人殺し ヒトゴロシ hitogorosi

一刀「～～～～～～～～～～っ！！！」

人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi人殺しヒトゴロシhitogorosi

一刀「うううううううううううううううううう！！！～～～～～～～～～～～～～～っっっっ！！！！」

憎悪、憎しみ、不快、妬み、阿鼻叫喚、恨み、嫉妬、怒り、悲しみ、孤独感、自己嫌悪、自己憐憫、うぬぼれ、苛立ち、不機嫌

一刀「あぐううううううううううううううううああああああああ！！！いっぎいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！」

不協和音、罵声雑言、憎しみの輪廻、怨嗟の声が一刀の頭の中を、体中を抉る様に駆けめぐる

一刀「はぁ！！はぁ！！はぁ！！はぁ！！はぁ！はぁ！！はぁ！！はぁ！！」

こんなことが何度続いたことだろうか

今回の悪夢は今までの比ではなかった

？？？（ガンバルナ）

一刀「っ！！？？」

一刀が振り返ると、そこにはあの人の形をした闇が立っていた

？？？（ココマデクレバ、トックニジサツシテイテモオカシクナイクラニイノクルシミナンダガナ）

一刀「はぁ・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

？？？（・・・・・ソンナニイキタイカ）

一刀「はあぁ・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

？？？（ハッキリイッテヤロウ・・・・・オマエニハソンナシカクハナイ）

一刀「はぁ・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

？？？（オノレノカンジョウヲユウセンシ、カゾエキレナイヒトビトヲコロシ、ホンライアルベキレキシヲネジマゲタンダゾ！！）

一刀「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

？？？（コノツミ、モハヤヒトノコトワリヤルールデサバクコトハデキン！！）

一刀「はぁ・・・・・はぁ・・・・・分かっている」

？？？（ナンダト？）

一刀「俺は、余りにも愚かな事をした・・・・・きっと無様な死に方が待っているだろう・・・・・」

？？？（・・・・・ソウイウコトヲイッテイルンジャナイ）

一刀「え？」

？？？（オマエニハ、シ二カタヤシニバショヲエラブケンリハナイトイッテイルンダ！！ソウシテツミノイシキニサイナマレルコトドコロカ、コノセカイニソンザイスルケンリモナ！！）

一刀「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

？？？（ソノコトハオマエガイチバンヨクワカッテイルハズダヨナ？）

一刀「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

？？？（ダッタライマスグニデモシンデシマエ！！ソシテアトカタモナクキエルンダナ！！）

一刀「～～～～～～～～～～～～っ！！」

？？？（・・・・・ソレダ、オマエハイツモカンジンナトコロデイキヅマル・・・・・ナラコレヲミテミロ）

一刀「っっっ！！？？」

突然自分の周りが深い暗黒に飲み込まれたかと思うと

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ！！！！！

一刀「・・・・・な！！！？？」

目を見開き飛び込んできた光景は、自分が今まで必死の思いで復旧させ発展させてきた天角が黒煙を上げて燃えている光景だった

一刀「な！！？なんなんだこれは！！？おい！！！誰かいないのか！！！？」

燃える建物、崩れ落ちる城、それらを掻き分けながら一刀は必死で声を張り上げる

一刀「月！！！！詠！！！！雫！！！！恋！！！！菖蒲！！！！霞！！！！零！！！！ねね！！！！嵐！！！！徐栄！！！！張済！！！！村長！！！！時雨！！！！みんな！！！！無事か！！！！？頼む！！！！返事をしてくれ！！！！」

？？？（ナニヲアワテテイル？）

一刀「っっっっ！！！？？」

振り返るとそこにはあの暗黒が立っていた

一刀「おまえ・・・・・みんなをどこへやったんだ！！！！？？？」

？？？（・・・・・ミンナ・・・・・ダト？）

一刀「な！？」

？？？（オマエハコノセカイニハソンザイスルハズノナイヤツダ、ソウシテジッサイニサンゴクシノトウジョウジンブツニヨビカケルコトナンテ、アリエナイコトダヨナ）

一刀「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

？？？（ソレニ、サンゴクシノレキシニテンカクナンテミヤコハソンザイシナイ、コレモワカリキッテイルコトダヨナ）

一刀「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

？？？（コレモレキシノシュウセイサヨウダトオモエナイカ？ソシテ、イママデオマエガシテキタオコナイノバツ・・・・・イヤ、コンナテイドジャバツニシテハカルスギルトオモワナイカ？）

一刀「く・・・・・ぐううううううううううううううううう！！！」

燃え盛る天角

その黒煙に包まれ、一刀は跪き苦悶の表情を見せる

？？？（オマエニハリソウヲオウケンリモ！！！マシテヤシアワセニナルシカクナンゾミジンモナイ！！！ココデイサギヨククチハテロ！！！！）

ガラガラガラガラ！！！！！ドカーーーーーーーーーーーーン！！！！！

天角は炎を吹き上げ、轟音と共に崩れ落ちていった

一刀「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！」

一刀「うわああああっっっっっっ！！！！！」

汗だくの状態で一刀は布団から飛び起きた

一刀「はぁはぁはぁはぁ！！・・・・・・く・・・・・・～～～～～～～～～～～～っ！！」

自分の顔を両手で押さえ、一刀は激しい歯軋りをする

気が狂いそうだ

いったいいつまでこんなことが続くのか

いっそのこと一思いに死んでしまった方がどんなに楽だろうか

一刀の頭の中は、自分が追い求めてきた侍の理想、この世界での存在意義と罪の意識が擦れ合い分解されそうだった

自分が幸せになればなるほど、みんなを幸せにすればするほど、過去の山賊狩りとして人々を斬ってきた記憶が蘇りさらに苦悩が蓄積されていく負の連鎖

おまけに自分が介入しすぎたせいで、本来の歴史から余りに遠ざかってしまったこの世界の歴史を目の当たりにし、今後自分が完全に消えてしまうのではないかという不安と絶望と恐怖、これらと永遠に付き合っていかなければならない

一刀「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

一刀は、フラフラした足取りで自室を後にした

一刀「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

何の当てもなく、徘徊するようにして辿り着いたのは、中庭だった

中庭には人っ子一人居ず、夜空の月は青白い光を放ち静寂な空間を作り上げていた

それはまるで、この世界に自分だけがたった一人取り残されたような感覚に陥ってしまいそうなほどの静けさだった

一刀「・・・・・じいちゃん・・・・・及川・・・・・俺は、どうしたらいい？・・・・・どうしたらいいんだ・・・・・」

夜空に浮かぶ月を見上げ、一刀は元の世界の祖父と悪友に思いをはせていた

管輅が言っていたことが本当なら、こうして居るはずのない人物に問いかけるのはまったく意味のないことなんだろうが

一刀は、このやり場のない気持ちをどこにもぶつけることが出来ずに、ただただ月を見上げることしか出来なかった

そして、夜が明ける

春蘭「ち、ち、ち、ち、チェストーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！」

ブン！！ブォン！！！

愛紗「はっ！！はっ！！はっ！！」

シュバッ！！バシュッ！！

雪蓮「はぁっ！！！」

ブゥン！！！シュビッ！！

明日は三国合同での天下一品武道会当日である

三国の将達は鍛錬場にてウォーミングアップをしていた

春蘭「ぬははははははは♪待ち遠しい♪待ち遠しいぞ♪早く来い♪明日よ♪」

華琳「・・・・・春蘭、そんなに楽しみなの？」

秋蘭「ふふふふ♪姉者は、一刀にいいところを見せたくて堪らないそうですぞ♪華琳様♪」

春蘭「なぁっ！！？しゅしゅしゅ秋蘭！！！？わたしはべべべべ別に一刀のことなんて！！？////////」

華琳「あら？違うならなぜ顔を赤くしているのかしら？春蘭♪」

春蘭「かかかか華琳様！！？わたしは赤くなってなど！！//////////////////」

そして、さらに赤くなる春蘭

華琳「ふふふふ♪春蘭も大分丸くなったものね♪」

秋蘭「はぁ～～～～♪照れる姉者も可愛いなぁ～～～～♪///////////」

春蘭「ううううぅ～～～～～、華琳様も秋蘭も意地悪ですぅ～～～～～///////////」

純夏「はああああああああああああ！！！」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

純夏の紅蓮槍からは凄い勢いで焔が立っていた

雪蓮「ちょっと純夏！！？あんたいつの間にそこまで紅蓮晃を扱えるようになったの！！？」

純夏「ふふ～～～～ん♪凄いでしょ～～～～～♪」

悠「いったいその炎どういう仕組みなんだ？」

百合「純夏さんのあの炎は、ある種の妖術みたいなものですから～」

凪「確かに、氣とは異なる種類の力を感じますね」

翠「妖術だって！！？」

蒲公英「純夏さんて、五胡の人だったの！！？」

純夏「違うわよ！！・・・・・あたしがまだ文官だった頃、妖術の書をちょっとだけ読んだことがあって、その術を武技に生かしているのよ・・・・・まぁ、自分の意思で制御できるようになったのは、つい最近なんだけどね」

