ブンッ

 

関羽が一刀と睨み合ってい呂布にいきなり攻撃を仕掛けるが、呂布は虫でも追い払うかのようにその攻撃を弾き関羽に攻撃を仕掛ける。一刀は考え事をしていたせいで反応が遅れ呂布の攻撃を剣で受けることが出来ず左腕を犠牲にして何とか関羽を投げ飛ばす。結果呂布の攻撃により左腕を失い大量の出血をするが、何事もないように構え呂布に対峙する。呂布は一瞬たじろぐがとどめをさすために戟を振りかざす

 

呂布「………………………残念だけど……………終わり」ブンッ!!

 

春蘭・秋蘭「「ほんごぉぉぉぉぉぉ!!」」

 

一刀「(仕方ない“真2”)はぁぁぁぁぁぁ」

 

一刀はさらに倍に引き上げ呂布の武器を弾く。その動きに周囲が驚きを隠せなかった一方一刀は能力を解除し呂布の追撃に備え片腕のまま呂布を睨みつける

 

華雄「おい恋。引き上げるぞ…大丈夫か」

 

呂布「………問題ない。帰る」

 

呂布たちが汜水関に戻るのを見届けると大量の出血により限界を迎えた一刀はその場に倒れ込む春蘭と秋蘭、孫策は慌てて一刀に駆け寄り急ぎ華琳の元に戻る。その後、一刀のけがを聞きつけた袁術と張勲が華琳のもとに訪れる。治療を終えたが圧倒的に血が足らず、あとは本人次第と医者に宣告された

 

 

孫策「ごめんなさいね曹操。まさか関羽があそこで動くなんて思ってもみなかったから」

 

春蘭「しかし、なぜ関羽はあそこで呂布に攻撃を仕掛けたのだ。おかげで北郷が死ぬ羽目になったじゃないか」

 

秋蘭「姉者、死ぬじゃなくて死にかけているんだが…それにしても敵わないとわかっていて攻撃を仕掛けることはあるが、あそこで攻撃すれば邪魔になるとわかっていただろうに」

 

桜歌・桜蘭「「…一刀さん(お兄ちゃん)」」

 

周囲が一刀の心配と怪我を負わせた関羽への怒りが高まっていく中、周囲が騒がしいと一刀が目を覚ます

 

一刀「……………おはよう」

 

華琳・春蘭・秋蘭「一刀(北郷)体は大丈夫なの(か)」

 

孫策・袁術「ちょっと起きて平気なの(お主起きて平気なのか)」

 

一刀「…血が足りないな…ちょっと補給するか紫ノ鎌」

 

桜歌・桜蘭「そういう問題じゃないでしょう(ないよ)…左手がないんですよ(だよ)」

 

一刀は周囲の声を無視する形で武器を手に取る。周囲が驚いていると一刀の顔色が徐々に良くなっていくと同時に鎌の赤黒い色がどんどん薄くなっていった

 

一刀「………ご馳走様…で、なんで袁術と孫策がここにいるんだ」

 

猫耳「あんたねぇ……………なんで顔色がよくなってるのよ。この死にぞこない」

 

桜蘭「桂花お姉ちゃんが一番泣いてたのに…」

 

猫耳「ちょっと桜蘭何言ってるのよ」

 

桂花と桜蘭が言い合っている中、一刀は華琳達に紫ノ鎌が喰らった血を使って補充したことを説明。その力に驚いたが、それよりも一刀が無事?だったことを喜んだ。ある程度落ち着くと今度は一刀をこんな目に合わせた関羽に怒りが向く

 

 

華琳「桂花、劉備の所に行くわよ。一刀も」

 

袁術「曹操、妾も行くのじゃ。七乃もついてまいれ」

 

孫策「ちょっと袁術ちゃん私も行くわよ。関羽には言いたいこともあるし」

 

華琳達と袁術達が劉備のもとに向かう中、いまだに荀彧と桜蘭は喧嘩していた。その姿を『姉妹喧嘩みたいね』と温かい目で見守る桜歌と年下の子供と同レベルで言い合っている荀彧に呆れている春蘭と秋蘭が残っていた。

 

一方、劉備陣営では関羽が露出の多い服を着た女性に怒られていた

 

??「まったく愛紗よ。お主はいったい何をやっておるのじゃ」

 

関羽「私は悪くないぞ。あの男が私の武を侮辱したのが悪いのだ」

 

一刀「侮辱してないでしょう。ただ、足手まといだと言っただけで」

 

関羽「!!…貴様」

 

一刀たちの登場に劉備陣営には緊張が走る。劉備が何か言う前に露出の多い服を着た女性が声を上げる

 

??「お主、元気そう…ではないが久しぶりではないか」

 

劉備「えっ、えっ星さん。北郷さんを知ってるの」

 

一刀「あっ趙雲久しぶり元気そうだな(チャキッ)…華琳さん張勲さんなんでしょうか」

 

華琳「どっかのスケベが誰かの胸ばかり見ているからよ…(大きくなくて悪かったわね)…ところで、劉備ちょっと関羽に話があるのだけれど」

 

張勲「いえ、美羽様から何やらこうしろと言われたような気がしまして…ところでどなたが関羽さんですか?美羽様が話があるそうなのですが」

 

孫策「劉備ちゃんちょっと関羽を借りるわよ」

 

