一刀「・・・・・・・あのー・・・・『ニコニコ・・・・」あのですね・・『ニコニコ・・・』どうして怒っていらっしゃるんでしょうか・・・・?」
桃香「怒ってないよ~、(ニコニコ)」
一刀「いや、でもですねー」
桃香「怒ってないよ~」
桃香の笑顔が怖い。宴会場に来るまで恋と蒲公英が腕を組んで離してくれず、それを見た桃香がなにやら黒いオーラを出していた。
桃香「ゴシュジンサマ、モウフタリトナカヨクナッタンダネー」
一刀「(確かに笑顔がいいとは、言ったけど怒りをあらわにされるよりずっと怖い!!)ええっと、桃香。何か俺にしてほしいことないかな?」
桃香「え、いいの!じゃあ」
それから両側に恋と蒲公英が座り、足の間に桃香が座って桃香の頭をなでさせられていた。だいぶ桃香の機嫌もなおってきたところで、
??「おや、桃香様、随分とお楽しみのようで」
桃香「あっ、星ちゃん」
星「初めましてでは、おかしいか。さきほどのことは許されよ。まさかこのようになるなど思ってもいなかったものでな。私は趙雲、真名を星という、よろしく頼むぞ。主殿」
一刀「はははっ、いいよ気にしてないよ。こちらこそよろしく(もうこういう呼ばれ方に慣れてきた)」
星「それにしても、主。桃香様はどうでしたかな?私が言うのもなんですが、桃香様は三国でも指折りですぞ。何がとは言いませんが。それは主が一番よくわかっていると思いますが・・」
耳元でそう囁いてくる。
一刀「ちょっと!!そういうことは言わなくていいから」
ついつい思い出してしまうじゃないか。うん、たしかにすごかったけど。
??「こら星!!なにを、ご主人様を困らせているだ」
黒いきれいな髪の子と元気がよさそうな小さい子が来た。
星「愛紗よ、困らせているなどと心外な!私は主の感想を・・・」
一刀「大丈夫!!全然困ってないから!!!!!!!」
あなたは何を言おうとしてますか!!!
愛紗「そうですか。ならばよいのですが。私は関羽と申します。さきほどのご無礼お許しください。桃香様の苦しみに気付けなかった自分が恥ずかしいです」
一刀「それはしょうがないよ。関羽さんにも関羽さんの仕事があったわけだし・・・」
愛紗「しかし!!!だからといってそれが理由にはなりません」
一刀「でもこれからは違うでしょ。これから一緒に頑張って行こう、でも関羽さん頑張りすぎちゃいそうだからほどほどにね」
自然と頭をなでる。
愛紗「っっ!!は、はい・・・。あ、あの私のことは愛紗とお呼びください。ご主人様・・・」
星「ほほうっ・・・・。あの堅物の愛紗がな」
??「愛紗が照れてるのだ!!」
愛紗「こら鈴々!!星!!からかうな!!」
星「ふふっ。赤くなった顔で言われても説得力がないな」
愛紗「せーいー!!」
一刀「まあ、まあ・・・うおっと!」
小さい子が後ろから乗っかってきた。
鈴々「お兄ちゃーん!!鈴々は鈴々なのだ!!」
一刀「う、うん、よろしくね鈴々(元気がいいなぁ)」鈴々の頭も撫でる。
鈴々「うにゃ~~」
なんか猫みたいだな~。
桃香、恋、蒲公英、愛紗『・・・・・・』
あのー4人の無言が怖いんですけど。
恋「・・・恋はご主人様の秘密を知っている・・・ニヤリ」
桃香、愛紗「!!!!!!!」
ちょっと恋さん何言っちゃってるんですか!!!
