No.423001

超次元ゲイムネプテューヌmk2 緑の妹と見せかけた弟 その4「ギョウカイ墓場侵攻作戦」

トマト畑さん

だめだ。シリアスが書けないようほ〇らちゃん。時間逆行しよう。

2012-05-14 23:12:30 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1182   閲覧ユーザー数:1099

前回のマジェコン排除作戦より2ヶ月程度の時が過ぎ、現在はリーンボックス内のシェアのほとんどはこちら側が掌握していました。

 

具体的な数字にすると国内シェアの保有率は95%。

そのおかげか女神候補性である自分の調子もすこぶる良く、姉である女神グリーンハートに関しては異常なほどにテンションが上がっていました(毎晩の様に弟に襲いかかる位に)。

現在国内での犯罪組織の活動はかなり小規模で、あったとしてもその全てがケイブ率いるG4の活躍により弾圧されていた。国内で起こる犯罪組織と関係のない犯罪等もそれほど大きな物は見られなかった。(とある教祖が女神候補性に性的暴行を企てたが未遂に終わったり等はあったが)。

今のリーンボックスは犯罪組織を撃退し国内のシェアのほとんどを獲得。

さらには他国からも移民者が増えて規則もモラルも確立する事ができた。

まさにみんなの努力の賜物と言ったところであろう。

 

 

だがそれとは反対にプラネテューヌ、ラスティション、ルウィーの国内状況は悲惨な物であった。

さすがに細かくは知らないけどモラルも何もあったものではないらしい。

僕個人としては他国まで気にしていられない。

寧ろ手広く行動して破滅なんて事だけにはなりたくなかった。

まずは確実に自国の安定を確立したかった。

その為にしたくもない胡麻すりを何度もした。

 

下げたくない頭を幾度となく下げたものである。

 

そうして最後まで渋っていた姉に無理にでも納得してもらい現在のリーンボックスがあるわけである。

だけど今そのリーンボックスにある意味で危機が訪れていた。

 

 

 

 

『ギョウカイ墓場侵攻作戦』

 

 

 

後がなくなった三国が提示してきた犯罪組織マジェコンヌの拠点へのその名の通りの女神により侵攻作戦。

 

後がないから一気に敵の頭を潰しましょう。という事なのだろう。

 

はっきり言って迷惑極まりない。

 

っていうか何を考えているのだろうか三国の教祖と女神は。

 

自国の悲惨な状況を少しでも良くしていく事の方が今は重要であろうに。

 

そんな状況で敵の本拠地に進軍するなど愚の骨頂であろうに。

 

まぁそうせざるを得ない国内状況なのであろうが。正直リーンボックス側としては女神をそんな不安要素ばかりの、悪く言えば失敗する事確定の作戦に参加させる事などできるはずがない。

断れば済む話しなのだが………教祖、女神候補性、幹部クラスのメンバーがはっきりと作戦への参加を拒否しようとしているなか約一名がそれを押し退け参加しようとしているのであった。

 

「今のゲイムギョウ界の状況を黙って見ているわけにはいきませんわ。」

 

「まぁ、そう言うだろうと思いました姉上なら。」

 

作戦への参加を希望しているのは他でもないリーンボックスの女神グリーンハート本人なのであった。

 

 

 

 

 

 

話しは30分前に戻る。

 

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僕は自室のパソコンに向かってひたすらキーボードを叩いていた。

三国が提示してきた作戦への参加に対する返答を作成していたわけなのだが、そこに何を考えたのかは知らないが窓を突き破って姉上が登場してきたというわけである。

 

「私は確かにこのリーンボックスの女神。けれど他国の皆さんが苦しんでいるところを黙って見ている事なんてできませんわ。」

言いたい事は大体わかる。

 

だけど時間を考えてほしい。

 

現在の時刻は午前0時。そんな大声で語りだしたら周りへの迷惑というものであろうに。

 

そして割った窓ガラスは誰が直すというのであろうか。

 

こんな時間では職人や業者の手配もできないではないか。

 

隙間風に晒されながら眠れとでもいうのか。

「私もユウちゃんの言いたい事はわかります。ですけど止めないでください!」

そしてそんな人の苦労も知らずに両手を高々と広げ語りだす迷惑極まりない姉上。

 

「そんな姉上に僕はこう言おう。別にいいですよ。」

 

「そうそう別にいいって……えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

一人で何を騒いでいるのやらこの姉は。 とりあえずジト目で睨んでやろう。

 

「駄目ですわユウちゃん!ここは普通お姉ちゃん行かないで―とか、僕もお姉ちゃんと一緒に行くんだ―とか言って私を萌え死にさせるのが弟しての義務でしょう!?」

話しの80%が理解できないので無視して話しを続けよう。

 