 

趙雲と一刀が久しぶりの挨拶をした後、あることに対する嫉妬から華琳と張勲(美羽の指示)一刀に得物を向けるが、ここに来た理由を思い出し全員が関羽を問い詰めるその姿に耐えられなかったのか劉備が関羽を擁護する。すると今まで黙っていた一刀が

 

一刀「…劉備さんだっけ君が逆の立場ならどう思うか考えてごらんよ。それに、今回はそこの関羽が余計なことをしたせいで呂布に打撃を与えるチャン…好機を逃したのも事実なんだよ…そこにいる諸葛亮とえっと小動物?は分かってるみたいだけど」

 

諸葛亮「そ、それは」

 

小動物?「あ、あう…あと、私の名前は鳳統です。小動物じゃありません」

 

一刀「いや、なんか小動物ぽかったからそれに名前も知らなかったし…それでも自分の行いが正しいとでも」

 

華琳「……………一刀、劉備をいじめるのはその辺にしておきなさい。関羽も納得しないのなら一刀と今戦ってみれば」

 

その言葉に一刀は驚き関羽は好機とばかりに武器を取り一刀に向けて勝負を挑む。周囲の人も片腕で戦えるのか心配したがそれを止めるつもりはなく見守っていた。仕方なく一刀は帯刀していた刀を抜き身体能力を10倍まで上げ戦闘準備をする。関羽も偃月刀を持つ手に力を入れいつでも攻撃できるようにしていた。そこへ、今まで気絶していた劉備が始めの合図をかけると、両者が攻撃を仕掛ける。関羽の攻撃が一刀の攻撃よりも早く一刀をとらえたのを見て本人は勝利を確認した瞬間、一瞬のうちに得物が弾かれ一刀の刀が関羽の喉に突き付けられた。関羽はほほに冷や汗が流れるのを感じ

 

一刀「…さて帰るか…………華琳と袁術ちゃん、孫策はどうするんだ」

 

孫策「なんだかしらけたから。袁術ちゃん私も帰るわね」

 

袁術「妾もじゃそれにいい加減に汜水関を攻略しないと後が大変になりそうじゃしな…本当は北郷に肩車して戻りたいが今は我慢するのじゃ」

 

華琳「劉備なんだか悪かったわね。私も帰るわ全く一刀も病み上がりじゃないわね、左手がないんだから無理しないで頂戴。………桂花と桜蘭との口論はどうなったのかしらね」

 

華琳が戻ると疲れたのか華琳について行けなかったことが悔しいのかぐったりしている荀彧と桜歌の膝で安らかに眠る桜蘭がいた。それから数日後、汜水関になぜか人の気配がなくなり罠を疑ったが話し合いの結果、曹操たちが汜水関に向かう。攻撃を予想していた華琳達は特に障害もなく汜水関を突破することになった。それを見た袁紹が『華琳さんばかりにいいところを持って行かれてたまりますか。次は私が先鋒を務めます』の発言に顔良と文醜がどうにかなだめるがなだめきれず、袁紹のとばっちりで袁術も先鋒を務めることになった

 

 

一刀シアター

 

左慈「…………まさか呂布と汜水関でぶつかることになるとは思わなかったぞ」

 

于吉「そうですね。しかし、身体能力を強化したとはいえあの呂布と互角の戦いをするとは思いませんでしたよ………………………あの左慈、もう襲いませんからこれ解いてもらえませんか」

 

左慈は于吉からの求愛から逃げていたが、物語が気になったので于吉を罠にはめ縛りようやく戻ってきたところであった。

 

于吉「…はぁ、はぁ、はぁ、これも左慈が私を愛している証拠ですね。縛りつけたくなるほど愛しているということ……………それにしても、あの関羽はバカなのですか」

 

左慈「誰が愛しているだと!!貴様が俺に触れないように縛っただけだ……………まさか貂蝉たちが北郷の役割を本人に伝える前に死ぬなんてことにならないよな」

 

于吉「大丈夫そうですよ。ほらごらんなさい左腕を失っていますが、ちゃんと生きています。最悪の場合はあの2人がどうにかするでしょう……………えっ」

 

スクリーンに目をやると左腕を失っても呂布に対する戦意を失っていない一刀の姿が映っていた。それを見た2人は

 

左慈「なぁ、関羽が紐なしバンジーをする姿を見たくないか」

 

于吉「そうですね人がどの程度の高さから飛べば壊れるか知りたくなりますね…………」

 

それから一刀が目覚め劉備の所に抗議をしに行き成り行きから関羽と勝負することになった

 

于吉「あっ、北郷が少し本気で関羽を攻撃しましたね」

 

左慈「北郷の創った武器はよくできてるな。あれはかなりの業物だなよくあんなものを造れるな」

 

2人は一刀の造った武器を見て本当の趣味は釣りじゃなくて物造りなんじゃないかと思った。そんなことを思っている間に汜水関を突破次の虎牢関に向けて進軍していた。それを見ていた左慈は急に悪寒を感じ于吉の方を見るといつの間にか縄から抜け今まさに左慈に襲い掛かろうとしていた。于吉からの愛を振り切る為に左慈は再びシアタールームを出て先ほどよりも頑丈な縄を探しに出るそれを于吉は追いかけるように部屋から出る

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
10
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択