No.444117

恋姫†無双~魏伝アフター御遣い再び~

カノさん

遅くなりました第11話です

構想はあっても話が思い浮かばない・・・

今回も生暖かい眼でお願いします・・・

2012-07-01 11:52:50 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:7780   閲覧ユーザー数:6700

 

 

第11話~明日を迎えるために・・・~

 

 

 

 

~とある飲み屋~

 

 

ゴクゴクゴク・・・

 

 

???「プハァー」

 

 

一人の女性が酒を浴びるように呑んでいた・・・

 

 

???「ん?なんや、もう空かいな・・・。おっちゃん!酒もう一本持って来てや!」

 

 

その女性は胸にサラシを巻き、羽織を肩に掛けているのが特徴の霞こと張遼文遠である。

 

 

テーブルの上にはゴロゴロと酒瓶が転がっていた・・・

 

 

店主「張遼様・・・、申し訳ありませんが、もう本日分の酒が切れてしまいましてすみませんが・・・」

 

 

霞「さよか・・・、スマンなぁ、他の客もおるのに呑み過ぎたわ・・・他の皆も堪忍なぁ?」

 

 

客A「気にしないで下さいよ!」

 

 

客B「そうですよ、誰にでも呑みたい時は有るんですから!」

 

 

他の客は気にしてないと口を揃えて応える

 

 

霞「ほんま、皆おおきにな~。それじゃあ、おっちゃんごちそうさん」

 

 

霞は手を振りながら、店を出ていく

 

 

店主「ありがとうございました。また、よろしくお願いします」

 

 

 

 

~街中~

 

 

霞「はぁ~」

 

 

霞は深い溜め息を吐く

 

 

霞(またやってもうた・・・)

 

 

実は、店の酒を無くなるまで呑んだのは初めてではなかった・・・

 

 

霞(ダメやな・・・、一刀の事を思い出すと酒の歯止めが効かん・・・)

 

 

そう、一刀の事を思い出す度に店の酒を無くしてしまっていたのだ・・・

 

 

霞は空を見上げる・・・

 

 

そこには満月が出ていた・・・

 

 

霞(確か・・・、華琳の話やと満月の日に天に帰ったゆうてたな・・・)

 

 

満月の空を見上げながら想いを馳せる・・・

 

 

 

 

霞「一刀・・・」

 

 

視界が霞む・・・

 

 

霞「あれ?」

 

 

顔に手を当ててみる・・・

 

 

眼からは涙が溢れていた・・・

 

 

霞「・・・はははっ、ダメやな~、ウチは・・・」

 

 

自嘲するように呟く・・・

 

 

霞「一刀、ウチ・・・弱くなったわ・・・」

 

 

空に浮かぶ満月を見ながら想い人に伝わるように話す・・・

 

 

霞「一刀が居なくなって、他の皆は頑張っとるのに、ウチだけ時間が止まっとるみたいや・・・」

 

 

一刀が居なくなった事を聞いた時の事を思い出していた・・・

 

 

 

 

霞「ウチな・・・、一刀が居なくなった事を思い出すと・・・逃げるように酒に溺れたわ・・・」

 

 

魏の中で霞が1番立ち直れていなかった・・・

 

 

霞「でもなぁ、もう終わりにせないかんな・・・」

 

 

何かを心に決めたようだ・・・

 

 

 

 

霞「ウチだけが・・・このまま・・・後ろを向いとくわけにはいかん・・・」

 

 

そう、前を向く決意を・・・

 

 

霞「皆の足を引っ張る訳にはいかへん!」

 

 

再び、空を見上げる・・・

 

 

 

 

霞(一刀、見ててな?皆より遅くなってしもうたけど・・・)

 

 

今の気持ちを満月に馳せて・・・

 

 

霞(これからは、皆の倍頑張るから・・・)

 

 

今、やっと前を向き始めた

 

 

霞(一刀・・・、はよ帰ってきてな?)

 

 

 

 

誰でも人は想いに押し潰されそうになることが有る・・・

 

 

しかし、それを乗り越えてこそ・・・

 

 

人は本当の意味での・・・

 

 

゙明日゙という名の希望が迎えられる・・・

 

 

その希望に向かい・・・

 

 

また一人・・・

 

 

゙明日゙に向かい・・・

 

 

歩み始めた・・・

 

 

 


 
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