No.427123

恋姫†無双~魏伝アフター御遣い再び~

カノさん

第9話です

なんか書いててキャラ崩壊してるな~・・・

って思います

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2012-05-23 21:12:43 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:8361   閲覧ユーザー数:7164

 

第9話~秘めた想いを素直な言葉と共に・・・~

 

 

 

 

~とある部屋の前~

 

 

???「・・・・・・」

 

 

皆が寝静まった夜・・・

 

 

一人の少女が佇んでいた・・・

 

 

そして・・・

 

 

キョロキョロ

 

 

???(誰もいないわね・・・)

 

 

周囲を見渡しながら扉に手をかける・・・

 

 

そして、静かに部屋の中へと入って行った・・・

 

 

 

 

???「ふぅ」

 

 

少女は緊張していたのか、息を吐く・・・

 

 

???「・・・また、来ちゃった・・・」

 

 

少女は小さな声で呟いた・・・

 

 

その少女とは、猫耳みたいなフードが特徴で、「王佐の才」とまで謳われた魏の筆頭軍師・・・桂花こと荀彧文若である

 

 

桂花「・・・前はアイツの部屋に自分から入るなんて有り得なかったのに・・・」

 

 

そう、この部屋は一刀が使っていた部屋である

 

 

ボフッ

 

 

ベットに身体を預け、布団に顔を埋める・・・

 

 

桂花「・・・一刀のニオイ・・・」

 

 

桂花(・・・・・・なんだか・・・凄く・・・落ち着くわ・・・///)

 

 

一刀が天に戻ってから、桂花は三日に一度のペースで足を運んでいた・・・

 

 

 

 

桂花(何時からだろう?アイツの・・・、一刀の事を意識し始めたのは・・・)

 

 

桂花は昔の事を思い出していた・・・

 

 

桂花(最初は・・・存在そのものが大嫌いだったわね・・・)

 

 

出会いが最悪なのを思い出し・・。

 

 

桂花(華琳様の命令とはいえ、男なんかに真名を呼ばれて・・・どうやって殺してやろうかと考えた時もあったわね・・・)

 

 

更には、物騒この上ない事を思い出す・・・

 

 

桂花(・・・けど、アイツと・・・一刀と一緒に過ごすに連れて・・・その時間がとても楽しかった・・・)

 

 

昔の思い出が鮮明に蘇る・・・

 

 

 

 

桂花(華琳様の命令で、結ばれた時、表面上では拒否していたけど・・・正直嬉しかった・・・///)

 

 

桂花の顔に朱が差す

 

 

桂花(一刀の事・・・好きになっていたけれど・・・、私の男嫌いのせいで素直になれなくて・・・だから華琳様には、とても感謝してるわ)

 

 

心の中で改めて感謝する・・・

 

 

桂花(アイツが、他の娘と歩いているだけで、イライラして落とし穴を仕掛けた事が何回もあったわね・・・)

 

 

昔を思い出し、頬が緩む・・・

 

 

桂花(・・・私って結構嫉妬深いのね・・・)

 

 

桂花はしみじみと思い返し、再び布団に顔を埋める・・・

 

 

 

 

桂花「ぐすっ・・・、か・・・ずとぉ・・・」

 

 

涙が流れてくる・・・

 

 

桂花「・・・かず・・・と・・・早・・・く帰っ・・・て・・・来な・・・さい・・・よぉ・・・」

 

 

震えた声で、言葉を紡ぐ・・・

 

 

桂花「はや・・・く・・・帰っ・・・て・・・来て・・・よぉ・・・、まだ・・・わた・・・し・・・の・・・気持ち・・・を・・・伝えて・・・ないん・・・だからぁ・・・」

 

 

桂花は、自分の気持ちを伝えていない事を後悔していた・・・

 

 

素直に想いを打ち明けていれば・・・と

 

 

だから・・・

 

 

桂花(帰ってきたら伝えよう・・・私の・・・本当の気持ちを・・・)

 

 

 

 

想うだけでは自分の気持ちは伝わらない・・・

 

 

だからこそ・・・

 

 

一歩を踏み出す勇気を持って・・・

 

 

言葉にして・・・

 

 

初めて・・・

 

 

相手に伝わるのだから・・・

 

 

 

 

桂花「一刀・・・私は・・・あなたを・・・」

 

 

その゙言葉゙を・・・

 

 

相手に伝えられる日が来る事を・・・

 

 

願いながら・・・

 

 

桂花「愛しているわ///」

 

 

 

 

自分の素直な気持ちを・・・

 

 

言葉に込めて・・・

 

 

愛しい人の帰還を信じて・・・

 

 


 
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