No.512320

恋姫†無双 ─最後の可能性─ 第五話

すいません!遅くなりました!(←なりすぎだぞコラ
学校のテストと重なって、思考の嵐でした。

今回は、凪の視点から始まります!!

2012-11-26 00:16:09 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:2416   閲覧ユーザー数:1900

まずい。この状況はまずい。

 

激しい戦火のなか、私はいつになく焦っていた。

いつもならもっと冷静に考える事ができたかもしれないが、この状況ではいやでも焦りが出てしまう。

 

理由として、賊の数が予想よりも多く、だんだんと押されぎみになっている。

次に、戦場である自分の故郷が戦いによって壊されていくのが見える。

そして、自分たちのもとに集まってくれた仲間たちが、何人も血の海に沈んでいく。

 

この三つの事が、私の焦燥感を更に加速させていた。

 

「・・・どうすればッ・・・・・」

 

思わず俯いてしまう

 

心につのる不安。壊れていく故郷。地面に横たわる仲間の亡骸。

 

様々なことが頭の中でグルグルと回り始め、もはや私に戦いに勝つという気持ちは失われ始めていた。

 

まさか、あの二人も・・・・・・・・・・

 

「凪ちゃ───んっ!!」

 

「っ!!」

 

不意に聞こえた声。

 

顔を上げると、いつも一緒にいる親友の声。

 

「沙和っ!!」

 

よかった。まだ倒れていなかった。

 

彼女の無事に、私の中の焦りも少しだけおさまっていた。

 

「凪ちゃん!よかったの~!」

 

向こうも私の無事を確認して、いくらか安心したようだ。

 

「あぁ、私は大丈夫だが、敵のほうは?」

 

「今はなんとか真桜ちゃんのおかげで持ちこたえてるけど、時間がないの~!」

 

「突破・・・されそうなのか?!」

 

「そうなの~!」

 

伝えられたことに、先ほどまで少しだけおさまっていた焦燥が再び勢いをあげた。

 

何とか・・・・・なんとかしないとっ!!

 

そうして、私と沙和はこの状況をどうにかすべく、賊の殲滅を再び開始した。

 

しかし、私たちに少数で多数を覆すすべが思いつくはずもなく、倒しても倒しても立ちふさがる敵に、私は疲弊しきっていた。

 

 

そして、何刻かが過ぎた頃・・・・・・・

 

 

 

「凪────────!!」

 

「っ!!真桜!」 「真桜ちゃん!」

 

駆けてくるもう一人の親友。

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

「大丈夫か?!真桜!」

 

「ウチは大丈夫や。けど・・・・・」

 

そういってうつむく真桜。

 

「真桜ちゃん、もしかして・・・・・」

 

頭をよぎる最悪の可能性。そしてそれは・・・・・

 

 

 

 

「防衛線が・・・・・・突破されてしもた・・・・・・」

 

 

 

 

見事に的中してしまっていた────────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃・・・・・

 

 

「主!目的の場所まであとどれくらいかかるのですか?!」

 

「もうすこし・・・・もうすこしで見えるはずだ!!」

 

「む~、これはまずいのです」

 

俺、星、風の三人は凪たちのもとへと向かっていた。

 

「まさか、あそこで足止めをくらうなんて・・・!」

 

俺たちは、道中、ある足止めをくらっていた。

 

それは、賊の頭領が用意した、官軍足止め部隊によるものだった。

 

たとえこちらの人数が多くても、装備の整っている官軍に来られてはひとたまりもない。と考えた頭領が、賊の1/4をこの部隊にし、

官軍が来ても、すぐに知らせ、少しでも足止めをする事を目的とした、いわゆる捨て駒部隊だ。

 

俺たちが近くを通ろうとしたときに気付かれ、

 

「金目のもん全部ここに置いていきなぁ!」

 

という、テンプレな台詞とともに、戦闘が始まってしまったのだ。

 

