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桂花エンドアフター 第8話 一刀、蜀来訪 中篇

だいぶご無沙汰な気がする

2012-07-19 23:28:11 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:7404   閲覧ユーザー数:5871

 

 

    ~詠side~

 

    えっ!?なんで、こんなことになってるのよ私!

    それにこの男は誰なのよ、私に体に触るんじゃないわよ!

    『待ちなさーーい、か~ず~と』

    かずと……って、まさか北郷一刀のこと!?確かにこの見たこともないような白く輝く服を

    持っているのは、天の御使いしか持っていないはず。でも、昔持っていた服とは違うけど、

    あっ!そうだわ、顔を見れば……って、昔よりも凛々しくなってるじゃない、それにどこか優しい

    雰囲気を醸し出してるし、間違いないわ。そうよね、4年もの月日が経ってるんだもの、変わるわ

    わよね。………って、冷静に判断してる場合じゃないわよ。なんで私がこんな…お姫様だっこされ

    てるのよ!?そりゃ、嫌ってわけじゃないけど、でもでも状況考えてほしいというか、なんという

    か/// あ~、安心できて落ち着くわ~。できるならば、ずっとこうして欲しい…って、ウガアアア

 

    ~一刀side~

 

    俺はなんてことをしてしまったんだ。こんなの見られたら、また華琳たちに怒られるのに。

    でも、そうするしかなかったんだよ。だって、ぶつかりそうだったんだから。

    って、誰に説明してんだ~~、俺。とにかく、どこか人目のつかないとこに逃げないと

 

    一刀「あのさ、どこか人目のつきにくそうな所ない?」

     詠「え、それはその~」

    一刀「いや、華琳たち…曹操たちに追いかけられてて、どこかに避難したいんだ」

     詠「あ、そ、そいうことでしたら私たちの部屋はどうでしょうか?」

    一刀「え、いいの?迷惑掛かるかも知れないよ?」

     詠「昔のお礼ですので。憶えてないかもしれないけど…」

    一刀「わかった、ありがとう」

     詠「こっちです」

 

       ~詠・月の部屋~

 

    一刀「ふぅ~助かった~、ありがとう」

     詠「いえいえ、気にしないでください」

    一刀「そういえば、君ってさ。昔、洛陽であt」

     月「詠ちゃん、ただいま~……って、もしかして、この人」

     詠「おかえり、月。そうよ、天の御使い様よ」

    一刀「あ、北郷一刀です、よろしく」

     詠「それで何か言いかけてませんでした、御使い様?」

    一刀「あ、うん。昔さ、君と君に洛陽で会ったよね?よかった~、無事で」

     月「へぅ~、憶えてくださってたんですか!?」

     詠「だいぶ前だというのによく覚えてましたね」

    一刀「そりゃね、こんなに可愛い娘たちなんて、一度見たら忘れないよ。それに

       めがねの君は昔のしゃべり方で構わないよ」

     詠「そう?確かに堅苦しいのはめんどくさいけど、どっちでもいいわよ?」

    一刀「うん、やっぱりそっちの方が自然だよ。あ、もしよかったら名前を教えてくれない?」

     月「真名は月です。名前は…昔に捨てました」

     詠「真名は詠、名前は月と一緒で捨てたわ」

    一刀「俺は真名がないから、御使い以外の名で呼んでくれると嬉しいかな」

     詠「ねえ、貴方はなんで4年前に消えたの?」

    一刀「それはね、大切な人を守ったからさ」

     月「大切な人……ですか?」

    一刀「そう、華琳たちや魏の人々かな。」

     詠「歴史を変えたって、そんなことができるの!?」

    一刀「うん、俺はこの世界の歴史を知っていたからね。赤壁でも定軍山でも何が起こるかね」

     月「それで、歴史を変えて大切な人を救ったんですか?それでも、貴方が消えて悲しむ人が

       居るってことに気づかなかったんですか?」

    一刀「俺は目の前のことで精一杯で気づけなかった。ただ、心配させたくないと思って、

       必死だったんだ、だから気づけなかったんだ」

 

     詠「そう、そうだったのね。月、そういうことだからあんまり責めないであげて」

    一刀「いや、俺は責められても構わない。だって、それほどに思われていたんだからね。

       それにみんなは俺を責めないで、受け入れてくれたから、改めて考えていなかった。

       だから、ありがとうね月ちゃん」

     月「いえ、私は思ったことを言っただけです。それに、私も詠ちゃんも一刀さんが消えて

       悲しんだってことを知ってもらいたかったですし」

     詠「ちょ、ちょっと月~、ホントのことだけど」

    一刀「そっか、ありがとね2人とも……そろそろ、戻らないと嫌な予感が」

     詠「そう、もう行くのね」

    一刀「あぁ、ちょっとの間だけど、一緒に話して面白かったよ、二人とも」

     月「ありがとうございます、ではいってらっしゃいませ」

 

       ~月side~

 

