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一刀「どうだ?」
一技「一刀様・・・それが中々の忠将のようでいまだ黙秘です」
一刀「そうか・・・まぁほっといていいだろ、それより飯だぞ」
一技「忘れてました・・・また一刀様が?」
一刀「ああ、暇だったからな・・・ついでに人攫いもしてきた」
一技「ひっ人攫い!?一体何をしてるんですか!?」
一刀「まぁまぁ・・・さぁ飯を食おう」
一技「ゴマカサナイデクダサイ」
戦華「あ、一刀お兄ちゃんに一技お兄ちゃん!」
一刀「おお、戦華・・・どうした?」
戦華「んと・・・ぐんぎ?あるからきてくれって・・・いわれた」
一刀「はぁ?今から飯なのに・・・しゃーない」
一技「兵は僕が見てますので、戦華と一緒に行ってきてくださいね」
一刀「了解、軍師様。さぁ戦華、飯を持って軍儀にいくぞ」
戦華「は~い」
一刀「遅くなりまし・・・っていねぇじゃん」
戦華「あれ?」
一刀「まぁいいや、ここまできたんだしここで飯を食うぞ」
戦華「はーい!」
一刀「旨いには旨いが・・・たまには米食いたいな」
戦華「ご飯!」
一刀「ああ、俺が居たところはコメが主食だったしな。にしても・・・」
戦華「・・・?」
一刀「いや、なんでもない・・・ほら、あんまりこぼすなよ」
戦華「あい」
一刀「返事だけじゃなくてな・・・」なでなで
戦華「きもちいい」
一刀「そうかそうか」
袁紹「遅くなりましたわ・・・あら?」
一刀「ん?」
袁紹「なぜ貴方がここに?」
一刀「軍儀があると聞いてきたんだが・・・ちがったか?」
袁紹「いえ、軍儀はありますわ・・・まぁいいですわね、他の皆さんが来るまで話でも・・・」
一刀「なら聞くが、なんで連合なんて作った?」
袁紹「それは・・・帝を思って「うそだな」嘘では・・・ありませんわ」
一刀「お前はそう思ってても、回りはどうだろうな・・・プライドが高い袁紹さんよ」
袁紹「プライド・・・とはなんですの?」
一刀「誇りだ、意地とでもいうかな」
袁紹「プライドは・・・誇りや意地・・・」
一刀「そんなに帝が大事ならば、俺の陣にこい・・・夜にでもな、あとこのことは他言無用いいな?」
袁紹「よろしいですわよ・・・ですが、もし他言したら・・・どうなりますの?」
一刀「首と胴体が離れるだけだ・・・わかったな」
袁紹「ええ、わかりましたわ」
袁紹「では・・・虎狼関についてですが・・・」
一刀「・・・」zzz
戦華「・・・」zzz
曹操「・・・」
孫策「・・・」
袁紹「・・・ほかに質問はありまして?」
曹操「麗羽・・・あれは放置してていいのかしら?」
袁紹「問題ありませんわ・・・というか、ご丁寧に起こすなと書かれた紙をつけてるので・・・」
孫策「そりゃそうだけど・・・起こしても問題ないわよね」
袁紹「・・・私は知りませんわ」
曹操「・・・嫌な予感しかしないわね」
孫策「まっさか~・・・ほら、おきなさ『チャキ』えっと・・・」
暗部「すみません。北郷様より警護を任されておりまして・・・たとえ味方とはいえ、北郷様の安眠は妨害させませんので・・・以後お気をつけて」
孫策「え、ええ・・・わかったからそろそろ放してほしいのだけど」
暗部「・・・ごめん」
曹操「ほら、やっぱり嫌なことだったじゃない」
孫策「そうね・・・にしてもあれほどの兵がいるなんてね」
曹操「ほしいわね」
袁紹「さぁ軍儀はこれで終わりますわよ。では、先鋒は孫策さんたちでお願いしますわよ」
孫策「はいはい・・・それじゃ、戻るわ」
ぞろぞろと軍儀を終えて帰る諸侯とその場に留まる袁紹と曹操
袁紹「終わりましたわよ・・・北郷さん」
一刀「ん・・・おわったか・・・戦華」
戦華「うみゅ・・・」
一刀「(なでなで)先鋒は?」