穏「赤壁の戦いでも純夏さんは大活躍でしたからね～♪」

秋蘭「・・・・・地和も妖術をかじっているようだしな、我々としては珍しくもなんとも無いか」

雛罌粟「ということは、僕達も学んだ方が今後何かと便利かも知れないね♪」

柊「ええ、わたしも読んでみようかしら♪」

純夏「・・・・・別に止めはしないけど、多様は禁物よ」

雛罌粟「え？なんでですか？」

純夏「妖術っていうのは、使い過ぎるとその大き過ぎる力に酔ってしまって、やがて術そのものに精神をのっとられてしまうのよ」

柊「ええ！！？」

雛罌粟「そんな恐ろしいものなんですか！！？」

華陀「ああ、妖術というのは本来悪しき力だ」

朱里「わたし達も水鏡先生から、妖術にだけは決して手を出すなと言われています」

雛里「なんでも、水鏡先生の知り合いに妖術を乱用した人がいて、その人は悲惨な最期と遂げたと聞いています・・・・・」

雛罌粟「・・・・・やっぱり止めときます」

柊「うん・・・・・」

華琳「やはり、力を手に入れるにはそれ相応の対価が必要ということね」

葵「・・・・・もしかしたら、その妖術の魔力に取り付かれたのが五胡なのかもしれないな」

雪蓮「・・・・・それよりも、早く明日にならないかしら♪」

愛紗「ええ♪成長した我が武をご主人様に早くご披露したいです♪」

蒲公英「そういえば、ご主人様は出ないんだっけ」

凪「はい、葵様と恋さんと嵐さん・・・・・あとわたくしも出ません」

華琳「あなた達五人がぶつかり合ったら、闘技場は粉々になってしまうわよ」

華陀「そうだ、最悪観客に死者が出ちまうぜ」

葵「俺達は特等席で高みの見物と洒落込ませてもらうぜ♪」

柊「それとわたし達も今回の武踏会には参加しませんので」

雛罌粟「みなさん、頑張って下さいね」

風「あれれ～？どうして柊ちゃんと雛罌粟ちゃんは出ないんですか～？」

柊「はい、今のわたし達では皆さんには歯が立ちませんから」

雛罌粟「その代わり、医療班として裏で待機しています、もし怪我をしても大丈夫ですからご安心下さい」

華琳「医療班ですって？」

雛罌粟「はい♪僕達はご主人様と華陀さんから五斗米道（ゴットヴェイドー）を教わりましたから♪」

稟「お二人が五斗米道（ゴトベイドウ）を！！？」

華陀「違う！！五斗米道（ゴトベイドウ）ではなく、ゴォーーーーットヴェイドーーーーーーーーーーーーー！！！！・・・・・だ」

柊「そうですよ！！ゴォーーーートヴェイドーーーーー！！！！・・・・・ですよ」

雛罌粟「はい！！ゴォーーーーーーートヴェイドーーーーーーーー！！！！・・・・・です」

華陀「二人共なかなか筋がいいぞ♪ゴォーーーーートヴェイドーーーーーーーー！！！！！！！」

柊「ゴォーーーーーーートヴェイドーーーーーーーー！！！！！！」

雛罌粟「ゴォーーーーーーーーートヴェイドーーーーーーーーーー！！！！！！」

桂花「ああもう五月蝿い！！！」

三人の五斗米道コールに慌てて割って入ってきた桂花に一同は向き直る

華琳「桂花、どうしたの？そんなに慌てて」

桂花「あ、はい！華琳様！ちょっとお耳に入れたいことが！」

華琳「何？」

桂花「（ごにょごにょごにょごにょ）」

華琳「・・・・・・・・・・」

桂花は華琳に耳打ちする

「・・・・・・・・・・」

一同はその会話に全神経を集中させて聞き耳を立てるが、やはり聞こえない

そこに

霞「おお一刀♪やっと来おった・・・・・か・・・・・」

思春「北郷！遅い・・・・・ぞ・・・・・」

焔耶「お館！何をやっていたん・・・・・だ・・・・・」

季衣「・・・・・ど、どうしちゃったの？兄ちゃん・・・・・」

流琉「・・・・・兄様・・・・・」

一刀「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

一同は一刀の雰囲気に息を呑む

果てしなく暗い

背は猫背になり、目線は常に下向き、目の下にうっすらとクマが出来ていた

蓮華「一刀・・・・・どうしちゃったの？」

一刀「すまない・・・・・なんでもないから・・・・・」

斗詩「なんだかご主人様、昨日あんまりお休みになれなかったようですよ」

猪々子「ああ、兄貴のやつ夜遅くまで中庭にいたみたいだぜ」

麗羽「しっかり眠らないといけませんわよ、一刀さん」

一刀「ああ、すまないな」

雫「・・・・・一刀様、また悪夢を見ていたんですか？」

一刀「いや・・・・・そんなことは無い・・・・・心配しなくていいから」

零「そうならそうと言ってくださいね、わたしはいつでも添い寝して差し上げますから/////////」

菖蒲「わたくしもいつでも呼んでくださいね、一刀様//////////」

恋「恋も呼んで・・・・・ご主人様//////////」

音々音「恋殿がするなら・・・・・ねねもしてやらないこともないですぞ/////////」

嵐「わ、わたしもいつでもいいぞ//////////」

霞「ウチもいつでも呼んでや～～～♪一刀～～～～♪////////」

月「わたしもぜひ呼んでくださいね、ご主人様・・・・・へぅ～～～～/////////」

詠「ゆ、月が行くなら・・・・・ボクも////////////」

時雨「旦那様ぁ、時雨もお願いしますねぇ/////////」

一刀「分かった、分かったからそんなにくっつかないでくれ、みんな/////////」

天角のみんなに引っ付かれてあせあせする一刀だった

雪蓮「・・・・・もしかして、一刀って天角で常に誰かに添い寝してもらっているわけ？」

蓮華「わたしも天角に行きたいわ////////」

桃香「みんな羨ましいよぉ/////////」

愛紗「ご主人様ぁ」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

純夏「一刀ぉ～～～～」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

風「むぅ～～～～、お兄さんの節操無し～～～～」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

小蓮「みんなずるい～～～！シャオも一刀に添い寝したい～～～！」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

