この作品は恋姫無双の2次創作です。
作者の勝手な解釈もある為、若干キャラの性格等のズレが生じる場合が御座いますが
そこらへんはご容赦のほどを。
ここはとある焼肉屋の個室――――
「ガツガツガツ!んぐんぐんぐんぐ!ガツガツガツ…お、これも貰うぞ!むしゃむしゃむしゃ―――――!」
「………」
女性の食べっぷりを見て唖然とする一刀は横にいた青い髪の女性秋蘭に問いかける。
(秋蘭、春蘭のやつ何があったんだ?)
(ああ…実はな、姉者が以前華琳様に
げんなりしながら秋蘭は説明をする。
(うわぁ~…んで、春蘭はそれでヤケ喰いって訳か…)
(いや。その話自体は一ヶ月以上前の話だ。)
(は…?じゃあ、あれはどういう事?)
いまだペースが衰えず、食べ続ける春蘭を指差し一刀は尋ねる。
(計画書自体はそのあと、何度もダメ出しをくらいながら、二週間ほどで漸く完成してOKが出た。だが…それだけでは終わらなかったんだ。)
(?)
(今度は月末の報告書が出ていないと言われてな。それを確認したら姉者は一切、それらを纏めていなかったんだ。姉者のやつ、上がってきた報告書に目を通していなかったんだ。すると当然それは溜まる一方だったんだ、なのにずっと華琳様の警護をしていたんだ。おかげで溜まりに溜まっていてな、それを聞いた華琳様は烈火の如くお怒りになって、報告書作成完了まで一切自分の警護をするなと言われたんだ。そこから更に三週間ほど会社に朝から晩まで缶詰状態だったのだ。)
(げえ~~~…)
(大変だったんだぞ?事務作業で残れと言われているのに、『華琳様の警護がある』と言って何度も脱走しようとして、その度に私が呼び出されて姉者を引き止めていたんだ。おかげで私も仕事が捗らなくてな…仕方がないので姉者の監視の為、警備部の方へ行って仕事をする羽目になっった。あれは流石に居心地が悪かったよ…)
(秋蘭…お疲れさん)
秋蘭に労いの言葉を掛けながら、久しぶりに会った春蘭と秋蘭がやけにやつれていた理由に一刀は納得した。
(ま、尤もそれだけではないんだがな…)
(へ?)
一刀がどういう事かと問いかけようとするより先に、秋蘭がとんでもないことを言いだした。
「姉者は今朝は珍しく早く起きてな、普段は私が起に行くまで絶対起きないくせに…それほど今日のことが楽しみだったのだろうな。なあ姉者?」
「ぶううううぅぅぅーーーーー!げほっげほっ!い、いきなり何を言い出す!秋蘭!?わ、私はべ、別に一刀に久しぶりに会うのを楽しみにしてなんかはいないぞ!」
秋蘭の言葉に、食べていたものを吹き出し真っ赤になって春蘭は否定する。
「そうなのか?てっきり私は久しぶりに一刀に会えるの嬉しくて、早起きしておニューの下着を下ろして、姿見で何度もポーズをとっているのを見たのは気のせいか?」
「「ぶっ!?」」
「ニャ、にゃにをいっへるのだ秋蘭は!そんな訳あるはずがなかろうが!これは華琳様に見ていただく為になあ…!」
「可笑しいな?今日一日華琳様に会う予定はなかったはずなのだがなぁ?」
そういう秋蘭の顔は意地の悪い笑みを浮かべていた。
「ならば姉者はこの後は来ないのだな?」
「?どこにだ?」
「この近くにあるホテルだ。」
「な…な…な…なんだとーーーーー!」
「私は久しぶりに一刀に会うのが嬉しくて、早く一刀と甘い時間を過ごしたいのだ。」
「え?え?え?ちょ…秋蘭?しゅうらんさ~んや~い」
そう言って秋蘭は一刀の腕に抱き着く。一刀の方もあまりの展開に付いて行けず戸惑う。秋蘭はそんなこともお構いなしに、一刀を立ち上がらせると部屋を出ていった…(パタン)
・・・
・・
・
「(ポカーン)……………………はっ!ま、待て秋蘭!一刀を独り占めして自分だけイイことを…ゲフンゲフン!一刀に大事な妹を任せられるか!秋蘭が酷い目に遭わされないようわ、私も付いて行くぞ!!」
一方の春蘭の方も秋蘭の行動に一瞬呆気にとられていたが、漸く正気を取り戻すと慌てて二人の跡と追いかけていくのであった。
おとがき
番外編其ノ二、でした。
本編もちょこちょこ書き進めてますよ?決してGジェネOWやP4Gで遊んでなんかいないですよ?ww
まあ遅くても年内には投稿の予定です。頑張るぞ。オー!!
というわけで今回はこのへんでノシ
ではではまた次回ぃ~
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これは「好き好き愛紗先生!」のスピンオフ作品です。よって主役は北郷一刀となっております。それが嫌な方はブラウザの「戻る」ボタンを押してお戻り下さい。