「行くのは勝手ですが幾つか条件はつけます。まず一つ僕はいきませんよ。姉上が出た後の事後処理をしなくてはいけませんから。」

女神が自国にいない等と分かった時の住民にはそれなりの不安が生じるというものである。

それも長期間ともなれば……想像すらしたくないが。

「無視された上に一緒に来てくれないとか来ましたわぁぁぁぁぁ!!お姉ちゃんショックですわぁぁぁぁぁぁ!!」

だから叫ばないでほしい。

 

「二つ目に期限は二週間。これ以上は僕とチカさん、ケイブさん、5pb.さんが寝ずにがんばったとしても女神不在の枠を埋める事は難しいでしょう。これの期間以内の帰還がなかった場合はこちらでしかるべき処置をさせてもらいます。」

 

「いや―!!お姉ちゃんと一緒に来てくれないといやですわ―!!」

話しを聞かず、ただただ人のベッドに寝転び手足をじたばたとさせている姉。この姉上を言い表すとしてふさわしい言葉があった。

 

「駄々っ子だ。どうしようこの人、ただの駄々っ子だよ。」

「弟が冷たくてお姉ちゃん泣いちゃいますわ。しくしく。」

 

この時の姉の涙程わざとらしい涙を僕は見た事がなかった。 っていうか泣いていないのだけれど。

 

「とりあえず泣き止んでください。一緒に寝てあげますから。」

ぶっちゃけた話し隙間風が寒いので姉の部屋で眠るのが妥当だと判断した。

駄々っ子な姉を戒めるのと一石二鳥であろう。

 

 

 

痴漢的行為は無論考慮している

 

 

「本番は!?」

 

 

 

「無論なしです。」

 

「オンドゥルルラギッタンディスカー!!」

 

 

こうして今日も夜はふけていった。

 

 

 

そして旅立ちの朝。プラネテューヌより女神と女神候補性の二人が姉を迎えにきた。きた……のだが。

 

「いや―!!ユウちゃんと離れたくありませんわ―!!」

 

一緒に寝てあげたというのに姉の駄々っ子は治っていなかった。

寧ろ悪化していた。僕に抱きついて離れないというはた迷惑な行為に及んでいた。

 

「姉上本当に止めてください!ほらチカさんも止めてください!」

他人が見ているという恥ずかしさに耐えきれなくなり一緒になって見送りに来ていたチカさんに助けを求めてみる。

 

「お姉さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「こっちも何だか駄目だったぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

豪快に泣きわめきながら姉とは反対側から抱き締めてくるチカさん。

とりあえず何なのこの状況は。

「相変わらずだねぇベールのところは。」

 

「黙って見てないで助けてくださいよネプテューヌさん。」

 

 

「いやぁ、さすがにそこに飛び入りする勇気は私にもないかなぁ?」

 

 

まるで珍獣を見るかの様な生暖かい視線を向けながらプラネテューヌの女神ネプテューヌさんは困った様に頬を掻いていた。何故だろうこの人が一番まともに見えてしまう。

「じゃあ私が入っちゃいますね。とりゃぁぁぁぁぁ!!」

そして不本意ながらも嫌々ながらも友達っぽい何かのネプギアはまた可笑しな事を考えたのかは知らないが、っていうかネプギアの頭の中を理解する事は僕には理解できないのだけれど姉と教祖に挟まれている僕をさらに挟んできやがった。とりあえずそんなお前にはこの言葉を送ろう。

 

 

「お前は入るなネプギアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

こうしてしたくもない押しくらまんじゅうを強制的にさせられていた僕の悲鳴を聞き付けたG4のメンバーによって救い出され姉は無事にネプテューヌさんとネプギアと共にギョウカイ墓場に向かって旅立って行ったのでした。

 

「正直言いたくもないんですけど絶対帰ってきてくださいね姉上。先月貸したお金まだ返してもらってないですよ。」

「弟にそんな事言われたら私死ぬしかないじゃな……い!?」

「連れて行ってください。」

ぐだぐだ言っている姉の鳩尾に拳を捻り込んでネプテューヌさんに引き渡す。

「おお!!何というえぐり込むパンチ!!」

「ユウくんのパンチ……良いなぁ。」

ネプテューヌさんとネプギアに引き摺られ徐々に遠ざかっていく姉の後ろ姿を見ながらこれで死亡フラグがなくなったかなぁと考えていた。

 

その後ろ姿が僕が見た姉の最後の姿になるとは知らずに。

そう、リーンボックスの女神グリーンハートことベールは約束の二週間が経っても帰ってくることはなかった。

 

 

 

NGシーン

 

シーン4―2

ベール「弟にそんな事を言われたら私死ぬしかないじゃな……い!?」

 

えぐり込むパンチがベールに打ち込まれる。

 

ユウ「連れて行ってください。」

 

ユウによって引き渡されるベール。

 

ネプ「おお!!何というえぐり込む……え?」

 

ギア「どうしたんですかネプテューヌさん。台詞忘れたんですか?」

 

ネプ「どういう事だよおい!!こいつ死んでんじゃねぇか!!」

 

ユウ&ギア「「ちょ、お前!!」」

 

 

 

 


 
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