祭「はっはっはっはっは♪やはりお主は英雄じゃの～～～♪」

冥琳「雄として優れているのも英雄には必要な要素だぞ♪」

悠「ああ♪やっぱ英雄ってやつはこうでなくっちゃ♪」

穏「やはり英雄王とだけ言われますね～～♪」

亜莎「あううううううぅ～～～～～～////////////////」

聖「・・・・・・・・・・」（じ～～～～～～～～～～～）

村長「一刀殿は英雄の鑑ですじゃ～～～～♪」

天角一同の心配りで、一刀の暗い表情に少しだけ光が射してきた

その時

華琳「なんですって！？」

蓮華「華琳？」

桃香「どうしたんですか？華琳さん」

華琳「今、桂花から聞いたんだけど、ちょっと問題が発生したのよ」

雪蓮「あ♪面白い問題なら大歓迎よ♪」

華琳「どうもこの許昌の中で不思議なことが起こっているらしいのよ」

季衣「うにゃ？不思議なこと？」

華琳「ええ・・・・・桂花、説明してあげなさい」

桂花「はっ・・・・・ついさっき見回りの兵士から報告があって、ここの倉庫から変な光が溢れているらしいのよ」

流琉「え？光ですか？」

雪蓮「おお～～♪面白そうな大問題じゃない～～♪」

穏「倉庫ですか～♪新たな書物との出会いの予感がします～～～♪」

桂花「・・・・・ここよ」

亜莎「・・・・・ずいぶんと厳重なんですね」

華琳「ええ、ここには数多くの献上品はもちろん歴史的価値の高い品を数多く納めているしね」

その後のお約束で、華琳と桂花は城の倉庫に案内させられた

雪蓮「・・・・・確かに中から光が漏れてきているわね」

桃香「何があるんだろう♪」

そこには、何重にも錠をかけられた重々しい扉があった

その隙間からは確かに光が漏れている

零「ここははっきりいって宝物庫といっても過言ではないわ」

穏「ええ～～～♪ならなら～～～♪わたくしがいままで読んだことのない至宝の書物があるかもしれませんね～～～♪はふぅ～～～～♪//////////////」

明命「また穏さんの悪い癖が始まりましたぁ～～」

冥琳「貴様もその癖をいい加減治せ」

柊「・・・・・ちょっとわくわくするかも♪」

雛罌粟「うん♪僕宝探し大好きだよ♪」

杏奈「柊ちゃん♪雛罌粟ちゃん♪盗んではいけませんよぉ♪」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

柊「ひっ！！？・・・・・い、いやだなぁ～～～、杏奈さん～～～～、そんなことするわけないじゃないですかぁ～～～～～」

雛罌粟「そ、そうですよぉ～～～～～」

美羽「むふふふふ～～～～♪至宝の蜂蜜はないかの～～～♪」

七乃「ああん♪そんな自分に都合のいいことしか考えていない美羽様可愛い～～～♪よっこの悪代官め♪きゃ～～～～♪」

彩「七乃、いい加減その褒め方はするな、美羽様も涎を拭きなされ」

美羽「う、うむ・・・・・」

七乃「はぁ～～～い・・・・・」

そして、一同は宝物庫へと足を踏み込んだ

桃香「うわ～～～～、いっぱいあるね～～～～」

柊「はい♪ワクワクしてきます♪」

雛罌粟「何があるのかな～～～♪」

華琳「言っておくけど、触れるのは厳禁よ」

桂花「そうよ、この中には後の世代に残していかないといけない国宝級の品ばかりが納められているんだから、壊してしまったらうっかりじゃ済まされないわよ」

柊「うっ！！わかりましたぁ・・・・・」

雛罌粟「はい、気をつけます」

小蓮「光を放っているのは・・・・・あれね」

小蓮が指差した方向には綺麗な布があり、その中から溢れんばかりの光が漏れていた

春蘭「では、調べてみるか」

春蘭は堂々とその布に近付いていき、手を添えた

秋蘭「姉者！注意しろ！」

純夏「そうよ！何があるか分からないのよ！」

春蘭「何を注意する必要がある？ちょっと調べるだけではないか？それっ」

バサッ

皆の忠告をろくに聞かず春蘭はその布を引っぺがした

一刀「っ！！！？？」

この中で一番驚いたのは一刀だった

一刀「ち！ちょっと待ってくれ！！」

愛紗「ご主人様？」

星「どうされました？主」

一刀「これは何処で手に入れたものなんだ！！？」

そこに置かれていたのは、太古の日本人が作っていた銅鏡だったのだ

稟「・・・・・これは確か、倭国という所から来た異国人達の献上品ですね」

風「はい～、髪を変な風に留めたかわった人達でしたね～」

桂花「貿易の申し出をされてたけど、自分達の国でもいろいろ準備を整えないといけないからと言って、そのまま帰って行ったわ」

華琳「十年も経てば貿易を始められると言い残して行ったわね」

一刀「・・・・・・・・・・」

華琳「・・・・・そういえば、彼らの特徴と彼らの国の場所を書き記した書があったわね」

一刀「なんだって！？」

華琳「ええ・・・・・確かここに・・・・・あ、あったわ、これよ」

華琳は別の棚から書物を取り出し一刀に渡した

一刀「・・・・・・・・・・」

一刀は、その書物を食い入るように覗き読みした

月「・・・・・ご主人様、いったいどうしたんですか？」

詠「そうよ、普段の一刀らしくないわよ」

一刀「・・・・・・・・・・」

そして、一刀はその書を読み終え天を仰いだ

斗詩「・・・・・あ、あの・・・・・ご主人様？・・・・・」

猪々子「いったいどうしちまったんだよ、兄貴」

麗羽「そうですわ、いったい何を読んだんですの？」

一刀「・・・・・いや、なんでもない・・・・・ただの勘違いだったみたいだ・・・・・ありがとうな、華琳」

華琳「・・・・・いいえ」

その書を一刀から受け取りもとの場所へそっと戻した

一刀「・・・・・・・・・・」

まさかこんな形であの有名な書を見ることになるとは思っていなかった

そう、一刀が見せてもらった書の正体

それは、後の魏志倭人伝である

一刀「（それにしたって、この書が書かれたのは三国時代が終わった辺りだったと思うけどなぁ）」

ここでも食い違う歴史に一刀は頭の中に？マークを浮かべていた

一刀「（これも・・・・・俺がこの世界に来た影響なのかな・・・・・）」

予定よりも遥かに早く乱世が終わってしまったのだ、こういった部分も早くなっても不思議じゃない

雪蓮「・・・・・それより、今はそっちの鏡の方が大問題じゃない？」

祭「それもそうじゃ、いったいなんなのじゃ？」

風「これは確か～、倭国の人達は自らの真の心を映し出す鏡だと言っていましたね～」

鈴々「にゃ？真の心～？」

白蓮「いかにも怪しい代物だな・・・・・」

稟「しかし、あの者達はこれしか献上するものが無いと言っていましたし・・・・・それに実際に鏡の前に立ってみても普通のカガミと同じで自分達の姿が映るだけで、特に何も起こりませんでしたしね」