恋「・・・・こう言えばご主人様がかまってくれるって・・・・星が」
星さ~ん何、恋に吹き込んでるの~!!というよりあの場所にいなかったよね!!いなかったはずだよね!!というより嘘ではないから、あとでごまかすのが大変だ。
??「ちーんきゅーキーック!!!!」
一刀「ぐふぁ!!!」
背後から思いっきり蹴られた。その勢いでこちらを向いていた桃香を押し倒す形に・・・・。急いで起き上がろうとしたが、
??「このー恋殿だけでは飽き足らずー!!!」
さらに追い打ちにゲシゲシと踏みつけてきた。
一刀「(あ、あっ!どなたかは存じませんがやめて!!ちょうど手の辺りに柔らかいものがー!!!!俺の、俺の理性がー!!!)」
恋「・・・・・音々やめる」
恋がその子をよけてくれた。俺はすぐさま飛び起きた。助かった・・・・桃香さん、なんで残念そうにしているんですか。それと愛紗さんその『またこの人は』という冷たい視線を向けて黒いオーラ出すのやめてくれません・・・。
音々「恋殿離してください!この男の毒牙から恋殿をお守りしなければー!!」
一刀「いや、毒牙って・・・。とにかく落ち着いて」
音々「気安く触るななのです。はっ!!まさか音々まで毒牙に!!!」
一刀「いや、かけないから!困ったな」
恋「・・・・・・・・・音々、ご主人様困らせちゃ・・・ダメ。謝る」
音々「しかし、恋殿!!」
恋「・・・・ご主人様を困らせる音々・・・嫌い」
音々「ガビーン!!!!」がっくりとうなだれる
一刀「あのー、大丈夫?」
音々「うっ、うっ・・・・わるかったなのです。陳宮、真名は音々音なのです。音々と呼ぶがいいです。よろしくしてやるのです」
いや、涙目で恨めしそうに言われても・・・・・。でも音々のおかげでさっきの話がうまく流れてくれた。
って星さん!!つまらなそうな顔しないでくれません?全く・・・・。
蒲公英「もう!恋ってばご主人様の秘密知ってるの恋だけじゃないんだからね!!」
そう言って反対側からくっついてくる。
一刀「(ちょっと蒲公英さん!!!また話を掘り起こさないで!!ほら、またみんなの視線が!!・・・・・『ぎゅううううううう』痛い!痛い!ちょっと恋さん腕を締め付けすぎです。あなたから始めたんですよね!?)」
??「た、蒲公英、お、お前何やってんだ!!」
蒲公英「あ、お姉さま!ヤッホー!」
翠「ヤッホー、じゃない!!お前は。一応その人は私たちの、そのご、ご、ご主人様なんだぞ!!」
一刀「あのー、それは桃香が勝手に言い始めたことなんだけど・・・・聞いてないよね」
ここの人達は人の話を聞いてくれない。
一刀「(えーと、とりあえず)君は?」
翠「あ、ああ私は馬超。真名は翠だ。よろしくな。その、ご、ご主人様」
一刀「ああ、よろしく〈ニコッ〉」
翠「っっ/////」
あれ、みんななんでより一層強く睨むの?
蒲公英「もう、お姉さまったら、自分がご主人様に甘えられないからって、蒲公英の邪魔しないでよね」
翠「だ、だれが邪魔なんか。お前こそご主人様に迷惑かけてるんじゃないだろうな」
蒲公英「そんなことないよねー♪ご主人様」
そう言って、より一層くっついてくる
一刀「(ああ、もうどんどん周りの視線が痛くなってきた)」
桃香「もう!!蒲公英ちゃんや恋ちゃんばっかりずるいよ。私も!!!」
そう言って桃香もくっついてきたと思ったら、
??「桃香様から離れろ!!!この色情魔!!!」頭に鈍い衝撃が走った、意識が飛びそうになったがなんとか持ちこたえた
桃香「え、焔耶ちゃん!!ご主人様大丈夫?」
桃香は急な展開に慌てていた。でもさりげなく、頭をなでてくれていた。
焔耶「桃香様、お下がりください!!先刻は遅れを取ったが、今度はそうはいかないぞ!!」
蒲公英「ちょっと脳筋!!!ご主人様に何してくれるのよ!!!」
焔耶「誰が、脳筋だ!!!邪魔をするな!お前ごときが私を止められるわけがないのだからな」
蒲公英「なにさ、腕力だけが取り柄の脳筋なのに、偉そうに」
焔耶「なーにー!!・・・フンッ、桃香様の入浴を覗くような最低なやつにうつつを抜かしているなど、たかが知れているな」
一刀「(うわー、ひどい言われようだな。まあ、そう言われても仕方がないと言えば、仕方ないか)」と思い、ふと周りを見渡すと、
『ゴゴゴゴゴゴ・・・・』
一刀「ひぃ!!!」
全員が背後から黒いオーラを出していてすごく怖かった。
焔耶「み、みんなどうしたんだ」
彼女もこの空気を感じたのか少し怯えていた。
桃香「焔耶ちゃん、ちょっと来て♪」
焔耶「い、いえ桃香様、それは・・・・あ、そうだ私、桔梗様に呼ばれていたのでした。ですので、これで・・・・・『ガシッ』は、離せ、恋、愛紗!!!!」
逃げようとした所を愛紗と恋に取り押さえられた。
桃香「ご主人様ちょっとだけ待っててね」そう言ってみんな彼女を連れてどこかへ行ってしまった。
一刀「ええっと・・・・、どうしよう」
あとがき
久しぶりの更新となりました。意外と暇を見つけるのが難しく、更新が遅くなってしまいました。これからもがんばっていきますのでよろしくお願いします。
感想などがあったら是非お願いします。
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久しぶりのアップです。今回と次回はこれからの展開のために早めにキャラを多めに出します。