曹操「孫策になったわ・・・北郷、例の手伝いお願いね」
一刀「ああ、できる限りのことはしてやるよ・・・それじゃぁ袁紹、曹操またな」
袁紹「ええ」
曹操「ばいばい」
一技「一刀様」
一刀「どうした?何か問題でもあったか?」
一技「それが・・・美羽様からこのようなものが・・・」
一刀「どれ・・・・ふむ」
一技「いい情報では「ないな」やはり」
一刀「美羽たちはいま孫呉に囚われてるらしい」
一技「え?」
一刀「どうも詳しくは書いてないな・・・連合が終わったら会いにいくしかないな」
一技「わかりました・・・」
一刀「それより張飛と趙雲はどうした?」
一技「趙雲は相変わらずですが・・・・張飛は空腹だと訴えてまして・・・」
一刀「何か問題でも?」
一技「はい・・・大変な大食いでして・・・三日分の食料が・・・」
一刀「そうか・・・陣のはずれに貼り付けにしておけ・・・俺は趙雲に話しを聞きにいく・・・周泰隊は着いて来い」
『ハッ』
一技「では、戦華は僕と一緒に戦の準備でもしましょうか」
戦華「は~い」
一刀「いるか?」
趙雲「なんのようですかな?」
一刀「相変わらず話す気にはならないか・・・」
趙雲「モチロンですな・・・それに」
一刀「知ってる情報も少ないからか・・・参戦したのもつい最近らしいな」
趙雲「ええ、ですから私は情報らしい情報はもっておらぬよ」
一刀「お前は勘違いしてるが・・・董卓の情報は要らない、ほしいのは天の御使いについてと劉備についてだ」
趙雲「ほぉ・・・よほどの自信があると」
一刀「あまり情報が無くてな・・・誰か」
兵「はっ」
一刀「俺の天幕からアレの壷を持ってきてくれないか?」
兵「はい、いってきます」
趙雲「あれとは・・・なんですかな?」
一刀「気に入るかわからないけどな「ここに」ありがとう」
兵「いえ、では失礼します」
趙雲「随分厳重に保存してるようですが・・・・これは」
一刀「メンマだ・・・酒のつまみとして作ってみた」
趙雲「メンマとな・・・でしたら私は少々アジにはうるさいですぞ」
一刀「試作だしな・・・まだ旨いとはいえないが、どうぞ」
趙雲「では・・・(旨いですな・・・今まで出会ったメンマよりも数段上の旨さですな)」
一刀「酒があればいいのだが・・・あいにく戦場にもってはこれないからな、メンマだけで我慢してくれ」
趙雲「おや、私は捕虜ではないのですかな?」
一刀「ああ、捕虜だよ。まぁここからは出られないからキニシナイな」
趙雲「それほど私が弱いと・・・クックックおかしいですな」
一刀「おかしいか・・・・おとなしくしておけよ」
趙雲「それこそおとなしくいうことをきくとお思いで?」
一刀「お前がまだ武人として生きていたいならな」
趙雲「・・・・どうですかな」(ビクッ)
一刀「・・・・今ので、お前は死んでるぞ」
趙雲「・・・・今はこのメンマを堪能することにします」
一刀「賢明な判断だな・・・もう少し食うか?」
趙雲「・・・おねがいします」
おまけ
袁紹「夜に来いとはいわれましたが・・・・」
兵「これは総大将殿、いかがいたしましたか?」
袁紹「北郷さんの陣でよろしいのでしょうか」
兵「はい、そうですが・・・北郷様に用でしょうか?」
袁紹「そんなところです・・・通してもらえますでしょうか」
兵「はい・・・どうぞ、くれぐれも騒ぎは起こさないようにお願いします」
袁紹「ええ。失礼しますわ」
コラヤメルノジャ カズトサマアマリイジメチャダメデスヨ
イジメテルワケジャナインダガナ・・・センカマワリコメ
ワカッター カズトオニイチャン
袁紹「失礼しますわ・・・あ、貴方様は・・・・」
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そろそろ呉に参加します