華琳「でも、今は何か起こりそうな雰囲気ね・・・・・桂花、試しに鏡の前に立ってみなさい」

桂花「わ！わたしがですか！！？」

華琳「ええ、他でもないこのわたしからの頼みですもの♪聞かない筈がないわよねぇ♪桂花ぁ♪」

桂花「うう～～～、分かりましたぁ～～・・・・・」

華琳にそう言われては従う以外の選択肢があるはずが無い

桂花はオドオドと鏡の前に立つ

すると

鏡桂花「華琳様ぁ～～～♪ああ華琳様ぁ～～～♪愛しの華琳様ぁ～～～～♪」

桂花「えっ！！？」

「！！！？？」

桂花も一同も驚いた

鏡の中には華琳の人形を抱いて悶えている桂花の姿があったのだ

雪蓮「ちょっとなによこれ～～♪百合真っ盛りじゃない～～♪」

純夏「もしかしてこれが桂花の真の心～～♪桂花って本当に華琳病なのね～～♪」

雪蓮と純夏は楽しそうに言うが

桂花「うふふふ～♪やっぱりね～～♪わたしの心は華琳様一色なのよ～～♪//////////」

雪蓮「・・・・・・・・・・」

純夏「・・・・・・・・・・」

桂花はむしろ嬉しそうだった

朱里「まぁ、桂花さんらしいですね・・・・・」

悠「ああ♪あたしはむしろ当たり前だと思っているぜ♪」

それぞれが桂花の真の心の批評をしていると

鏡桂花「ああん♥一刀ぉ～～♥一刀ぉ～～～♥」

桂花「なっ！！！？？」

鏡の中の桂花は一刀の人形も取り出し、さらに悶え始める

鏡桂花「好きぃ～～～♥一刀ぉ～～～♥大好きなのぉ～～～♥」

桂花「きゃあああああああああ！！！！見るな～～～～！！！見るな～～～～～～！！！！///////////」

雪蓮「へぇ～～～～～♪」

純夏「まさか桂花がねぇ～～～～♪」

悠「これは思わぬ大発見だな♪」

桂花「違います悠姉様！！！華琳様！！！これは違います！！！わたしは華琳様一筋です！！！華琳様なら分かってくれますよね！！！？」

華琳「・・・・・分かっているわよ、桂花♪」

桂花「ああぁ、華琳様ぁ♪//////////」

華琳「そういったことをする時はわたしも呼びなさい♪桂花♪」

桂花「か～～～り～～～ん～～～さ～～～ま～～～～！！！！！」

桃香「なんだか面白そう♪今度はわたしの番～～～♪」

愛紗「ああ！！桃香様！！」

愛紗の静止は一瞬間に合わず桃香は鏡の前に立つ

すると

鏡桃香「ああん♥ご主人様ぁ～～～♥大好きだよぉ～～～♥ご主人様ぁ～～～～♥」

桃香「あは♪よかった～～～～♪やっぱりわたしはご主人様のことが大好きなんだね♪」

愛紗「わあああああ！！！貴様ら見るな～～～～～！！！桃香様も自分が王だということをご理解下さい！！！」

そう言いながら桃香を止めるために愛紗も鏡の前に立つ

すると

鏡愛紗「はあああああああん♥♥♥ご主人様ぁ～～～♥♥♥ご主人様ぁ～～～～♥♥♥気持ちいい、気持ちいいですぅ♥♥♥ご主人様ぁ～～～～♥♥♥」

愛紗「なっ！！！！？？？」

鏡の中の愛紗は一刀を呼びながらの秘事真っ最中だった

鏡愛紗「きゅうううん♥♥♥ご主人様ぁ～～～♥♥♥わたしの乳房を思う存分お吸いになってください～～～♥♥♥んちゅ♥♥ちゅちゅ♥♥むちゅうううう♥♥」

鏡の中の愛紗は自分の胸に吸い付きながら股間を弄くっていた

愛紗「いやあああああ！！！！見るなーーーー！！！見るな見るな見るな見るな見るなーーーーーー！！！！！！///////////////」

顔から火を噴き出しそうなくらい赤面する愛紗だった

雪蓮「なるほど♪愛紗はああゆう風にしていつも一刀をおかずにしているのね♪」

愛紗「ちっ・・・・・がーーーーーーーーーーーーーーーう！！！！！！！/////////////////////」

星「別に違わなくないではないか♪なぁ♪」

鈴々「そうなのだ♪」

紫苑「むしろ今のより激しいかもしれませんねぇ♪」

桔梗「まったくじゃ♪」

愛紗「それ以上言うなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！///////////////」

華琳「うふふふ♪そんなに体を持て余しているなら、このわたしが発散させてあげようかしら♪」

そう言いながら愛紗の後ろに立つ華琳

すると

鏡華琳「一刀ぉ～～～♥♥一刀ぉ～～～♥♥大好きぃ～～～♥♥一刀ぉ～～～～ん♥♥♥」

華琳「なっ！！！！？？」

鏡の中の華琳は一刀の人形を抱き締め頬擦りし、キスもしていた

雪蓮「ほほ～～～ん♪華琳も大分一刀に毒されているのね～～～～♪」

華琳「ち、ちち、違うわよ！！！これは何かの間違いよ！！！////////////」

風「そうでしょうか～～、以前から華琳様の部屋に何回も御呼ばれしたことがありますが、市販で販売されているお兄さんのお人形さんがいくつか置いてあったと思いますよ～」

華琳「ちょっと風！！！？？/////////」

風「この際全てを曝け出してはどうですか～、華琳様～♪お兄さんが好きなのはもはや風達の共通の感情なんですから～～♪///////////」

華琳「・・・・・それもそうね」

雪蓮「流石覇王曹孟徳ね♪潔さも見事なものね♪」

鏡雪蓮「一刀ぉ～～♥♥愛してる～～～♥♥傍に居てぇ～～～♥♥一刀ぉ～～～～♥♥」

雪蓮「あらあら、分かっていたとはいえ、結構恥ずかしいわね/////////」

鏡冥琳「愛しているぞぉ♥♥一刀ぉ♥♥一生愛してくれぇ♥♥一刀ぉ♥♥」

冥琳「//////////////」

雫「わたしは、どうでしょう・・・・・」

雪蓮と冥琳に釣られて雫も鏡の前に立ってみる

鏡雫「一刀様ぁ～～♥♥ああああ♥♥一刀様ぁ～～～～♥♥」

雫「ああ、よかった♪やはりわたしは一刀様一筋です♪//////////」

月「・・・・・なんだか興味あるかも♪」

詠「ちょっと月！！何があるか分からないのよ！！」

鏡月「大好きぃ♥♥ご主人様だ～～～い好き♥♥」

月「へぅ～～～～～～////////////」

鏡詠「一刀ぉ～～♥♥素直になりたいのぉ～～～♥♥だから嫌わないでぇ～～～♥♥お願い一刀ぉ～～～～♥♥」

詠「いやああああああああああ！！！！見るなーーーーーーーーーーーー！！！！////////////」

ボガスッ！！！

一刀「ぼへあっ！！！！」

詠の痛烈右ストレートを顔面にモロに食らった一刀はそのまま床に顔面スライディングした

その後、一同は三国の王達の命令もあって全員が鏡の前に立つ

しかし、一人残らず似たり寄ったり、個人差はあるが、一刀のことを口走らない将は居なかった

蓮華「うううう、恥ずかしい//////////」

純夏「もうこんなこと御免よ/////////」

思春「まったくだ//////////」

季衣「そうかなぁ♪結構面白かったけど♪」

流琉「はにゅう～～～～～///////////////」

焔耶「もう鏡など見たくも無い/////////」

凪「///////////////////////」

杏奈「うふふふ♪皆さん全員ご主人様無しじゃ生きていけそうにありませんねぇ♪////////」

星「まったくだ♪/////////」

一刀「それじゃあ、もういいかな」

そういって、一刀は宝物庫を出て行こうとする

しかし

雪蓮「待って♪まだ一刀が残っているじゃない♪」

一刀「え？俺？」

華琳「そうね、一刀の真の心というのもかなり興味があるわ」

桃香「ご主人様♪鏡の前に立ってみてよ♪」

焔耶「わたし達だけさせといて、自分だけやらないなど不公平だぞ！！お館！！」

一刀「・・・・・別にいいけど」

皆の熱烈な要望に答え、一刀は軽い気持ちで銅鏡の前に立つ

すると

ブヲオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

一同「！！！！！？？？」

一刀を含めた全員が目を一斉に皿にした

鏡の中には一刀の姿はどこにもなく、代わりにどす黒い煙のような暗黒が現臨していたのである

