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下へ降りていくと、とてもいい匂いがした。
「おはようございます、十代目!」
「極限におはようだぞ、沢田!」
「おはよう、獄寺君、お兄さん。」
俺はそれに笑顔で答える。
「今日はお体の具合がよろしいんですか?」
「うん。熱もないし、今日は大丈夫みたい。」
「それはよかったです。」
「ありがとう。」
そう言って、また歩き出したが、久しぶりに歩いたからか、立ったからなのか目眩がして倒れそうになった。
「おい、大丈夫か、ツナ!」
「あっ、おはよう山本。ごめん、もう大丈夫。」
「おはようなのな、ツナ!あんま無理すんなよ?」
「うん。」
俺は山本のおかげで倒れなくて済んだ。笑顔で山本にお礼をした後、山本と一緒に部屋に入った。
「みんなはもうご飯食べたの?」
「あぁ!」
「お先に頂きました。」
「極限にうまかったぞ!」
「そっか…」
(もうみんな食べちゃったんだ。)
きっと、悲しい顔をしていたのだろう。みんながご飯を食べるとき一緒にいてくれると言ってくれた。
俺はあったかい気持ちになった。
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『ありがとう』第2話です。