No.469049

鳴上悠 キレる

虎命!さん

鳴上悠が特別捜査隊の仲間と遊びに行って、その帰りにファミレスでの事

2012-08-12 13:29:11 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:10500   閲覧ユーザー数:10300

陽介「な~!今日は久々に、隣町に行ってみね~か?」

 

陽介が提案した。今日は久々に皆で遊ぶことにしたので、隣町まで足を伸ばそうと言ってきた。

 

千枝「いいね。ここ最近ご無沙汰だったしね!」

 

雪子「そうだね。それじゃあ、今から向かおうよ。」

 

りせ「賛成♪」

 

直斗「ええ、わかりました。」

 

完二「ウッス!」

 

こうして俺達は、隣町に遊びに行った。

 

 

・・・隣町・・・

 

 

陽介「いや~!久々で遊び疲れたぜ。」

 

完二「そうッスね。先輩!また勝負しましょう!!」

 

悠「ああ。いつでも。」

 

俺達は、ゲーセンで遊びを満喫して、駅へと向かっていた。

 

千枝「は~、遊び疲れてお腹すいた!」

 

雪子「私も少し・・・」

 

陽介「んじゃ、そこのファミレスでも入るか。」

 

完二「賛成ッス!」

 

俺達は、すぐそこにあったファミレスに入った。

 

店員「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」

 

陽介「え~と、8人で!」

 

店員「かしこまりました。それでは、こちらのお席へどうぞ。」

 

俺達は、店員に案内された席に向かった。

 

店員「ご注文はお決まりでしょうか?」

 

陽介「俺はAランチ!」

 

悠「このボリューム御膳。後はコーヒーを。」

 

千枝「アタシは、ステーキセット!」

 

雪子「じゃあ、きつねうどんで。」

 

完二「俺は、カツ丼超大盛で!」

 

りせ「私はパフェ。」

 

直斗「僕は、サンドウィッチをお願いします。」

 

クマ「クマは、リセチャンと同じパフェにするクマ♪」

 

店員「かしこまりました。」

 

店員は、俺達全員の注文を聞き、奥へと消えていった。

 

千枝「ここ、前から来てみたかったのよね。美味しくて安いって聞いてたから♪」

 

陽介「へ~、里中でもそういう所行きたがるんだ。」

 

千枝「何ですって!!」

 

陽介のいらぬ一言で、千枝は陽介に襲いかかっていた。

 

陽介「ちょっ!里中さん!ギブ・・・ギブです。」

 

千枝「全く!」

 

陽介が千枝に誤り、その場は収まった。それを確認したかの様に、いいタイミングで店員が現れた。

 

店員「お待たせいたしました。」

 

クマ「待ってたクマ♪」

 

テーブルに各自注文した物が並べていかれ、食事を開始した。

 

・・・数時間後・・・

 

食事も一通り済ませた俺達は、話に没頭していた。

 

店員「お待たせいたしました。コーヒーをご注文の方?」

 

悠「あ、俺です。」

 

俺は、注文したコーヒーを一口、口に含んだ。いい味だ。堂島の入れたコーヒーには負けるが。コーヒーの余韻にひたっていた時に、奥からうるさい声が聞こえた。

 

チンピラ1「おい!この店は、客にこんなもん食わせんのか!!」

 

チンピラ2「気持ちワリ~!」

 

チンピラ3「責任者呼べよ!責任者!!」

 

がらの悪いチンピラが、文句を言っている様だ。そっとしておこう。

 

千枝「なんなの!あいつら!」

 

雪子「千枝、黙っとこ。」

 

りせ「関わらない方がいいよ。」

 

直斗「そうですね。」

 

女子達は、余り関わらない様だ。だが、このメンバーはTVにも出たことがあるりせや直斗がいる。チンピラ達はそれに気付いたのか、こっちの席に向かってきた。

 

チ1「あれ~!君りせち~だよね♪」

 

チ2「マジ!ってかあれって、TVに出てた女探偵もいるぜ♪」

 

チ3「そっれに他の2人も、結構可愛じゃん!彼女達、今から俺達と遊ばない?」

 

チ1「そうそう♪」

 

りせ「ちょっと!やめて!」

 

完二「オラッ!テメ~!いい加減にしろ!!」

 

チ1「ああん!やんのかテメ~!」

 

完二「上等だ!!」

 

チ3「シュッ!」

 

完二「グハッ!」

 

陽介「おい!完二!大丈夫か!!」

 

完二「コイツの拳、全然見えなかったぜ・・・」

 

チ1「当たり前だろ!コイツは、現役のボクサーだぜ!」

 

チ3「お前の動きなんざ、止まって見えるぜ。」

 

完二「畜生!」

 