雪蓮「ちょっと！！？なによこれ！！？」

桃香「ご主人様が・・・・・どこにも居ない・・・・・」

華琳「この黒い物体はなんなのよ！！？」

華陀「おいおい、凄い邪気だな！！」

蓮華「これが・・・・・一刀の真の心なの・・・・・」

愛紗「そんな・・・・・そんなはずがありません！！」

雫「そうです！！一刀様の心は誰よりも純粋なんです！！何かの間違いです！！」

一刀「・・・・・・・・・・」

一刀も驚いていた、まさか自分の真の心がここまで汚くどす黒いものだとは思わなかったのだから

杏奈「・・・・・もういいでしょう、皆さん」

百合「気持ち悪いですぅ～～」

華琳「そうね・・・・・もう・・・・・」

華琳がこの宝物庫から出るように全員に言おうとした時

バキャアアアアアアアアアアアアアアアン！！！！！

華琳「なっ！！！？？」

桃香「きゃああああああ！！！？？」

雪蓮「何が起こってるの！！？」

いきなり鏡が粉々になったと思ったら

ギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン！！！！！

一刀「ぐっ！！？」

華琳「何っ！！！？」

桃香「ええええ！！！？」

雪蓮「え！！？一刀！！？」

鏡の中に居たはずの黒い物体が自分達の目の前に現臨し、いきなり一刀に襲い掛かったのである

一刀はその攻撃を忠久で受けるが、攻撃の勢いを殺しきれずそのまま宝物庫の扉から外に押し出され壁に背中から激突した

ブヲオオオオオオオオオオオオオオオ！！

ギイイイイイイイイイイイイイン！！

一刀「ぐあああああああ！！！」

壁に寄りかかった一刀をその黒い物体は容赦なく攻め立て、一刀は忠久で何とかその攻撃を受けいく

雪蓮「ちょっと！！？なんなのよ今のは！！？」

華琳「そんなことわたしが解る筈無いじゃない！！」

桃香「ご主人様！！！」

霞「なんなんや！！？あの気持ち悪い物体は！！？」

華陀「邪気が鏡から飛び出しやがった！！！」

春蘭「いずれにせよ、叩き斬ってやる！！！」

愛紗「ご主人様に刃を向けおって！！ただではすまさぬぞ！！！」

凪「隊長！！！助太刀します！！！」

恋「ご主人様！！今行く！！」

葵「まったく何だってんだ！！！？」

時雨「旦那様！！！」

雫「一刀様！！！」

一同も一刀を助けようと後を追っていった

ギイン！ガアン！バチッ！キイン！ガアン！ゴキン！カアン！キイン！ギイン！ガアン！

一刀「くっ！！ぐっ！！」

みんなから引き離された一刀は黒い物体の攻撃を受け捌きながら廊下を後退していた

黒い物体はだんだん形を成していきはっきりとした人を形取っていく

一刀「（こいつ、左で剣を振るっている！！？）」

黒い物体が振るっているのは自分と同じ剣、しかも左で振るっている

一刀「（くっ！！これはやりにくいな！！）」

自分が使う相手の呼吸を狂わせる剣を自分が使われるとは思っていなかった一刀は縮地で距離を取り忠久を右手から左手に持ち帰る

しかし

シュボッ！！

一刀「なっ！！！？速！！！」

ガキイイイイイイイイイイイイイイイイイイン！！！！

一刀「うおおおおおおおおおおお！！！？？」

まるでその隙を狙っていたかのように黒い物体は一気に一刀との距離を縮め、一刀を吹っ飛ばした

何とか受けることには成功したが、一刀はそのまま中庭に吹っ飛ばされる

一刀「くっ！！」

何とか空中で数回回転し中庭に着地する一刀

？？？「・・・・・・・・・・」

一刀「っ！！？？」

その黒い物体はすでに一刀の目の前に居た

そこに

明命「はいやっ！！！」

思春「はああああ！！！」

霞「うおりゃあああ！！！」

悠「しゃああああ！！！」

三国が誇る、隠密機動、黄泉路の鈴、神速の龍、俊足の虎が一斉に黒い物体に襲い掛かる

しかし

？？？「・・・・・フッ」

明命「え！！？」

思春「何！！？」

霞「嘘やろ！！？」

悠「こいつ、あたし達の連携を！！」

なんと、その黒い物体はこの四人の攻撃をいとも簡単にかわした

沙和「うそ・・・・・なの・・・・・」

真桜「姐さん達の攻撃が掠りもしないやと！！？」

一刀「・・・・・なんだと」

凪「今の動きは、まさか・・・・・」

一刀と凪はその黒い物体の動きにピンと来るものがあった

愛紗「このおーーーーーーーー！！！」

鈴々「お兄ちゃんから離れろなのだーーーーー！！！」

星「はいはいはいはいーーーーー！！！」

翠「ご主人様になにすんだこらーーーーーーーー！！！」

紫苑「はああああああ！！！」

蜀の誇る五虎大将が一斉に攻撃を仕掛けるも

シュババババ！！！

愛紗「なに！！？」

鈴々「にゃにゃっ！！？何が起こったのだ！！？」

星「我らの連携がこれほど容易く！！」

翠「なんなんだこいつは！！！？」

紫苑「みんな！！落ち着いて！！」

雛罌粟「ええええ！！？」

柊「そんな・・・・・五虎大将の連携は一様でも受けきれたことが無いのに・・・・・」

一刀「やっぱりこれは・・・・・」

凪「北郷流縮地法卯の型、流歩だ・・・・・」

そう、その黒い物体はあきらかに自分達の流派の歩法を使っていたのだ

その流水のような流れるような動きは蜀の誇る将達の攻撃を受け流していった

一刀「（しかも、その中に闇歩が混じってやがる・・・・・）」

流れるような歩法に暗殺用の歩法が混じれば、それはまさに魔の暗黒海域である

一刀「（うそだろ、俺だって縮地法の混同技はまだ出来ないのに・・・・・）」

春蘭「ええい何をしておる！！？どけい！！！そんなやつはわたしが示現流一の太刀で両断してやる！！！」

蜻蛉の構えで春蘭はその黒い物体と対峙する

そして

春蘭「ち、ち、ち、ち・・・・・チェストーーーーーーーーーーーーー！！！！！」

ブゥン！！！！

春蘭の一の太刀は今までで最高の速度だった

振るった春蘭も、これならたとえ一刀でも避ける事は出来ないと確信できるほど勢いの乗ったものだった

しかし

ドカッ！！

春蘭「ぐおっ！！？？なんだと！！？」

その人生で最高の速度と威力を誇った春蘭の一撃は空を切る

しかも自分は地面に横たわり、いつの間にか七星餓狼は自分の手を離れていた

一刀「・・・・・巳の型、回歩・・・・・」

凪「・・・・・・・・・・」

一刀も凪も見た

黒い物体は、その一の太刀すらかわし、春蘭の後ろに移動し足払いで春蘭の体を崩し、七星餓狼を弾いたのを

一刀「（また闇歩を混ぜてきやがった・・・・・）」

恋「・・・・・・・・・・」

葵「やれやれしょうがないな」

嵐「ああ、我々が相手をしてやろう」

凪「そんな猿真似は我々には通用しないぞ！！」

一刀「（っ！！！？拙い！！！）」

この四人が暴れれば、許昌の城はそれこそ数刻で瓦解してしまうだろう

一刀は忠久を鞘に納め、金剛刀を抜いた

そして

一刀「ふっ！！」

七乃「あっ！！！一刀さん！！！」

彩「一刀殿！！！」

美羽「何をする気かや！！？一刀！！」

恋「っ！！？ご主人様！！？」

葵「一刀！！？」

嵐「なんだ！！？一刀！！？」

凪「師匠！！？」

一刀が酉の型、蔦歩で城壁に降り立ったと思いきや

一刀「はっ！！！」

そこから蔦歩で黒い物体に急降下した

ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン！！！！！！！！！

ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ！！！！

この一撃により地面は陥没し、衝撃によって砂煙が発生する

純夏「うわっ！！ちょっと一刀！！やり過ぎだって！！」

百合「あ～～～～ん、一刀君の馬鹿～～～、髪を洗い直さないといけませんよ～～」

蒲公英「でも、これならいくらあいつでも無事じゃないよ♪」