     月「行っちゃったね、一刀さん」

     詠「そうね、月」

     月「それにしても、私たちのことを覚えていたことは驚いたけど、それ以上に

       詠ちゃんの敬語も久々で、驚いちゃった」

     詠「それはその~、しょうがない理由があるのよ!」

     月「へぇ~、それはどんな理由なの」ニヤニヤ

     詠「だから、その…さま…こ」

     月「え~、ちゃんと聞こえないよ~、もう一回」

     詠「だ・か・ら、お姫様だっこされたのよ」

     月「え~、ずるい、ずるいよ~詠ちゃん」

     詠「そんなこと言われたって、いきなりだったし、それにそのせいで緊張して、

       落ち着かなかったのよ」

     月「でもでも、羨ましいんだもん」

     詠「ってことは、月は」

     月「うん、詠ちゃんはどうするの?」

     詠「もちろん、月と一緒の答えよ」

     ~一刀side~

 

     さて、戻ると言ってしまったものの玉座の間がわからんぞ、どうしよ。

     お、あそこに居るのは馬超さんと馬岱さんじゃないか、よかった~これで戻れそうだ

 

   一刀「あの~、すいません。ちょっといいですか?」

    翠「へ?あぁ、ここにいたのか~御使い殿。それでどうしたんだ?」

 たんぽぽ「そうだよ、みんな探してたよ御使い様」

   一刀「いや~、それは分かってるんだけど、あのまま捕まるのも…ね

      あ、それと御使いの呼び名は、堅苦しいから辞めてくれるかな」

    翠「じゃあ、北郷殿でいいか?私のことは翠で構わないよ。まぁ、それは同情するよ」

 たんぽぽ「じゃあ、私は北郷さんで、私のことはたんぽぽでいいよ。ねぇねぇ、少しお話しようよ」

   一刀「いや~、でもそろそろ戻ろうと思ってたんだけど」

 たんぽぽ「いいじゃんいいじゃん」

    翠「おい、たんぽぽ。迷惑をかけるなよ。それはそうと北郷殿には謝らなければ

      ならないことがあるんだが、いいか?」

   一刀「そういうことなら、構わないよ」

    翠「あのな、定軍山の戦いで秋蘭を討とうとしたのは私なんだ、スマン」

   一刀「そうですか、でも秋蘭が死ななかったんだから、もういいですよ」

    翠「でも、そのせいでアンタが消えてたんだろ?だったら、あたしのせいで」

   一刀「それだけじゃないんだ、だからあんまり気にしないで。それよりも秋蘭たちと

      仲良くなってて、嬉しく感じるよ」

    翠「そっか、許してくれるんだな、ありがとう。母様が死んだときのことをさ、華琳殿に

      教えてもらったからさ、それから仲良くなったんだ」

   一刀「そうだったんだ、それで誤解が解けたってことだよな?よかった~」

 たんぽぽ「もぅ~、2人だけの空間を作らないでよ、お姉さま~」

    翠「ふ、2人だけの空間って、からかうなよ~たんぽぽ///」

 たんぽぽ「え~だってだって、たんぽぽ全然北郷さんと話してないんだもん」

   一刀「それはそうかも」

    翠「肯定するなよ!!」

   一刀「いやだってさ、本当のことだし。あ、そろそろ玉座の間を教えてくれないかな?」

 たんぽぽ「いいよ、でも歩いてる最中は話し相手になってよね?一刀さん」

   一刀「あぁ、構わないよ」

 

    玉座の間に着いたのはいいんだ、そうそれはいいんだ、だけど未だ覇王さまはご立腹なんだけど、

    どうしたらいいんだ俺!?

 

   一刀「え~と、俺はどうしたらいいですか華琳さま」

   華琳「そう、まだ理解していないのね一刀」

   一刀「黄忠さんのことなら、ホントに事実無根だから」

   華琳「えぇ、それは分かったわ。でもね、たんぽぽと仲良くなりすぎてると思うのは

      気のせいじゃないわよね」

 たんぽぽ「え~、仲良くなっても別にいいじゃん、嫉妬でもしてるの?」

   一刀「それは無いと思うんだけd」

   華琳「ええ、そうよ。だから、何か問題でも?」

   一刀「えー、肯定しちゃうの、肯定しちゃうの華琳さん!?」

   華琳「別にいいじゃない、貴方は私のモノなんだから。それとも私は貴方のモノでも構わないわよ」

   一刀「華琳…」

   愛紗「あのー、ここは魏ではないのでそういう雰囲気は」

   一刀「あ、すいません」

   愛紗「いえいえ、本当に愛し合ってますね。それはそうと、祭りに行きませんか?」

   一刀「祭り…ですか?」

   愛紗「えぇ、貴方たちというか北郷殿が蜀を訪れたことを記念して、祭りを開催しています」

   一刀「そうだったんですか?気づきませんでしたよ」

   愛紗「えぇ、それはそのはずだと思います。準備が今しがた終わったらしいので」

   華琳「じゃあ、祭りに行きましょうか一刀」

   一刀「あぁ、そうだな」

 

 

   あとがき   どうも、ma0です。今回も投稿が遅くなってしまってすいません

          ここ最近はバイト尽くめで書く気すら失せてました、はい

 

          そして、気持ちが若干ネガティブになっていますが気にしないでください

 

          誤字脱字または感想等ありましたら、コメントください

 

          ではでは、ノシ


 
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