チ2「さて、雑魚はほっといて、行こうぜ!俺達が可愛がってやるからさ♪」

 

雪子「嫌!やめて!!」

 

千枝「ちょっと!触らないで!!」

 

りせ「完二!クマ!!」

 

チ1「そこのお前!さっさとどけよ!」バキッ

 

チンピラは、思いっきり俺を殴り、飲みかけだったコーヒーを頭から被った。

 

チ3「コイツダッセ~!」

 

チ1「こんな何も言わね~奴に、なに言ったって一緒だよ。チキンヤロ~だしさ。」

 

チ2「全くだ!」

 

チンピラ3人は、コーヒーまみれになった俺を見て、笑っていた。

 

 

ブチッ

 

陽介「ブチッ?」

 

悠「・・・・・・」スタスタ

 

チ1「な、なんだよ・・・」

 

チ3「や、やろ~ってのか?」

 

俺は、そのままチンピラの横を素通りした。

 

雪子「え・・・」

 

千枝「そ、そんな・・・」

 

りせ「嘘でしょ・・・」

 

直斗「先輩・・・」

 

チ1「なんだよあいつ!」

 

チ2「ビビって逃げてら~!」

 

チ3「ダッセ~!」

 

俺が出ていった後、あいつらは笑っていた。

 

陽介「嘘だろ・・・相棒。」

 

すると、後ろからブンブンと何かを振り回す音と、足音が聞こえてきた。

 

悠「人1人、殴り飛ばせそうな物があって良かった。」

 

相棒は、何処から持ってきたかわからないが、確かに人1人殴れそうなカジキマグロを持っていた。

 

チ1「おめ~なめてんのか!」

 

チ3「俺が相手だ!」

 

俺は、現役ボクサーのパンチを避け、そいつの顔を思いっきり殴った。 

 

バキッボカッ

 

チ3「うぎゃ~~~~!!」

 

チンピラの1人は、相棒に殴られ、そのまま星になった。

 

チ1「コノヤロ~!」

 

チ2「来い!」

 

次のチンピラが襲ってきたが、俺は体当たりをして、相手を倒した。そして、TVの中同様ボカスカコンビをおこなった。

 

チ2「ぎゃ~~~!!」

 

チ1「ひ~!助けてくれ!頼む!!」

 

悠「自分のおこなった事を恨め!そして、諦めろ。」

 

チ1「い、いやだ・・・た、助け・・・ひでぶぁ~~!!」

 

残りのチンピラも片付けて、千枝達を救った。

 

陽介「あ・・・相棒・・・」

 

完二「花村先輩・・・俺、絶対に先輩には、逆らわない事にします。」

 

陽介「ああ、俺も同意件だ。相棒、キレたら、あそこまでおっかないとは・・・」

 

千枝「鳴上君!!」

 

雪子「本当に・・・本当にありがとう。」

 

りせ「うわ~ん!先輩!!」ダキッ

 

直斗「先輩・・・」ギュッ

 

雪子達は、俺に抱きついてきた。

 

悠「皆、無事で良かった。」

 

俺は、そう言い冷凍のカジキマグロを拾った。

 

 

・・・数時間後・・・

 

 

俺は、暴れた本人として、稲羽警察署に連行されていた。そして、今現在堂島から事情聴取をされていた。

 

堂島「お前な~、ほどほどにしろよな。本来なら、補導歴付いてもおかしくないんだから。」

 

悠「すみません。」

 

堂島「ま~・・・何だ・・・お前は許せなかったんだよな。自分の仲間が、やられてて黙っていられなかったんだろ?」

 

悠「・・・はい。」

 

堂島「ならいいんだ。だが、程々にしてくれよ。」

 

悠「わかりました。」

 

そう言って、俺は取調室を後にした。すると、帰ったはずの皆が、玄関前で待っていた。

 

陽介「相棒!」

 

雪子「良かった。」

 

完二「先輩!無事で良かったッス!」

 

直斗「すみません。僕達が本来なら事情聴取を受ける筈なんですが。」

 

りせ「でも、無事に終わって良かった。」

 

千枝「そうだね。」

 

雪子「そうだ!よかったら、今から皆で家に来ない?鳴上君にお礼もしたいし。」

 

陽介「賛成!じゃあ俺達はジュネスで、何か仕入れてから行くわ!」

 

完二「花村先輩!俺も付き合いますよ!」

 

クマ「クマも行くクマ♪」

 

雪子「それじゃあ、後でね。鳴上君、行こう。」

 

悠「ああ。」

 

俺は、雪子達の提案により先に旅館に向かった。

 

堂島「悠の奴、いい仲間をもったじゃないか。」

 

その光景を、暖かく見守っていた堂島であった。


 
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