聖「うむ、一刀の力を思い知ったか♪」

小蓮「さっすが一刀♪」

暫らくして、砂埃が晴れていき一刀の姿が見えてくる

すると

恋「あっ！！」

葵「おいおい！！」

嵐「あの一撃を受けきるのか！！？」

凪「そんな・・・・・そんな・・・・・」

落下速度も利用した金剛刀の一撃を邪気の塊は難なく受けていた

一刀「っ！！・・・・・おまえは・・・・・いったい何なんだ！？」

？？？「オイオイ・・・・・マサカジブンノカオヲワスレテシマッタンジャナイダロウナ？・・・・・」

その者を包む黒い邪気が晴れていき、ようやく顔を認識できるようになった

しかし、そこに居たのは

？？？「・・・・・俺」

一刀「っっっ！！！？？？」

「！！！！！？？？？」

一刀も、一同も仰天する

そう、そこに居たのは、左手の忠久で金剛刀を受けいるもう一人の一刀だったのだ

しかし、明らかに違うところがある

それは、フランチェスカの制服ではなく、黒い外套を纏い、左頬に十字傷があり、髪を膝まで伸ばし、忠久の鞘を右腰に刺し、背中の金剛刀を一刀とは逆に装備しているのである

キイイイイイイイイイイイイイイイイン！！！

一刀「ぐああああっっっ！！！！」

ガキイイイイイイイイイイイイイイイイイイン！！！！！

一刀「うおあああああああああああ！！！！」

もう一人の一刀は、左の忠久の一の太刀で一刀の金剛刀を弾き、二の太刀で一刀を城壁の外まで吹っ飛ばした

華琳「一刀！！！」

桃香「ご主人様！！！」

雪蓮「ちょっと！！！何す・・・・・」

南海覇王を抜きその者と対峙する雪蓮だったが、柄を上手く握れなかった

なにせ、その者は自分が憧れていた山賊狩り時代の一刀そのものだったのである

？？？「・・・・・ふんっ」

雪蓮「あ！！？しまった！！」

その隙にもう一人の一刀は、凄いジャンプ力で城壁を飛び越え一刀を追っていった

春蘭「あいつの狙いは一刀か！！！」

愛紗「ご主人様！！！」

蓮華「一刀！！！」

白蓮「一刀が二人だって！！？」

純夏「いったい何がどうなっているのよ！！！？」

彩「そんなこと言っている場合か！！！」

華琳「ええ！！！追いかけるわよ！！！」

桂花「はい！！！これ以上あの変態が増えるなんて冗談じゃないけど、居なくなるのも困るのよ！！！」

一刀「くっ！！」

城壁の外にまで吹っ飛ばされた一刀は苑歩で着地した

町人「うわっ！！？・・・・・って北郷様！！？」

町娘「え！！？北郷様！！？」

いきなり城壁の上から降ってきた一刀に町の住民達は驚いた

なんせ今日は天下一品武踏会前日なので街はお祭り騒ぎである

一刀「みんな！！！ここから逃げるんだ！！！俺から離れろ！！！」

町人「は？何を言っているんですか？」

町娘「どうしたんですか？北郷様？」

街の人々が、一刀の言っている意味が分からないと首を傾げていた矢先

？？？「ふんっ」

ガキイイイイイイイイイイイン！！！！

一刀「ぐうっ！！！」

もう一人の一刀が城壁から飛び降りてきて一刀を吹っ飛ばした

町人「なっ！！！？？北郷様がもう一人！！！？？」

町娘「なんで？どうして北郷様が二人いるの！！？」

一瞬で街は混乱の渦中に入っていった

ガキーーーーーン！キイーーーーーン！ガガガガ！カアーーーーーン！カアーーーン！キイーーーーン！カアン！キイーーーーン！！！！

一刀「ぐっ！！くっ！！くそっ！！」

もう一人の一刀の攻撃を一刀は金剛刀で防いでいくが、それでも一方的に押されてしまう

一刀「（っ！！！速い！！！金剛刀じゃ相性が悪い！！！）ふっ！！」

重量級の金剛刀では小回りの利く忠久に追いつけないと判断した一刀は、午の型筍歩でいったん距離を置き金剛刀を鞘に納め忠久を抜き左手に持った

ギイーーーーーーン！カアーーーーーーン！ガキイーーーーーーン！！ギイーーーーーーーーーーーーーーン！！！

左対左

これでお互いに呼吸を狂わせることは出来ない

カアーーーーーン！！キイーーーーーーーーン！！ガキン！キイン！キイン！ガガガガガガガ！！！！

そこから数合打ち合い鍔迫り合いにもっていく

一刀「ぐっ！！くうううううう！！・・・・・いったいおまえはなんなんだよ・・・・・」

？？？「・・・・・まるで始めて会うような台詞だな」

もう一人の一刀の声は、自分のそれとは２オクターブほど低く例えるならコントラバスのような、渋く深みある声だった

一刀「なんだと！？・・・・・・・・・・まさか！！？」

？？？「そうだよ、こうして実際に顔を合わせるのは初めてなんだろうが、夢の中では数え切れないほど会っているよな」

一刀「あの悪夢の中の！！！」

？？？「その通り、俺はお前の裏の人格、別の言い方で言えば、お前の罪の意識そのものだよ」

ガキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン！！！！

一刀「うおあああああああああああああああああああ！！！！」

鍔迫り合いから闇一刀は一刀を吹っ飛ばす

そこに

恋「ご主人様！！」

一刀「っ！！恋！！」

真っ先に恋が追いついてきた

恋「ご主人様に酷いことする奴・・・・・・恋が・・・・・・・・・・・」

そう言いながら闇一刀と向き合う恋だったが

恋「・・・・・ご主人様？」

闇一刀「・・・・・・・・・・」

そこにいるのは、ちょっと前の自分のご主人様だった

葵「恋！！！そいつは一刀じゃない！！！」

嵐「そうだ！！！一刀の偽者だ！！！」

恋「・・・・・・・・・・」

周りはそう言うが、恋は方天画戟を持つ手に力が入らないでいた

闇一刀「・・・・・そこをどけ、呂布」

恋「っ！！・・・・・止めて・・・・・ご主人様・・・・・」

闇一刀は一刀に瓜二つなだけじゃない、太刀筋、仕草、それこそ気配まで一刀そのものだったのだ

闇一刀「お前に主人なんぞ居ない・・・・・そこをどくんだ」

恋「（フルフルフルフル！！）・・・・・どけない・・・・・」

闇一刀「そうか・・・・・ならば・・・・・」

ガキイイイイイイイイイイイイイイン！！！！

一刀「ぐうううううう！！！」

恋「あっ！！！？？」

葵「っ！！？？素通り！！？」

嵐「あいつの狙いはあくまで一刀か！！？」

みい「にゃ～～～～♪どこも美味しそうにゃ～～～～♪」

ミケ「大王様～～～♪美味しいもの欲しいにゃ～～～～♪」

トラ「おなか減ったにゃ～～～～～♪」

シャム「食べたいにゃ～～・・・・・」

璃々「駄目だよ～～みんな～～、勝手に食べちゃメッ！なんだから～～～」

みい「にゃ～～～～・・・・・璃々っ子は厳しいにゃ～～～～～・・・・・」

お祭り騒ぎの城下町

そこに南蛮食いしん坊トリオが居た

みい「よ～～～～し♪今日はみいの奢りにゃ♪食べたいだけ食べるにゃ♪」

ミケ「にゃ～～～♪大王様太っ腹にゃ～～～～♪」

トラ「流石大王様にゃ～～～～♪最高にゃ～～～～～♪」

シャム「食べたら・・・・・お昼寝♪・・・・・」

璃々「ああ～～～も～～～～！！勝手に取っちゃ駄目だってば～～～！！」

璃々が必死で静止するも、この４人にそんな理屈は通用しない

自分の目に映るあらゆる食べ物が自分のものだという目をしながら街を歩く南蛮トリオ

そこに

ガキイイイイイイイイイイイイイイイイイイン！！！！

みい「にゃ～～～～～！！！五月蝿いにゃ～～～～～！！！何事にゃ～～～～～！！！」

いきなり苦手な金属音がした方を振り返ると

闇一刀「しっ、ふっ」

一刀「ぐっ！！っ！！」

みい「にゃにゃ～～～！！？おにいが二人にゃ～～～～！！」

ミケ「あにしゃまが二人いるの～～～！！！」

トラ「にぃにぃ同士が戦っているにゃ～～～！！」

シャム「にいさま・・・・・」

璃々「え？え？・・・・・ご主人様が・・・・・二人？」

一刀「はあああああああああ！！！」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ！！！