・・・・・まぁ、ほとんどは星が片付けたんだが(そして最初に敵に攻撃を仕掛けたのも)

 

「星ちゃんがあそこで彼らを無視していれば、今頃は到着していたはずなんですがね~」

 

「し、仕方がなかろう!ああいうのを放ってはおけぬのだ!」

 

「無意味な言い争いはやめて、足を動かせ!足を!」

 

「無意味ではありませんぞ!それに私は風を背負っているのですよ?!」

 

そう、俺たちは今、馬ではなく、徒歩で向かっている。

 

途中までは馬を使っていたのだが、賊との戦闘の際に、一頭は戦いに驚いたのか、どこかに逃げてしまい、

残りの二匹は残った賊が逃げるときに乗られていってしまい、馬を失くしてしまったのです!!

 

そのため、徒歩で向かう以外に方法はなく、今、こうやって急いでいるのだ。(風は星と俺で交代で背負って走っている)

 

「今この状況では無意味だよ!」

 

「私の正義に関わることなのですぞ!」

 

「風から見れば、この会話が一番無意味だと思うのですが~」

 

「「痛い所をっ!!」」

 

と、そんな馬鹿げた言いあいをしていると・・・・・

 

「っ!!」

 

「・・・・・」

 

「!!あれは・・・」

 

一刀と星は気付いた。周辺に血の匂いが漂っていることに。

星は血の匂いの強さに驚愕し、一刀はただ、厳しい顔つきで匂いのする方向を睨んでいた。

そして、風の視界は、村から上がる黒煙をしっかりと捕らえていた。

 

「「「・・・・・・・・・・・・(コクッ」」」

 

三人は目を合わせ、頷きあうと、

 

風は目を閉じて思考に入り、一刀と星はさらに速度を上げていった───────────────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

え~、どうも、暇神です。

「一刀です」

 

というわけで、あとがきなんですが・・・

 

「特にいうこともないんじゃないか?」

 

いえ、今回は重要なことがあります。

 

「お?初めてここがあとがきとして機能するのか」

 

わ~お、おまえ痛いトコついてくるな

 

「で、その重要なことって?」

 

おう、えっとですね~

今回は、一刀の仲間になる将に関してなんですが、

 

初期メンバーをすでに考えているのですが、人数が少ないと思いまして・・・・・

 

 

ここで、アンケートをとろうと思います!

 

 

「ナ、ナンダッテー(棒」

 

提示する選択肢の中から皆さんに一人だけ選んでいただき、

票の多かった上位2名を新たに加えようと思います。

 

 

はい、というわけで早速ドン!!

 

 

 

1 朱里

 

 

2 雛里

 

 

3 蒲公英

 

 

4 音々音(デレ

 

 

5 季衣

 

 

6 流琉

 

 

7 亞沙

 

 

 

 

 

の、七名の中から一人選んでね♪

「なぁ、なんでこの七人なんだ?」

 

え~、朱里、雛里、季衣、流琉は、冒頭近くでどこの軍にも所属していないから。

 

「じゃ、他の三人は?」

 

蒲公英と亞沙は、軍から抜けても、序盤ではとくに活躍がないから問題ないかと思って。

 

「なら、ねねは?」

 

ねねは、恋と知り合った経緯がはっきりしてないから、恋に会う前に一刀に会えば可能かなって。

 

「じ、じゃぁ、(デレってなんだ?」

 

あぁ、それは・・・・・・・・

 

「それは?」

 

 

 

 

 

俺の趣味!!!

 

 

 

 

 

 

「・・・・・は?」

 

いやぁ、デレ桂花と迷ったけど、魏軍の軍師が稟一人ってのもまずいかなと思って、やめた。

 

「・・・・そ、そうか」

 

と、いうわけで、どんどんコメントしてくださいね~

(コメ稼ぎじゃないですよ?本当ですよ?)

 

それでは、次回も!

 

 

 お楽しみに~♪

「お楽しみに!」


 
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