2月14日といえばバレンタインデー
此処、ミッドチルダも、女子が好きな男子にチョコレートを渡す、といった光景があちこちで見られている。
好きな人で無くとも、「今までよくお世話になってたから」等と言って義理チョコを渡す人も居る。
中には、義理チョコすら貰えず、自分で買ったり、母親から貰ったチョコを食べながら、「彼女欲しいなあ…」と涙を流す男もいたりする。
後、関係無いけど「ブレイブルー」のジン・キサラギの誕生日でもある。
そして、ナンバーズ達も、優斗達にチョコをあげるため、奮闘していた…。
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スカリエッティのアジト
スカリエッティは、自分の部屋にいた。
ナンバーズ達に、今日は部屋から出ないように言われたからである。
スカリエッティはよく分からないまま、ナンバーズ達の指示に従った。
優斗は、ヴィヴィオと外に遊びに行っている。
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アジト内、食堂
ナンバーズ達は、チョコレート作りに励んでいた。
何時も世話になっている優斗とスカリエッティに、チョコレートをあげるためである。
チンク「しかし、チョコレートを作るのはいいんだが、どういったものにするんだ?」
セイン「そうだね…。どうせなら、少し凝ったものにしたいけど」
ディエチ「すると、星形とか、そういうやつ?」
セイン「うん、だけど、それだと在り来たりなんだよね…」
トーレ「なら、酒粕入りチョコはどうだ?」
チンク「酒粕入りか…。悪く無いな」
トーレ「そうだろう?」
セイン「でも、それも店でよく売ってるから、もう少し違うのがいいかな」
セイン達は、どういったチョコを作るか、しばらく話し合った。
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優斗は、ゲーセンでヴィヴィオと格闘ゲームをしていた。
因みに、ゲームは『ギルティギア』である。
ユウト「しかしなあ…。ヴィヴィオ、お前結構強いんだな」
ヴィヴィオ「えへへ」
ユウト「…んじゃ、少し本気出すかね…」
優斗は本気キャラの『ソル・バッドガイ』で、ヴィヴィオの『ディズィー』に挑んだ。
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チンク達は、色々あったものの、チョコレートを完成させる事が出来た。
あれこれ考えた結果、凝りすぎて変な物になるより、シンプルなのが一番だという事になった。
ウェンディ「どうにか出来たっスね」
ディード「ドクターにはあげましたし、後は兄様が帰って来るのを待つだけですね」
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それから暫くして、優斗とヴィヴィオはアジトに帰って来た。
ディエチ「優斗が帰って来たみたい」
ウーノ「ちょっと優斗を喚んで来るわね」
ウーノは優斗を喚びに行った。
少しして、優斗は食堂に入って来た。
ユウト「で、来たけど、何だ?渡したい物って?」
セイン「それはね…。はい、どうぞ!」
セインが優斗に渡した物は、チョコだった。
ユウト「これは…チョコか?」
セイン「うん。ほら、今日はバレンタインデーだからね」
ユウト「え?あ〜、そういえばそうだったな」
チンク「それで、みんなで作ってみたんだが…、上手く出来ているかどうか…」
ユウト「そうか…」
ウェンディ「?。どうかしたんスか、優斗?」
ユウト「いや、今までチョコなんざ貰った事ねえからさ…」
ディエチ「ふうん…。…もしかして、貰ったのって今回が初めてなの?」
ユウト「…ああ、まあな、うん…」
セイン「じゃあ、初めては…チンク姉があげなよ」
チンク「なっ!?」
ウェンディ「なにしろ、優斗にあげるため、とか言って張り切ってたっスからね」
ユウト「そうなのか?」
チンク「こら、ウェンディ!」
ディエチ「とにかく、優斗にあげなよ、チンク姉」
チンク「う、うむ…」
チンクは優斗に、包装したチョコを差し出した。
チンク「優斗…、…受け取ってくれるか?」
優斗は、チンクが差し出したチョコを受け取って、言った。
ユウト「ありがとな、チンク」
チンク「…ああ!」
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おまけ
チンク「そうだ、せっかくだから、食べてみてくれないか?」
ユウト「んじゃ、期待させてもらうぜ…」
優斗は、チンクの作ったチョコを食べた。
チンク「…どうだ?」
チンクは優斗の顔を見る。
すると、優斗の顔色が少し悪くなっているように見えた。
そして、優斗はチンクに言った。
ユウト「チンク…、これ、…何入れた?」
チンク「何って…砂糖とかだが?」
ユウト「これ…しょっぺえ…」
チンク「…え?」
チンクは優斗に言われ、自分の使った材料を見た。
チンク「そんなバカな、ちゃんと砂糖を使った……ああ!!」
ディード「ど、どうしたんですか、チンク姉様!?」
チンク「…これ、砂糖じゃなくて…、塩だった…」
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俺はこの日、掛け替えの無い奴らに出会った。
俺は車に跳ねられて死んだと思ったら、なんかよく分からんが別世界に行ってしまったみたいだ。
気が付けば、マッドな科学者や12人の姉妹と暮らしていたり、組織にケンカ売って犯罪者になっちまったり。平凡な日々を送っていたり
そして--俺は戦う。ナンバーズ達を、世界を守るために。