一刀は全身に山吹色の氣を纏い、忠久に気を流していく

しかし

闇一刀「～～～～～～～～～っ」

ブヲオオオオオオオオオオオオオオオ！！！

闇一刀も全身に邪気を纏い自分の持つ忠久に邪気を注いでいく

一刀「（やっぱり、こいつは俺と同じことが出来るんだな！！）」

ガキーーーーーン！キイーーーーーン！ガガガガ！カアーーーーーン！カアーーーン！キイーーーーン！カアン！キイーーーーン！！！！

同じ事ができると言うことは当然勝負は互角になる・・・・・・・・・・・・・・と思われるが

ガッキイーーーーーーーーーーーーーーン！！！

一刀「ぐはあ！！！」

なぜか一刀は一方的に押されてしまう

雪蓮「どうしたの一刀！！！？」

蓮華「そうよ！！！そんな偽者早く斬ってしまって！！！」

一刀「（そういうけどおかしいんだ！！こいつと俺の実力は殆ど同じ筈なのに、なんでこれほど一方的なのか分からないんだ！！）」

氣の量、質、身体能力、剣技、体術、どれをとっても圧倒的差があるわけではない、なのに押されてしまう

一刀はこの事象の決定的原因が掴めずにいた

ガギャイーーーーーーーーーーーーーーン！！！

一刀「うおわあああああああああ！！！」

闇一刀に吹っ飛ばされる一刀

シュバババ！！ドンッッッ！！！

その一瞬で闇一刀は忠久を納め、両手を目の前で素早く動かし雷針砲を放った

一刀「っ！！？？速！！」

あまりに速い邪気弾が一刀に迫る

バチイイイイイイイイイイイイイイイイイイ！！！！

一刀「ぐあああああ！！！！」

一刀はその弾を忠久で受けるが、速度を増した氣弾の威力を封じることが出来ず、受け流すことしか出来なかった

一刀「っ！！！しまった！！！」

その雷針砲は自分の雷針砲の速度を上回っていたため、一刀は金剛刀を抜く暇が無かった

町娘２「きゃああああああああああ！！！」

町人２「何だ！！！？？」

その氣弾は民衆の中へ吸い込まれていく

かと思いきや

闇一刀「・・・・・ふんっ」

バシューーーーーーーン！！

一刀「え！！？？」

闇一刀が腕を振り上げると同時に、その邪気弾は民衆に当たる寸前で空へと舞い上がっていった

斗詩「な、なんですか？今の・・・・・」

猪々子「なんか・・・・・民衆を巻き込む気はないみたいだな・・・・・」

麗羽「あら、優しい人じゃないですか♪」

麗羽はそう言うが

一刀「（おいおい、嘘だろ！！？俺もある程度氣の遠隔操作は出来るけど、ここまで極めてはいないぞ！！）」

凪「（凄い・・・・・氣を完全に自分の制御下に置いている・・・・・）」

柊「・・・・・・・・・・」

雛罌粟「・・・・・・・・・・」

この三人は、氣の使い手として闇一刀の技量に感動を覚えていた

しかし

闇一刀「・・・・・ふっ！」

シュビッ！！

一刀「なっ！！？」

一刀は今度は完全に闇一刀を見失ってしまった

悠「速い！！！」

悠も闇一刀の動きを捉えることが出来なかった

ガシッ！！ギュチッ！！

一刀「くっ！がっ！！！？」

闇一刀は、一刀との距離を一気に縮めその勢いを利用し一刀の忠久を持っている左手首を掴みながら左肘関節を逆に極めそのまま背負い投げをしようとする

一刀「（ぐっ！！これは！！無刀術訃の楔！！）

一刀は左肘を半ば無理やり捻り関節を極められるのを防いだ

しかし

闇一刀「ふんっ！！」

一刀「ぐっ！！」

それでも投げられること事態は防ぐことが出来なかった一刀は空中で逆さまの状態となる

そこに

ゴカンッ！！！

一刀「ぐはあ！！！」

逆さまになった一刀の頭を狙って闇一刀が右足の蹴りを放つ

一刀はこの蹴りを腕で防ぎ、その威力を利用し距離を取り、何とか体勢を整えることに成功する

闇一刀「・・・・・ちっ」

この時初めて、闇一刀は眉をしかめた

凪「そんな・・・・・あんな危ない業を使うなんて・・・・・やはりあの人は隊長を殺す気だ・・・・・」

沙和「え！？なになに～！？凪ちゃん～～！」

真桜「ウチ、動きが速すぎてよう見えんかったんやけど、もう一人の隊長が隊長を投げたようにしか見えんかったで・・・・・」

凪「・・・・・今の業は、無刀術訃の楔の一つ、画竜点睛だ」

沙和「どんな業なの～？」

凪「あの業は・・・・・相手の腕の関節を極め、折り、そのまま投げつつ相手の頭を蹴り首の骨をへし折るのが本来の形なんだ」

沙和「・・・・・・・・・・」

真桜「・・・・・・・・・・」

凪「この言葉は、北郷流無刀術では、文字通り相手の息の根を止めるという意味なんだ」

沙和「ひぃ～～～なのぉ～～・・・・・」

真桜「えげつないでぇ・・・・・・」

凪の説明に、沙和と真桜は背筋どころか全身に寒気を感じた

一刀「くっ！！本気で俺を殺す気か・・・・・」

左肘と手首に痛みが残っているが、そんなことは言っていられない

一刀は忠久を構え、闇一刀と向き合う

闇一刀も一刀に迫る

そして、左手で忠久を抜きつつ、右手を一刀に向けた

一刀「っ！！？まさか！！？」

そのまさかだった

バリバリバリバリバリバリバリバリ！！！！

一刀「くっ！！」

凪「なっ！！？」

闇一刀の右手が光ったと思ったら青白い大量の電流が一刀を襲った

一刀「ぐうううううううううううううううう！！！」

一刀は忠久に目一杯氣を込めその電気の波を防いだ

一刀「くぅ！・・・・・氣を雷に電子変換するだって！？・・・・・そんな超々高等技、俺はまだ出来ないのに！」

闇一刀「もう気付いてるんだろ？・・・・・俺はお前以上のことが出来るんだよ・・・・・俺は北郷流のことならお前以上に知っている、お前がなまじ北郷流を使えるだけに、俺はお前の一手も二手も先を読むことが出来るんだよ」

一刀「・・・・・・・・・・」

一刀の顔に絶望の色が出始めた

その時

凪「はああああああああああああ！！！！」

ドガドガドガドガドーーーーーーーーーーーーーン！！！！！

一刀「っ！！凪！！」

凪は嵐のような氣弾を闇一刀に向けて放ち、一刀との間に割って入った

凪「隊長！！助太刀します！！」

一刀「よせ凪！！！お前じゃ敵わない！！！」

凪「解っています！！！でもこのまま隊長を見殺しにするくらいなら死んだ方がましです！！！」

一刀「・・・・・・・・・・」

凪の言葉を嬉しく思う一刀であったが

ギイイイイイイイイイイイイイイイイイイン！！！

一刀「ぐうううううううう！！！」

凪「なっ！！？また素通り！！？」

やはり闇一刀は一刀以外は眼中に無かった

詠「ちょっと！！？またなの！！？」

月「ご主人様ーーーーーーー！！！」

再び闇一刀は一刀をふっ飛ばし、一同から距離を取ろうとする

天和「みんな～～～～～～～♪明日またここで会おうね～～～～～♪」

観客「「「「「ほわ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！」」」」」

地和「寂しいのは解るけど、一日会えない程度で泣くんじゃないわよ♪あんた達～～～～～～～～～♪」

観客「「「「「ほわ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！！」」」」」

人和「それでは皆さん♪明日の天下一品武踏会で会いましょう～～～～♪」

観客「「「「「ほわ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！！」」」」」

ここ、魏の闘技場では数え役曼☆シスターズのコンサートが開催されていた

天和「みんな～～～～♪またね～～～～♪明日も見に来てね～～～～～♪」

観客「「「「「ほわ～～～～～～～～～～～！！！！来るほわ～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！！」」」」」

そして、コンサートも最高潮に達し全演目が終了しようとしたその時

ガキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン！！！！！

天和「ええ！！！？？」

地和「なっ！！！？？」

人和「何！！！？？」

いきなりコンサート会場に似つかわしくない剣戟の音が響いたと思ったら

闇一刀「ふっ、しっ」

ガキーーーーーーーーーーーーーン！！！！バチイーーーーーーーーーーーーーーーーン！！！！

一刀「ぐっ！！！ぐはあ！！！」

天和「ええええ！！？一刀が二人居る！！？」

地和「ちょっと！！？何がどうなってるのよ！！？」

人和「わたし、目がおかしくなったの・・・・・」

観客「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」

突然のことに三姉妹および観客達もついていけなかった

華琳「天和！！！地和！！！人和！！！」

天和「あ！！華琳様！！」

地和「ちょっと！！あれなんなのよ！！」

華琳「説明は後よ！！！このコンサートはすぐに中止しなさい！！！」

人和「わ、分かりました！！！」

徐栄「よ～～～～し、ここも問題無しだな」

張済「人が増えてきたからそれだけ犯罪件数も増えると思っていたけど、案外そうでもなさそうだな」

徐栄「まぁ、俺達北郷隊が常に目を光らせているからな、不貞な輩が犯罪を起こす気も起きんだろうさ♪」

張済「ああ♪やっぱり兄上は偉大な人だ♪」

徐栄「おう♪隊長の部下であることを誇りに思おう♪」

張済「おう♪」

徐栄と張済は祭りの日であるだけあって、今日も城下町に駆り出されていた

しかし、北郷隊副官であることを誇りに思っている二人はむしろ喜んでお勤めを果たしていた

張済「おい・・・・・なんだか雨が振ってきていないか？」

徐栄「・・・・・・本当だな・・・・・ちくしょう今の今までずっと晴れていたのにどうしちまったんだ」

いきなり降ってきた小雨に徐栄と張済のテンションは下がり気味になる

張済「明日は大事な日だって言うのに・・・・・」

徐栄「大丈夫さ♪なんせ隊長が居るんだからな♪」

張済「それもそうだ♪兄上が居れば雨雲も逃げていくさ♪」

二人が一刀を崇拝している中

ガキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン！！！！

徐栄「な！！何！！！？？」

張済「なんだ！！？刃傷沙汰か！！！？」

突然の剣戟の音に二人が腰の剣を抜き気を引き締めると

闇一刀「せぇい、ふっ」

キィイーーーーーーーーーーーーーン！！！　　　ガキーーーーーーーーーーーーーーン！！！！

一刀「ぐっ！！！っ！！！」

徐栄「ええええええ！！！？？隊長が二人！！！？？」

張済「あ、兄上が・・・・・兄上が・・・・・」（パクパク）

凪「あ！！！徐栄さん！！！張済さん！！！なにやってるんですか！！！？？」

徐栄「え？あ、凪殿・・・・・これはいったい・・・・・」

張済「兄上・・・・・兄上が・・・・・」（パクパク）

沙和「その反応はちょ～～～～～解かるの！！！でも今は正気に戻ってなの～～～！！！」

真桜「せや！！！しゃきっとせい！！！」

徐栄「は、はっ！！！」

張済「り、了解であります！！！」

真桜に激昂され二人も一同を追っていった

ガキイイイイイイイイイイイイイイイイイイン！！！！

一刀「ぐっ！！！！」

闇一刀の剣の威力を殺しきれず、一刀は打たれ放題だった

一刀「（なんてこった・・・・・これほど実力に開きがあったなんて・・・・・）」

この実力の差を埋めるには二刀流に成る他無いのだが

闇一刀「・・・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

一刀「（・・・・・これが・・・・・闇に染まった俺だというのか・・・・・）」

闇一刀は、こちらの技の全てを見切っている

こちらが二刀流になろうと金剛刀に手を掛ければ必ずその隙を突いてくる

一刀「（駄目だ・・・・・金剛刀を抜こうとすれば確実にやられる・・・・・こうなったら一か八か！！）」

そう思い一刀は集中する

一刀「～～～～～～～～～～っ・・・・・回天丹田」

一気に氣のリミッターを外しそれと同時に気を絞り込む、すると一刀から白い羽のような粒子が撒き散らされる

一刀「これなら！！・・・・・っ！！！？？」

そうして闇一刀に突っ込もうとした一刀は息を呑む

闇一刀「いいのか？俺？この街を消滅させても」

一刀「ぁぁ・・・・・ぁぁぁぁ・・・・・」

なんと、闇一刀も回天丹田を発動していたのだ

闇一刀は黒い邪気を薄皮一枚にまで絞込み、黒い羽の粒子を撒き散らしていた

霞「嘘やろ・・・・・そんなんありかいな・・・・・」

嵐「まさか、あいつも使えるなんて・・・・・」

一刀「・・・・・・・・・・・っ！！」

闇一刀の言葉に一刀は回天丹田をすぐさま解除する

闇一刀「そうだ、それでいい・・・・・こんな邪道な技は俺達には必要ない」

カアアアーーーーーン！！キイイイーーーーーン！！ガッキイーーーーーーン！！バチイイーーーーーーン！！

ガアーーーーーーーン！！ギギギギギギ！カアアーーーーーーーン！ギャリイイイーーーーーーーーン！！

闇一刀も回天丹田を解除するが、それと同時に一刀に斬りかかった

一刀「ぐっ！！！ぐあっ！！！くぅあ！！！」

一刀はあらゆる縮地法を駆使し闇一刀から隙を作ろうとするが、暖簾に腕押しであった

闇一刀「もう終りか？ならこれで終いにしてやろう」

一刀「なっ！！！？？」

今度は闇一刀の縮地法

その鋭さは、活性化した悠のそれと変わらない

一刀「ふっ！！！」

闇一刀の斬撃を空蝉の術でなんとか回避した一刀

一刀は闇一刀の後ろに黒いＴシャツ姿で背後を取っていた

一刀「（よし！！取った！！）」

今の隙に金剛刀を抜き完全に闇一刀の背後を取った一刀

狙うは忠久を持っている左腕

そこを斬り落とさんと、一刀は忠久を振り下ろした

一刀「（え！！？）」

しかし、刀から人を斬る感触が伝わってこない

一刀「（なんだ！！？なにがどうなった！！？俺は確かに斬ったはず！！）」

目の前の闇一刀の左腕を自分は確かに斬った

だが、その目の前の闇一刀の左腕はうっすらと消えていく

一刀「（しまった！！罠か！！）」

闇一刀は瞬間的に左手から忠久を放すことで一刀の斬撃を回避し、次の一瞬で右手に持ち替えていたのだ

気が付いた時には、闇一刀の忠久の刃は自分の目の前にまで迫ってきていた

アドレナリンが大量に放出されているせいか、あらゆる事象がウルトラスローモーションに見えてしまう

一刀「（くそっ！！）」

振り下ろした忠久を掌を返し、また振り上げようとするが

ズバシュッ！！！

間に合わなかった

一刀の左腕は闇一刀の忠久に両断され自分の忠久ごと宙を舞った

一刀「ぐっ！！！！」

左腕から襲い掛かる激痛を歯を食いしばりながら堪え、一刀は右手に残された金剛刀を振るう

しかし

カアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン！！！！！

やはり速度では忠久には敵わない

金剛刀も弾かれとうとう一刀は無腰となった

そして

ドスッ！！

一刀「が！！？・・・・・ああぁ・・・・・ああああぁぁ・・・・・」

腹から背中に掛けてこの世のものとは思えない痛みが襲い掛かる

そう、闇一刀が忠久を一刀の腹に突き刺したのである

闇一刀「これじゃ足りない・・・・・足りないよな？・・・・・俺」

グリッ！！　グリリッ！！！

一刀「ごはあっっ！！！！がはうあ！！！！」

闇一刀は刺した忠久を捻りこみ一刀の腸を抉った

一刀の口から、腹から大量の血が溢れ出す

闇一刀「お前の犯した罪は・・・・・右手一本、内臓の一つや二つでは優しすぎる」

ズバンっ！！！

一刀「ぐああああああああああああああ！！！！！！」

闇一刀は忠久を引き抜き一刀の右足を太腿から両断した

一刀は片方の足を失ったことにより完全にバランスを崩す

闇一刀「これでも足りないよな・・・・・」

ズバシュ！！！

一刀「ごああああっっっ！！！！」

地面に倒れる寸前で闇一刀は一刀の左腕も二の腕から両断した

ドチャアアアア！！！

そして、雨の中一刀は地面に仰向けに倒れこんだ

一刀「ぁぁ・・・・・ぁ・・・・・ぅ・・・・・ぁぁぁ・・・・・」

視界がぼやける、見えるのは灰色の空と降り注ぐ雨粒のみ

痛みを通り越して体の感覚が麻痺してしまっている

雨により一刀の血は地面を伝い、辺りは一刀の血で赤く染まる

動くことはもう出来ない、後は殺されるのを待つのみ

闇一刀「お前を救ってやるよ・・・・・終りだ！！俺！！！」

忠久に溢れんばかりの邪気が込められ、闇一刀は忠久を振り下ろした

ご主人様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！

一刀ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！

一刀様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！

隊長ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！

一刀君ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！

旦那様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！

一刀殿ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！

恋姫達の悲痛な叫びが響き、その叫びは雨音に掻き消されていくのであった

どうもseigouです

こんな時間に投稿してすみません

一応これでもかなり頑張っているんですよ

仕事で疲れた体に鞭打ち、こうして書いているわけです

と、そんな個人的なことはさておき、さて、これからどうなって行くのか

この外史はどんな形になっていくのか

そして、一刀の運命は・・・・・

・・・・・待て・・・・・次回・・・・・